ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

ヤングジャンプ連載漫画「うらたろう」第49話感想

ほんと中山先生は。かなりのグロだがいつだったか描いてた読切も思い出す。

所謂「よもつへぐい」という奴か。
世界各国の神話で見られる類型。日本神話のイザナミもそうだけどギリシャ神話とかにもあったよね。

結果、蘇ったちよはうじやらなんやらにたかられた状態での復活。見開きで魅せられると中々につらい。複数の意味で。集合恐怖症って訳でもないが……
蛆のたかる死体は生と死のコントラストが際立つグロテスクな象徴とでも言えよう。六代が逃げ出したのもわからん話でもない。まあいきなり逃げられてもお前何だったのって話なんだが。何だったの?


それを躊躇なくハグするうらたろう。
愛は生死をも超える。中山先生の作品の一貫したテーマだと言える。
つーかトラウマイスタでもねじまきカギューでもヒロイン(カギューのヒロインはカモとする)死んでるしな……

で、こっからどうするのさ?
まあ鬼共が出てくるのか。鬼からしたらこういう状態でも関係なさそうだし?妖怪の王はどうなのか知らんが。

無理くり最終展開に突っ込んでいってる感があるが、まだ天皇とかの登場はあきらめてない。来週も注目。

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  1. 2017/09/22(金) 07:44:43|
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ヤングジャンプ連載漫画「うらたろう」第48話感想

相当展開ぶっ飛ばしてる感がある。

つーかいきなりカラーヤバいな。普通にビビった。


うらたろうの、人間のエゴが強く表れた回。
そうそう世界がどうしただのっていう話は一介の人間にはどうでもいい話になる場合も多いよね。

まあ鎌倉幕府は北条家がいればなんとかなったから……
義経はまだ生きてそうだしね?
というか天皇たちは何してるのやら……


しかしもがり、中々に雑というか、何影響されとんねんって話。まあ最初からチョロインだったが。
己が心のままに生きられることがどれほど素晴らしいことか。


というかうらたろうと六代。恋人とのデートかよ。今来たとこじゃねーよそもそも今来たとこでは確実にねーだろ。笑った。
しかしいきなりちよ合体したあげく六代は死体として持って帰ろうとしてるのに魂まで帰ってきたて。展開が巻きすぎてるというか。


展開のギリギリさ、打ち切りが決まってるのかどうかというメタレベルでのハラハラ感。
確かにそこにこそある緊張感もある。ここからどう持ってくるか。期待して注目である。

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  1. 2017/09/15(金) 05:09:16|
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ヤングジャンプ連載漫画「うらたろう」第47話感想

まあ、流石に本気でちよの頭をつぶすのはナンセンス。そこからミスリードだと気づけたか。

話としては確かに熊童子は鎌倉にて弁慶に化け情報を集めていた。そこにちよの首を持ったうらたろうが来たから正体を現して奪おうとした。が、うらたろうの様子を見て想うところがあり「生き返らせ」た。が、その気まぐれと油断により熊童子は敗北した、といったところか。

漫画界の松永久秀と称される(私が勝手に称した)中山先生の信用の無さだからこそ成立したトリックとでも言おうか。
ヒロイン爆殺、主人公心中END、天皇首ちょんぱは漫画界天下の三悪行と言って間違いあるまい。

実力で言えば熊童子がはるかに上。しかしそういったパワーバランスで勝負が決まる漫画ではない。
幾らでも頓死や実力差を覆す展開はありうる。


角が生えたのはなるほど「温羅」、という話?
ここにきて桃太郎の話と。酒呑童子ども鬼が島に住んでたよなぁ。


で、残りの鬼、平六代に返り討ち?本命はまだか?六代、相当なことになってるなあ。
もがりはどういう役割を果たすのか。頼朝は顧みられずに終わるのか。その他色々な連中の伏線はぶっとばして連載終了と向かうのか。
犬とか義経とか安徳天皇とか教経とかなにしてるんかね。最後の方で一気に出てきたりするのか。

メタ的な不安要素があるからこその緊張感。
ミステリー小説読んでて、あと数十ページしかないのに真相も何もわからない時と同じ謎の焦燥感があるよね。
どうすんだコレ、どうなんだコレ、そういうギリギリの作品にこそある輝き。

やはり中山先生だなあと再認識。来週にも大期待。

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  1. 2017/09/08(金) 01:57:49|
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逆柱いみり「ノドの迷路」。読んだので感想

逆柱いみり - Wikipedia

いみり先生がいつの間にか新刊出してて、そういえばこの人の本の感想記事書いてないなと思ったので書く。

所謂ガロ系の作家で、実際月刊ガロにも載せていた作家である。
今はアックスで連載してるんだっけ。まあガロみたいなもんである。

作風としては非常に心象的なもので、panpanya先生に似ているだろうか?まあpanpanya先生の作品を評するときにも同じこと書いた気がするが。
とはいえ違いは歴然とある。どちらも夢の中で歩き続けるような作風だが、panpanya先生のは昼寝でもした時に見るような現実と混じりあった夢のようであるのにたいし、いみり先生のは高熱を出した時に見る、延々と続く悪夢に近い。
どちらがどうという話でもなく、それぞれの味がある。

で、ノドの迷路。まあこのタイトル自体は超序盤に解決されるあまり意味に乏しいタイトルだが、思えばいみり先生の漫画と言えば入り組んだ立体迷路の描写である。
これ絶対道覚えられないだろうという迷路をズンズン進んでいく、迷子の恐怖。その中で寄り道をしまくりながら目的があるのかないのかわからないまま進んでいく。
精微な背景描写もあり、様々な感情が喚起される。

ストーリー自体は、
学校で勉強している少年のノドに大量の虫が寄生していることがわかる。友達が保健室に連れて行って手術させたがどうにもやぶ医者で少年は怪人になってしまう。友達はまともな医者を探しに怪人と連れ添っていく。
といった具合だが、基本的にまともな科学法則の類もなく、時代考証も何もかもカオスである。

保健室に行くエレベーターが謎の怪物であったり、猫をイケメンに改造している医者がいれば、アワビのような甲羅を持ったナメクジを格安で売る大男などもいる。創業百年の石材店の階段箪笥で怪人化を治療したり、いきなり謎のテレビ番組が始まったりする。

好きなシーンは怪人をもてなそうと老人がテレビのチャンネルを回すシーン。
国会中継やゴルフをつまらんと言って、エジプトのファラオが映って、外人の時代劇と評するところが何とも言えない感覚。なるほど言い得て妙な表現ともいえよう。老人ならそういう感覚かもしれぬ、


恐らくいみり先生の作品に重要なテーマなどない。作者の主張など微塵も感じられない。
ただ奇妙奇天烈な世界を眺め楽しむ。そういった漫画である。
初見の人は不気味だと感じるだろうし実際不気味なのだが、それがいいのだ。
ただ絵で魅せる?むしろ作風?ともかく様々な感情を産む良質な娯楽作品である。

結構遅筆な人だから次回作は2、3年後くらいかな?なんにせよこれからも期待したい。

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  1. 2017/09/03(日) 14:29:26|
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ヤングジャンプ連載漫画「うらたろう」第46話感想

出た。中山先生の本領発揮?!話の展開をぶっ潰す、メタ的にもこれ大丈夫かというギリギリさよ。

もう何が凄いかって、ちよの遺体とか、鎌倉とか頼朝とか、そもそももがりとか、第二部の展開全てを打ち捨てて不条理のインパクトを持ってきたわけだ。
ありきたりなストーリー展開などするものかと言わんばかりのやり口。打ち切り喰らったんじゃないかという感じの。まあ前にもこんな展開だったが……


遺体を集めといて潰すというのも中々。
うらたろう、やっぱ無理してたのね。それを否定する熊童子。生きるという事はどういうことなのか。
鬼人。角が生えた。ふむ。その辺に熊童子のやってることの意味があると?絶望云々の話かね。



このまま全ての展開を置き去りにしてクライマックスに向かうのか。
それともなにかまだあるのか。
来週には大注目。ほんと流石としか言いようがない。良くも悪くも?まあ俺は大好物だ。

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  1. 2017/08/31(木) 23:41:25|
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