ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

東方茨歌仙 第十話 帚木の別天地 感想・考察・その他の確認等

東方茨歌仙 Wild and horned hermit. 第10話「帚木の別天地」の感想や考察など。
第一話「片腕有角の仙人」感想
第二話「意図的に捨てられた技術と地獄」感想
第三話「罪人の金鉱床」感想
第四話「信仰の人工湖」感想
第五話「仙人の本分」感想
↑ここまで単行本一巻に収録
第六話 「雷の持つ見えない毒」感想
第七話 「本物の福の神」感想
第八話 「狐の奸計」感想
第九話 「新旧の妖怪」感想

単行本第一巻の雑誌収録してないところとかの感想。
単行本第一巻の総合的感想・考察



 あらすじから。今回は魔理沙メイン回。

 表紙。カラーで大鷲と華扇。大鷲は本当に大きい。
 単行本2巻が3月27日に発売決定!!らしい。

 カラーで華扇が華扇の屋敷前でウロウロしている。
 使いに行かせた大鷲の帰りを待っていたようだ。大鷲(久米)は年のせいで憔悴しきっている。

 華扇は若い大鷲、竿打(かんだ)を跡継ぎにしたいが、華扇に呼ばれただけでビクつき、火鉢で人間のように温まるこの鷲はお使いも出来ず買うものも間違う。前に出てきた河童ぬいぐるみが袋の中に入っている。
 華扇に小言を言われて窓から逃げ出す竿打だが、若い大鷲は竿打くらいしかいない。

 華扇の屋敷には濃霧に加え方術で隠され正路を通らなければ辿りつけない。
 華扇は竿打に訓練する事にした。

 華扇の屋敷近くの大ケヤキを目印にしろという華扇だが、季節は例によって発売時期と同じく冬。落葉していてわかりにくいと竿打は華扇に伝える。
 華扇は左手から光の玉(光弾?)を大ケヤキに付けて目立たせる。


 博麗神社。竿打の訓練が終わり、久しぶりに神社へ来た華扇。魔理沙が興奮している。お宝の予感、らしい。
 お宝とは蓬莱の玉の木。蓬莱の玉の枝の全体版である。玉とは宝石の事、金のなる木だと興奮している。
 華扇は霊夢に興味は無いのかと聞くが霊夢「私は見た事があるもん 盆栽の奴とか」。小説儚月抄で輝夜が育てていた本来月の都にしか存在しない植物「優曇華」の事か。地上の穢れによって美しい七色の玉が実るとか。あと弾幕にもあったけど。

 蓬莱の玉の木は山の中腹で見つかった。濃い霧の中で光を放つ大木。
 華扇は大ケヤキの事と気づき急いで帰る。

 目印があってこそ竿打は正路が覚えてきた。
 見つかっても違和感無く目立つ目印として濃い霧を利用し、大きな光の玉をケヤキの背後に置きブロッケン現象を作り出した。幻想郷なら妖怪ですむ話となる。


 数日後、博麗神社。七輪で餅を焼き食べる霊夢と魔理沙。磯辺焼き。餅を食べる霊夢がかわいい。
 魔理沙によると蓬莱の玉の木は里の人間の見間違いと言う事に落ち着いたらしい。しかしケヤキの影が霧に映っているのを見た人がいるとか。
 魔理沙は何か考えている。


 旅ルックの魔理沙。今回の噂をまとめて「帚木伝説」だと推定した。
 蓬莱の玉の木と同じくレアらしい。
 雪が降る中、山で帚木を探す魔理沙。途中でキノコとってたり。
 しばらくして吹雪いてきた。

 にこやかな顔で「遭難したぜ!」と言い放つ魔理沙。濃霧に加えて吹雪。視界が悪くて飛んで帰ることも出来ない。
 「山を舐めちゃいかん」

 仰向きに寝転んでいた魔理沙は奇妙な動きで飛ぶ荷物を抱えた大鷲を発見。面白そうだと立ち上がり帚木探しを中断して大鷲を追う事に。

 全然先に進まない大鷲に苛立つ魔理沙。追い続けて力尽きた魔理沙が倒れる。そこは生物豊かで暖かい場所。華扇の屋敷に到着した。どうやらこの屋敷の周りだけ暖かいらしい。
 驚く華扇。

 魔理沙はマジで死ぬかと思ったとか。
 大鷲を追う事で正路を行く事ができた。
 魔理沙「お前の家だとは驚いたぜ ここだけ過酷な吹雪とは無縁みたいだしまるで別天地だな! 最初は死んで天国に来たと思ったぜ 私は地獄とは無縁だからな」
 ドキッっとする華扇。「地獄」と言う単語か。

 何故吹雪なのに入山したのかという華扇の問いに対して魔理沙は帚木伝説を追ってきたという。
 帚木とは遠くからは見えるが近づくと見えなくなるという伝説の木。魔理沙曰く「きっと価値がある」。
 長野県の園原にあったといわれる大木。長野ローカル。幻想郷も一応長野県な感じだよね。

 華扇は自分の仕業だとバレないように誤魔化して暗くなるまでに送る事に。
 伝説通りなら見えなくなる木をどう見つけるつもりだったのかと聞かれると、魔理沙は失念していたと正直に答える。

 更に数日後、博麗神社。
 華扇の屋敷に言ってきたことを霊夢に話す魔理沙。
 魔理沙は楽園みたいだったというが霊夢は修行の悪夢しか思い出せない。

 魔理沙「今度は何かめぼしい物を借りに行くぜ!」
 呆れる霊夢。
 その場に登場していないし、どういう状況かわからない華扇「定期的に正路(パスワード)を変えないといけないね!」

 vol.11へ続く



 あらすじ終わり。今回は割と短い?そうでもないか。
 登場キャラ紹介。登場順。

 茨華仙(茨木華扇)
 表紙から登場。コート着てたり。この漫画の主人公?鬼っぽい仙人。

 今回はペットブリーダーとしての実力を見せ付ける。ムツゴロウさんみたいだ。麻雀うまいのかな?中国風だしうまい気もする。
 彼女の屋敷中心に物語が進むのは珍しい展開。そろそろ華扇の秘密が暴かれていくか?
 大鷲が衰えるまで飼っていた。幻想郷に来たのはそれほど最近ではないらしい?仙人になったのはいつ?

 地獄と言う単語に反応?つまり一時は地獄にいたということ。地獄の鬼。
 一時は封印されている形だったが、地霊殿の一件から結構緩和されたイメージなんだけど。地霊殿の件しらねえなこりゃ。金鉱床の話もこの辺の無知が関係するのかも。

 光の玉を木に留まらせたりといった芸当。まあ弾幕ゲーだし光弾くらい幾らでも出せるのか知らんけど、包帯巻きの右手ではなく左手から出した事には注目。右手では出来ないのかたまたまなのか「左手の」能力なのか。

 結構間抜けたところがあるが、自分の失敗は他人に隠す癖がある?鬼なのにそういうのいいんかね?嘘じゃなかったらいいのか?
 とはいえ基本善人に見える。大悪党云々はどういう意味だったのか。
 神社に来るのが楽しみになっているようだが。

 今月の名台詞
 「定期的に正路(パスワード)を変えないといけないね!」
 イマイチどういう状況で言ったのか、そもそも言ったのかさえ謎だが最後のページの台詞。泥棒に目を付けられたら破滅だ。


 久米(大鷲)
 老いた大鷲。

 一応久米と竿打以外にも大鷲はいるようだが、後継ぎとはどういうことだろう?お使いの後継ぎ?他にもなにかさせてるのかな?


 竿打(大鷲)
 若い大鷲。
 
 というか、買い物袋と思われるものに河童ぬいぐるみ入ってるんだけど、これは久米が買ってきたものか竿打が昔飼ってきたものなのか?畜生なので最初にゼーゼー息しながら帰ってくる鷲が久米か竿打かすら曖昧だ。文脈的に久米だと思うけど。
 魔理沙につけられた。泥棒を家に呼び寄せるとは。


 霧雨魔理沙
 普通の魔法使い。今回は帚木伝説の謎を追う。で、遭難して力尽きる。
 今回はあまり帽子を被っていない。しょっちゅう服装が変わる。流石女性作家が作画しているだけはある?
 今月の主役?東方シリーズの副主人公。

 蓬莱の玉の枝は輝夜に見せてもらってないようだ。
 山に入るときは割と伝統的なスタイル。フリル付いた服しか持ってない訳じゃないのね。かんじきらしき物も履いてたり。結構かわいい。

 雪山で遭難。マジで死に掛けた。異変ではマジでは死に掛けないのかな?死に掛けを楽しむ心が大切なのか?

 好奇心で帚木伝説を追ったり大鷲を追ったり。好奇心旺盛なんだよね。
 そのものが目的というよりもそれを探す行為自体が目的というか。だから無茶な事もする。

 魔理沙が言う「借りる」は盗むと同義。
 パスワード変えるのはいいけど覚えられるのかな?

 今月の名台詞
 「遭難したぜ!」
 にこやかに言う台詞ではない。山を舐めちゃいかん。特に雪山は。


 博麗霊夢
 博麗神社の巫女さん。東方の主人公。今回特に何もしない。

 修行は悪い思い出らしい。石抱きが何の修行になるんだろうか?拷問じゃないか。
 餅は食いまくる。かわいい。

 今月の名台詞
 「私は見た事があるもん 盆栽の奴とか」
 事実でも、だからこそ胡散臭い事もある。



 キャラ登場は今回少ない。久米と竿打は第9回東方シリーズ人気投票の投票枠に入るのだろうか?大鷲が既にあるけど。絵で区別が付かない。

 全体の感想。考察と被らないように。
 全体的にかわいい感じ。魔理沙は乙女だからね。華扇も間抜けだったり。霊夢はクールだよね。

 基本何か変なことがあれば何かの妖怪に関連付けられる幻想郷。

 笑いながら遭難したといえる魔理沙の胆力。やはり魔法使いでも雪山で遭難すると死ぬらしい。
 興味がすぐ移る魔理沙。楽しければ何でもいいのだろう。
 基本的に魔理沙は茨歌仙では何もしないのだが、例外的に華扇の家を見つけるという快挙。その代り霊夢が何もしていない。

 大鷲と言うと指輪物語思い出すなあ。マンウェの眷属だっけ?

 今回は主要キャラ達の深い掘り下げが主目的か?華扇もそうだが魔理沙も素晴らしい躍動感。
 これまで茨歌仙を読んできたファンにこそ楽しい回だったか。
 華扇の謎にさらに迫る展開に期待。あとまだ漫画に出てないキャラとかも期待。再登場は嬉しいよね。東方キャラは基本成長も変化もしないんだけど、だからこそ最初の設定には拘る。沢山のキャラの会話が見たい。



 ここから全体の確認と考察。

 タイトル「帚木の別天地」。これは華扇の屋敷周辺の事を指しているのだろう。
 魔理沙が帚木と勘違いしたケヤキが立つ地、帚木を目指して赴いた先の天国のような別天地。

 大鷲まじででかいな。こんなでかくて飛べるのか?
 翼竜もあんなでかくてよく飛べるなって感じだけれども。

 大鷲が衰える。妖怪は老けないから妖怪じゃないのか?それとも妖怪が擦り切れるほどの長い年月を生きた大鷲?

 十牛図の八個目がまたある。やはり禅宗系の仙人?青娥とかあの辺は普通に道教系らしいんだけれども。

 竿打は一応野生の大鷲。ペットなのに野生とはこれいかに。放し飼い?それとも野生生物みんな家族とでもいうつもりか。

 河童ぬいぐるみってどこで買ったんだ?人里?河童から?神社からじゃあ無さそうだし人里か。
 というか鷲が人の店で物買えるのか?身振り手振りで何とかなるのかな?

 華扇の屋敷は方術で里から隠しているとか。方術って何よ?他の魔術とどう違うのよ?仙人としての力だというのはわかるが。小町は暇つぶしに来てたけど、死神ならいけるものなのか?距離を操る能力でどうにかしたのか?

 ケヤキを前に「これでよし」という華扇。植えた?育てた?

 霊夢は蓬莱の玉の木の盆栽を見たことがある。恐らく永遠亭の輝夜のものだろうが、なんか入る用事でもあったっけ? 

 華扇は誤魔化す鬼。嘘はつかなくても誤魔化すのはいいのか?そういう卑怯なところが大罪人と自嘲したところか。

 磯辺焼き。海苔どっから仕入れてきた?海ねえんだろ?擬似的な海水プールでも作って養殖でもしたのか、外の世界から流出したものか。

 火鉢。トウモロコシの時のガスコンロは早苗さんの私物?ということは守矢神社には現代文明由来の機械が沢山ありそう。ネットとかは繋がりそうに無いが。
 それとも香霖堂由来?外の世界との関わりも重要なテーマ。
 その内、外の世界と大きく繋がった話が出るかも。その時は東方の転換点になるだろうが。

 魔理沙にとって価値観は珍しいか否か。蓬莱の玉の木と帚木が同レベルで語られる。魔法的見地からはそれでいいのか。

 帚木。古今和歌集や源氏物語でも引用される由緒正しき怪現象。怪現象もまた妖怪に?

 今回はエネルギーというテーマも信仰というテーマも関係なし。
 ただしお金には関係があるか?魔理沙の場合お金目当てと言うより好奇心だが。
 しかし魔理沙は泥棒だし、その辺が欲というテーマで結びつくのかも。

 どうでもいいけど最後の華扇のコマなんなんだ?意味的に実際どうなってるんだ?オチとはわかるが。
 そこにいるわけではないだろうし……
 盗聴してたりして。




 華扇のプライベートが徐々に明らかに。
 やはり華扇の正体がばれるときが茨歌仙の終結だろうか?鬼とばれたからといってどうなるとも思えないが。
 地霊殿キャラとの係わり合いは最後のほうになるということか?
 なら来週あたりは神霊廟か星蓮船キャラに期待。
 キャラの再登場とそのキャラの他キャラとの関係こそ求められているのではなかろうか?
 東方はキャラありき。そこをいかに描写するかが東方という作品そのものなのだ。
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テーマ:東方 - ジャンル:サブカル

  1. 2012/01/26(木) 02:36:33|
  2. 東方
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