ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

将棋・囲碁・麻雀の「タイトル」のネーミング

参考
Wikipedia 棋戦 (将棋)
Wikipedia 棋戦 (囲碁)
麻雀タイトルホルダー 一覧表

タイトル。Wikipediaの曖昧さ回避ページによると、

引用
タイトル (title)
題名のこと。題名を補うために付けられる文言のことを副題またはサブタイトルという。
字幕のこと。テレビや映画などの映像の画面内に表示される文字の総称。字幕の一種のサブタイトルは日本語字幕参照。
DVD-VideoやDVD-VRにおける、収録される映像の区切りの一つ。その中でさらに細分化した区切りはチャプターと呼ばれる。
爵位や学位、職位などの称号。
競技における、称号または表彰。選手権など、競技によって多様な種類がある。 プロ将棋界においては、特定棋戦で、挑戦者を待ち受ける座に就いていること。アマチュア将棋界においては、主要なアマチュア棋戦で優勝していること。
プロ囲碁界においては、七大タイトル戦で、挑戦者を待ち受ける座に就いていること。挑戦手合制も参照。
スポーツなどで、特定の部門での表彰。プロ野球のタイトル・サッカーのタイトル・競馬のタイトル・ゴルフのタイトル・競輪のタイトル・競艇のタイトル・ボクシングのタイトルを参照。

ストレイテナーのアルバム。→TITLE (アルバム)

ここでは競技における称号または表彰、の事を指す。

将棋、囲碁、麻雀。古くから伝わるゲーム、そこで何かしらの頂点に立ったものに与えられるのがタイトルである。
リーグやらトーナメントやらを勝ちあがった、強者の中の強者。
挑戦する事さえ難しい、実力を表す一つの尺度である。


タイトルとは名前である。
それは何かしらの「一位」を表したものとなる。
しかし、一番が何個もあっていいのか?それを成り立たせるために色々創意工夫がなされている。
それを見ていくのも面白いだろう。
過去あったが今なくなっているものも書く。マイナーなのも。タイトルじゃないがそれっぽいのも一応。その辺は結構適当なのでご容赦。

そして、最後に個人的なネーミングセンスのランキングも作ってみよう。


ではスタート。
まず将棋から
将棋は日本でしか流行っておらず、団体も分裂してないので捗る。

竜王
竜の王。仏教では蛇の神、ナーガを指す。最強の代名詞の竜の更に王。二乗の最強という訳だ。
将棋の駒で竜王は最も強い。タイトルの名前としてわかりやすい。

名人
名人は茶碗や茶入れ、壷などの名物から派生した言葉らしい。歴史がある。
更に他のタイトルと比較すると独特の雰囲気を持つ。別格扱いもわかる。

王位
王の位。非常に単純で物足りない。

王座
王の座。少し捻ったがそれほどでもない。

棋王
将「棋」の王。これもそのまま。

王将
王たる将軍。王の上が存在する日本ならでは?
竜王が将棋の最強の駒ならば、王将は将棋において最も重要な駒である。中々良く出来ている。賞金安いけど。

棋聖
これも歴史ある言葉。将棋の聖人。
聖人と王。どちらが上なのだろうか。王というのは俗で、単純すぎる気はする。こっちのほうが面白い。

九段
昔は八段までだったのよ。で、それを超えるという意味で九段。

十段
九段を越えるという意味で十段。段級位制をこえたタイトルというのは魅力ではあるが…
塚田正夫とか八段で、タイトルとして永世九段で、名誉十段というややこしい立場になっている。

「銀河戦」
タイトルではないけれど、楽しげな雰囲気。

「新人王戦」
新人の王を決める戦い。

「達人戦」
こちらは達人達の戦いと言うニュアンス。

「名将戦」
名のある将。別になんともおもわない。

「若獅子戦」
若い獅子。獅子=ライオンと考えるのは少し違うかな?まあちょっと捻っててよし。

「近将カップ」
近い将ってなんだというと、単純に近代麻雀って言う雑誌の杯ってだけの話。

「若駒戦」
駒は馬の駒と将棋の駒を掛けている。まあまあ面白い。

女王
女の王。単純だが語感が良くわかりやすい。男王とか言わないし、ただ王じゃ語感が悪いもんね。

女流~
女流名人とかね。もっと工夫して独自性を出して欲しいところだが、一般向けにわかりにくくなるのかも。

倉敷藤花
地名+花だが、何とはなしに聞こえが良い。

(名誉NHK杯)
羽生二冠が後一回とればこれ取れるんだってさ。トーナメント方式なのに良くやる。
こういう会社名入ってるのはかっこよくないので基本的に無視していく。


囲碁
囲碁は世界中で人気でタイトルが多い。団体も日本と関西で別れているがタイトルは同じなのが救い。

日本
将棋と同じようなそれっぽいのが多い。

棋聖
囲碁も棋戦とかいうもんね。碁聖と字面がややこしい。

名人
将棋と同じ。やはり歴史の重みは違う。

本因坊
本因坊は囲碁の大家。実力制となる前の名人を何人も出している。
つまり本因坊は名人とほぼ同義になる訳だが、囲碁の、と言う前提がつくのと少し捻った感じがかなり良い。

天元
天の元、元素。囲碁では碁盤の中心点を指す。囲碁らしさにあふれ字面も美しく独自性がある。

王座
王の座。将棋にもあったね。

十段
段級位制を超えるという意味。将棋と違いこちらは現役のタイトル。

碁聖
囲碁の聖人。棋聖と似てるけどこっちのほうがそれらしい。

(名誉NHK杯)
NHK杯は囲碁にもある。

竜星
将棋の銀河戦と対になるが、こちらは竜星って名乗っていいらしい。

「若鯉戦」
何で鯉なんだ?

「新人王戦」
そのままである。まあいいけど。

王冠
王の冠。冠は古代において位を表した。つまり王位とそう変わらないが、こちらのほうが面白い感じもする。

「鳳凰杯」
プロアマチュア国籍問わないとか。
鳳凰は鳥の中では最高の存在と言う感じもするが、それほど良いネーミングとも思えない。


韓国
結構日本のと違う。日本のとかぶってるのは除いてある。

国手
国を代表する指し手という意味。中華圏の匂いがする言葉。

王中王
王の中の王。わかりやすいが、他のタイトルの権威を傷つけそう。

バドゥク王
なにこれ?

「マキシムコーヒー杯入神連勝最強戦」
入神というのは囲碁において最高の段階らしいけど、他にゴチャゴチャついてるのが良くない。

覇王
覇を唱える王。王中王と若干被ってる気もしなくも無い。

最高位
最高の位。ここまでわかりやすいと逆に面白い。

王位
うむ。日本の囲碁界はなかったね。

最強者
更にここまでわかりやすいと逆に面白くなくなる。

国棋
国を代表する囲碁棋士。それなりに良い感じもする。

帝王
帝とは最高の存在と言う事。最高君主、皇帝という意味。ここまで来ると囲碁の意味と言う感じがせず、大袈裟な感もあるが、まあ無くは無い。

大王
偉大な王。王を越えるぐらいじゃないといかんのかね。

倍達王
え?

「新王戦」
新人王と同じようなもんか。


中国
というか、中国あたりはタイトルって概念が違うのかも。

棋王戦
うん。日本にも韓国にもなかったな。

「衢州・爛柯杯中国囲棋冠軍戦」
冠軍。ふむ。

「新秀菊花杯」
中々字面は良い。

「百霊杯戦」
なにやら良くわからないが楽しげ。

「西南王戦」
歴史的人物の事らしい。

台湾
もう被ってないのが少ない。

「棋霊王杯戦」
なんか大袈裟な感じがする。霊?

「魔戒杯戦」
なんか中二っぽいけどどういう意味なんだろ?


麻雀
日本の麻雀のタイトルだけにしてるけど、プロ団体多すぎて死ぬほど多い。統一しろよ。まあローカルルールとか多すぎて無理なのか知らんけど。

最高位
囲碁にもあったね。まあわかりやすくて独特感があって良い。

發王
「りゅうおう」って読むらしい。何でそう読むか知らんけど、将棋の竜王戦とかと掛けてるのかな?
麻雀牌にも發はある。同じ三元牌の中や白じゃ仕方ないからかな?まあ独特感は当然ある。

鳳凰位
四聖獣と言うのを考えると、東西南北のある麻雀にはより相応しいのかも。

十段位
段級位を超えるという意味だが、麻雀の段ってねえ、どうも。

チャンピオンズリーグ
グランプリ
こういう横文字系はセンスが無い。

新人王
どこにでもある。

女流桜花
桜花というのはたしかに女性っぽい。女流ってつける意味無さそうだけど。

プロクィーン
プロの女王。プロってつける意味が薄い。

王位
はい。

雀王
麻雀の王。雀って付く物少ないから

雀竜位
何が竜なんだ?まあ中国を起源としたゲームで、中国といったら竜だけども。

将王
何が将?まあ将軍と言うだけか。

将星
星?まあ星を見るということは運勢を占う事。運が重要な麻雀には大きな意味があるのかも。

(エイトワンカップ)八翔位
翔は麻雀用語。独特性はある。

名翔位
だからといってなんでも翔でいいとは思わないが。

(昇級者スプリント)翔龍
うむ。

愛翔位
ああ。

棋聖
ややこしい。麻雀打ってるやつが聖人とはとても思えない。

ダービー優駿杯
ふむ。まあいいや。

(王貞治杯 春節競技会)
春節というのは字面がいいな。

八将戦
あんまり数字を使うのはタイトルっぽくない。

五龍杯
同上。

仙杜杯
仙人の社?不思議な感じはする。仙人がやるゲームならば麻雀と言うのも面白いかも。

クラウン
王冠。うむ。

モンド21名人戦
名人。いやまあいいけどね。

未来戦士21杯
はい?逝ってるな何か。

最強戦
さいきょー。わかりやすすぎ。まあこれはこれでいいか。

夕刊フジ杯麻雀女王
麻雀女王。単純に繋ぐのもこの場合アリだろう。

野口賞
なんか麻雀における偉人らしい。

日本無双位
国士無双という役満辺りから派生しているのだろうか。

学生名人
学生の名人。将棋とかと違って小学生からやるもんでも無いという文化が見え隠れする。

東日本学生名人
狭くね?

天王
天の王。天的な王。つまり王の中でも凄い、王を越えるということ。まあいいだろう。

名人
複数の団体で名人名人いうのも格が下がる。

全国牌将位
牌将。良くある漢字の組み合わせだが中々独自的である。

雀将戦
そのままの意味かと思いきや、この将はなんと将棋の将。麻雀のプロと将棋のプロの交流戦である。麻雀で戦う。
将棋のプロは麻雀も得意なのが多い。まあ独特なやり方だったりするらしいが。他人の邪魔ばっかするとか。
ちなみに第一回は将棋のプロが勝利してる。

雀魔王
オチ。何が魔王なんだよ。語感の悪さが逆に面白い。
畑正憲、ムツゴロウが始めたとか言われる徹夜麻雀のタイトル。半荘40回だとか50回だとか。
ちなみにムツゴロウさん、10日寝ずに麻雀したことがあるとか。ホンマかいな。
第一回と第二回はムツゴロウさんがタイトル持っている。まあムツゴロウ王国内のログハウスでやってたから、ホームで地の利があったからかもだけど。



色々あって中々面白い。
やはりこういう短いフレーズにもネーミングセンスと言うのは宿るのだ。
ここで一位から十位まで個人的ランキングを書いて終わろう。

十位 倉敷藤花
何か想像させるものがあって良い。

九位 全国牌将位
角ばった漢字の連なりの雰囲気が良い。

八位 竜王
歴史は浅いのに十分わかりやすい。

七位 国手
国と言う単位を使うのが示唆的で良い。

六位 天元
囲碁独特感が上手く出ていて良い。

五位 最高位
わかりやすさと格調が高いレベルでバランスを保っている。

四位 雀魔王
下品なまでの異様さはそのタイトルの本質にマッチしている。

三位 名人
歴史格調衆知。神格化さえされる。

二位 本因坊
よい婉曲さ。囲碁の歴史を想い起こさせる。

一位 十段
段級位制は形骸化すれど、十段はそれを超える。理によってわかりやすい。



やはり、どんな言葉でも継続して使い続ける事で現れる品と言うものもあるのだろう。
急に変えるよりも長く続けて歴史を作る事の意味を考えさせる。

継続は力なり。時は全てを変容させる。
ただ二、三文字の言葉でも例外ではない。
二、三文字の言葉といって疎かにしてもいけない。

始めが肝心ではあるものの、終わり良ければ全て良し、なのだ。
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テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2011/12/12(月) 01:19:37|
  2. 雑学
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