ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

どの国の領土でも無い土地「ビル・タウィール」

領土。それは国家にとって換えがたい財産である。
国家の三要素のひとつであり、これを巡って地球上のあちこちで戦争が起こる。
それ故、先占という形で地球上の土地のほとんどは国家によって領有権が主張されている。

「ほとんど」、つまり例外も無くは無い。

その例外の1つが、アフリカ大陸のエジプトとスーダンの国境地帯にある「ビル・タウィール」である。
このようないずれの国家によっても領有権を主張されない土地を無主地という。

直線の境界線(=国境)のみで形成されている土地で、砂漠地帯となっている。

何故無主地となっているのか。
それは、イギリスの植民地支配の歴史に密接に関係する。
詳しくはWikipediaでも見てもらえばわかるが(まあ見ればこの記事読まないでいいような気もするが)、境界線を引きなおした結果、より重要で大きいハラーイブ・トライアングルを所有する根拠が後のエジプト、スーダン両国にできる形となり、それぞれの根拠ではビル・タウィールは含まない事になるという話だ。

加えて、エジプトとスーダンに囲まれた位置関係にあるため第三国が領有権を主張する根拠も無い。


こういった具合でビル・タウィールは無主地になった。
逆に言うとこうでもしないといずれかの国が領有権を主張するという事だ。
領土を引き換えにしなければ領土は得られない。
それほどにまで重要なものなのだ。

あるいは、国家という概念がそれを要求しているのか。
国は自らの利益を考えて動く生物の如き存在となっている。
三大要素である国土が無くては生きていけない。
複雑さが高じて妖怪変化。意識が生まれ何を望むか。
我々はそれをコントロールできるのだろうか。
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テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2011/04/28(木) 22:36:09|
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