ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

1月に買った本の感想と2月に買う予定の本の紹介

12月~1月のはこちら。
1月の買う予定の本全部買ったので。予定外の本は知らない。まあ新刊のみってことで。
基本漫画とラノベ。新刊でそうじゃないの買う習慣ないし。
買った分の紹介は紹介したくなった奴だけ紹介するっていつも書いてるんだけど、まあ今回は結果的に全部書くよ。

ではスタート。
1/20
秋田書店 フランケン・ふらん 6 木々津 克久
秋田書店 森のテグー 2(完) 施川 ユウキ
秋田書店組。
ふらん。グロいのはいつもどおり。私は基本的にグロいのは好きな方だが。ねこぢるレベルはちょっと来るけど。まああれはグロとは微妙に違うか。
今回もディズニーっぽい何かとかふらんの世紀末的姉登場、クラゲを悪魔祓いしたりロリに脳移植・・・等々と全開盛り沢山。
かなり先駆的な話やら奇妙で不思議な話やら、漫画という媒体をフルに活用している作品だと思う。
世間の常識に決闘を仕掛けるような内容ばかりで読んでるこちらがハラハラする。
そういう、啓蒙的な一面もありながらキャラクターも超一流といってよいだろう。
今回出てきたふらんの姉、ガブリールもぶっ飛んだ性格やらぶっ飛んだ能力やら素晴らしい。
外見から設定まで素晴らしい。
深く読み解くような人、浅くパラパラ眺める人、どちらにもおすすめできる作品である。グロが大丈夫ならね。

テグー。日常系不思議ギャグ漫画+動物の森的世界観。
ストーリーのある作品の最後はそのままストーリーの総決算であり、完結であり、連続性がある。
重要ではあるが、特殊特別ではない。
ギャグ漫画、特に日常系ギャグ漫画の最後とはどういった意味合いを持つのだろうか。
森のテグーの主人公は猫の子供のテグーで、動物の森的な擬人化された、人ではないが人と同じような存在である。
副主人公ともいえる人間の子供チポやその他の子供達や、精霊や動物、人間の大人たちとの関わりあいで話が進む。
日常の風景を描き、それのおかしさがギャグとなるわけだが、それと同時にそれらのキャラクターがどんなキャラクターか読者は知っていく。
すなわち、日常によりそのキャラの内容、性格、側面、設定が現れていくことこそが日常漫画のストーリーといえるのではないか。
日常漫画は同じ事をやっているようで少しずつ積み重なり、変化していく。
そして、いつか転機が訪れる。それはメタな視点で見るとテコ入れだったり、新しい章・編の始まりだったりする。
最も重要な「転機」はその作品の終了による物だろう。
作品の終了は「実際に」その作品にとって最も大きな事件であり、作者はその作品、世界観、キャラクター達の運命を決めなくてはならない。
もちろん、その世界観がまだまだ続くという「結末」も一つの選択である。最近ではToLOVEる等が有名か。また同じような物、世界観を同一にした続編を書きやすいし、変化が(決して!)望まれないという類の作品も確かにあるのだ。ストーリー漫画では打ち切りということになるが、ギャグ漫画、日常系漫画では問題はない。
あるいは逆に、その作品世界観全てをぶち壊しにしてしまうというのも面白い。かってに改蔵などの最終回は有名か。中々ストーリー重視の作品ではこうはいかないが、面白い。
定番としては後日談などがあり、これがよく出来ている。日常を繰り返し続けたキャラクターの未来を描くのだ。それまでに積み重ねたキャラクターと照らし合わせ、それらしかったり意外だったり、キャラクターに入れ込んでいるほど面白いのである。もっとも、後日談は他に結末を迎えた上でも追加できるが、後日談だけでも日常漫画の最終回は成り立つというわけだ。
まあ他にも色々と最終回は弄れる。一本一繋ぎのストーリーに拘束されていないので、自由に作れるのだ。あえてかどうか知らないがいつもとなんら変わらない話で終わる物もある。それもまた読者の想像力を掻き立てるし、色々と面白い。
で、最終回は色々あるわけだが、最終回に物語を持ち込むならば伏線をそれより前の回においておく場合もある。
それは、作品全体に散りばめて置く場合もあるし、前の回にのみある場合もある。
日常系の作品の場合、さりげなく、読者に最終回の構想を見破れないほどにしている場合が多いだろう。場合場合場合・・・
学園ものなら、学園という設定自体が卒業、完結への伏線といって良いだろう。
それが枷となって実時間が何年も過ぎても季節が変わらなかったり、サザエさん時空などの現象に陥ったりするのだが。
ともかく日常系漫画にとって、最終回、完結という概念は重要であり、作者達はコレに苦悩している。
ここで話を森のテグーに戻そう。
テグーは割と素直な男の子ぐらいの性格として設定されており、施川ユウキ作品の主人公の通例の如く、傍から見ればつまらない事に悩んだり、楽しんだりする。
チポはクールな女の子で、テグーと仲がよく、チポとテグーの関わるエピソードは多い。
最終話の53話から少し前の46話から明確に伏線が張っているように見える。
それはチポの話であった。主人公ではなく副主人公に重大なスポットを当てているのである。
そして最終回の前の前の回まで、テグーに変化は見られないがチポに変化が見られる。
最終回の前の回、それはチポの(家族の事情による)引越しの回である。
この回ではチポを中心に廻るが、テグーとのエピソードは一番重要である。それまでのキャラクターの積み重ねがうまく発揮され、二人らしくありながら、意外なエピソードである。二人が日常に生きながら「成長」している事を深く実感する。
そしてその回の最後、チポの家にお泊りすることになった子供達。
テグーは、実は引越し先が凄く近所で、みんなズッコケて、また一緒の毎日が始まり、それを数年後思い出したら爆笑だという仮定を重ねた彼らしい事をいう。これは非常にメタな発言である。このような「日常系漫画」の最終回のオチは多い。最終回で盛り上げながらも、変化を否定し、元に日常に戻るという物だ。日常に戻るというのはストーリー作品にもよく見られる「ハッピーエンド」だ。失わず、全て元通りというわけだ。
チポのその言葉に対する返答が「もしそうなら 爆笑ね」。
これまた非常に彼女らしい言葉。クールな返答で、急に「爆笑」のような違和感のある言葉が混ざる。ある意味オウム返しに過ぎないのだが、肯定的な質問に対し否定的な回答を同じ言葉でするという言葉遊び染みたところも彼女らしく施川ユウキらしい。
もしそうなら、つまりそういった可能性を打ち消している。元々その前に青空教室的な場で定型文でそのことを示しているのでもしもクソもなくそういう現実であり、それを強調し、本当の別れであるという印象を強めている。
爆笑ではなく悲しい現実があるというのは日常系ギャグ漫画の「日常」ではなく、ストーリーであるという事だ。
その点で、この作品の終わりが必然であることを説明し、印象深い物としている。
メタな発言をやんわり否定する事で作品に独自の世界があることを読者に共感させるというのか。
最終回はチポのいなくあった後の出来事。テグーや他の子供達は全く変わらないようで、新たなキャラクターもおかしなキャラに見えるが、不思議なシリアスで、テグーの「成長」という可能性を示す。実際に成長のシーンではないが、テグーのその後を想像させる珠玉のアンコール的後日談的最終回だった。

しかし、動物の森的世界観に、擬人化されてない猫が出てきてすごいメタな話があったのは爆笑した。
劣った猫て。

1/21
講談社 ハトのおよめさん 9 ハグキ
相変わらず物凄い面白い。イマイチマイナーなのはなんでだろう。
ギャグ漫画最高峰の面白さ。まあたしかにきっついネタと絵だが。
シュールというかナンセンスというか、妙に偏った作者の趣味やらなんやらやっつけ具合がいい。
全く無意味に迫力がある一コマとかちょっとまともな感性ではできないことを効果的に(自覚的かどうかは知らないが)行っている。
ともかくおすすめしたい作品。まあきっついのはわかるが、常道を越えてこそ見える境地もあるのだ。



ここから2月の。
2/7
ジャイブ ハナコ@ラバトリー 1 秋★枝
原作は上に長々感想書いた「森のテグー」の施川ユウキ。ストーリー漫画らしい。
秋★枝は私としては東方儚月抄の作画担当として知っている。
施川ユウキのストーリー漫画として期待。内容一ミリも知らんけど。

2/8
秋田書店 みつどもえ 11 桜井 のりお
安定したギャグ漫画。キャラクター設定がうまいタイプ。
やはりキャラクター重要。キャラクター無しにギャグ漫画は可能だし、実際やってる場合も多いが、キャラクターは宝である。
強いて言えばぶつ切りで読むと疑問が出てくるとか?キャラクターはギャグよりストーリーよりなのか。


2/10
(角川書店発行/角川グループパブリッシング発売 ファイブスター物語 リブート 1 永野 護 )
狼と香辛料 XVI 太陽の金貨〈下〉 支倉凍砂 文倉十
FSS。なにこれ?リブートって。後で調べるかな。設定集じゃないよね。この動向は知らんかった。リブートって事は・・・ ?
狼と香辛料。本編終了らしい。上巻の謎は、ストーリーはどう完結するのか。電撃文庫でも重要な作品。非常に気になる。期待。


2/18
小学館 オニデレ 9 クリスタルな 洋介
小学館 ハヤテのごとく! 27 畑 健二郎
オニデレはたまに凄く面白い。キャラも良いけど話がたまに凄い面白い。侮ってはいけない。
ハヤテは結構ストーリーがあるギャグマンガだよね。最初にストーリー決めてたような印象。極めて興味深い。


2/25
ゼロの使い魔 20 ヤマグチノボル 兎塚エイジ
徐々に進んでいくストーリー。周辺から浮き彫りにすることで輝く物もある。
砂漠のエルフって言うのも若干珍しい。良質なラノベ。


2/26
(アスキー・メディアワークス発行/角川グループパブリッシング発売 学園キノ 1 電脳桜蛙団 )
(スクウェア・エニックス 黒執事 11 枢 やな )
学園キノ漫画化してたんだ。原作の無茶な所をどれだけ再現しているか期待。
黒執事は全体的にハイクオリティなんだけど、買うかなあ。


2/28
(小学館 ポケットモンスタースペシャル 38 山本 サトシ )
ゲーチス出るなら買う。ゲーチスは結構好きなキャラクター。ポケモン本編のマイナーバージョンでBWの謎解けないかな。


今回はこんな所。凄い眠い。
数は普通だが、買うかどうかわからないものがあるので普通から凶作といった所か。
まあラノベ勢には期待。もっとラノベ買った方が良いかな。ニャル子さんの2巻からアマゾン辺りで買おうかな。
そういえば3DSとかもあるし・・・悩む。悩む事は面白い事である。
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テーマ:読書 - ジャンル:サブカル

  1. 2011/01/22(土) 03:58:18|
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