ネット世代の雑評論

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麻雀ルール改正:麻雀の4と3の話と役の論理性

麻雀、及びカードゲーム、タイルゲームの歴史 個人的メモ
麻雀、ルールや役の妥当性を素人が考えてみる
麻雀のルール改正・統一の話
麻雀、ルール改正・新ルール考察 役関係など
麻雀のルール改正・あるいは拡張の可能性を探る
これまでに書いた麻雀関係の記事。

麻雀熱が高まった時に書く麻雀のルール改正に向けてについての話。今回は東方幻想麻雀が面白かったので。

今の麻雀のルールって不合理だし全然統一されてないし初心者が覚えにくいし、ここはもっとちゃんとしたルールを作った方が良いんじゃないか、という話であり、で、「良い」新麻雀ルールとはなんなのかというのを考えていく形である。
まあ一人でうだうだ考えてたところで何が前進するって話でもないがちょっとした手慰みとでも思っていただければいい。


で、タイトルに書いた「麻雀の4と3」。麻雀には4という数字と3という数字が付いて回る。
麻雀が4人でやるゲーム(三麻はともかく)であり牌は(花牌除き)それぞれ4種類づつありそれで四面子一雀頭を作るのだが、数牌は三種類であり面子の構成は3枚の牌からなるという奇妙さである。
もっと言えば数牌と字牌という風に分ければ4種類であり、数牌はそれぞれ1~9の3の倍数の数だったり風牌は4種類で三元牌は3種類であるという風に4であるものと3であるものが混在している。
それが麻雀というゲームの複雑性を産み出しているともいえる。カンは4であるものを3にする行為である。

例えばこうした前提の上で麻雀の役を考えていくとなるほど数秘術的な関わりとでもいおうか、理を感じるものとそうでないものがある。
今回は麻雀の役の論理性というかそういったところを見ていきたいと思う。
ああ、リーチとかドラとか流し満貫とかそういうのは今回は見ていかない。ドラの変則ルールは多いがやっぱ覚えること負担が少ないからだろうか。理が無茶な役もまた覚えるのに負担がある。


ではスタート。一応順不同というか、関連する役を順に書いているというか?

平和
まあ待ちがどうとか雀頭にオタ風牌以外の字牌を使っちゃダメとかそういう話を無しにすれば順子のみというのはわかりやすい論理性。
待ちがどうとか~っていうのは平和が最小の符の上がりっていう定義だったからなんだけどそもそも符とか待ちでどうとかっていうのもういいよな。

タンヤオ
中張牌のみ。中張牌という概念が必ずしも自明とは言い難いがそこまでわかりにくくはない。
そういえば喰いタンがありだの無しだのって話もあるが喰い下がりって概念がな。まあ順子系は下がるって具合なんだけどややっこしいしそれも無しにしてバランス調整したほうがいいのでは?

チャンタ
四面子一雀頭のそれぞれに么九牌が関わっている。まあ話は分かるが2とか3とか7とか8とかも入るというのはやや直感的ではない。とはいえ理には則っている方でこんなんに突っ込んでいても仕方がない。
本当の初心者は么九牌って言ってもなんで字牌と数牌にまたがって存在するの?って思うかもしれないがまあその辺は覚えてもらうしかないか。

混老頭
么九牌のみ、ということになる。それ故全て刻子の対々和形かあるいは七対子形でなければならない。チャンタの上位役としてわかりやすい。
しかしこれもまあ絶対に対々和か七対子複合するけども、面前だとチャンタと同じ2ハンってのは納得いかねえよな。上位役なのに同じってな。

清老頭
老頭牌、つまり一九牌のみ。必然的に対々和形。チャンタからわかりやすく上位互換していくわけだ。名前もわかりやすい。
しかし日本麻雀にはジュンチャンがあるんだよなあ。

ジュンチャン
四面子一雀頭を一九牌絡みのみ。混老頭とは違う形のチャンタの上位互換という訳だ。まあチャンタが面前2ハン副露1ハンだからジュンチャンが面前3ハン副露2ハンなのはいいが混老頭と比較するとなんなんお前?ってなるよな。
理としてはわかりやすいが存在が無かったところに無理矢理入れてるから無理が出ているというか。でもまあ無茶苦茶というほどでもないが。

一盃口
雅名を排するなら一色二順などとでも。順子と数の並びの関係上必ずしも必要ではないがあり得るというか。役作りの上でゲーム性を増すという効果も持つか。

喜相逢
中国麻雀における一盃口のいとこみたいな。二色同順で1点役。三色同順は数牌の全てで同一の並びという意味で高い論理性を持つが2色だとさてどうなんだろう。

二盃口
一色二順が二つというとややこしくなってきたなとも思える。

役牌
これは字牌の存在意義みたいなものなので。順子を作れない代わりに、ということである。まあ字牌の順子みたいなルールもあるが。

大三元
あえて出しやすい役満として設定されている感もある。三元牌を三個づつ全て揃える。なるほど自明。

小三元
で、一個が雀頭になったのがこれ。一牌欠けても2ハン。役牌が二つ必ず付くし符もあるので満貫以上という訳である。
まあわかりにくいというほどでもないが。

四喜和
風牌を四面子一雀頭の中で全種類使う。話としてはまあまあ分かりやすいが小四喜は形が妙にも感じるか。大四喜は全て刻子で揃えるということでよりわかりやすい。
大四喜がダブル役満になることがあるのは小四喜との差を付けたいからだが大四喜より出にくい役満も多いし大四喜だとあと三元牌で雀頭作っちゃえばトリプル役満というお手軽さもあるよな。

三風刻
3つの風牌の刻子。読んで字のごとくだが風牌の4種のうち3つだけ使うというのは論理的でなさもある。まあ小三元系の発想ともいえる。風牌は一番さっさと捨てられやすいのでその保障という意味もあるのだろうが。

字一色
全て字牌。自明。しかし対々和形と七対子形がある訳で。
七対子形だと大七星としてダブル役満とかいうローカル役もあるよな。

三色同順
三色同刻
両者とも高い論理性を示す。しかして(食い下がりなどはあるが)同じ2ハンというのはどうなんだろう。確かに完全に難易度に比例して点数を上げるべきだとは言わないが明らかに難易度が違うものを同じハン数にするのは初心者の無意味な誤解を招く。無意味に変えるのも経験者の誤解を招くという考えもあるが完全にルールを変えるのなら変えてしまうべきだろう。3ハンにしたところで知れているので役満か倍満かそのぐらいになるようにした方が良いんじゃなかろうか。

三色三歩高
一色三歩高
一色四歩高
中国麻雀の。三色のほうは三色使って一つズレの順子の並びを作る。一色のほうが1つか2つかズレの順子の並びである。
同じような役で微妙に許されるズレの範囲が違うのはどうなのか。でもまあ中国麻雀だと三色三歩高は基本も基本の役でこれを無暗に変えるとゲームバランスが大きく変わるというのがあるんだろうな。で、一色の方を変えると、1つズレだけだとめっちゃ難しいという弊害がある訳で。一々名前を変えて役を変えるのもやたら役が増えて初学者に優しくないもんなあ。
まあゲーム全体を作り変えるならば定義を統一してしかる後に点数の方でバランスを取ればいいと思うが。

小タテ
三色同刻の一個が雀頭になった奴。三色同刻の異称であるタテサンから。2ハンでこれを採用する場合三色同刻は3ハンになるらしい。
まあ小三元みたいな立場だが実際大三元より出にくいとも聞くし三色同刻も役満か倍満くらいあっていいよな。

五門斉
中国麻雀の。麻雀の5である、四面子一雀頭を数牌の三種類、萬子・筒子・索子と字牌の二種類、風牌・三元牌のそれぞれ五種類で作る。麻雀における5をうまく使った論理性の高い役。わかりやすいし自明。高く評価したい。

一気通貫
中国麻雀でいう所の清龍。順子で123・456・789と3面子作る。数牌の流れ、9割る3。うむわかりやすい。

花龍
三色通貫。3色それぞれを使い123・456・789と3面子作る。自明というほどではないが十分わかる。中国麻雀というと三色三歩高か花龍か三色同順でまず考えるというか。役作りの上で他の三色役との相互作用が面白い。

対々和
全て刻子。自明。

三暗刻
四暗刻
3つとか4つの暗刻を作る。暗刻明刻という概念がやや分かりにくい。順子は符が元々ないからそういう区別はないので、面前と副露の差とかと混同するよな。ロンでも明刻である。

三槓子
四槓子
3つとか4つの槓子を作る。自明だが四槓子の場合流局はしない。カン四回したら流局ってルールの方を取っ払った方が良い気もする。まあめくるとこ無くなる問題とかあるがその辺はまた工夫するとして。

清一色
一種類の数牌のみ。自明。

混一色。
一種類の数牌と字牌のみ。字牌は混ざってもいいというのがミソというか。

九蓮宝燈
1112345678999+Xの清一色。ぱっと見形としては綺麗だが、四面子一雀頭と考えると色々なんだよな。大昔のルールで九面待ち以外ダメとかいうのは要するに特殊な上がり形と見做していたってことなんだろう。

緑一色
23468の索子と發のみで構成される役。これは牌のデザインに依存する辺り問題だよな。發無しがありなのかなしなのかも自明でないし。

紅孔雀
1579の索子と中のみで構成される役。緑一色のカウンターという訳であるが緑と赤が混ざっている訳で余計に自明ではない。

黒一色
筒子の248と風牌のみの役。これも牌のデザイン依存。あと大四喜からのトリプル役満の可能性がさらに増えてしまう。

推不倒
点対称な牌、筒子の1234589、索子の245689、白で構成される役。
そういえばツイッターで全部点対称な麻雀牌のデザインをしてる人がいたな。まあそんなこといったら赤三索は緑一色で使っていいのって話もあるが。

三連刻
四連刻
222333444555といった風な刻子の数字の繋がりの役。論理的ではあるが刻子で数字の繋がりを考える必要があるという意味でどうなんだろう。あと面前の場合一色三順と被って無駄に高得点法で考えなければならない。

一色三順
一色四順
678678678678みたいな。まあ一盃口の上位互換みたいな感じで理にかなっているんだが三連刻も一色三順もそうそうでないってのがローカル役に甘んじる理由だよね。役がたまたま出来てからになってからねーのかよって言うタイプの役。

三色三節高
いわゆる三色連刻。三色で111222333みたいな。三連刻よりは出やすいだろう。それほど分かりにくくもないし。

大車輪
連七対
大車輪は筒子の22334455667788という形。筒子を車輪に例えた形。他にも似たようなのに小車輪だの大竹林だの大数隣とかがある。
それより数字の並びの七対子という形で包括する連七対のほうが理に適ってるよね。四面子一雀頭にも還元できるし。

老少副
同色の123と789の順子。一気通貫やチャンタの出来損ないみたいな。

連六
234567みたいな順子の並び。一気通貫の出来損ないみたいな。この辺は一盃口ぽさもある。

組合龍
全不靠
七星不靠
中国麻雀のバラバラ系。それなりに理屈はあるはあるがわかりにくい。まあ事故を少なくできるというゲームシステム的な利点が重要か。


南北戦争とか東北新幹線とか、そういうのはもういいってことにしよう。
キリがないし知らなきゃわからんし。頂三刻もなんで1と5と9の刻子をつくらなきゃならんのかわからんしそういう固定的な牌を使う役は余り面白みがない。風花雪月とかもさ。

長面子を使うバックホーとかも面白いが麻雀というゲームを大きく変えすぎる気もする。ルール改正を本格的に考えるならば考慮もしてもいいだろうが。
連子、萬子筒子索子の同じ数の繋がりを使う面子というのも昔はあった。トランプとかと同じルーツを持つと考えるとあり得てしかるべきともいえるがやはりバランスを大きく変えてしまう。連子のみの純連子のみアリとか?



理にばかり気を取られるのも違うかもしれないが、役にはそれぞれ意味があり、それが初学者の理解に繋がり得るだろうという話。
であればこそ役の表を制定するのもゲームバランス以上に考えねばならない。
こういった基本的なボードゲームの改良改正というのは難しいものだなあ。麻雀の中国趣味というフレーバーも麻雀の価値であろうし。
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テーマ:ゲーム - ジャンル:サブカル

  1. 2020/02/20(木) 21:24:30|
  2. ゲーム
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