ネット世代の雑評論

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劇場版メイドインアビス 深き魂の黎明 観てきたので感想

観てきたので簡潔に感想。



滅茶苦茶良かった!もうひたすらえぐいところとかをうまくうまく再現している。
特にプルシュカをカートリッジとして消費する辺りはもうね。アレだけ無邪気な子供を描いといて本当に。

しかしなんだな、メイドインアビスという作品は倫理観というか人間の感性・感受性というものに挑戦し続けているよな。
ボンドルドははっきり言って最悪の行為を行い続けているが、それでも作中で全否定されるという事は無く、悪役ではなくあくまで敵役。アビスの探窟家としての主人公とは別のアプローチでありその歪み切った「愛」もまた一つの志向として描かれる。他の作品なら百回殺されても良いところを無事生き永らえ、なんと主人公たちの旅立ちを見送っている。
そもそもからして、赤笛であるリコのアビス探索は自殺行為、というより端的に一種の自殺である。6層への突入、ラストダイブに至っては完全に生きて変えれる可能性は無い。それでもアビスの底を目指す。
死にたくて死ぬわけではないにしろ、命よりも優先する夢を描いた作品なのだ。
ボンドルドもアビスの秘密を暴くためならば嬉々として人間を辞める。うむ。こう書いていくと、ボンドルドは敵役ですらなく主人公リコの探窟家としての先輩役とさえ言っていいぐらいである。

そこらへんの作中価値観に、ただ人が死ぬ、腕がちぎれる、食われる、化け物になると言った以上の倒錯を感じる。
作品の魅力の大きな部分はそこにあるのやもしれぬ。


今回の劇場版では5層の前線基地が中心であったのでアビスの異常な危険さを描く上ではそれほどでもなかったが、やはり歩くだけで死人が出るアビスの感じはよく出ていた。
ダンジョン描写としてもこれほどの作品は無いよね。ヤバすぎる環境に危険な生き物、そして敵となる他の探窟家たち。ゴールにたどり着くのにどれほどの困難があるのか。
障壁また障壁。簡単に進める世界ではない。


豪勢な絵に荘厳な音楽も含め、芸術品として完成されたアニメ作品と言えよう。
感情を揺さぶられたい人はぜひぜひ観てほしい。



そういやTVアニメ続編作るんだっけ?6層の絵がツイッターで流れてたけど半年に一話程度しか更新してないのにストック足りるのか?劇場版のそれと6層のなれはて村の話で12話って感じかな。
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テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2020/01/20(月) 05:07:27|
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