ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

「BABA IS YOU」トゥルーエンドまでやったので感想※ネタバレ注意

Switch版買ってやったら面白過ぎたので感想を書く。







…… いや、トゥルーエンドまで見たっつってもヒントとか見まくってるからね?
この超難易度パズルを短時間クリアは無理。そこまでBABAに付き合ってもられんからね。

Baba Is You 日本語攻略wiki
一応参考にした攻略wiki。
要領を得ない的外れな攻略具合が逆に糸口程度にしかならないのが良い。



つー訳でこっからネタバレ感想に入る。
さっきから改行が多いのはネタバレ配慮のためである。
基本的にネタバレ大丈夫な人向けに書いてるのでわかりやすく先へ先への事が書いてある。ネタバレダメな人は気を付けてね。





「BABA IS YOU」。ババはあなたとでも訳すか。お堅く言えば静的な英構文パズルゲームとジャンル分類できる。
そういうジャンル分類だと英語?わかんねーからパス、としてしまいそうな人も多いかもしれないが必要な英語力は義務教育レベルで十二分だ。というか実際動かせば英語も日本語も全くわからなくてもプレイ出来るはずだ。
問題は先に進むにつれてパズルとしての難易度がヤバくなっていくところであるが。必要なのは語学力ではない。パズル脳である。

まあ結構色んな所で紹介されているからどういうゲームかは知っているかもしれないが改めて簡単に説明しよう。
プレイすると画面上にブロック単位で英単語が書かれてそれが文になっている。その文がパズルのルールになっている。
で、このゲームのキモはそのルールである文章を単語単位で入れ替えて変えることが出来るという事である。

FLAG IS WINだけど旗が取れないならROCK IS PUSHのルールをROCK IS WINにでもしてROCKを触ってクリアしたり、壁が邪魔ならWALL IS STOPを崩したり、BABA IS YOUをWALL IS YOUにでも変えてその辺の壁全てを操作したりとかそういった荒業も可能である。
LAVA IS HOTからLAVAを抜き取りLAVA IS BABAにしてしまうと流れる溶岩の川がBABAの大群になってしまうということもある。

こういったルール改変はゲームが進むにつれてエスカレート、インフレーションしていく。使える単語が増えていくのだ。
HASは破壊されたオブジェクトが出すオブジェクトを指定する。BABA HAS BABAにすれば無限に生き返るBABAが出来上がる。
NOTは否定、他のルールを打ち消す事に使える(IS NOT)ほか、NOTを名詞の前に持ってくる、例えばNOT BABA IS YOUにでもするとBABA以外のすべてのオブジェクトが動いてしまう。
それとは別にALLなんかもあるし、EMPTY、虚無を指定するテキストブロックもある。テキスト自体を指定するテキストもあればオブジェクト自体をテキストブロックのように扱えるWORDもある。この辺りでこのゲームがどれだけヤバいかわかるだろうか。

で、完全にどうかしてくるのはLEVELのテキストブロックが出てくる辺り。
LEVEL IS MOVEでパズルが画面外へ行ってしまう、というのはまだまだ序の口。
LEVEL IS KEYにでもしてしまうと広域マップに戻され、見るとプレイしていたレベル(=ステージ)の形が鍵になっている。
それはまだマシでLEVEL IS BABAにするとなんと広域マップでBABAがカーソルとは別に動きだしたりする。よく見ると広域マップにはBABA IS YOUの文字が……



こういう風に書いていくと自由度が高いゲームなんだなって感触を受ける人もいるかもしれないがそういう感じではない。あくまでパズルゲームであり、別解があるパズルも少なくないと言えど基本解答を見つけるゲームである。
これらの文字でルールを様々に改変して不可能に思えるパズルをクリアしていくのだ。
パズルの難易度は結構高い。結構高いどころではないか。超ムズい。それこそ仕様の隅から隅まで使う。
一応、エリアごとにノルマがあり、エリアも後の方のエリアは最初から難しかったりもするが本当に難しいパズルはノーマルエンディングには必ずしも必要ではない。いやノーマルエンディングのパズルはそれなりにムズいが。

そう。ノーマルエンディングという言い方はそれ以上のエンディングが用意されているということ。
それには隠しエリアを見つける必要がある。その方法は一応伏せておくが初見では「マジで?」と言わざるを得ないようなものである。
で、その隠しエリア「???」。しょっぱなからアルファベットブロックとかいうヤベーのが出てきたりする。単語から文章を作っていたのが文字から使えるようになってしまった。難易度は全般的に上がっており、出てくる単語も他のエリアで使ったものがバンバン混じって出てくる。
一応「???」からアルファベットブロックに特化したエリア「ABC」にも行けるが、「???」からまた更に行ける隠しエリアが存在する。隠しの中の隠しというとスーパードンキーコング1の工場エリアにあったボーナスステージの中のボーナスステージを思い出すがそういうのを主要ギミックとして使うのは中々である。
で、その二重隠しエリア「Depth」、なんとエリア自体が一つのパズルになってしまっている。一つの面をクリアしてももう一つの面に行くのがまた一苦労である。そうして「Depth」をクリアしていくと、更にその中に隠しエリアがあるという入れ子構造になっている。
三重隠しエリア「META」。ここもパズルになっている訳だがそのパズル自体相当難解になっている。それをクリアした先の中枢でトゥルーエンドがあると言った具合だ。中々に狂気が灯っている。
パズル自体もMETA辺りになるとLEVELをFLAGとTEXTの重ね合わせたものにするみたいな狂気的所業が基本戦術の一貫として行われるようになるなどしてもう引くレベルの概念のインフレーションが始まっている。


歯ごたえのあるパズルはやってて飽きないし、先に進むにつれてやる事が異常なことばかりになっていくのも好奇心が煽られる。
明らかに無茶苦茶なことをするのが正攻法(EMPTY IS PUSHだと?)だったりやればやるほど固定観念が破壊されていく音が脳味噌から聞こえてくる。
非常に良質なパズルゲームであり、体験を共有したいとおもわせるゲームである。答えが一つであるパズルゲームなのでライブ放送などには向かないかもしれないが動画映えはかなりする。
まあ、こういった静的なパズルゲームは一回やれば終わりみたいなところもある(RTAやってる人もいるけど)が、来年にLevel editが追加されるとの情報も聞く。はっきり言ってこんな無茶苦茶が出来るゲームでエディター機能とかバグの温床にしかならないんじゃないかとも思うが、しかし魅力的な情報である。それはもうつまり永遠にプレイできるということであり、創る楽しさまであるわけだ。
幾らでもアイディアが産まれうるパズルであり、そこからどんなものが産まれるのか。注目である。

多種多様なルールを多種多様に変化させられる。静的なパズルゲームとしての一つの究極形態といえる。
大抵の場合の操作キャラのBABAや、たまに操作したりするKEKEやMEなども可愛らしく牧歌的なフォルムであり、凶悪な難易度のパズルの緊張感を和らげてくれる。
総じて、プレイ体験としてフラットな志向で閃きの感覚を得られる。パズルゲームとして理想的かもしれない。
問題点を挙げるならば相当に・本当に難しいというのはあるが、ノーマルエンドならば3つのエリアのノルマさえクリアできれば挑めるし、最悪ネットでヒントを探すのもアリではある。
逆に難しすぎるパズルをスルメのように噛み続けて長時間かけてクリアするのも一興だろう。
それぞれのプレイスタイルを確立してゲームに挑んでいただきたい。


謎が解けた時の快感という物は何物にも代えがたいものである。
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テーマ:ゲーム - ジャンル:サブカル

  1. 2019/12/27(金) 01:02:58|
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