ネット世代の雑評論

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MMD杯ZERO2、個人的表彰をする。

MMD杯ZERO2、始まってたので作品紹介してく※とりあえず追記完了

MMD杯ZERO、個人的表彰をする。
第20回MMD杯、個人的表彰をする。
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MMD杯表彰閉会式、結果と考察、予想の勝率及び個人表彰 (第10回)
第9回MMD杯本選 表彰閉会式とかも終わったので個人的に総評とか
第8回MMD杯表彰閉会式 個人的にオススメだった動画の紹介とか
第7回MMD杯 本選開始 適当に今のうちに話題なMMD動画紹介
第6回MMD杯表彰閉会式 個人的な賞的な何かも
第5回MMD杯 面白そうな参加作品色々紹介。
第4回MMD杯 動画の紹介等


まあいつ閉会式動画来るか知らんしさっさと個人的表彰を済ませてしまう事にする。
いつも通り金賞・銀賞・銅賞の三賞のみね。次点等は賞の重みを喪わせてしまうのでやめておくことにする。別に今回の杯作品の中で金銀銅の順で素晴らしかった作品だということではなく、それぞれ意味合いがあるので本文を読んでね。


んじゃスタート。
金賞

金賞には杯作品の中で最も整っていると感じたこの作品を挙げたい。
とはいってもピンと来ない人も多いかもしれない。

これは京都橘という高校のマーチングバンドをけもフレMMDで再現したものである。
マーチングバンド。軍楽隊、軍隊の中で号令のために楽器を扱う部隊、を起源とするバンドである。楽器を演奏しながら行進、あるいはダンスを行い耳だけではなく目でも楽しむ音楽ジャンルである。とはいっても視覚的要素は他の音楽ジャンルでもあることである。音楽チャートに載るバンドのメンバーはイカしたファッションに身を包んでいるし、ライブなどではパフォーマンスも行う。古典的なオーケストラもまた着飾っているし、金管楽器やグランドピアノなども機能美以上に美術的であるものだ。マーチングバンドは軍楽隊という古い起源を直接に持つ音楽ジャンルであるために視覚的要素がより明確に表れているのかもしれない。それをけもフレ再現することでより楽しさ・賑やかさが産まれる。

そしてけものフレンズというのが面白い。マーチングバンドは軍隊を起源とするものであり、一見けものフレンズの平和さとはミスマッチしている。しかしアニメけものフレンズは動物という分類の中の人間を称賛するものである。
混沌としたけものであるフレンズたちを人間であるかばんちゃんがマーチングバンドの調和をもって秩序と成している。これは一種の自然と科学社会の融和ともとれる。

そしてこれだけの大人数の行進・演奏・ダンスを再現しきっているクオリティにも注目である。MMD、3Dモデルであるからカメラワークも自由にできる。
音楽ジャンルにおける視覚性の面白さ、マーチングバンドとけものフレンズを合わせる妙、完璧なクオリティ。「Find Your Adventure in Japari Park」は金賞にふさわしい再現MMDであった。


銀賞

これを銀賞とした時点で「あ、ふざけてるな」と半分以上の読者がタブを閉じ、残りも白眼視していることだろうが言い訳させてほしい。
芸術作品がヒトの心を動かすものだというのならば今回の杯作品の中ではこれこそが最も強力なものではなかろうか。

東方界隈は二次創作においての表現に寛容であると言われている。あえて言及しない幾つかの作品のように二次創作すること自体嫌われる・困難である作品をおいておくとしても、普通グロテスク表現・虐待や殺人描写・それよりもより悪い事柄、を二次創作で表現することは界隈において必ずしも歓迎されない。結局そういう作品は常に存在しているのだが、作品のファンというよりもそういう性癖で集まるという形が多い。
東方界隈だって実際そういう悪趣味は好まれない、というか過半数は唾棄すべきものと思っているかもしれない。しかしその二次創作の幅故の諦めか、あえてそういう作品を叩き出すということはないしコミュニティとして存在し得る。
表現の自由と規制という議論が声高に叫ばれる昨今だが、東方界隈は強力な表現の自由が成り立っていると言えるのではなかろうか。

そして、結局のところ大きな印象を与えるのは作品自体の出来、クオリティではない。正直この作品のクオリティは高いとは言えない。しかして私に非常に強い原始的な衝撃を与えたことは事実である。

ヨーロッパ絵画芸術における「印象派」という用語は元々蔑称であった。しかしてその印象的な作品群こそが芸術を塗り替えていったことは歴史の事実である。「ピザーレット姉妹とFAT長三人で鋲心全壊ガール」がそのように先に続いていくものかというと疑問であるが、少なくとも受容されうるものであり、衝撃的なモノであるのは重要な意味合いを持つ。


銅賞

やはり動画作品と言うのは人を興奮させ面白がらせるものであってほしい。
エンタメ性という面を鑑みるとこの作品を銅賞としたくなった。

艦これ、艦隊これくしょん。軍艦を美少女化させキャラクターとしたソーシャルゲームである。私はあまり詳しくないがそれぞれの軍艦キャラが強いキャラクター性を持つ。
そしてデスレース、まあ武装なんでもありの周回自動車レース。映画かなんかであった気もするが、これは現実では存在し得ない。死ぬからだ。フィクションの領域である。であればこそ最適な戦術という物はない。
それが故に様々な戦術・戦略にキャラクター性を沿わせることが出来る。最速で集団を抜ける・とにかく敵を破壊する、周回せず待ち伏せする、機を見て飛び出す…… それぞれの車や戦略とキャラクターが呼応する。

そしてレースの終わりにピークを迎える熱狂。キャラクターの掛け合い絡み合いと合わさって視聴者に強い感動を与える。
換骨奪胎といおうか、元あるキャラクター性を別の形で使う。二次創作作品「DeathRace」はキャラクター性の使用方法としてお手本を見せたともいえようか。



とりあえずこんなものとする。三賞以外にも良い動画はあったが次点は無しとする。

一応書いておくが全ての杯動画を見たわけではない。見る時点で幾らかの選別をしている。とはいえかなりの量の動画を見たことは確かだ。他の動画の紹介はこちらを参考にしていただきたい。他にも良い動画が合ったというのであれば教えていただけるとありがたい。

MMD杯ZERO。次回は来年だろうか?オリンピックの後ぐらい?MMD動画祭は界隈を活発化させる。杯はMMDという文化の中で大きな一側面を担っているのだ。
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テーマ:ニコニコ動画 - ジャンル:サブカル

  1. 2019/11/22(金) 05:41:51|
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