ネット世代の雑評論

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東方茨歌仙 最終第十巻 総合的感想・考察、及び茨歌仙全体への感想

東方茨歌仙、最終巻である第十巻を読みながら、話の繋がりについてなどと、全体を振り返っての感想など。

第一話「片腕有角の仙人」感想
第二話「意図的に捨てられた技術と地獄」感想
第三話「罪人の金鉱床」感想
第四話「信仰の人工湖」感想
第五話「仙人の本分」感想
↑ここまで単行本一巻に収録
第六話 「雷の持つ見えない毒」感想
第七話 「本物の福の神」感想
第八話 「狐の奸計」感想
第九話 「新旧の妖怪」感想
第十話 「帚木の別天地」感想
↑ここまで単行本二巻に収録
第十一話 「運松庵の太公望」感想
第十二話 「地獄のお迎え」感想
第十三話 「河を捨てた河童」感想
第十四話 「人間に好かれる妖怪」感想
第十五話 「人の寄り付かない神社」感想
↑ここまで単行本三巻に収録
第十六話 「鬼の酒器」感想
第十七話 「梅雨の奇石」感想
第十八話 「宗教家としての仙人」感想
第十九話 「由緒正しいお酒」感想
第二十話 「間違いだらけの酉の市」感想
↑ここまで単行本四巻に収録
第二十一話 「鬼は外、腹は内」感想
第二十二話 「怪魚万歳楽」感想
第二十三話 「道を誤る巫女」感想
第二十四話 「有足の雷」感想
第二十五話 「渾円球の檻」感想
↑ここまで単行本五巻に収録
第二十六話 「野卑な怪異」感想
第二十七話 「妖怪に刺さる針」感想
第二十八話 「桜の木の地底には死体も眠らない」感想
第二十九話「深秘の世界の夢」感想
第三十話「神のみに許された霊力」感想
↑ここまで単行本六巻に収録
第三十一話「誰が兎を生かしたか」感想
第三十二話「ぽんぽこ陣取り裏合戦」感想
第三十三話「足元で蔓延る西洋の悪魔」感想
第三十四話「脳にかかる未確認の靄」感想
第三十五話「茨華仙の信じる道」感想
↑ここまで単行本七巻に収録
第三十六話「天高く神社肥ゆる秋」感想
第三十七話「閃光が起こすのは雪か神か」感想
第三十八話「聖地としての神社」感想
第三十九話「そこに妖怪の山があるから」感想
第四十話「幻想郷を蝕む異常気象」感想
↑ここまで単行本八巻に収録
第四十一話「天与の涼気」感想
第四十二話「四季を取り戻せ」感想
第四十三話「博麗神社は富を寄せ付けない」感想
第四十四話「寿命を超越するもう一つの手段」感想
第四十五話「最高と最低の宴会」感想
↑ここまで単行本九巻に収録
第四十六話「死の超越と、彷徨う生霊」感想
第四十七話「幸災楽禍の理想郷」感想
第四十八話「迷者不問の暗黒郷」感想
第四十九話「断善修悪の怪腕」前編感想
第四十九話「断善修悪の怪腕」後編感想
第五十話(最終話)「有角片腕の仙人」感想
↑ここまで単行本十巻に収録

単行本第一巻の雑誌収録してないところとかの感想。
単行本第一巻の総合的感想・考察
単行本第二巻の総合的感想・考察
単行本第三巻の総合的感想・考察
単行本第四巻の総合的感想・考察
単行本第五巻の総合的感想・考察
単行本第六巻の総合的感想・考察
単行本第七巻の総合的感想・考察
単行本第八巻の総合的感想・考察
単行本第九巻の総合的感想・考察


ようやく最終巻。一話からFebri買って読んできた私としても感慨深いものがある。ちなフィギュアは別にいいかなと思ったので通常版。あずまあや先生の画集みたいな「はなおうぎ」は本屋に売ってなかったからAmazonったのでまだ届いてない。
しかし、第49話が前後編になったおかげでこれだけ都合6話掲載になってて分厚いな第十巻。別にいいけど。

表紙は主人公華仙を中心にレイマリ、そして今巻大活躍していた天子。
裏表紙にはゲストキャラがたくさん。小町、神奈子、諏訪子、早苗、チルノ、にとり、菫子、小傘、モブ河童、レミリア、咲夜、マミゾウ、紫、妖夢、あうん、隠岐奈、神子、白蓮、萃香。目についた順。そういえば茨歌仙で重大なキャラ設定が追加されたキャラも多いよね。小傘とか、隠岐奈やあうんも。

ほんじゃま今回は終局へ向かう物語の中でのキャラの動きを話単位で見ていきたい。

第四十六話「死の超越と、彷徨う生霊」
一応憑依華後日譚の話といっていいのか。
華仙、小町、天子が酒を飲む話。
霊夢は傷んだものを食べて幽体離脱。彼岸へ。次回以降への伏線であろう。魔理沙が永琳に頼むあたりも。咲夜や早苗もお見舞いに来ている。

第四十七話「幸災楽禍の理想郷」
霊夢は鬼の腕を博麗神社本堂で入手(華仙が置いた)。紅葉狩り祭りの目玉の見世物にすることを考えるが封印を解いたところ腕が復活し本堂で戦闘。そのまま精神を無間地獄に送られる。霊夢の肉体は休眠状態に。
華仙本体はこの時点で地獄に移動済み?
魔理沙が永琳に診せるがどこも悪くないといわれる。仕方がないので見世物にする。
天子は霊夢の霊魂が地獄に送られていることを察する。

第四十八話「迷者不問の暗黒郷」
天子は小町に相談する。
見物客は引き上げる。魔理沙と早苗は霊夢が手に入れた客寄せアイテムを探す。その中で本堂での戦闘跡を見つける。そうこうしている内に霊夢の肉体は地獄に送られる。
天子は華仙の道場に訪れるが扉に封印がかかっていて入れない。小町が来たので小町の能力で空き巣する。書斎で地獄への通路の魔法陣を発見する

第四十九話「断善修悪の怪腕」前編
霊夢の肉体が消失して慌てる魔理沙と早苗。
地獄に肉体が送られたことで空腹を覚える霊夢。鬼の腕と霊夢は戦闘に移る。

第四十九話「断善修悪の怪腕」後編
天子は奇門遁甲の知識を使い魔法陣を起動させ地獄に侵入。
やられそうな霊夢、そこに華仙の本体が到着。合体する。華仙は霊夢におにぎりのササ包みを渡す。

第五十話(最終話)「有角片腕の仙人」
霊夢と華仙戦闘開始。
天子がササ包みの中に鬼の腕を封印する妖刀鬼切丸の破片を発見する。
霊夢の覚悟が完了。腕を再封印。
後日魔理沙たちに嘘混じりの事情を話す天子。
霊夢は腕を消滅させようとするが叶わず。箱に入れて完全封印完了。
そのまま鬼の腕は紅葉狩り祭りの見世物に。
華仙は封印された鬼の腕の箱と共に晩酌を楽しむ。

まあこんなところか。
割と魔理沙たちは蚊帳の外よな。天子は仙人の上位種族と言う事もあってガッツリ関わってくる。天子が地獄に侵入することは華仙にも読めてなかったか?小町は地獄で姿を見せなかったがまあいたとしてやることもないか。

華仙は腕に邪気ごと封印されたため新天地として仙道を志した。
腕を探していたのはあくまで傍に置いておきたかっただけで生身の腕は必要なかった。
あくまで目指すのは天界だとか解脱だとかそういう話でしかない。だから東方茨歌仙全体で延々と霊夢に関わってきたのは華仙自身の思いやりに過ぎない。そういったところだろう。

登場時点で鬼だというのは読者視点ではバレバレだった華仙だったが、なぜ茨木童子が仙人をやっているのか。それが謎として大きくあった。
正体の謎よりも行動の謎、目的の謎、目標の謎があったんだよね。
それが解決された今、また茨歌仙を最初から読み直すのもまた一興かもしれない。


謎の多いキャラであった華仙だが、謎が解決されたされたからといって魅力まで損なわれたわけではなく、むしろ完成されたキャラクターとなった感もある。
もっとも、まだまだ出会っていないキャラも多く今後の公式での登場も愉しみではある。元ネタ的に宮古芳香とは知り合いなんだよね?

華仙との関わり合いで、霊夢のキャラクター自体、特に日常でのそれもはっきりしてきた感もある。
原作ゲーム、異変解決時は結構キレッキレだけど、日常ではわりとのんびりしてて俗っぽいところも多い。
三月精とかは登場も多いが主役級じゃないもんね。
他にも10巻の長期連載の中で東方の様々なキャラクター感にも大きな影響を与えたといってもいいだろう。

コンプエースの三月精も連載が終わり、新東方コミックである東方酔蝶華が準備中である。酔蝶華では東方キャラはどんな姿を見せるのか、他にも書籍で東方キャラは見られるのか。原作とどう関わってくるのか。原作自体も地獄伏線がまだ残っているがどう進んでいくのか。
そういえば酔蝶華、萃香、もしかしたら華仙も関わってきそうだがこいつら鬼なんだよな。地獄の鬼、地獄路線はまだ継続中だろうか?

なんにせよ、茨歌仙。最高の東方原作漫画であった。その売り上げ自体よりも東方の世界観やキャラクターへの寄与は大きいのではなかろうか。
今後の東方の公式展開にも更に期待して注目していこう。
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テーマ:東方 - ジャンル:サブカル

  1. 2019/09/28(土) 23:17:58|
  2. 東方
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

東方の公式アニメ化はいつ

茨歌仙はアニメ化するのではなかったのですか!?
  1. 2019/09/29(日) 07:49:56 |
  2. URL |
  3. Ryo #-
  4. [ 編集 ]

Re: 東方の公式アニメ化はいつ

> 茨歌仙はアニメ化するのではなかったのですか!?

まあ神主次第ですからね。
  1. 2019/09/30(月) 23:23:27 |
  2. URL |
  3. たていと1 #-
  4. [ 編集 ]

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