ネット世代の雑評論

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Wikipedia探訪「勲章」「ディッキンメダル」

勲章
ディッキンメダル
勲章 (日本)
レジオンドヌール勲章
 Wikipediaより

勲章。
Wikipediaの勲章の項によると、

引用
勲章(くんしょう)は、主に国家あるいはその元首などが個人に対し、その功績や業績を表彰するために与える栄典のうち、章飾の授与を伴うもの、あるいはその栄誉を示す章飾。


章飾、要は服とかにつける飾り付きの栄典。
栄典もまあ色々あって、銀や木製の杯がもらえる奴とかもあるのだが、どうにも服につけて見せびらかせられる奴が主流で、別に誰が様式を制定した訳でもないが階級分けやら装着方法やら縮小模型やらの存在など色々なデファクトスタンダードが存在する。

まあちょっとした国家政府による玩具だと思ってもらってもいい。
あくまで国家に認められているというだけで、持ってない人が劣っているということはありえないし階級付けだって大抵国家元首や君主が一番いいのを貰う訳だが別に国家元首が絶対的な意味で最も優れた人間である訳ではない。ただそのようにして権威というものは形作られるものなのやもしれない。

まあそれはそれとして、玩具としてみると中々にいいものであり、服につけて見せびらかされるとちょっと欲しくなるものであるのは確かである。

イギリスの有名なガーター勲章はイギリスの臣民定員24名とイギリス王室、及び外国のヨーロッパキリスト教国君主にのみ授与される。なお、天皇陛下はキリスト教関係ないしヨーロッパでもないがなんでか知らんが授与されている。キリスト教国君主でもモナコ大公やリヒテンシュタイン公は君主としての格が低いから貰えない。公爵だもんな。でもルクセンブルク大公(正確には前大公だが)は貰っている。ようわからんのう。ベルギー国王は貰える資格があるがまだ貰えてないとか。前ベルギー国王は非礼があったとかでもらえなかった。

ガーター勲章は正確には騎士団勲章なので授与されると外国君主だろうと自動的にガーター騎士団団員ということになる。
正装のローブと羽根飾り帽子、深紅のフードに各種ガーター勲章を佩用するとかなり格好良くなる。


フランスの最高勲章レジオンドヌール勲章はナポレオン・ボナパルトが制定したもので、5等級あり11万人を超える佩綬者がいるが結構多くの面々、特に芸術家の類に授与を拒否されてたりもする。モネとかサルトルとかカミュとかもう色々。
フランス革命のテーゼ上、市民の平等という原則に抵触しているのが問題なのやもしれぬ。


もっとわかりやすい勲章もある。アメリカのパープルハート章。戦闘で死傷したアメリカ合衆国全軍の兵士に与えられる。死傷。死ぬか、戦傷を負うか。アメリカ退役軍人ではとりわけ名誉な勲章である。第二次世界大戦時の日系人部隊、第442連隊戦闘団は9486個ものパープルハート賞を授与されたことで有名。それほどまでに死に物狂いだったということ。

オーダーとかメダルとかクロスとか色々な分類で勲章だの記章だの分類分けする場合もあるが、メダルも勲章とする場合、日本の褒章はメダルなのでそれも含むことになる。褒章、藍綬褒章とか紫綬褒章とかそういう奴である。
紺綬褒章は公的機関や公的法人に、現在は個人なら500万円、団体なら1000万円寄付すると大体貰える感じらしい。返礼品を貰ったらだめ。結構能動的に貰えるので欲しいなら狙い目かもしれない。

まあ色々な国で色々な勲章がある訳だが、イギリスのディッキンメダルはかなり奇妙なものである。
人間が受け取れる勲章ではない。では何かというと戦争で活躍した動物に与えられる勲章である。

伝書鳩に32個、軍用犬や盲導犬、爆発物検知犬に24個、軍馬に3個、そして軍艦で飼われていた猫に1個与えられている。



形のない名誉に実物を与える。
勲章、実際にどんな効果があるのか疑問だが、少なくとも中々楽しい代物ではある。
一つの文化という事だろう。
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テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2019/02/20(水) 23:50:00|
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