ネット世代の雑評論

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Wikipedia探訪「聖地」「ヴァーラーナシー」

聖地 - Wikipedia
ヴァーラーナシー - Wikipedia


21世紀は科学の時代であると思っていたがさて、未だに宗教というのは人類の生活に深く関連付けられており、宗教の為に人生を費やす人はそうそう少ないものではない。
国という単位で見てもやはり宗教のため・神のための国というのは少なくない。例を挙げればバチカン市国。あそこはキリスト教カトリック、その教会という組織のための国である。
他で言えばイスラエルもそういうところがあるし、なんならインドもまた宗教国家なのやもしれない。

そして、宗教のための国があるならば、宗教のための街、土地は数多い。それを聖地と呼ぶ。
例えば、ソルトレイクシティはモルモン教徒の宗教都市であり聖地という事になる。
ジェベル・ムーサーはモーセが神から十戒を授かったシナイ山と同定されユダヤ教の聖地である。
天理教の総本山の名前は天理市である訳だが、これはなんと天理教の聖地だから市の方で名前を変えたという。

ところで、複数の宗教で同時に聖地となっている場所もある。それぞれ謂れや関連性がある。
エルサレムがユダヤ教、キリスト教、イスラム教と三つの啓典宗教で同時に聖地であるのは有名である。エルサレム神殿の西の壁が残っており、キリストが処刑し復活した場所であり、ムハンマドが神を幻視し岩のドームが築かれた場所である。
チベット高原のカイラス山はヒンドゥー教とチベット仏教、ボン教、ジャイナ教で同時に聖地となっている。ヒンドゥー教ではリンガ、シヴァ神を表す円柱像として崇拝し、ボン教では教祖の降臨した地であり、チベット仏教では世界の中心である須弥山と同定され周囲の山々と一緒に天然のマンダラを作っているとされ、ジャイナ教では教祖の前の最初の救済者が没した場所とされる。

ヴァーラーナシー、ベナレスもまたヒンドゥー教、仏教で共に聖地とされる場所である。
まあ、インドから産まれた宗教は多く、ヒンドゥー教で仏陀をヴィシュヌの化身の一人としてる関係上他にも同時に聖地となってる場所はある。仏教最大の聖地、仏陀の悟りの地ブッダガヤは有名か。
ベナレスは、ここまで長々前書きしておいてなんだが直接的にヒンドゥー教と仏教と関わりがあって同時に聖地となっている訳ではない。仏教の聖地であるサールナート、鹿野苑、仏陀が初めて説教をした場所はベナレスの郊外にある。もちろんヒンドゥー教、当時はバラモン教で聖地であったからこそ修行者も多く、そこで仏陀も説教をしたという話なのだろうが。
ヒンドゥー教側としては七大聖都であり三祖霊供養所であり、ガンジス河に沐浴する場所である訳だが、何と言っても火葬場である。ベナレスは通称「大いなる火葬場」と言われ、イギリスが郊外に火葬場を移転させようとしたところ猛反発を食らったことでも有名である。
「火葬場が町のために存在するのではない。町が火葬場のために存在するのである」。無茶な逆説という訳でもない。ここはヒンドゥー教徒にとって死ぬための街なのである。



宗教という物を信じることは出来ないが、やはり宗教のような巨大なミームにしか無しえないスケールの文化という物がある。
やはり宗教文化には大いなる価値があるモノも多い。面白いものが組み合わさっているからこそのミームコンプレックスたる宗教であるか。
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テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2018/09/21(金) 00:09:25|
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