ネット世代の雑評論

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任天堂ヴィラン達のそれぞれの分類・性質

大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL シリーズ別ファイター紹介 任天堂公式



8/8のスマブラダイレクトで5体も新参戦キャラが発表されてお祭り状態だったようだが、その中でも他社参戦枠のシモンたちと並んでインパクトがあったのは二代目ドンキーコングの宿敵、キングクルールであろう。
スーパードンキーコング3部作のラスボス(別人説もあるが制作したレア社の認識では同一人物であるようだ)で、64でもラスボスを務めた。他、アニメや外伝作品でも登場がある。変わったところでは「スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール」というマリオのスポーツゲームシリーズにおいてドンキー枠で出演したことも。
その名前、「King K. Rool」と書いてキングクルールと読むのは独特の妙味がある。5分で考えた名前らしいが。

これでスマッシュブラザーズでプレイアブルな任天堂悪役キャラは、
クッパ(、クッパJr.)、キングクルール、ガノンドロフ、リドリー(、ダークサムス)、デデデ大王(、メタナイト)、ウルフ、
それに微妙だがミュウツー、ダークピット、ワリオとかなり多くの面子が揃うことになった。

こういった悪役、ヴィランは主人公たちよりもなお個性の強いものだ。
それに作品ごとに違った性質や能力、方向性が要求されるものである。

そこで今回は代表的な任天堂ヴィラン4人、クッパ・キングクルール・ガノンドロフ(あるいはガノン)、デデデを中心にその性質を語っていきたいと思う。


まずクッパ。
マリオシリーズの代表的なラスボスである。
怪獣めいた火を噴く亀というとガメラを想起する時もある。サイズは不定であるにしろ大体はそこまで大きくないが。
作品ごとに多種多様な活躍を見せる。コメディに寄った道化の様な時も、まさに大魔王クッパといえるシリアスな時もある。時には仲間になる時もあるし、父親としての側面も持つ。場合によっては主人公としての一面すらも見出されることも。
一貫しているのは、マリオシリーズ自体の万人向けな方針がそうさせる・そういう描写にさせるのだろうが、無意味に残虐・残酷・冷酷ではないということ。そりゃピーチとかキノピオとか閉じ込めたりとかしたりそこらじゅうぶっ壊したり迷惑千万を掛ける訳だがあくまでクッパ軍団の利益を追求している形となっている。人を苦しめて喜ぶ性質ではない。
それに男気というか王者らしい正々堂々さ、部下への愛情を見せる時もある。悪の王国の大王といった具合か。
ついでに書くとクッパ軍団はファンタジーらしく魔法も良く使う訳だが飛行船やよくわからん回転のこぎりなど機械類の使用にも長ける。クッパ自身が魔法を使う事も多い。まあ配管工のマリオだってファイアボールとかいうファンタジー魔法らしい何か投げてくるし。


次はキングクルール。
二代目ドンキーコングと何度もやりあった宿敵たるラスボス。
二足歩行の太ったワニがマントと王冠を着けている、という具合だが何故かヘソがある。ワニは卵生なので無いはずだがまあワニなのかもわからん。他に血走った大きな左目も特徴的である。
作品の性質上、例えばクッパなどに比べるとかなりコメディよりな描写も多い。なんだってワニがバナナをそんな盗みまくらなきゃならないのだろうか。まあそれ以降は前作主人公の誘拐とかに手を染めたり、島ごとビーム兵器でぶっ飛ばそうと企んだりするがやることが一々アホくさく、長期的なクレムリン軍団の利益など考えたことがあるのかかなり疑問である。
しかしコメディ寄りではあるものの、いやだからこそできる描写かもしれないが人を苦しめて喜ぶ性質を持っている感じもある。スーパードンキーコング2では捕えたドンキーをいたぶっている描写があるし、64では失敗した部下を容赦なく処分している。アニメなどの描写も見る限り虚栄心も高いようだ。
死んだふりや64でのラスボス戦でのインチキも含め、卑劣で邪悪な打倒すべき小人物と描かれている。
ドンキーコングシリーズは魔法描写も幾つかあるが、クレムリン軍団は科学技術、特に工業生産を彷彿とさせるそれに強く頼っている。キングクルール自体、スーパードンキーコング3での活躍を見る限り工学者としての能力を持つらしい。


で、ガノンドロフ、あるいはガノン。
時系列が設定されているゼルダの伝説シリーズにおいて何度もリンクとゼルダという名前の人間と闘い、負けては復活するラスボス。
ガノンドロフとは異民族ゲルド族の稀な男性としての人間態を指す。ガノンとは怨みと力のトライフォースの力により怪物となった形態を指し、姿は作品によって異なるが豚や猪の意匠を含む場合が多い。
ゼルダシリーズは、個々の要素ではコメディも含むが全体的な雰囲気としてはシリアスである。ガノンドロフとしてはハイラル王に取り入ったり高い知性を持つ訳だが、ガノンとしては場合によっては怨みの感情しか持っておらずほとんど知性が感じられないように見える時もある。
時のオカリナではゼルダを宝石に閉じ込めリンクが来るまでピアノかオルガンか知らんが弾いて待っているという、やや嗜虐性が感じられるのかそうでないのかよくわからない描写もあった。まあ、露骨に残酷という訳では無いが部下の魔物どもに人を殺させて勢力を広げる魔王らしい魔王である。
ガノンドロフとしては悪のカリスマ、ガノンとしては人間性を喪った退治すべき悪辣な怪物として描かれている場合が多いか?いうてガノン名義でも色々策略を行ったりしている訳だが。
ゼルダの伝説に科学技術の類は多くない。最新作ブレスオブザワイルドでは古代兵器の類を使用してたりするわけだがアレはそもそも盗品である。持ちうる技は魔法・魔術の類と剣術や槍術の類である。


最後にデデデ大王。
初代星のカービィのラスボス。以降の作品でもボス役など重要な役割を果たす。
パッと見よくわからない生物だが巨大なペンギンという具合になるようだ。プププランドの大王を自称するがあくまで自称のようだ、がなんやかんやで一定の権力・あるいは影響力を持っているように思える。
カービィシリーズはコメディというかポップであり、最後の最後だけシリアスという場合が多い。デデデと闘う時は大抵シリアスではない。
プププランド中の食べ物を独占するなどの悪行はあるが、度々カービィの仲間として随行したりと悪の権化という印象は無い。
カービィアニメで顕著だが幼稚でいたずらが過ぎる、迷惑な「大王」としてのイメージが強い。
しかして仲間想いの一面や、プププランドのために行動したりするヒーロー性も兼ね揃えている。
怠惰で迷惑なガキ大将。そういった描かれ方であろうか。
カービィシリーズは魔法とかそれ以前のファンタジー世界であるがデデデ大王は魔法使いではない。むしろスマブラでも機械仕掛けのハンマーなどで見られるように科学的適正が強い。もっとも、技術者という感じはしないし、カービィシリーズでいえばもっとハイテクや工場的な描写は別でみられるが。



こうして見るとそれぞれ大きく要素が違っているのがわかる。
それぞれの作品であえて違う形にしたという感じも無いが、作品に合わせて尖らせていったところかなり違った形になったといったところか。
メトロイドのリドリーとダークサムスはまた違った印象だがこれはあえて異ならせているところもあるか。ワリオなんかはクッパと比べると相当コメディよりの印象だが、これは主人公としての特性である気もする。メタナイトは悪役って感じがしないが、それもまたヴィランの一つの形か。

作品がヴィランを定義する。必要性が個性を産む。主人公としての必要性は感情移入が求められ似通うものがあるが、感情移入の必要がないヴィラン達こそ個性が強くなるもの。
そんな中で任天堂のヴィラン達は中々に差別化できている。なるほどスマブラで一々参戦するだけの理由がある訳だ。シリーズにおいて何度も活躍しているというのも重要項だが、何度も活躍できるだけの個性もまた必要、と。
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テーマ:ゲーム - ジャンル:サブカル

  1. 2018/08/15(水) 10:53:38|
  2. ゲーム
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

カービィDX(DS版)では真・格闘王でのデデデも科学武器の使い手でしたね。
ミサイル出てくるとか…
  1. 2018/08/20(月) 22:57:15 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

> カービィDX(DS版)では真・格闘王でのデデデも科学武器の使い手でしたね。
> ミサイル出てくるとか…

デデデは科学寄りですよね。ダークマターに乗っ取られた時は別として。
そういえばカービィシリーズの最近の展開の裏設定ではハルカンドラが科学勢力と魔法勢力で成り立ってたけど対立したみたいなのがありましたっけ。
  1. 2018/08/21(火) 05:21:53 |
  2. URL |
  3. たていと1 #-
  4. [ 編集 ]

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