ネット世代の雑評論

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「ヒナまつり」14巻まで読んだので感想



ヒナまつり - Wikipedia


ヒナまつり。タイトル名はたまーに聞いていたが、ヤクザと超能力少女でギャグとかその辺の設定がちょっと引っかからなくてあまり詳しくは調べていなかったが、ニコニコでアニメ一話見たら結構面白かったし、ふたばでスレ立ってたので見てたら興味がわいてきたのでbookwalkerで1巻から14巻まで全部買って読んだら凄い良かったので感想を書く。bookwalkerで一巻から13巻まで20%引きだったけどbookwalkerも今後どうなんかね。なんかアプリ切り捨てていく予定らしいけど。
というかヒナまつり、ハルタでやってるのか。ハルタも奇妙な雑誌だよね。年10回刊とかいう。



で、ヒナまつり、どんな話かとごく簡単にいうと、

ヤクザの新田の家に超能力少女ヒナが現れる。最初は追い出そうとした新田だがなんやかんやでお互い助け合い、奇妙な親子のような形でヒナは新田の家に住むことになる。新田とヒナ、新田周りのヤクザやヒナが通う事になる学校の学友、未来からくるヒナの仲間の超能力者達、など周囲の人々とのおかしな交流を描くストーリー。

といった感じか。設定としては言うほど凝ってはいない。
この漫画の魅力はリアリティを保っているが故のギャグの爆発力、連載で紡がれるそれぞれのキャラ、台詞回しや間のキレの良さ、そんなところであろうか。やや言語化するのが難しいがストロングスタイルの日常系ギャグ漫画といったところだろうか。


主人公の片割れであるヒナは超能力が使える少女だが、まあこれを使って真面目に戦うなんて稀で大概が楽するためだとかロクな使い方をしていない。単独でヤクザの事務所を襲撃して全員のして組長を生け捕りにしたり、ビル丸ごと破壊したりと暴力的なパワーバランスでは作中で圧倒的。
しかし普段は無表情、無愛想、無口で横着。我儘でズボラで食べるか寝るか遊ぶかしかしていない。日常生活的に唯一取柄なのはメンタルの強さで落ち着いていると評されることも。
よく食べ、よく遊び、よく寝る。獣の類かと思いきや、味音痴のくせに高級食材が好きだったりPCゲームを快適にプレイするためにゲーミングPCを買ったりと、変に凝り性なところもある。
こんなんでも少しずつ成長が見受けられるのがまた良い。新田を初め周囲の人間への対応もバカなりに考えたりもする。

もう一方の主人公の片割れ、新田義史はインテリヤクザとして金融会社やコンサル会社を経営しているが、ヒナのおかげで組みを代表する武闘派だとか思われていたりもする。
ヒナとはうってかわって几帳面でマメな性格。ツッコミは激しいが先輩ヤクザ相手などでは心の中だけで突っ込んでたりも。ヒナの登場で家事一般を執り行い世話役みたくなっている。
骨董品の壺の趣味が度を越していたり、非常に人間味あふれるキャラでヒナに対してはかなり親子漫才感があるのが微笑ましい。

他にも中学生でバーテンダーをやってて高校で社長になってる三嶋瞳やら同じ超能力者でホームレスの境遇に陥りラーメン屋の老夫婦に拾われたアンズなど魅力的なキャラクターには事欠かない。
高品質なキャラとギャグ。なるほど成功するはずである。


ヒナまつりという作品において特記しておきたいところはヒナ中一時代から高一時代まで時間が飛んだところだろうか。
これによって作中の登場人物の深みが増したというか、過去が十分に描かれている分キャラクター、及びその関係性が複層的になってより面白くなっている感がある。
あまり、日常系に限らず、学校をまたぐような時代変化を行う作品は少ない。いや探せば多いが所謂日常系では良くて高校三年間、場合によれば延々と続くサザエさん時空に取り込まれていたりもする。
高校という楽園を描くことに主点を置くならばそれもまた正解だろうが、やはりキャラクターの人生を追っていくような作品もまた良いものである。
リアルタイムで幼稚園から大学あたりまで描く日常系とかないのだろうか?日常系作品のキャラの大学生活なんかもたまに興味がわくことがある。けいおんは大学編もあったが……



なんにせよ、ヒナまつり。アニメもやってるし、今から読み始めるのも悪くない頃合いであろう。
大いに笑えて、本当に泣ける。馬鹿馬鹿しくてもそれがヒトの人生である。

個人的には14巻最後の、ヒナがキャバクラで手品師めいたバイト(超能力を使っている)をして、シャンパンタワー製造機さんとか呼ばれている辺りが最高に好き。あんな生活能力の無さそうだったヒナがなんやかんや、チートは使っているもののちゃんと仕事をしている様は感慨深いし、アホくさいニックネームも新田が調子に乗って宴会でシャンパンタワーを頼んだ時のそれだというのがなんとも深い。
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テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2018/04/20(金) 01:30:01|
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