ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

ポケモン、神話と研究の溝

ふしぎ!?ポケモンすがた図鑑 ポケモンだいすきクラブ

ポケモンの世界観設定と言うのは厳密・明確になされていない。
まあ、シリーズの長いゲームではよくあることだが、設定に束縛されてゲームが作りにくくなるのを阻止するためであろう。設定でゲームを作るのではなくゲームから設定を作るのだ。

とはいえ、なんやかんやで世界観を一つのするポケモンシリーズは細切れの設定がボタ山のごとく集積されている。
特に毎度毎度ポケモン図鑑と言って一匹ごとにポケモンの小解説を入れていることは大きい。
インド象や東京タワーはあの世界に存在するのか。草ポケモンじゃない木は普通に木としてあるのにどうにもポケモンと人以外の動物は存在しないように見えるのは何故か(初期のアニメのアートワークでは犬がいるんだっけ?)。色々疑問のあるところもあるが設定資料となり得る部分である。


で、前々からたまに言われる話だが、創造神だという神話のあるアルセウスとポケモンの共通祖先だという研究のあるミュウ、どちらが先なのかというのがある。
世界が創造される前にミュウがいた?ミュウはあくまで一般ポケモンの先祖とかで伝説・幻は関係ない?
どうにも収まりが悪い。

まあ色々考えられるが、ここで最近ポケモンの公式の広報サイトの一種のポケモン大好きクラブの企画ページ「ふしぎ!?ポケモンすがた図鑑」を見ていこう。
進化(生物学的には「変態」だよな)以外で姿を変えるポケモンについて、オーキド博士といとこのナリヤ・オーキドが解説するページだが、結構伝説ポケモンにも話が及んでいる。
色々見ていくとオーキド達研究者は神話や伝説はあくまでそう言うモノとして受け取り、あるいは迷信として信じないという立場を取っている。そんなんでおもむろにミミッキュの中身を見ようとしたりもする。

ポケモン世界において神話と研究、どちらが正しいかはわからない。
だが対戦プレイにおいて何人もが一匹しかいないような伝説を持つポケモンを持っているというツッコミにも一つの回答が出来る。伝説はあくまで伝説であり、ゲーム中で一匹しか入手できない伝説ポケモンであってもポケモン世界を巡れば割と何匹何十匹何百匹あるいはそれ以上いる、せいぜいが希少種でしかないという回答である。



結局のところプレイヤーにその判断をさせているのであろう。
科学と幻想。SFとファンタジー。どちらか好ましいと思う方を選ばせる。なるほどポケモンは初代赤緑のころからパッケージの段階から最後まで選択肢ばかり突きつけてくるゲームであった。

自分が思う行動を繰り返し頂点を目指す。なるほどポケモンと言うゲームがプレイヤー自身の体験、ナラティブを重視していることが良く判る。
ゲームの世界観設定自体は曖昧模糊としていても、ゲームデザイン自体は明瞭としている。小さな疑問からゲームフリークのゲームの作り方が見えてきた、そんな気がした。
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テーマ:ゲーム - ジャンル:サブカル

  1. 2017/12/16(土) 16:56:29|
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