ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

ちょっとelonaやってみた感想とか

elonaやってみた感想。
まあ殺されたり埋まったり這い上がったりとか何回かしてこのゲームの大まかな輪郭を掴んだかなと思ったくらいやった挙句の感想。
あ、elonaってのはローグライクゲームの一種、シレンとかトルネコとかみたいなゲームの一種で、初代ローグから続くフリーゲーム系のローグライクの血筋が濃いゲーム。これもフリーゲーム。elona公式サイト



まずグラフィック。生粋のローグライクは基本はテキストベース、@やら#やらアルファベットやらで現されるのが普通だがelonaはちゃんとグラフィックがある。
テキストベースのほうが想像力を掻き立てられていいとか言ってた人もいたが徒に初心者に対して敷居を上げるからだろうか。まあローグやらあの辺がテキストベースなのは昔のコンピューターの都合だろうし。
だがフリーゲームという事を考えるとグラフィックにばかり力は入れられない。ドット絵にしてもCGにしても大変なのだ。個人製作ではやはりこれがネックとなるか(個人製作だよね?)。
余談だが、チュンソフト製作のポケモン不思議のダンジョンは何百種類にもわたるポケモンの上下左右斜めの待機動作、移動動作、攻撃動作とドッターが死にそうな仕事をしている。この辺が企業と個人の違いか。
というわけでグラフィック周りはローグライクゲームの鬼門であったわけだ。
elonaはどうであろうか。
まあグラフィックはフリーゲーム的には、キャラやアイテムはそんなでもないがイベント的なのは綺麗なのでそれなりにいいほうか。それに結局テキストベースのそれに絵を載せたような印象も受ける。根本ではNetHackのスキンと変わっていないか。

そして、フリーのローグライクゲームのもう一つ初心者を蹴飛ばす要素、操作性について。
ローグやNetHack等はタイピング養成ゲームと揶揄されるほど操作が難しい。
そもそもキーボードのみでの操作を前提としているのが問題のような気もするが、キーボードを全部使いこなすように進化して来ているのだから仕方がない。大量のキーによって高い行動の自由度を得ているという事か。
しかも何の行動も当てはめられていないキーを押すとヘルプは?で見ろとか言われ(たり自爆するだの死んだだの馬鹿にされたりする)るわけだが、またヘルプもテキストベースで見にくい。初心者はしたい行動を探すだけで数分かかったりする。
変愚蛮怒ではエンターキー(だったっけ)でメニューを開いてほとんど行動が出来るのが非常にありがたかった。稀にしか使わないようなコマンドまで覚えなくても良いし、メニューにはコマンドではどうするかが書いてあって次に使いやすい。
ではelonaではどうなっているか。
まず、ヘルプが見やすい。テキストベースでないだけ見やすいしキー配置についてまず書かれてある。そしてその行動にどういう意味があるかとか専門用語だとか知りたい事が載っている。NetHack等はスポイラー、攻略サイト無しにクリアできたら英雄というレベルだが、elonaは案外可能なのか?糞難しそうだが。
そして変愚蛮怒でいうメニューに当たるような機能も搭載されている。だが綺麗にまとめすぎて変愚蛮怒のそれより低機能な印象が。
結局操作性については、それはNetHackあたりと比べたらはるかにマシだがやはり直感的とは余りにも言えない。何でもできるが故の弊害か。移動にテンキーってのも多少疑問が残る。
マウスとか使わせてくれないのかな。根本的にアレだが。

と、ローグライクの二大初心者バイバイはだいぶマシになっているとはいえ依然としてあることがわかる。構造的欠陥といえるのかもしれないが、今後の改善に期待したい。
実は他にもローグライクには初心者バイバイ要素はある。単純な難易度の高さだ。
例えば初代ローグ(ローグクローン)はかなり単純なゲームなのに非常に難しい。初見で(ローグライクやったとこの無い)クリアできる人間はいないのではないだろうか。せいぜい初見では氷の怪物にわけもわからず殺されるのがオチであろう。
NetHackも難しいしangbandも厳しい。死んだら0になるという構造がまず難しいのか、それ以前に単純に悪意がある難しさなのか。
昔、ゲームはは難しいければ難しいほどいいという考えがあり、初代Wizadryやウルティマは同じ頃のゲームだがそれこそわけのわからない難しさがあり、大変だった。昔と今ではゲーマーの層が違うのか環境が違うのか。それとも?
これはコンシュマー機のローグライクゲームにも実はある問題で、死んだら0になるというシステムはスリルは増すが積んでいく楽しさが無い。これを解決しようと色々な策をとっている。不思議のダンジョンシリーズでは持ち帰ったアイテムが次の冒険で使えたり救助システムやチュートリアルなどでバランスをとっている。初心者は色々使い上級者は使わずにというカービィ的なアレだ。まあ、成功しているといっていいのだろう。
変愚蛮怒ではイカサマモード(性格で「いかさま」を選ぶ)があって、スコアが1(クリアすると2)になる代わりに、非常に強い能力補正、システム的な援助、カンストした金がもらえるいうのがある。大味だが変愚蛮怒の何たるかはわかる。これでも初心者は最初の洞窟のボスあたりで死にかねない。吹っ飛んでるようでかなり調整されたシステムだった。
elonaではどうか。
まずチュートリアルがある。他のフリーローグライクでは見られなかった物だ。グラフィックがちゃんとあるからこそ上手くいくのだろうか。操作の基礎の基礎を教えてもらえる。
そして死んでもそのデータのセーブしたところからやり直す事が出来る。まあ他のローグライクでもセーブデータをコピーしてバックアップとかできなくはないがゲーム側で出来るのは新しい。まあそれでも死んで埋まったらelonaは閉じられるので面倒ではあるが。更に這い上がるという行動も出来る。ある程度の金銭とアイテム(レベル6以上なら能力も)犠牲にして復活できるのである。「死んでも0にならない」というのは結構安心できる。
angband系は一度も冒険という感じではなく何度もダンジョンに潜ったり出たりというゲームで、elonaもそれに近いタイプで、いうなら最近のRPGに近いといえよう。ならばD&Dからの本当にキャラクターが消えるという方式よりもこちらの方がいいのかも知れない。
ダンジョンの難易度に関しては、まあ他のangband系とさして変わらない印象だが、街で経験値や能力や耐性などを鍛える事が容易なのでゲーム自体の難易度も易しくなったと言えるだろう。
もちろん自由度が高すぎて最初に何をすればわからないという難しさはあるにはあるが、まあちょっとウィキでも見ればなんとかなるだろう。

そう。自由度。elonaを語る言葉として一番多く使われるのが自由度が高いという事だ。
他のローグライクのような行動の自由さだけではない。目的も、できることも非常に多い。
普通にメインクエスト、RPGのような世界の巨悪を倒すのも良いし、サブクエストとして困った人を助けるというのも良い。家を豪邸にしていろんな物で飾って人を雇ってもいいし、核爆弾を街中で爆発させて大虐殺、箪笥ごと物を盗んだり、セックスしたり(異性や同姓やその他意味のわからない者と)卵から子供を作ったり、パンツを願ったり・・・
オフラインのMMOゲームとも呼ばれる自由度の高さはオンラインゲームのように人をのめり込ませる魔力がある。
そもそもキャラメイクもオンラインゲームのそれと似ている。性別を決め、髪型やら体格やら服やらなんやら決め、種族、人間のようなのやドワーフのようなのからゴーレムとか挙句にはかたつむりの中から選び、職業も選び(戦士とか魔法使いとか観光客とか)、ステータスもダイスロールで選び、・・・といった具合である。あるいはMMOを参考にしたのかもしれない。
各個人各々のプレイスタイルでゲームできるあたり素晴らしい。

そしてローグライクの代々伝わるダンジョンを潜る楽しさもちゃんと受け継がれている。ダンジョンに潜る楽しさこそがローグライクの真骨頂であり基本であり、ローグやネットハック、アングバンド、その他シレンやトルネコが楽しまれる要因である。
できる事は非常に多い。アイテムを拾い、鑑定したりしなかったり、矢を打って敵を倒したり、強い敵がいれば逃げたり、神に祈ってみたり、ポーションで自分を強化したり回復したり・・・
自由度もこれに関係しているのか。とにかく自由度が高くなった分ゲームバランスはともかくとして色々出来て面白い。




私のちょっとした印象では、elonaは、過去のローグライクゲームの欠点を出来うる限り軽減し、既存の面白さを守りながら新たな要素を加えた。正統派とはいえなくともローグライクゲームの新世代として恥じるところの無いゲームと言えるだろう。暇な人には是非オススメしたい。暇じゃない人は生活が壊れるかもしれないのでほどほどにね。


後、世界観や設定、キャラなども全部オリジナルなのも興味深い。OPやシナリオなどがちゃんとしていて、「冒険している」と感じれる。
変愚蛮怒などはangbandの地下深くにいるモルゴス(指輪物語とかトールキンの作品調べてね。ググッてもいい)を倒せというシナリオから変化したZangbandのロジャー・ゼラズニイ作品の影響が入って、混沌のサーペントがラスボスになったりクトゥルフ神話も混ざったのを、変愚蛮怒ではそこから日本のアニメ漫画等からのキャラクターが
入るというカオス状態であった。それはそれで面白いのだが余りにも(名前からしてアレだが)アンダーグラウンドな空気を醸し過ぎである。
そういった意味でも頑張っているといえるだろう。俺は変愚蛮怒のカオスさの方が好きだけども。ガチャピンにフルボッコにされたり。




追記
これ256番目の記事なのね。2の8乗。キリがいい数字って思う?思う人は理系なのかな。そういう物でもないか。

更に追記
elonaの最序盤はお使いとか、簡単な依頼を受けるのを優先的にやったほうがいいよ。結構儲かるし。
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テーマ:ゲーム - ジャンル:サブカル

  1. 2010/09/14(火) 03:12:39|
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