ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

天鏡のアルデミラン12巻、読んだので感想

ようやく種明かしといったところか。
予想は付いてはいたものの、ロボットが作れるほどの文明が一回滅んで、アルデラミンが北極星になるほど時間がたった世界での架空戦記。良い設定をしている。ファンタジーでは無くサイエンスフィクション。見た目の違いは小さいが実質は大きく異なる。

とりあえず、全ての設定面、キャラクター面での謎、語られていない点を出し切って、さあ最終戦争だ、という具合まで持ってきた。後半の区切りとでも言おうか。戦闘は無いものの壮絶な巻であった。

イクタとジャン、二人の関係性。主人公と裏の主人公。
アナライ・カーンがもたらした科学発展がこの作品でどう言う意味を持つのか。
作品の絶対悪たるアリオはどう始末されるのが正解なのか。
帝国側の最大の急所たるトリスナイはどうすべきなのか。


主目的である、イクタとシャミーユの作戦、帝国はキオカに上手く負ける。これが最大限目指すべきところだと改めて提示された感がある。やや現実の第二次大戦下の日本とその復興が前提にある感のあるやり口。
それにはもちろんトリスナイが邪魔という事になる。トリスナイは切り札として帝国の妖精全体を人質に取っているが、妖精の真実を知ったイクタたちはその裏を取れるか?

逆にジャンにとってはアリオの支配下から逃れ出ることが目的になったと言えようか。アリオのやり方に気付かされたジャン。今まではどうしようもなかっただろうが戦争が終わり悠久の平和が訪れた時技術が解放されることを知ればどうなるだろうか。まさしく彼は目的に達しゆっくりと眠れる日が来るかもしれない。それを阻害するのがアリオでありキオカのラスボスである。


二人の主人公と二人のラスボス。
話の軸が完全に定まった。
イクタ自身がどういう道を選ぶのか、それが最後の謎か?生きて話が終わるとも思えないが。英雄として死ぬか、あるいは?

天鏡のアルデミラン。ついに佳境に入るか?大風呂敷の畳み方、期待して注目したい。
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テーマ:読書 - ジャンル:サブカル

  1. 2017/07/09(日) 01:45:09|
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