ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

各地の神話で同一起源、同一人物設定の神とか

神の一覧 - Wikipedia
比較神話学の本ってクッソ高いのばっかだしイマイチピンと来る奴がない。



まあ適当にパッと思いついてわかる範囲で。
一応明確に繋がりがあるものだけ。

ヴァルナ(古代インド神話最高神、時代を下ると天空神、契約の神、水の神へ)
=アフラ・マズダー(ゾロアスター神話創造神)
=スプンタ・マンユ(↑と後期ゾロアスター教、ズルワーン教で同一視、ゾロアスター神話の善の創造神)
=ヴィローチャナ(ヒンドゥー教、太陽神、アスラ族の王)
=大日如来(仏教・密教における最高仏)
=天照大神(神道、太陽神・皇祖神。神仏習合の解釈により大日如来から)
=水天(仏教、十二天、水の神。ヴァルナから)
=水分神(神道、神仏習合により水天から。水の分配やら港やら水全般の神、及び水源地としての山の神、田の神、発音から子供の守護神など)
=天御中主神(神道、創造神、始源神。神仏分離の際、水天は元々ヴァルナでヴァルナは元々最高神だったので。)
=天皇大帝(中国神話、道教より北辰(天の北極)の神格化。四御の一柱。万物、生霊と戦争を司る天帝)
=北極紫微大帝(道教の北極星の神格化。四御の一柱。風水、四季と日月星辰を司る天帝。天皇大帝と習合。)
=北斗星君(道教、北斗七星の神格化。死の神。天皇大帝と習合。)

やたらにミームのコピーと改変、同一視を繰り返すからこんなことになってしまう。
北斗星君だってほとんどやってること閻魔みたいなもんだから一緒にしても良かったんだけどそうなるとまたもっとグチャグチャ増える。


ミトラ(古代インド神話、契約の神。友情・友愛の守護神。太陽神の一柱。ヴァルナと表裏一体)
=ミスラ(イラン神話、ゾロアスター神話。古代においてアフラ・マズダーと表裏一体の天則の神。ゾロアスター教においてヤザタ(中級の善神)の筆頭神。司法神、光明神、戦士・軍神、牧畜の守護神。死後の裁判を司る。)
=ミトラス(古代ローマ、ミトラス教の主神。太陽神。牡牛を屠るミトラス)
=ソル・インウィクトゥス=ソール(ローマ神話、太陽神)
=ヘーリオス(ギリシア神話、太陽神)
=アポローン(ギリシア神話、オリュンポス十二神。芸能・芸術の神、羊飼いの守護神、光明の神、「遠矢の神」、疫病と医術の神、予言の神)
=弥勒菩薩(仏教、未来仏)
=メタトロン(ユダヤ教、契約の天使、天の書記、神の代理人、小YHWH)

ソル・インウィクトゥスの誕生日が12月25日で冬至の終わりを示すとかでローマ人が祭りをやってたのをキリスト教がキリストの誕生日にすり替えた訳だけど、これでキリストも同じってことにすると三位一体だからYHWH自身も同一になるとかいう狂気が垣間見える。


インドラ(インド神話、雷霆神、天候神、軍神、英雄神)
=インドラ(ゾロアスター神話。虚偽の悪魔)
=帝釈天(仏教・護法善神)
=釋提桓因(檀君神話)

これはだいぶマシな方で全部完全に同一人物的な扱い。とはいえ雷神としての性格からゼウス、トール、スラヴ神話のペルーン、リトアニア神話のペルクナス、フィンランド神話のウッコなんぞと同一視しだすともう大変なことになってくる。
シヴァとの繋がりも考えられるがやや薄いので今回は無し。
ちなみに古代インドではインドラが神々の王だった時もある。


ルドラ(インド神話、暴風神)
=シヴァ(ヒンドゥー教の三柱の主神の一つ。最高神、破壊神、ヨーガ、瞑想、芸術の守護神)
=アグニ(インド神話、火の神)
=アータル(イラン神話、火の神。ヤザタの一柱)
=火天(仏教、十二天)
=ディオニューソス(ギリシア神話、豊穣とブドウ酒と酩酊の神)
=バッカス(ローマ神話、ワインの神)
=リーベル(ローマ神話、ワインと豊穣の神)
=サルワ(ゾロアスター神話、無秩序の悪神。ルドラやシヴァから)
=大黒天(密教、仏教、神道の神。シヴァの別名マハーカーラから)
=大国主(神道、国津神の主宰神。出雲神社の祭神。大黒天と習合)
=大物主(神道、大神神社の祭神、蛇神、水神、雷神、稲作豊穣、疫病除け、醸造の神、国家守護神であり祟り神)
=不動明王(密教、五大明王の中心。大日如来の化身)
=大自在天(仏教におけるシヴァ)
=天満大自在天神(神道、菅原道真の御霊の神格化。大自在天と習合)
=大威徳明王(密教、五大明王の中で西方の守護者)

ヴィシュヌとの同一視は採用していない。化身とかそういうの合わせると重要な神すべて繋がりがあることになるのよね。
ディオニューソスとの同一視はやや厳しいところもあったがまあ面白いので。
基本的には無茶苦茶やる神という性質は変わっていない?
事もあろうに、大自在天を不動明王が調伏する説話が密教にあったりする。同一人物では?
五大明王の内二つを占めていたり、大威徳明王は菅原道真と習合しているのと同時にシヴァとも関係があるともう無茶苦茶なことになっている。
他にもゾロアスターの風の神ヴァーユ・ヴァータとの繋がりなんかも考えられたりとやりたい放題。


ヴィシュヌ(ヒンドゥー教の三柱の主神の一つ。最高神、維持、守護の神)
=クリショナ(ヒンドゥー教、神聖さ、愛、知、美の神。ヴィシュヌの化身)
=ジャガンナート(インド洋東岸オリッサ地方の土着神。クリショナと習合)
=ブッダ(仏教の開祖。ヒンドゥー教的にはヴィシュヌの化身)
=那羅延天(仏教におけるヴィシュヌ。スリランカでは仏教の守護神とも。毘紐天ともいう。)

まさかの仏陀。化身ってのをどう見るかというのもあるが。まあニャルラトホテプの化身がどうたらこうたらってのと同じ。


ラー(エジプト神話、太陽神、最高神。ハヤブサの頭を持つ)
=アトゥム(エジプト神話、天地創造の神太陽神(朝の太陽))
=ケプリ(エジプト神話、太陽神(日の出)。フンコロガシの頭を持つ)
=ホルス(エジプト神話、天空と太陽の神。ハヤブサの神。)
=アメン(エジプト神話、太陽神。元々はナイル川東岸のテーベ地方の大気の守護神、豊饒神)
=アモン(ヨーロッパにおける悪魔学の悪魔。ゴエティアによると序列7位の侯爵)
=ゼウス(ギリシア神話の最高神。天空神、神々の王。アメンと同一視)
=ユーピテル(ローマ神話の最高神。天空神)
=ディヤウス(インド神話、天空神、雷、雨、豊穣を司る神。主神であった時期も。インドラなどの父)
=テュール(北欧神話、軍神。トールとは別)
=マールス(ローマ神話、戦と農耕の神。テュールと同一視)
=アーレス(ギリシア神話、戦の神。戦闘時の狂乱の神格化)
=トール(北欧神話、戦神、雷神、農耕神。雷神なのでゼウスやユーピテルと同一視)

上の方で言及したペルクナス辺りとの繋がりもあるが絶対的ではないので採用しない。まあ同じ神話が流用されてるんだろうが。
さて。テュールがトールとは違うはずなのに結局同じになってたりヒドい混乱が見られる。
エジプト神話はエジプト神話内でものすごくグチャグチャになってるし。


ヘルメス(ギリシア神話、オリュンポス十二神の一人。神々の伝令使、旅人、商人などの守護神、その他色々。トリックスター、文化英雄)
=トート(エジプト神話、知恵の神、書記の守護者、時の管理人、楽器の開発者、創造神。魔術の神。トキとヒヒを聖獣とする)
=ヘジュウル(エジプト神話、知恵の神。トートと習合。ヒヒを聖獣とする)
=メルクリウス(ローマ神話、デイ・コンセンテス (ローマ版オリュンポス十二神) の一人、商人や旅人の守護神。ヘルメスと同一視)
=ヴォーダン(ゲルマン神話)
=オーディン(北欧神話、主神にして戦争と死の神。詩文の神、魔術の神。知恵の神)

オーディン周り。トートも最高神だったりするよね。
ヴォーダンはWednesdayの語源になったことで有名。
ちなみにヘルメスはヘレニズム化されたアヌビスと融合してたりすることもある。なんだって同じとこの別の神と融合するのだろう。


キリが無いので今回はここまで。インド神話に偏りすぎた感もある。エジプト関係ではオシリスとかイシス、ホルスあたりを穿っていっても面白いけどまたふわふわした繋がりが多くなる。オシリスがハーデースと同一視されてセラピスになって、ハーデースはローマ神話でいうところのプルートーで、それは同じローマ神話の死の神オルクスや慰霊の神フェブルウスと同一視される、とか。

個々の事象に捕らわれてそこに本質的なものがあると誤解するのは愚かだが、こういう繋がりを見ていくのも面白いもの。
流石にアメリカ大陸の神話にまではくっつかないが。基本古代行き来が盛んなのはユーラシアだもんね。そらインカとアステカで同じような神もいるだろうが。
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テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2017/05/28(日) 04:47:50|
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