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異世界モノとハイファンタジー云々について

アニヲタWiki(仮) 異世界モノ
異世界 ニコニコ大百科
ハイファンタジー ピクシブ百科事典
ハイ・ファンタジー - Wikipedia

異世界モノとハイファンタジー。
異世界モノというとまず思い浮かぶのは最近有名になってきたいわゆる「なろう系」のライトノベルか。ハイファンタジーというと多くの人がまず頭に思い浮かべるのはファンタジーの古典中の古典、金字塔である指輪物語であろう。

これらはお互い大きく重なり合う、あるいは内包する創作ジャンルである。
と、いうか文脈によっては同じ意味で使われる場合もままある。が、やはり多くの場合で違いは見られるものだ。

まあ異世界モノはファンタジーには限らない(SFなんかの場合もある)とかそういうのは置いておくとして、異世界モノは現実世界とのつながりを持つ。ハイファンタジーは持たない、あるいは持たなくてもいい、というのが定義の差異だろう。
現実世界とはつまりこの地球の世界のことである。おおよそ今この文章を読んでいるあなたが住んでいるような世界である。※もし異世界の方が読んでおられるのならば、この文章はあなたに向けられたものではないことを留意していただきたい。
ハイファンタジーの場合、現実世界が作中に存在してもいいが、作中の活劇の主たる舞台ではないことが必要である。それでも定義によってはそれはローファンタジーである、とする場合もある(ハードSFソフトSFのような区切り方をする場合もあるが今回は考えない)

実際的に、完全に現実世界と関わりのないハイファンタジーというのもやや少ない気もしてくる。指輪物語でさえ、よくよく世界観設定を吟味すればアレは過去、古代の地球の世界の話だとわかる。
事の本質としては、作中で現実世界が重要な話題かどうか、というところでグレーゾーンの作品は多い。

そして、異世界モノもまたグレーゾーンは多い。異世界モノというと現実世界の技術やら知識やら物品やらで無双というのはありきたりな話ではあるが、こういう話の組み立ては古典と呼ばれる作品にも多く、火星のプリンセスは現実に想像された火星での地球人の活躍を描いた古典SFで、火星でなくても白人酋長ものと呼ばれる作品は未開な地に文明社会をもって活躍するという筋書きで、なるほどアフリカの奥地もその時代ならば異世界といえるのやもしれない。


ハイファンタジーの対義語はローファンタジーで、現実世界を舞台として魔法やらモンスターやらが出てくる作品、という事になる訳だが、どこまでならハイファンタジーでどこまでならローファンタジーかという定義は今の今まで決定されていない。

例えばハリーポッターは現実地球の話ではあるが、魔法使いの世界という領域が存在するようで作中の大部分はそこで繰り広げられる。しかしそうでない、魔法使いとは関係のない現実的な舞台もまた重要な意味を持ち、魔法使いではないキャラ(作中用語でマグル)も重要人物となり得る。
概ねハリーポッターはローファンタジーとして扱われているだろうか。

東方projectなんかはどうだろう。東方は地球、日本という現実世界の中に存在する幻想郷という異世界を主たる舞台とする。たまに地獄や魔界や天界などといった別の異世界に行くこともあるが、異世界で話が完結する場合がほとんどである、
そう、ほとんどである。幻想郷の外の現実世界は、「外の世界」としてたまに描写され、作中人物のいくらかが外の世界の出身であったり、場合によっては外の世界に行くこともある。そして外の世界の物品がたまに幻想郷に流れ着き、情報や文化がもたらされる。
外の世界関係なしに完結する作品もあれば、外の世界が重要なテーマとなる作品もある。微妙なところであるが、定義によってはハイファンタジーといえなくもないか?例えば紅魔郷一作品ならばハイファンタジーと言えるだろう。細かい設定がその時既に存在するとしても。

オズの魔法使いなどは?そういえば異世界モノ、異世界転移に相当するが、特に現実世界の要素関係なく運頼りで無双してる感もあるがまあいいや。
ドロシーはカンザス州の出身だが、オズ王国はどこからどう見ても完全な異界、異世界である。そして異世界のファンタジー的ルールにのっとって話は進む。しかし作品全体的なテーマとしては当時のアメリカ政経済の揶揄といった面もあり、現実的な要素も大きい。
難しいところである。オズもまたネブラスカ州の出身だし、あるいは夢オチという目もあるのでやはりローファンタジーか?



創作の類型は多く、異世界と言っても色々な形がある。
それぞれに異世界の設定には作品にとっての意味がある訳だ。
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テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2016/10/06(木) 03:11:20|
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