ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

涼川りん「あそびあそばせ」読んだので感想

あそびあそばせ - Enpedia
こどもの文化 - Wikipedia


Amazonさんが熱心に買えって言ってきてくれたので普通の本屋で買ったら実際かなり面白かったので感想を書く。

まず漫画としての類型としては、中学女子がいまいちよくわからない部活を作ってのんべんだらりと雑談なりなんなりするタイプのそれ、ということになる。
この類型では日常系かギャグ漫画か、そのどちらに寄るかで内容が随分変わってくるわけだが、まあ完全にギャグ漫画である。


で、作中のテーマとして、所謂「子供の遊び」が含まれている。あっち向いてほい、けん玉、羽子板、いっせーのーせ、手押し相撲、ズック飛ばし、こっくりさん、大根抜き……
他にもオセロやらテニスやらもやっているが、子供っぽい遊びが良く出てくる。
それと同時に性的な下ネタやら英語の試験がどうとかいう話題も出てくる
作者デビュー作のりとる・けいおすは小学生の話であった訳だが、あそびあそばせは中学生の話。子供と大人の境目であり自我が目覚める中学生特有の不安定さが作中に存在する。子供じみたことをある程度歳をくってからやると滑稽なありさまとなる。

で、りとるけいおすでも顕著な特徴としてあったが、少女たちの顔の崩し方が凄まじい。ほとんど少女には見えないほどのデフォルメ絵になったり、異常にリアルな画風になったりと忙しい。それぞれの場面で画風を使い分けて妙な間を作ったりして笑いを取っている。


遊びにマジになる。なるほど中学生らしいと言えるかもしれない。しかしそれはやった方が負けなのでは、という感もある。
単純に見ても面白いギャグ漫画であるが、テーマ選びの妙が作品に深みを与え、特殊な画法によりまとめている。
一筋縄ではいかない学園ギャグ漫画であった。
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テーマ:読書 - ジャンル:サブカル

  1. 2016/09/23(金) 02:22:13|
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