ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

ヤンジャン26号に中山敦支先生の読切「ゾンビマリア」が載ってたので感想

中山敦支 - Wikipedia

ヤングジャンプ2016年度26号に中山先生の読切漫画、「ゾンビマリア」が載っていた。
私は中山先生の作品が好きで、特にヤングジャンプでやってたねじまきカギューは毎週感想を書いていたほどである。
中山先生の作品では週刊少年サンデーに載っていたトラウマイスタが急転直下の最終局面の展開で有名だろうか?
中山先生は一年半ほど前に週刊少年ジャンプで西尾維新先生原作の読切「オフサイドを教えて」が掲載されて以降音沙汰がなかった。それだけに今回の作品の予告には驚かされ、期待させられた。

そして、相変わらずの中山先生ぶりに安心させられ、満足した。


ゾンビの美少女「マリア」に樹海(作中では単に森と表記されているが)での自殺を目論む少年「操」、とまたらしい設定。
ゾンビであるマリアのキャラデザも左目が無く右手が白骨と中々キている。生の喜びを標榜するゾンビという捩じれ。
怪しい表紙カラーイラストもまた作中の内容をきっちり組み込みながら素晴らしい完成度。

二人の出会いから陽気なマリアに影響され、操も死を求めることをやめる…… という流れからの衝撃的な展開。
操の過去、マリアの言う「あたしたちは幸福(ハッピー)になるために生まれてきた」という言葉、そして、壮絶にして深く、重い結末。

後半の展開についてのネタバレは今回避けるが、この読者をふっ飛ばしていくような作風は中山先生ならであった。



長い間が空いたが、また中山先生の連載を読んでみたい。
ヤングジャンプはカギューが終わってからまともに読んでないもんなあ。ゴールデンカムイ目当てで買ったりもするが。
人を選ぶ作風なのかもしれないが、なら雑誌を選べばいいのでは、とも思う。ヤングジャンプじゃあ無理ってこともないし、週刊少年ジャンプでもやれると思っているが。これからの中山敦支先生にも注目である。
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テーマ:読書 - ジャンル:サブカル

  1. 2016/05/27(金) 00:58:35|
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