ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

動画紹介「NHK-FM<ふたりの部屋>別役実『虫づくし』より五編」



虫づくし。こういう類の嘘エッセイ本の中では、というとジャンルが狭すぎる感があるが、あらゆる本の中でも最も好きな本の一つ、いや最も好きな本とさえ言っていいかもしれない(容易く最も好きだというと安く見られそうなので日和っている)

そういえば虫づくしがNHKFMでラジオ化されて流れてたらしく、前に前文部分(「虫は虫である」という部分は有名か?非常に狭い輪の中では有名かも?)は紹介した記憶もあるが、本編部分もいくつかようつベにあったので紹介したい。



作者の別役実は日本の不条理演劇を確立させた第一人者、とのことだがこのブログを読んでる読者層には馴染みないだろうか。むしろセンター試験現代文の頻出作家で、著作権の問題から過去問題集に掲載を認めなかったことで有名だろうか?あるいは娘のべつやくれいがデイリーポータルZで知ってる人もいるか?

まあ演劇家という事になる訳だが、我々の業界(?)では嘘エッセイで有名である。
特に虫やら鳥やらもののけやらサンズイの付く漢字やらをテーマとして、尤もらしく大嘘を並びたてるづくしシリーズは完成度の高いものばかりである。
づくしシリーズの最初の作品である「虫づくし」は我々の業界(?)では一種バイブルのようなものとさえ言っていい。


どうしてかたつむりの話でかたつむり病とかいうかたつむりの何の関係もない、というか何のものではない病気の話に入って終わるのだろうか。
ここにはないがナメクジの話で養毛剤をナメクジに掛けて毛ナメクジにして卑猥で放送禁止になったとかなんとか言い出すのは理解できない。


で、ラジオだが、やはり声でうまく調子をつけ、曲で雰囲気を出してまた新たな価値を産み出されてるように感じる。
うさんくさい話に、まあ全部嘘っぱちなのだがそこに様々な調子がついて聞き飽きず、より様々な笑いが出てきている感がある。



はっきり言ってあまり知られていない気もするが、こういうのこそ知ってもらいたい。
嘘サイトも今ではそこそこあるが、そういうものの源流がある、ように思える。
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テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2016/05/25(水) 00:30:30|
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