ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

へうげもの第21巻、大砲とスタンプ第5巻、螺旋人同時上映、買って読んだので感想

感想書こうと思ってたけど中々書けてなかった。


へうげもの21。

大坂冬の陣前半戦ぐらいか。そうなると、まあ長くても終わるまで30巻は行かないか。25巻かそこら?もっと早く終わっても驚かない。
方広寺の鐘の件は実際、諱を使ったりしたのは非常識だったようだが、それにいちゃもん付けて戦争を起こすのも無茶苦茶だよな。冬の陣で和睦しときながら堀全部埋めた件も騙し討ちに当たるし、このころの徳川家はかなり強引である。
まあこういうのはなんでもそうだが、豊臣方もだいぶアレなんだが。

伊賀焼。信楽焼を長く焼いた感じらしいね。高級品で大量生産には向かず、茶陶によく使われるとかなんとか。
で、できたのがあの破袋と。実際に織部が関わってたようで、歪んで割れてよくわからんゴミが付着してて、これを良しとする織部はまさにあの時代にて前衛の域に達していたことがよくわかる。インパクトで言えばあらゆる焼き物の中でも随一か?

大文字焼やら織部暗殺計画やらありえなさそうなことを堂々と書き連ねるのは歴史創作の特権か。へうげものはこの辺がかなり大胆だ。
へうげもの。最後はどう終わるか、どういう結論を迎えるか。今から期待したい。


大砲とスタンプ5。

戦争漫画というより戦時下漫画といった方が近いんだよね。基本は後方の兵站だから。まあなんやかんやで前線にも行く羽目になるがそれもまた戦時下か。

戦争の功罪、マフィアの跋扈、密造酒、国債、鹵獲品の運用、武器商人、ドサクサに紛れた独立、インチキ国家、プロパガンダ放送……
他にもミサイル万能主義な戦闘機やらニセ札やら、前線ではない戦争あるあるが豊富に楽しく描かれている。
前線でドンパチするだけが戦争ではなく、国家のあらゆる箇所を変化させるのが大規模な戦争というものだ。
まあこの漫画は一次大戦から結構最近の戦争まで色々混ざってるが、戦争を何でも書けるような設定ということであるわけだ。

個人的にこの巻で一番笑えたのは、要塞を探索してた時に偶然王墓の金銀財宝を見つけて、せっかくだから略奪した時のキャプション「この出来事は後世大公国軍による蛮行のひとつとして伝えられる」辺りか。
複雑な状況で善悪の基準もあいまいな世界。それぞれの国家、組織、個人には別個の正義があり、それすら時代によって変化しうる。いきなり時代を超えた突っ込みをされたら笑うしかない。


螺旋人同時上映
大砲とスタンプの作者の短編集。
やはり戦争、戦時下の話ばかり。近代辺りが多いがSF(?)も。

代書屋シリーズ。代書屋。司法書士の前段階みたいなものか。まあ手紙なんかも書くが。
こういう渋いテーマで話を進めるのが上手い。混迷の中の近代を上手く描ける人だよね。

他はファンタジー要素が強い、聖バルバラだとか狸だとかドラゴン(これはちょっと違うか)だとか。宇宙物のSFで狸ってのはだいぶ新しいか。化けたら宇宙空間を飛べるってどういうアレなんだ。

派手な魅力というより、読んだ人に何かを残して考えさせるような作風が得意な作者。
結構色々出してるので他にも読んでいこうかなあ。まあそこそこ読んでるけどもっと。




年末は読むべき本が多い。何にせよ忙しい。師走というだけはあるか?関係薄いか。
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テーマ:読書 - ジャンル:サブカル

  1. 2015/12/26(土) 06:12:58|
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