ネット世代の雑評論

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ゲーム音楽、つまりVGMについて少し語る

ゲームミュージック - Wikipedia


みんなで決めるゲーム音楽ベスト100まとめwiki
第9回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100の投票期限は10月31日まで。投票した?投票期間が例年よりズレてることもあり、投票忘れには注意。
25曲までで1作品3曲縛り、商業はもちろん同人ゲームフリーゲーム等も可、アレンジなどは別集計。ゲーム内で聴けない曲は投票対象外といったところ。
細かいルールはまあテンプレスレでも見て投票してね。



ゲーム音楽。コンピューターゲームに付随する音楽だとWikipediaは定義する。英語だとVideo Game MusicでVGMと略されることも。しかしBGM(背景音楽)と発音やら字面やら使われる文脈やらが似ているためかどうにも浸透しない略語である。

何度かこのブログで書いている気もするが、ゲーム音楽はゲーム全体と不可分なものであり、それ単体で評価するのは難しい。
様々な要素と関連して評価されるべきもので絶対的基準という物は存在しない。だからこそ冒頭で紹介したのような投票ランキングはありがたいものなのやもしれない。

という訳で今回はゲーム音楽を評価するうえで関連する要素を書きだしていきたい。

純粋な曲としての良さ
これは基本である。というかこれが無くてはお話にならないか?しかし必ずしも最優先されるわけではない。
他の音楽ジャンルであってもこれのみというのはクラシックの絶対音楽ぐらいだろうか。
英単語ターゲットDSのCounter Strikeなどは、まさかの英単語ソフトのBGMなのに高い人気を誇っているのであるいは近いのかも?とはいえ、プレイを盛り上げるためのものとして造られている以上ゲーム音楽は絶対音楽ではありえない。とはいえ単体で聴いて良い曲というのは当然重要な項目である。全てのゲームをプレイするなんてことは到底できないし、単体でゲーム音楽を聴くという機会も多い。他の場面でも使われる曲というのはそれだけ純粋に良い曲であるという事だ。

ゲームプレイ時のBGM(背景音楽)としての良さ
VGMがBGMで一括りされる理由としては、基本的にBGMだからだ。ゲーム体験を支持するために背景で流れる曲。そりゃもう音楽ゲームなんかだと話は変わってくるが。
RPGツクールで作られたフリーゲームであるゆめにっきのBGMは、音楽というよりも環境音に近いものが多いが、それでもプレイ体験を大いに豊かにしている。
アクションゲームなどでもリズムの良い曲だとプレイ感に関わってくるものだ。
大昔のゲームというのは無音だったり効果音のみだったりする物だが、どうにも寂しいものである。まあ他で音楽流せばいい話という意見もあるが。

何らかの対象を表現するための音楽としての良さ
キャラや場所、イベント、アイテム、魔法の類などを表現するために使われる音楽。メインテーマの類はそのゲーム全体を表すか。
東方のキャラのテーマはキャラそのものを表現している。輝く針の小人族 ~ Little Princessはラスボス曲でありながら、主人公たちに挑む小人、針妙丸のテーマとして勇敢さなどがイメージされる曲である。
個人的に思い出深い曲ではゲームボーイ版星のカービィのFLOAT ISLANDSは見事に南の島の夏の浜辺を表現していた気がする。

ストーリー的に意味を持つ音楽としての良さ
実際にゲーム内にその曲が登場している場合、つまりゲーム内の登場人物が聴く、歌う、演奏する曲としてそれがある場合もある。
あまり多いパターンではないが、だからこそ高い人気を誇る曲も多い。
最近で思い浮かぶのはスプラトゥーンシオカラ節なんかか。スプラトゥーンは多くの曲にバンドなどが設定されているようで興味深いが、シオカラ節などはゲーム中に度々ニュースで見るシオカラーズの曲で、しかも広く歌われる民謡のポップアレンジ、そしてシオカラーズは主人公が無理やり入れられるNew!カラストンビ隊の1号と2号でラスボス戦最終局面で3号である主人公を応援するために歌われる。中々感動的なものがある。イカの世界の曲なので謎言語であるイカ語なのもポイント。
ゼルダシリーズなんかも音楽で何とかする場面、夢を見る島のかぜのさかなのうたや時のオカリナのオカリナ曲なんかがあるし、アルトネリコシリーズもそういう感じである。

ゲーム体験的に大きな印象を与える音楽としての良さ
上記のストーリー設定云々とは似て非なるモノ。言うなればナラティブという奴だがこの用語自体無名だからなあ。
例えば難易度の高いゲーム、難易度の高いステージの曲は何回も聴く羽目になるので印象に残りやすい。何度もプレイしなくても苦労した記憶は残るだろう。
スーパードンキーコング2のStickerbrush Symphonyは元々海ステージの曲として造られたが、海ステージなど存在しなかったので茨ステージの曲として使われたややこしい経緯を持つが、人気が高い。まあ単純に曲が良いという話ではあるのだが、作曲者はステージの難易度と関連付けて人気を推測している。
何度も聴くというならポケモンの所謂「孵化ロード」の曲なんかも印象に残りやすい。
対戦ゲームのステージ曲やSTGの1面曲なんかもそんな感じか。
もちろん、衝撃的な場面で流れる曲もこれだが、何かを表現するための音楽としての方が強いか?

プレイする曲としての良さ
音ゲーとして面白い曲など。
余り専門分野ではないのでわからないが、プレイする曲としての面白さも評価対象となり得る。

限られた音の中での芸術としての良さ
8bit音楽、16bit音楽の時代はどんな曲でも流せるという訳ではない時代。その制限の中でどこまで見せられるか、制限の中での芸術という訳である。
こういうので有名なのはソルスティスタイトルテーマなどか。
最近ではあえて8bitアレンジなどをぶっこんでくる場合もある。ゲーム内ゲームやゲームを題材としたゲームでその傾向が強い



他にも歌詞の良さなんかもあるが、大体の要素はこんなところだろうか。
音楽の評価と一口に言っても見る要素は人のよって変わるしそれぞれ複合して存在する。
それゆえ、総合的な感覚での投票ぐらいしか方法は無いのかもしれない。
結局やったことのあるゲームの曲でないと中々評価もしにくく、マイナーゲームの曲はどうしても弱いか。そういった意味で曲からゲームに入るのもありだろう。

VGMという略語の認知度の低さが象徴するように、VGM自体の正当な評価も多くない。
やはり前述した難しさもあるし、評価自体が少ないのもある。そういった意味で冒頭の投票ランキングのようなものは貴重なのだ。VGMを体系的にまとめることで文化としての純度を上げる。私にはVGMは良いものなのに十分評価されていない、もっと評価されるべきだという思いが強い。その一助となれれば幸いである。


私は設定に関連した曲なんかが好きである。あまり音楽自体の良し悪しがわかる耳を持って無いので。
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テーマ:ゲーム - ジャンル:サブカル

  1. 2015/10/17(土) 21:46:17|
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