ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

キノの旅ⅩⅨ、天鏡のアルデラミンⅧ感想

キノとアルデラミンの感想。あとゲーム戦争の9巻も買った。知らんゲームは結局イメージしにくいんだが、それでも調べてみたくなる気にさせるあたりは流石である。

ああそうそうネタバレは思いっきりあるから。私はそういうの意識しない人間なので覚えている時しかこういう風に警告しないので注意。



キノの旅ⅩⅨ
15周年で19巻。相変わらず黒星紅白先生の絵はセンス抜群である。

まあ一個一個見ていこう。
幸せの話
日々過ごすことの幸せか。

首輪の国
人の言葉をしゃべる犬なら首輪はいらんわな。

捨てる国・b
いつもの前後編で終わりの方が先に書かれてるアレ。
師匠コンビ。姥捨て政策で、何か金儲けに一口噛んでいるようだが……

美しい記憶の国
そう来たか。こういうトンデモな手法使うの好きな作家だよね。
実際どんなことが中で行われていたのか。記憶が消されては人生に意味はない?
今回では最も秀逸な話かも。キノが爽やかに笑う国。どんななんだ。想像を掻き立てる。

天才の国
子供はみな天才になり得る。遺伝か環境か。まあ実際にはどっちも必要だと思うけどね

秀才の国
まあ良くある話。育てる前に選別してもわからないけど育ててから選別するのも問題か。人間、人権というものの特殊さ。

守る国
シズ、有名人にはなりたくないと。別に定住してもよさそうだが。そのぐらい我慢しろよっていう話でもある。

戦えない国
天気予報に自立起動のソーラー飛行船。ソーラーパネル使ってずっと飛び続ける飛行機とか試作されてたね。
まあどんなものだろうと突出した科学力は抑止力となり得るか。今回は「嘘」に関する話がいつもにまして多い。
しかし指導者たちは天気予報知ってるんだな。一種の雨ごいみたいなシャーマン儀式的見世物にも使えそう。

贋物の国
よく出来た贋物の話は現実にもたまにあるね。ブランド力はまた別なんだが。

助けに来た国
フォトの話。取材旅行と。時雨沢先生的には嘘で世界は回っているという感じか。フォトも色々知って前に進んでいると?

撃ちまくれる国
キノ、まあ一巻に一回は戦闘してる感じなんだよね。割かし銃は吊ってるだけだったりする印象だが。
銃は鈍器としても使える。なんにせよ鉄の塊だからね。
で、五人の男の銃の腕前自体は無茶苦茶上手かったというオチが何ともキノらしいというか。

捨てる国・b
姥捨てされた老人達は山中で逞しく生きていたというオチ。まあ65歳程度ならなんとでもなるか。
歪だが前向きな世界。

あとがき
今回は本編なのかそうでないのか微妙なあとがき。情けなすぎるシズは本編には出せないと。まあフォトとかも出てきたし取れる話数が少なくなってきてるんだろう。


総評としては、まあいつものキノだが、だからこそはっとさせられるような話が多い。
特に「美しい記憶の国」はキノの全物語の中でも最も印象に残る話の一つ、という奴に入っただろう。記憶を失う話なのでなんだかおかしいが。
まだまだキノはやっていけるだろうという感も感じた。


天鏡のアルデラミンⅧ
キオカ共和国ではジャンがアナライに出会い科学の精神を身に着けていく。
カトヴァーナ帝国ではシャミーユが圧倒的な独裁皇帝として反乱を鎮め国をまとめる。
これまで主人公グループを務めた騎士団の面々はヤトリが死にイクタは精神が折れた、マシューとトルウェイは少佐として出世し軍を担う存在になりつつある。そしてハロは最終的に……
これまでを第一章としてこれからが第二章という具合か。ほとんど何もしていなかったアナライも粉塵爆破とかTRPGの和マンチみたいなことしてるし存在感を出してきて、タイトルのねじ巻き精霊戦記というのが近くなってきた。天鏡とかアルデラミンってのはなんだろう。

しっかしシャミーユ、楽しいことになってるなあ。反乱した要塞の市民を連座制で処刑して骨を放り込むって発想が。いや実際はあれだが。
まあマキャベリも君主は侮られるよりも恐れられよと言っているし、そう間違ったことはしていないか。その辺の架空戦記的リアリティも保っているのがこの小説の上手いところ。
こういうファンタジーが薄い近代技術ファンタジーは、よく思い出されるのは皇国の守護者なんかだが、あれも良かった。いかに魔法と技術を使い分けるかというか。先端技術以上を魔法で実現してたりね。その辺はアルデラミンでは上手くはないが、これからどうなるやら。

なんにせよ、今回は状況説明といったところか。イクタも目覚める感じもなし、ジャンはある種主体性というか、何かもう一人の主人公めいてきたがまだこれからというか、今後どうなっていくのか。ハロは?予測はできないが中々先が待ち遠しい終わり方だった。



まあこんなところか。あと、電撃文庫MAGAZINと電撃文庫目録も読んだがそれはまた別の機会に記事にするか。
ライトノベルといってもさまざまであり、一括りにする意味は言うて読む側にとってはあまりないんだよね。売り場が同じであるだけである。
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テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2015/10/12(月) 22:48:29|
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