ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

「東方外來韋編 Strange Creators of Outer World. 壱」読んだので気になった点など

東方外來韋編 公式サイト

こういう公式サイトはよくあるが好きじゃないなあ。どういうのが好きかといわれても困るが、情報の密度をもっと上げてほしい。そういうのは広告とかでやってるってことなんだろうが。

ちな買ったのはkindle版。電子書籍は紙と比べるとどうしてもうまくいってないらしいが、やはりUIの問題が大きいのだろうか。
紙の本でやるべきことを電子書籍という形にしてるからまずいのだろう。電子書籍なら電子書籍にしかできないことをするべきか。目次から記事へのリンクとか検索とか。


まあ全体的な印象としては、予想通りぐらいのファンブック。インタビューがあって香霖堂があって、あとは幻想郷人妖名鑑に神主のコメントがあって、あとは二次創作の紹介やアンソロジー、ついでに誰向けに書かれたのか定かではない紺珠伝と心綺楼の紹介記事といった具合。大体、書籍文花帖と同じぐらいのイメージ。求聞史紀とかあの辺と同じような書籍と東方紹介やってる時のFebriの間ぐらいというか。

本の構成自体に驚きはなかったが、それぞれの記述で気になった点、おおと唸った点は幾つかあったので抜き出したりして見ていく。


紺珠伝紹介ページのクラウンピースの項で、純化されてるから異常に強いみたいに書かれているが、純化されていなかったらどのぐらいの強さなのだろうか。チルノぐらいある?何やかんや言ってヘカティアの部下で地獄の妖精だし?

インタビュー、紺珠伝が目指したのは文句は言われるがより多くの人に遊ばれるゲーム。なるほど、アイワナ的ゲームシステムは敷居は低いのやもしれぬ。

自機ごとにストーリー的に違った役割。鈴仙はまさに当事者で早苗は全くの外部者と。人妖名鑑でも神主に語られてたが使う安いキャラと。魔理沙は都市伝説の担当。確かに霊夢はマイナーな都市伝説とか選んでたしそういうのに没頭する性格ではなく、あっさり解決するタイプだもんね。

敵味方の判別がややこしく、説明し過ぎるのも問題だから煽ると。興味深い方法論。

レガシーノーミスが正史。確かなんかスタッフロールで特別なコメント出るんだよね。ノーマルでも無理そうだが。

嫦娥は月ではヒキガエル。二次創作で嫦娥書く羽目になると大変そうだよな。

ドレミーが持ってるのは夢魂。シャボン玉みたいな奴か。脳みそかもと思ってたが夢と。夢食いの妖怪だから食ってるのか?デザインの話も興味深い。

で、サグメ。天津神の部分云々は国津神的な要素もあるからか。元ネタ的にそんな感はある。
片翼の白鷺というのは神主のイメージと。鷺で詐欺。

クラウンピースは星条旗を見てアメリカ被れになったみたいな。
でも星条旗は?妖精に引っこ抜かれたそれがそうならだいぶ前から計画があった訳で時系列が面白くなりそう。
ちなみに実際に月の星条旗は紫外線やらのせいで退色して白旗になってるらしいね。

純狐は名前のフォントがちょっとでかい。へー。
純狐は復讐心のみで動く幻想郷にはいないタイプ。なるほど、菫子も純狐もサグメや綿月姉妹などの月の面々も幻想郷的ではなく、病んだ面があると?

ヘカティアは設定面での話も面白い。やはり別格なのね。
あと頭に乗せる球で性格もTシャツも変わるてどんだけ面白いんだよ。
異界は月と地球以外。幻想郷も異界。となると、月と地球というのは現実の月と地球か。現実の月の地獄ってどういうアレなんだ?誰が行くんだ。というか地獄は異界ではないのか?


まあ、あとは幻想郷人妖名鑑と幻想用語の基礎知識2015は面白い部分も多かったが、省略。インタビューも海原海豚さんのは原作にかかわる部分もあったが、その辺は読んでいただきたい。

で、香霖堂。
まさかの菫子登場。一応東方外來韋編はムックで弐が来年春だったかに出る予定で香霖堂が連載されるようだが、薫子がまた出てくるような感触もある。なんか変なもの持ってきそうだが。香霖堂は売ることも出来ると。
しかしスマホの真の用途を「己の情報の無償提供」と言い表してしまうあたり流石というかなんというか。菫子は現代人の負の面が強いとこの本では語られているし、そういうところなのだろう。
この二人のコンビからは奇妙な話が産まれそうと思えた。



まあこんなところか。アンソロジーコミックも普通に面白かったが、途中で唐突に広告でハトポポコ先生のビオトープのがあったかわビビッた。あの人の作品は好きである。

総評としては、滅茶苦茶すごい何かという本ではないが貴重な情報や興味深い記事、二次創作関連の話などもあり、買う価値は大いにあった。弐巻が出ればやはり買うだろう。特に香霖堂は相変わらず楽しく読める。
やや雑多で、本全体のテーマというか目的というかが見えてこないが、総合的な東方本というのを目指したのならこうなるか、という感はある。実際公式関連だけではなかなか連載雑誌にはできない。とはいえ、二次創作を十分知っている人向けの記事や東方自体知らない人向けの記事をごった煮にしているのもどうなのだろう。あえて欠けている点を探せば段階的な東方(公式一次創作はもちろんとして二次創作、周辺界隈なども含めた)への導入記事か。どうせ東方ファンしか買わないと判断すれば要らないものだが。
言い換えれば未完成、まだ進化の余地があるということである。

弐巻以降ではどのような方向性に持っていくか、そこに一つ注目したい。
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テーマ:東方 - ジャンル:サブカル

  1. 2015/10/01(木) 01:12:30|
  2. 東方
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コメント

No title

2巻の発売予定が来年の春でしたっけ。
となると第16弾の体験版が出るか出ないかという時期になると思います。
となると第16弾のプロローグ的な短編漫画なり小説が第2巻で掲載されるという可能性も考えられますね。

  1. 2015/10/07(水) 00:16:04 |
  2. URL |
  3. やまさはる #-
  4. [ 編集 ]

Re: No title

> 2巻の発売予定が来年の春でしたっけ。
> となると第16弾の体験版が出るか出ないかという時期になると思います。
> となると第16弾のプロローグ的な短編漫画なり小説が第2巻で掲載されるという可能性も考えられますね。

かもしれませんね。まあ来年また東方原作が出るかどうかがまずわかりませんが。
香霖堂の中でそれに触れるというのはあるかもですね。

この連載ペースでは香霖堂の二巻は何年後になるんでしょうか。そう考えると買わざるを得ませんね。
  1. 2015/10/07(水) 01:28:39 |
  2. URL |
  3. たていと1 #-
  4. [ 編集 ]

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