第15回MMD杯 気に入った動画とか紹介してく※追記終了 これを書いてる今の時点では2015年8月28日である。
MMD杯公式のマイリスト投票期間締め切りは8月31日で、閉会式は9月5日である。
いつもなら公式の閉会表彰式動画が出るのをまって個人的表彰記事を書くのだが、今回は先に書いておく。
理由は、まず公式の閉会式動画が出る時点でMMD杯の熱が既に冷め切っているのではと常々感じているのが一点。
もう一点は、あえて公式動画に合わせる義理も、もはや無いからである。
運営がMMD界隈を健全に保ち杯を盛り上げる動きがあるのならばそれに配慮して、公式動画の一種の付属として記事を書くところだ。
だが前回のマイリスト工作の動きを見て今回なんら反応すら見せないという態度では、MMD杯運営の役割は開催の音頭取り程度のモノ(確かに開催式や閉会式の動画の3DCGクオリティは高いがそれはそれ)であり、配慮すべきはむしろ投稿された作品の作り手である、そう感じたので早めに記事を書くことにした。
今回の閉会式で何らかの動きがあるにせよ、MMD杯運営は杯ごとにメンバーが変わっているにせよ、高い期待はしていない。ただ運営するだけでも大変なのだろう。
上記の文面には自分で書いていてかなりの傲慢さを感じるが、あくまで私自身の心の動きを書いただけのもので実際私がいつ記事を書くか程度で誰にも迷惑は掛からないだろうし、気にしなくても良い。
どうせ工作の蔓延るMMD杯、私が先走って表彰したところで何の順位にも影響は与えまいという話。そもそも工作が無くてもこのブログ程度でどうこうならないが、気分の問題である。
そもそもからして、公式でのマイリスでの大賞だのなんだのよりも良かった動画があると思ったからこそ個人的表彰記事を前から書いてる訳で、つまるところ、「不満からの反発」から「諦観からの無視」になっただけではある。
マイリス投票が上手く働いていたとして、それが「一番いい動画」である訳は無く、個人によっても好き嫌いは違う訳だ。何を表彰すべきという基準もまた人それぞれだ。
そういった訳で、個人的に表彰がしたいと思ったので表彰するのがこの記事である。
ということでこの流れで個人的表彰を行う。あんまり色々表彰しても一個一個の意義が薄れるので金賞銀賞銅賞の三作品とする。
理由はそれぞれ説明するが、あくまでも個人的な表彰である。客観的な視点に乏しく、知らないジャンルについては情報が足りないなどということも多いだろうがどうかご容赦願いたい。
金賞
さて、いきなり何のつもりだと言われそうだが、私の感覚ではこれが金賞である。
金賞、金は古来から宝物の代名詞であり、王水なんかでも持ってこないと変化しない完璧さを持っている。金は金属の代名詞であり頂点である。第15回MMD杯を代表させる頂点の動画は「Kind World War」としたい。
所謂、尊師MMD、ハセカラなどと呼ばれるなんJやらで盛んな一歩間違うとヤバいネタのMMDジャンルである。ニコニコ住民とはやや層が違い、かなり専門用語なども多く閉じたコンテンツではある。しかし閉じたコンテンツで活発なものというのは知れば知るほど面白いと言った類のものが多い。閉じているからこそコミュニティが出来上がっているというところもある。
不謹慎なエログロやら犯罪賛美、狂ったような宗教的な文化というのは古来からあり、まあ社会的に大迷惑をかけるものの実際それ自体は面白いという話は良くある。アメリカのヒッピー文化は完全に社会性の放棄という側面があったがそれが残した文化的影響は大きすぎるものだし、ネット文化でも匿名掲示板の類はそういうのは多い。虐殺AAや淫夢ネタなんかも近いか。
それ自体危険で犯罪的傾向があるにせよ、こういった場では面白いか面白くないかという事を考える場であるからあえて尊師MMDを外すことはしなかった。そして、前回第14回ではまあ動画自体のクオリティ面から言うとやや劣るものも多かった尊師MMDだったが今回はハイクオリティな作品も多く出た。MMD界隈での急成長ジャンルであることも鑑みて、今回の金賞は尊師MMDから選んでも良いと考えた。
にしても何故「Kind World War」か、という事になる。例えば尊師MMDなら、出鼻の印象では「生まれる」、怖気の立つ具合では「UNDER CONSTRUCTION」、「ピーナッツ 怖い」、映像のクオリティではあるいは「星に願いを」などの方が上かもしれない。
しかし、「Kind World War」はオールスター、というほどジャンルは無いがMMD杯ではよく見かける艦これと東方とのコラボ動画なんだよね。それも一方的なかませみたいな扱いではなく、そりゃ最終的にはアレだし尊師MMDならではの設定もあるが、色々らしい演出などもあり、ある程度のリスペクトが見られる。MMD杯という場を考えるとこれらの点は非常に好感が持てる。
テンポも良くどの瞬間を取っても意味の無い個所が無いというのも良かった。シーン毎の絵面も決まっていてかっこよさすら感じられる。動画時間が短いのも評価。長いと他の動画見れなくなるからね。
全てのネタがわかるのはハセカラ民、恒心教徒ぐらいだろうがわからなければググればいいのだ。
艦これ民東方民などからするとキャラの扱いが問題視されるかもだが、そんなのはコミケでエロ同人でも探したらもっと酷いのがなんぼでもある。そりゃ酷いと思うのは自由だが私は問題なく楽しめた。
他のオールスター動画や、別個のクオリティの高い動画なども色々見たが、この第15回MMD杯において金賞としてふさわしいのはやはり「Kind World War」であろうという結論に至った。つまり今回私が一番素晴らしいと思った動画である。
銀賞
またキチガイ動画かよこれネタ記事かとか思った人は多いだろうが、私はこの動画を銀賞に選びたいと本気で思っている。
銀賞、銀は室温における電気と熱の伝導率、可視光線の反射率が全金属で最も高い。ある種尖った性質を持つ金属である。第15回MMD杯で最も極限を貫いた「イザヨインセクター」に銀賞を贈りたい。
第15回の印象としては、長く続いている杯であるからか「置きに来ている」様な動画が多かった。特にシリーズものはそういう傾向が強く、15回もやってるからこそ新しいものが出にくいという構造もあるのだろう。
そんな中で尊師MMDなどは新しい風を吹き込んでおり、金賞にそれを選んだのはそういった理由もある。そして、尊師MMDには衝撃的なソレや冒涜的なアレがいくつもあってかなり尖った作品が多かった。しかし、そんな流れを超えてぶっ飛んだ作品があり、それを銀賞に据えた訳だ。
どういった作品か、まず見てほしい。いや決しておすすめできる作品ではないし、見て何か理解できるわけでもない。ポリゴンの荒い森で東方のMMDモデル達が不自然な動きをしながら耳障りな効果音を発しながら奇妙な音楽と共に何か暴力的なことをしているといった具合だ。説明は放棄されている。
既定の中では割かし長めな作品だが、延々と眺めていても野蛮な暴力性以外明確なことは何もわからない。辛うじてタイトルから昆虫を模しているのではという予想が出来るぐらいだ。東方キャラが滅茶苦茶な感じになっているのはやや面白いと感じる人もいれば不快に感じる人もいるだろう。
悪夢と狂気の世界。はっきりいって作者大丈夫かというレベルに達している。作者が何を考えているのかを考えるという作品なのやもしれぬ。
何もわからない中で暴力があるというところに野生を見出すか。それを東方キャラでやる辺りがなかなか味があるか。一種のリョナ系?
第14回MMD杯で
作者前作 があった。まあ似たような作品だが東方地霊殿の64ゲームOP風という明確なタイトルがあったし、咲夜が主人公という事を除けば他のキャラは地霊殿で出てきた面子だし、少なくとも地下から始まっている。ここから進化を遂げた結果が今回ということか。
技術もストーリーもかなぐり捨てた怪作。「イザヨインセクター」はMMD杯でしか見られない狂気の作品であった。これを金賞にしようとも考えたが、流石にMMDの評価という本来のテーマから外れかねないので銀賞とした。最高に好きだが、こんな作品ばかり投稿されても困るのだ。
銅賞
ここに来てシリーズ動画かよ日和ったのかふざけんなとコメントが付くかもしれないが、私はこの動画を非常に高く評価している。
銅賞、銅メダルはブロンズメダル、ブロンズは青銅であり元素の名前ではない。銅は産出量の多さもあり合金含め様々な用途に用いられ人類に貢献している。今回のMMD杯動画の中で最も楽しく鑑賞出来たこの動画は銅賞にふさわしいと感じた。
MMD杯動画は多く見るに連れて、情報を集めるにつれて工作だのジャンル間抗争だの馬鹿騒ぎが目についてくる。今回のMMD杯が動画投稿数を下げてまた再生数などでもこれまでより劣るのもそういった騒動にうんざりした視聴者が大勢いるからだろう。
そんな中で変わらず第5回からレトロゲームを題材としてMMD動画を作る作者には強い敬意の念を抱いている。MMD杯が変わろうとも自分は変わらないという克己心が感じ取れるというか、それほど大げさな話でないにしろ真に安定したシリーズであり安心できる作品である。
MMD杯でのシリーズ作品は少なくないが、これだけ長い期間クオリティを維持しながら走り続けているシリーズは少ない。
そして、MMDオールスターというにはややキャラが偏っている感はあるが、様々なキャラが個性を出してわちゃくちゃやっているのは面白い。過去のシリーズをずっと見続けている人ならなおさらである。こういった点もMMD杯ならではだろう。
今回のスーパーマリオという題材を使ったのも単純に良い。世界で最も有名なゲームであり、マリオはもしかしたらもっとも有名なキャラかも知れない。そういった有名なキャラが鬼の形相で追ってくる。原作のギミックを使いながら最強の主人公とどう対するか。
視聴しながらどういう展開が来るか色々想像させられた。
個人的な表彰ではあるが、「スーハーマリヲ」は今回の杯動画の中で最も万人にお勧めできる動画かも知れない。いやマリオが悪役だから任天堂の社員にはみせられないか。
こんなところである。いかがであっただろうか。
公式がどうあろうと、作品の製作者の熱さえあればMMD杯は祭りとしての役割を果たせるのである。色々あってやや低調な感が否めない今回であったが良い動画は数えきれないほどあった。色々騒動を引きずっているにしてもMMD杯は価値ある行事である。
せっかく3動画に絞ったので次点がどうこう言ってお茶を濁したくはない。
紹介したい動画は冒頭の記事に載せたのでそちらを見て頂きたい。 何らかの参考になれば幸いである。
スポンサーサイト
テーマ:ニコニコ動画 - ジャンル:サブカル
2015/08/28(金) 01:13:30 |
ニコニコ
| トラックバック:0
| コメント:8
>
http://ch.nicovideo.jp/seikouudoku/blomaga/ar844365
> これ、見ました?はっきり言ってあの人、工作対策する気さらさらないどころか、それを容認・推奨する発言までしているありさまです。完全に視聴者・参加者をバカにしている発言です。もうこんな大会自体やめた方がいいと思いますね。
工作されたらマイリスト表彰とか意味なくなるのにこれではナンセンスですね。工作されたものを表彰するとそれが良いものと勘違いする人も出ますし、草の根レベルの作品の注目度が相対的に下がり、結果MMD製作者の芽をつぶし、MMD界隈そのものを危うくしかねません。
あるいは第一回とかそのぐらいの規模なら笑い話にできたのでしょうがこれほど巨大化したイベントでは問題も巨大化する一方で、誠実な態度とは言えません。
とはいえ、結局はボランティアに過ぎず、改善改革する意思、義務もないということかもしれません。
あるいは何らかの形で金を集めれば責任感なるものも出て良くなっていくのやも?そうなると金目当てのハイエナが困りものですが。
確かに確実な対案、こうすれば絶対に良くなるとかそういうものは簡単には出てきませんが、何か試さなければいけない時期でしょう。
走り続けなければその場に留まることはできないというアレです。
結局、ボランティアというのがネックなんでしょうか。
ただ働きでMMD杯を立て直そうと思い、そして立て直せる人がどこにいるのか。売名にはなるかもですが。
新しいイベントを立ち上げるっつってもまあMMD杯がある限り同じポストは難しく、MMD杯の知名度がそのイベントを巨大化させ、MMD文化そのものを支えている状況ですから。
現状、MMD杯は作品の制作者の熱意によって支えられている具合ですが、MMD杯がこのままでは今後どうなるやら。
あるいは実際、大会自体をやめれば代替イベント、また違う運営によるそれが活発化して状況も変わるのやも。
東方なんかはニコ童祭などでMMD動画も多く出てますし、MMD杯以外の選択肢も見るべきですね。
最終的にはMMD動画の製作者の動向次第ということですかね。
2015/09/02(水) 21:07:17 |
URL |
たていと1 #-
[ 編集 ]
ごろごろの言っていることを一言でまとめると、荒らしはスルーしましょう、って言っているだけだから、正論なんだよなぁ。
中途半端に制限をつけると逆効果だから、完璧に締め出せる案がない限り何もしないほうがまし。
2015/09/04(金) 02:49:35 |
URL |
#-
[ 編集 ]
> ごろごろの言っていることを一言でまとめると、荒らしはスルーしましょう、って言っているだけだから、正論なんだよなぁ。
> 中途半端に制限をつけると逆効果だから、完璧に締め出せる案がない限り何もしないほうがまし。
実際、一般の参加者ならば順当なやり方ですが、運営がそれではどうにも困ります。まあ言ってしまうならばその程度の役割・意味合いの運営という事なんでしょうが
完璧な案を出せと言うのは簡単で、実際上手く行っているようにも見えるモノを変えるのは大きな抵抗があるでしょうが、私にはこのままではMMD杯にはジリ貧の未来が待っているように感じます。それならば座して死ぬのを待つよりかは少しでもあがくべきだと私は考えます。
制限とかそういった反発方向ではなく何かもっと、上手く行っている部分を変えずに出来ることも色々あるはずです。
まあ結局の話、ボランティアですから色々もなにも出来ないんでしょうかね。さりとて安易に金をとる訳にもいかない。
これはもう、どうにもならないのかもしれません。
2015/09/04(金) 23:36:02 |
URL |
たていと1 #-
[ 編集 ]
「Kind World War」に含まれた作品のメッセージ性が好きです
MMD杯の現状を理解できていなければこんな作品を創ろうとは思わないでしょう
イザヨインセクター 観ました
私も好みです
2015/09/06(日) 22:50:45 |
URL |
chimpo #JZ2AL5Xs
[ 編集 ]
> 「Kind World War」に含まれた作品のメッセージ性が好きです
> MMD杯の現状を理解できていなければこんな作品を創ろうとは思わないでしょう
ええ、「一般男性」達に艦これ勢と東方勢が戦っているというのが一種のMMD杯事態をメタ的に表現しているところがあって興味深いですよね。
> イザヨインセクター 観ました
> 私も好みです
マジですか。中々評価されにくい作品だと思っていましたが結構好きな人もいるものですね。
そういえば、この前気づいたんですが個人的表彰した動画の全部で咲夜が出てるんですよね。理由を考えましたが、イザヨインセクターの主人公が咲夜である意味も特にない気もするので偶然と判断しました。よく考えれば東方である意味も希薄な気もしますが、感覚的には東方以外だとダメな気もしますし、ジャンル自体に動画における性格とでもいえるものがあるのやもしれません。ね。
2015/09/06(日) 23:48:49 |
URL |
たていと1 #-
[ 編集 ]
> イザヨインセクターの作者の第14回杯動画は夜中に見てお腹痛くなるくらい笑った
あれもいいですよね。64風と言われても結局理解はできなかったんですがなんというか感覚はわかります。
しかしあんなゲームが実際あったらまあ困りますね。実際、笑うしかないというか。
2015/09/10(木) 22:52:33 |
URL |
たていと1 #-
[ 編集 ]