ネット世代の雑評論

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絶深海のソラリスⅡ感想

絶深海のソラリス | MF文庫J オフィシャルウェブサイト
ネット世代の雑評論 「絶深海のソラリス」読んだので感想


いやー、こういう二巻にするか、というのが読み終えた直後の印象。
そりゃ究極的な一巻をインパクト越えとはいかないが、一巻を読んだ後に二巻を読むと非常に効果的である。
一巻のデッドエンドから考えて最善手の二巻であったと思う。良かった。


以下ネタバレあり。
基本的にネタバレ注意とかしなくてもネタバレするので注意。




まず、一巻でほぼ皆殺しにしたのが効いてるよね。
生存者二人は主要人物として過去にとらわれている。死亡者の親族もまたそう。そこから何が変化するか。まあややチョろい感もあるがそれも良かろう。
で、皆殺しにしたからこそ緊張感がある。いつキャラが死んでもおかしくない、その中で全員生存のラストは輝くのだ。

ひたすら絶望感を煽る作劇は上手い。腐りきった国家組織のせいで人類滅亡の危機の世界。その中で対抗組織にすら裏切られて尻尾きりされる。全員生存でハッピーエンドに見えて暗澹とした未来が見え隠れする。

その中で、今回の6人がどう動き、世界を救うのか。3巻ではまた死亡者出そうだなあ。少なくとも完結までにこの6人が全員生存というのは無さそう。事によっては、アンダーは根絶したが、こちら側も全滅、という可能性も。


一つ思ったのが、一巻でもそうであった二巻でもそうだったので気付いたが、詳しく描写するキャラクターを(アンダーみたいな化け物を別として)最初の扉絵で紹介されるキャラだけに絞っている、というのがある。
なるほど、殺す可能性があるキャラはしっかり描写されてこそ。微妙なキャラが死んだところで読者は気にしない。だからこそキャラは絞ると。考えられているようだ。


シャロンよりはクロエの方が好きだったかも?しかし人間味という意味ではシャロンか。最初の方の飛んだ設定はすぐ消えたのがなんなんだろう。

ミナトは中々チートなことになっている。ポン刀に銃器に謎のハッキング能力まで。

ウルスラは中々うざ可愛い。すぐ死にそうだと思ってたら生き残った。
催涙弾喰らったあたりで「あ、死んだ?」と思ってしまったあたり一巻は凄い。

アイシュワリンもなんというかチョロいよね。割かしチョロインが多い。まあMF文庫Jだし?登場時点で通い妻だしもう。

JDはまああんまよくわからんが、軍人らしい軍人として場を作っていた印象。

で、コマキ。すげー怪しげだったがだからこそ逆に怪しくないってアレだよね。しかしバイか。そうか。うむ。


結構凸凹チームで色々見どころがある。女が多いのも設定的に問題ないしね。
3巻以降でどうするのだろうか。組織も何も無い訳だが。マスコミ戦略するにしてもねえ。秘密結社でも作るかね。

流石に一巻の衝撃と比べると見劣りもするが、続編としてこれ以上ない正解を辿ったと思う。
次巻にも期待できる内容であった。
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テーマ:読書 - ジャンル:サブカル

  1. 2015/03/25(水) 23:43:18|
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