ネット世代の雑評論

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Wikipedia探訪「セントラルサイエンス」

セントラルサイエンス - Wikipedia

the central scienceで化学を意味するらしい。
ふむ、中央の科学が化け学とは此れ如何に?と思って読み進めると、ほう、自然科学の階層的分類においてちょうど中心ぐらいにあり、様々な諸科学に通じる重要な分岐点となっているから、という訳か。
興味深い発想というか、面白い視点である。

学問をより根源的なものから並べていくと
哲学・論理学

数学

物理学

化学

生物学や地学など

医学や工学、農学といった応用科学

社会学

法学

といった具合になるともいえる。
まあ実際には別々に発達してきた学問史がある訳だが、それぞれの根本を追えば上位構造たる学問にたどり着く形になる。
数学を突き詰めると数学基礎学となり、それは論理学に基づいて数学を規定する試み(あまりうまく行かないようだが)である。
物理学は数学で記述される。数学無しでニュートン力学の公理系を記述することもできるらしいが。
化学、化け学は分子間相互作用を記述する学問、といった具合だが、分子は原子で出来ており、原子は原子核やら電子で出来ており、原子核は陽子やら中性子で出来ており、陽子やらはクォークなりグルーオンなりといったいわゆる素粒子で出来ている。こうなってくると完全に物理学の範疇である。
で、生物学の基礎はいうまでもなく化学である。分子生物学と生化学はやってることがほぼ同じなのに生物学、化学と名付けられるのは境界線上の学問だということである。
応用科学が他の自然科学の応用であることは自明であり、それが社会を説明し、法は社会が規定する、といった具合である。

なるほど?化学は下位構造の学問全てへ繋がる分岐点と言える、のか?


正直言って、恣意的な構造だと思う。
もちろん、この構造自体も、上位構造が下位構造を完全に説明できると言っているのではない。
結局のところ、論理学では数学理論の無矛盾性を証明できない(有名なゲーデルのアレである)。
化学における元素の周期性やらといった理論は物理学とは関係がない。
生物学における進化の自然選択なんかは化学と別個に存在する。

要するに、化学がセントラルサイエンスたりうる理由は、人間の生きる地球環境における物質、モノは全て分子から成り立っているから、というだけではないか。
数学、数は触ることができない。物理学は動きを記述するかもしれないがそれ自体で完結しているし、素粒子やらは触れない。
化学が示すものは地球においてすべてである。生物学、生物は確かに地球上のほぼどこにもいるかもしれないが、生物でない物質もそこらじゅうにある。

これが、暗黒物質でも体内に含まれる超宇宙人なんかでは話が別になるのだろうか?



人間の主観というのは科学自体にも多大なる影響を与える、という話。
人間原理とかもあるけど、もっとメタなレベルでも。
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テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2014/12/06(土) 03:36:42|
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