ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

このラノ2015で気になった作品幾つか読んだので感想など

ネット世代の雑評論 「このライトノベルがすごい!2015」買ったので読んで感想

まあもう既に感想書いたのもあるけど。

デスニードラウンド 全三巻
個別感想書いた。ほんと訴えられるかどうかというギリギリの線のマスコットキャラクター達の暴挙がまず凄い。それを銃火器でどう倒すかという異能非異能の非対称バトルというのも興味深いところ。
話の軸とか題材が完全に狂ってる割に作者の筆力のためか安定して面白い。私は読んでる間ずっと笑い転げた。悪趣味を許せる人に。

絶深海のソラリス
これも個別感想書いた。殺すためにキャラを書く。登場人物を殺すということがどういうことなのか作者にはわかっている。最後でアイシュワリンが生き残っていたところも生徒達が完全に無駄死にであったという苦い感触を味わえて最高に素敵である。一人ならば死ねるのに、二人ならば死ねない。

後宮楽園球場
これは感想書いてない。まあタイトルは後楽園球場のもじりなのだろうが、後宮で、女装少年が、野球をするという設定盛りすぎな作品。しかも中世中華風で微妙にファンタジーだったりSFっぽい要素もあったり。
面白く読めたが、どうにも跳びぬけて素晴らしい、と感じる場所が少ない。全体的な雰囲気やガジェット、キャラの絡みなど良い点は幾らでもあるが。まあ私向けではなかった、という奴か。しかしお勧めはできる。

この恋と、その未来。
性同一性障害のFtM(身体が女で心が男)がヒロイン(?)でシリアスなラブコメというかなり無茶な作品。
なるほどWikipediaによると、体の性と脳味噌の性分化が逆とかになった症例な訳だ、単純な同性愛なんかとは話が別で、しかし体の性がアレな以上そういう例も若干多い感があり、ややこしさはさらに増している。世の中の偏見誤解が患者を苦しめる。
理屈では分かっても感覚としてはわからんな。自分が性同一性障害だと気付かずに一生を終えた人間もいるのでは?まあいたから苦しんでる人がどうなるわけでもないが。
性同一性障害の女性だとか男性だとかじゃどっちなのかわからんのでFtMと書くが、実際男と一緒の部屋ってそりゃ大問題しか起こらないのではないか。手術とかしてるなら別だけど、手術は18歳以降からだっけ?生殖機能失うのは逆の性だからといっても大きな損失だよねえ。
主人公の女家族に男一人の状況も悲惨。
読み進める手が止まらなかった。次巻以降も読んでいきたい。

女騎士さん、ジャスコ行こうよ
クッソド田舎に異世界から女騎士と姫が転移してきて、ド田舎だから困るけどジャスコがあるから云々という話。
なるほどジャスコはそれほど田舎では都会とは違う意味合いを持つ。
で、じゃあジャスコが出来ればみんな嬉しいかというと、田舎ではいられなくなる、と?
まあ話の軸があいまいな話な気はするが、女騎士が散々エロゲの印象で馬鹿にされまくってて笑えはした。

VRMMOを金の力で無双する 第一巻
所謂「なろう系」。要するに金持ちが課金しまくる話。ところどころSAOのパロディなんかもあり、読んでる人には笑えるかも。
もう爽快なほど金を浪費しまくっていて楽しく読めた。

コップクラフト 第一巻
アメリカの刑事映画のノリで異世界の女騎士がやってくる。
麻薬と犯罪で溢れた街で最初は反目しながらも認め合う刑事と女騎士。基本はハードボイルドのノリなので読んでて疲れない。
魔法と科学が両立し、組み合わさる世界。その中で社会はどうなるのか。
次巻以降も本当に読みたいと感じた。好きなタイプの作品である。



こんなところか。
まだ読んでもよさそうな作品も残ってるが、このラノを見て買ったのはこんなもの。多いか少ないかは判断の分かれるところだろうか。まあまた機会があれば他のも読むだろう。
ライトノベル界も新しい流れが来ている。ライトノベルは商業小説である。であるからして、「高尚な芸術」に堕ちる可能性のあるジャンルよりもしぶといと言えるのかもしれない。だからこそライトノベルの実態は混沌とするのだが。ライトノベルでは売れるようにジャンルや中身をより弄る分野だが、本当に筆力のある作家の作品は小細工無しで売れる。それをライトノベルの代表的なもの、と考えるから本質からずれる。流行っている作品こそライトノベル、というか、ライトノベルは売れるためまず流行を目指すというか?
本当に売れているライトノベルの大半は筆力のある作者だから売れるのだ。単純にうまいことハマりまくったというのもあるかもだが。
ライトノベルの定義論を深めていくには、凡作こそ読むべきなのやもしれぬ。
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テーマ:読書 - ジャンル:サブカル

  1. 2014/12/04(木) 00:38:53|
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