ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

東方茨歌仙 第二十五話 渾円球の檻 感想・考察・その他の確認等

東方茨歌仙 Wild and horned hermit. 第25話「渾円球の檻」の感想や考察など。

第一話「片腕有角の仙人」感想
第二話「意図的に捨てられた技術と地獄」感想
第三話「罪人の金鉱床」感想
第四話「信仰の人工湖」感想
第五話「仙人の本分」感想
↑ここまで単行本一巻に収録
第六話 「雷の持つ見えない毒」感想
第七話 「本物の福の神」感想
第八話 「狐の奸計」感想
第九話 「新旧の妖怪」感想
第十話 「帚木の別天地」感想
↑ここまで単行本二巻に収録
第十一話 「運松庵の太公望」感想
第十二話 「地獄のお迎え」感想
第十三話 「河を捨てた河童」感想
第十四話 「人間に好かれる妖怪」感想
第十五話 「人の寄り付かない神社」感想
↑ここまで単行本三巻に収録
第十六話 「鬼の酒器」感想
第十七話 「梅雨の奇石」感想
第十八話 「宗教家としての仙人」感想
第十九話 「由緒正しいお酒」感想
第二十話 「間違いだらけの酉の市」感想
↑ここまで単行本四巻に収録
第二十一話 「鬼は外、腹は内」感想
第二十二話 「怪魚万歳楽」感想
第二十三話 「道を誤る巫女」感想
第二十四話 「有足の雷」感想

単行本第一巻の雑誌収録してないところとかの感想。
単行本第一巻の総合的感想・考察
単行本第二巻の総合的感想・考察
単行本第三巻の総合的感想・考察
単行本第四巻の総合的感想・考察

今回のFebriは表裏両表紙。アルドノア・ゼロと楽園追放?今季のアニメだよねたしか。
当然Febriで特集やってるわけだが、アルドノアゼロの方は、設定が、まあよくありそうなもんだが、好きだなあ。ロボットもので何かリアルロボット対スーパーロボットやるらしいけど、そういうのも好みだ。火星がどうとかその辺の微妙に隣接感のある宇宙SFというのも。
まあFebriは茨歌仙のみが価値あるコンテンツとみなされがちだけど、他も見ても悪くないところがある。たるとたたんとか。

茨歌仙第25話あらすじ。第25話ってことはここまで第五巻ということ。

表紙は星座図を背景に華仙、魔理沙、霊夢。
秋の日は釣瓶落とし。夜道を急ぎ神社に帰る霊夢。提灯を持っている。
月が雲に隠れそうである。そんな時に夜空に閃光。巨大な流れ星が山の向こうに落ちた。霊夢は呆気にとられた。

翌日、博麗神社。
流れ星はどこにも落ちた形跡はない。魔理沙はあの大きさなら隕鉄が大量に採れたのにと惜しむ。華仙は落ちていた時の被害を恐れる。

燃え尽きずに落ちていてもおかしくないのに落ちた形跡がない。魔理沙は外の世界に落ちたのではと推測する。
それでは採りに行けない…… 華仙がなぜ採りに行けないのかと疑問を呈す。
逆に魔理沙が驚く。外の世界にはたどり着けないものである。華仙は結界について専門家である霊夢に聞く。

幻想郷と外の世界を分ける結界は常識を分ける境目。触れられる明確な壁は無い。
魔理沙は一度試したが境目にたどり着くことはできなかった。同じ光景が延々と続いていて引き返す時は一瞬で戻れるとか。
華仙は物理的にあり得るのか疑問に思うが、結界を作った八雲紫はあり得ると言っていたらしい。
太陽の光が届き川の流れなどが幻想郷で独立しているわけではないのは、結界が常識の壁であり、生き物やそれに付随する道具にしか効果を示さないから、だとか。

魔理沙が儚月抄で月に行ったことを思い出すが、その時も結局結界の外には出れなかった。

華仙はそれらの話を聞き、不思議ながら華仙の想像上の結界は単純なドーム型であったことを話す。
結界が割れれば空が割れ外の世界が姿を現す?
博麗神社は結界の境界に立っている。華仙は何か思わせげな顔をする。

人里。早苗が号外新聞を撒いて壇上で昨夜の閃光について説明、演説している。
曰く、昨夜の閃光は客星の一種、奇跡、神の御威光であり妖怪の仕業ではない。神の意向を無視するものには必ずや天罰が下る…… 云々。

魔理沙は冷ややかな目でそれを見る。しかし商売上手だと感心する。
霊夢がこれを知ればもっと酷い商売をするのだろうと想像している。
河童たちと霊夢の影。

博麗神社。霊夢が自転車タイヤのチューブを集めている。
華仙が何をやってるか聞く。里で早苗を見て商売を思いついたとのこと。昔彗星が地球に接近したとき数分間だけ空気がなくなるという噂が立った。その間耐える分の空気。
霊夢は得意げ。華仙は完全に呆れている。

詐欺にしてももう少しうまくやれる。華仙は売れないと断言。
そんなことより、河童が流れ星騒ぎを見て何か商売を始めるらしい。霊夢は商売敵が増えた?と驚く。

河童の、サーカスにでも使うような大テント。河童たちが設営中。人だかりができている。
近日公開の看板。霊夢がイライラして、にとりを探し出し胸倉をつかみ聞き出す。
にとりによるとこれはプラネタリウムらしい。
里の人間が天体に興味を持っている。天体ブームの兆しが見えているのでチャンスを逃す手は無い。
霊夢はにとりを脅して内容を聞き出す。
プラネタリウムは夜空のシミュレーター。
ドーム型テントの中で春夏秋冬ありとあらゆる季節の星座を、昼間だろうが曇天だろうが見れる。勉強にもなるし天体詐欺にも遭わなくなる。

霊夢は危ないと思ったら即刻中止にしてもらうと言うが、にとりは喜んで優先権を渡す。初演は明日から。

翌日、プラネタリウム。大勢の人間達(妖怪とかもいるが)がゴザに座り?プラネタリウムを見る。
そこに霊夢たちもいる。

オリオン座を伊吹童子座といっている。魔理沙曰く、このプラネタリウムは妖怪世界での星座を教えているとのこと。

北斗七星は天龍座。星座の王にして生きている本物の龍。龍は地面から空に昇り、最終的には天を支配する。
北極星を喰らいに行こうとしている最中なのだとか。
魔理沙は呆れるが、華仙はうなずき本当の話だと肯定する。

プラネタリウム上の龍が動き、ダイナミックな効果を出しながら北極星を食べる。プラネタリウムの闇が破れ、明るい昼間の空が映し出される。

外。お祭りのようになっていて、天体関係のお土産なんかが販売されている。
魔理沙はプラネタリウムを中々楽しめたらしい。言っている内容はでたらめだったが星の配置は本物だった。
華仙は河童の技術と商売上手さに感心している。
霊夢は、押し黙って震えている。魔理沙が声をかけると、霊夢「いやー!すっごく良かった!」感動したらしい。

華仙や魔理沙がきょとんとする中で天体グッズを買いに走る。
霊夢は商売に向かない。

霊夢が買った天体歴表を見ながら魔理沙に流星群を見る会を開こうと誘う。魔理沙も乗りげ。
華仙は空を見て「空が割れる… か そんな日も来るのかねぇ」と意味深に呟く。

Febri Vol.26へ続く。


あらすじ終わり。いやー、私は結界、四角形だと思ってた。霊夢の結界そんな感じだったりするし。ドーム型でもなくて非ユークリッドなアレとは。いや形はそうなのか?
天体ショー。やはり幻想郷では星空は良く見えるのだろうか。しかしプラネタリウムの魅力はただ星空が見えるだけではない。関係ねーが、都会の喧騒の中で、汚れた空に星を見つけると感動するよね?オリオン座ぐらいなら明るいし見えなくもない。条件がそろわないと無理だが。
最近月蝕もあったし、天体ショーというのはこのネット社会の中で増幅されるものなのやもしれぬ。


登場キャラ紹介。登場順ね。
博麗霊夢
博麗神社の巫女。東方projectの主人公。結界の専門家である。

今回の主役だねえ。霊夢を中心に、霊夢が流れ星を見て、結界について話し、早苗の商売を見てクソみたいな詐欺商売を思いつき、にとりに喧嘩を売り、プラネタリウムを見て大感動する。
自転車のチューブでクソ商売を思いつく辺り商売下手も極まる。チューブを首にかけてプラネタリウムまで行く辺りが笑える。
天文ショーを見て感動する辺り乙女だよね。そういう純情というかまっすぐというか天然というか、なんというかそういうところがある。
妖怪に対しては容赦がない。慈悲もない。

今月の名台詞
「星空にはあんなに浪漫が詰まっていたのね!」
割と流行に流されやすい性質だよね。


霧雨魔理沙
普通の魔法使い。東方projectの副主人公。星の魔法を使ったりする。

専門だからか天文知識は豊富で語る時はドヤ顔。
魔理沙のスペルカードは、星の魔法使いというよりか、天文元ネタ魔法って感じなのも多いよね。地球光だのオーレリーズソーラーシステムだの。それだけ浪漫が詰まっているのは確かだが。
今回は専門だし解説役を果たしている。

今月の名台詞
「天体は好きだからな まあ星座に正解もへったくれも無いが……」
ドヤ顔である。正解もへったくれも無いという辺りきっちりとした包括的な知識を持っていると言いたげで全くアレである。


茨華仙(茨木華扇)
東方茨歌仙の主人公。その真の目的はいまだ謎である。

今回は大したことしてない。霊夢を諭しただけか。
結構なんというか、幻想郷の知識について浅いよね。割と最近幻想郷に来たのかって思う時もある。

今月の名台詞
「売れない」
断言。これもまた優しさである。


八雲紫
霊夢の回想イメージに登場。幻想郷と外の世界を分ける結界を作ったのは紫。
物理学とか数学にも詳しそうな天才なイメージだよね。永琳とはまた違う天才な部分もあるっぽいが。
幻想郷は非ユークリッド空間?生物にとってだけ?ふむ。


綿月依姫、綿月豊姫
儚月抄のラスボス二人。ラスボスというのもおかしいが、東方の最強議論の常連。まあ東方とか最強議論が特に意味のない話で、結局それなら永琳のが強そうという話になるが、儚月抄での設定描写は凄まじかった。
幻想郷と月の都では圧倒的な戦力差があるんだよね。


東風谷早苗
幻想郷の二つ目の神社、守矢神社の巫女みたいな。緑色。

今回は宗教家らしいことをしている。奇跡を宗教に関連付け人々を安心させ信心を得る。まあ詐欺みたいなものだが宗教家とはそういうものである。ついでにお守りも売ってる。
乗ってた台の適当さが好き。

今月の名台詞
「奇跡 それは神の威光なのです」
仕事モード演説。怪しげな宗教勧誘である。


河城にとり
エンジニアの河童。あと他モブ河童も色々出てる。

プラネタリウムを作る技術。流石?まあ原理的にはそんな難しいもんでもないはずだが、絵を動かすとなると中々。
宗教家は詐欺師だと思っているようだ。まあ科学者が宗教信じてたらアレだが、妖怪なのにねえ。神を信じることと宗教は違うのか?
霊夢に対する態度が良いね。3ボスでやや格下で霊夢にぞんざいに扱われてるけど、にとり側からはさん付けで敬語で話している。そして割と適当にあしらっている。この関係性は今後の二次創作でも重要な情報ではないか。

今月の名台詞
「勉強になるし天体詐欺にも遭わなくなるだろ?きわめて知的な施設じゃないか」
宗教勧誘を天体詐欺。うむ。まあそうだよな。


上代沢慧音
稗田阿求
秋穣子
秋静葉
魂魄妖夢
秦こころ
二ッ岩マミゾウ

プラネタリウムを見に来たネームドモブ一覧。こころには相変わらず表情は無いが、他にはきっちり受けているようだ。


細かい点も含めた確認考察など。
結界の細かい設定についての掘り下げがあった。
ずっと進んでてもたどり着かないが、戻る時は一瞬。なんかアレ思い出すな。マリオ64のラストステージ前の階段をスター不足で昇ろうとするときのアレ。ケツで押し込めば何とかいけるんじゃないか?
実際霖之助なんかもなんか夢見た拍子に外の世界に行きかけてたし、っつーかマミゾウとか大妖怪とか神は割と結界無視できる印象があるが。鈴奈庵でレミリアがチュパカブラ密輸してたし。どうやってたのかしらんが。
というかなんかこの結界の性質3Dゲームっぽいよね。見えない壁。幻想郷はオープンワールドじゃないのか?いやまあオープンワールドでも境目はあるか。

プラネタリウムのドーム。幻想郷の結界を模している?とすると、華仙の話も今後の展開に意味ありげに聞こえる。幻想郷の結界が壊れる日が来る?
萃香が書籍文花帖で天蓋を壊す話があったが。天蓋とは夜空を移す仮想上の天の蓋。それを壊すとはどういう話なのか?

茨歌仙には、というか書籍には?龍の話が多い。龍は幻想郷の最高神らしいが。
北斗七星が天の龍で天下を支配しようとしているというのは子龍を飼う華仙にとっては常識らしい。

北極星に龍が食らいつく。北極星、天の星々の皇帝たる不動星が何万年単位で代替わりしている(星が動いて、というかまあ動いてるのはこっちだが)というのは有名な話だが、その場合どうなるのか。そのことを言っている?
参考 北極星 - Wikipedia

えーっと、次の北極星はケフェウス座γ星で西暦4100年頃か。知らねえ。

伊吹童子座云々はどっか前の書籍で出てたっけ?

華仙が結界について根掘り葉掘り聞くのは、なにかありそうだ。萃香との話でも何か言ってたが。さて。



今回はモブも色々貴重なキャラが出てたし、儚月抄の言及、結界設定、メインキャラやレギュラーキャラの珍しい描写など見るべき点は多かった。
やはり茨歌仙は設定面やストーリー面で他の書籍とは違った、結構突っ込んでくるところがあるなあ。
なにか、最終的に華仙の正体がばれるような出来事、ストーリー的な進展があるのだろうか。
あと霊夢は商売下手で河童は商売上手なことが言及された。霊夢のビジネスというのもテーマの一つ。
東方茨歌仙の中で霊夢たちも変わっていくのだろうか。今後にも大注目である。
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テーマ:東方 - ジャンル:サブカル

  1. 2014/10/19(日) 00:55:38|
  2. 東方
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コメント

No title

> 伊吹童子座云々はどっか前の書籍で出てたっけ?
香霖堂22話(連載時は21話)ですね。
「妖怪の見た宇宙」
紫のつくった渾天儀(天球儀)に書いてありました。
今月の茨歌仙の最後のページで霊夢が
「今年は久しぶりに流星群を見る会を開こうよ」と言っているのは香霖堂のその回を踏まえてですね。
ひょっとするとこの後、そのまま香霖堂行ってるのかもしれませんね。

あの話では、渾天儀の作者が紫という理由で、
霖之助はそこに書かれた星座はぜんぶ紫の創作?
という考えが浮かんでギョっとしてたように記憶してます。
だからある意味、今回のプラネタリウムは、紫が一生懸命こう言ってるように妄想することが可能だと感じています。
「ここ幻想郷では空に妖怪の神話を描いているの。
だからこれをじっと見て、自分たちが外の世界とは別の住人だって自覚してね。
あっちなみにこれ全部私のつくった星座だから。
結構苦労してつくったんだからね?」
  1. 2014/10/19(日) 16:47:22 |
  2. URL |
  3. masuo #BsqUATt6
  4. [ 編集 ]

Re: No title

> > 伊吹童子座云々はどっか前の書籍で出てたっけ?
> 香霖堂22話(連載時は21話)ですね。
> 「妖怪の見た宇宙」
> 紫のつくった渾天儀(天球儀)に書いてありました。
> 今月の茨歌仙の最後のページで霊夢が
> 「今年は久しぶりに流星群を見る会を開こうよ」と言っているのは香霖堂のその回を踏まえてですね。
> ひょっとするとこの後、そのまま香霖堂行ってるのかもしれませんね。
>
> あの話では、渾天儀の作者が紫という理由で、
> 霖之助はそこに書かれた星座はぜんぶ紫の創作?
> という考えが浮かんでギョっとしてたように記憶してます。
> だからある意味、今回のプラネタリウムは、紫が一生懸命こう言ってるように妄想することが可能だと感じています。
> 「ここ幻想郷では空に妖怪の神話を描いているの。
> だからこれをじっと見て、自分たちが外の世界とは別の住人だって自覚してね。
> あっちなみにこれ全部私のつくった星座だから。
> 結構苦労してつくったんだからね?」

ああ、思い出しました。その辺の胡散臭い話と言えば香霖堂でしたね。
妖怪の星座は幻想郷という世界を作り出すための一つの要素なのでしょうか。
その辺の根本設定についても漏れ出てくるでしょうか。注目です。
  1. 2014/10/19(日) 17:02:15 |
  2. URL |
  3. たていと1 #-
  4. [ 編集 ]

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