ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

ゲームにおける「ナラティブ」

[CEDEC 2013]海外で盛り上がる「ナラティブ」とは何だ? 明確に定義されてこなかった“ナラティブなゲーム”の正体を探るセッションをレポート - 4Gamer.net

割と前の話題だが、取り上げようと思ってたら取り上げてなかったっぽいので。

ナラティブ。Narrative。デジタル大辞泉によると

引用
ナラティブ 【narrative】

物語。朗読による物語文学。叙述すること。話術。語り口。→ナレーター

らしい。

つまりストーリーという意味かというと、ゲームにおけるナラティブではやや違った意味合いになる。
まあ簡単に言うと、キャラに自己投影し、自分の手で決断、解決し物語を作っていくこと、そういう体験、そういうゲームシステムの特徴を言うようだ。
ストーリーはゲーム中に存在する一つの設定としての物語で、プレイヤーの介在する余地のないものとしての対比構造としているのか。

まあ冒頭記事に色々例を挙げられているが、ゲームという総合芸術において興味深い概念である。
ドラクエで主人公に名前が付けられるのもその辺なのだろう。プレイヤー本人が冒険に出て、色々考えて、色々やって、魔王を撃破する。うまくいけばそれはもうこれ以上ないほど心に残る作品となる。
FFなんかは(初期はともかく最近は)ナラティブはむしろ度外視され、ストーリーに特化されている感がある。だからこそ小説や映画のようによくできたシナリオなのだろう。それもまた一つの選択である。

ナラティブとストーリーは決して必ずしも対立する概念ではない、むしろ似たものであるものの、領域がかぶっているせいかゲームに落とし込む段階で不和が発生するのか。

ナラティブは、ストーリーがそうである以上にゲームに必ずしも必須な要素ではない。
自分自身を操るのではないゲームにも名作は多い。主人公に強力な個性を持たせようとすればするほどそうなる。
しかしナラティブ体験は一つの強みとなりうるわけだ。自分で何かを決めるというのはゲームという概念そのものに関連もする。


ナラティブはプレイヤー側からの楽しみ方、とも受け取れる。
ゲームもただ受け入れるだけでなく積極的に楽しむ方がいい。どんな芸術もそうである。
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テーマ:ゲーム - ジャンル:サブカル

  1. 2014/08/21(木) 00:13:13|
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