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ドラクエ5の魔王「ミルドラース」の印象の薄さについて

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魔王。元々仏教用語で、仏教してる人を邪魔する存在のことを言う。マーラみたいな。
日本では戦国時代の大武将、織田信長が第六天魔王を自称したことが有名か。
その辺もあって、現代日本における創作物における魔王はひどく曖昧で広い意味を持つ概念となっている。

まあ、概ね、簡単に言えば、邪悪さを持って世界を支配せんとするモノ、ぐらいの意味になるのだろうか。
こういう日本独自の概念を英語に訳する場合、ピクシブ百科事典によると、

引用
海外での扱い

魔王は元が仏教用語であり、英語には該当する用語が無いので海外では様々な翻訳がなされている。

Arcenemy(大敵)
Dark Load(暗黒卿、悪神)
Demon King(最もメジャーな訳(私見))
Devil King
Four Demon Gods(四天魔王:RAVE)
King of Demons
Load Dark
Magus(魔術師:クロノ・トリガー)
The Devil

などと訳されるようだ。個人的にはArchenemyが好みである。ん、地味にピクシブ百科事典のスペルミスしてる?どっちでもいいのか?

近年のライトノベル作品などでは、パロディなのかなんなのか、「魔王」という設定が付加された主人公なりが軟化する作品が大量にある。それだけ幅があり、強力な印象を残す概念だということだろう。


私の感覚では、こういった、日本におけるファンタジーのラスボス的な魔王像を作り出したのはドラゴンクエストシリーズではないかと思う。
特にドラゴンクエスト3の魔王バラモス、大魔王ゾーマという図式は人気があったように感じる。
ドラゴンクエストの日本のゲーム・漫画・アニメ・ライトノベル他に与えた影響は大と言えるだろう。


しかし、ドラクエの魔王達を見て行くと、どうにも印象に残らない奴がいる。
ドラクエ5のラスボスであるミルドラースである。

ここでドラクエの魔王について振り返ってみると
1の竜王はタイトル通りドラゴンの王だし、世界の半分を主人公との交換条件に持ち出す大胆さはあまりにも印象的。
2のハーゴンなどは、まあやや印象が薄いが、邪教の神官でラストダンジョンは奇妙な幻覚を仕掛けてきたし、ムーンブルクを破壊した張本人。シドーは、まあ実際出てきてすぐ敗れた印象もあるがラスボスが全回復魔法であるベホマを使ってくるというのは驚きである。最後まで隠されたラスボスのくせにパッケージに描かれているお茶目さも。
3のバラモスはとにかく色んなことをしてるし、ゾーマが真の大魔王というので逆にキャラ付けされている感もある。ゾーマは一つの世界を完全に支配してるし、台詞なんかも一々かっこいい。バラモスがゾーマの一配下に過ぎないという構図は当時斬新であった。
4のデスピサロは元々人型の魔族で、ロザリーへの愛のため人間を滅ぼそうとした結果、ストーリーでも度々登場し、色々やった挙句進化の秘宝で怪物になるとある意味悲惨だが重要なキャラである。
5のミルドラースはこの記事の主題なので飛ばして、
6のデスタムーアは、まあ割と記憶に残らないほうかもだが、ダーマ神殿だの各地の重要施設を封印した挙句世界を二つに分けるとかやりたい放題しており、世界征服にだいぶ近づいていた。名前が最後のほうまで出ていないのもあえて隠していたともいえる。ダークドレアムに瞬殺されるのもまた一興。ムドーもOPからの演出で相当に目立っている。
7のオルゴ・デミーラは神に成り代わっていたとか色々やってるし、
8のラプソーンは精神乗っ取りとかでかなりストーリーにからむ。その体躯も普通ではない。
9のエルギオスは、主人公と同じ天使で上司であり、悲劇的なエピソードなんかもある。

で、ミルドラース。なんか主人公の母マーサを捕えて魔界と人間界をつなげようとかしてたとかやってるが、そもそも勇者は主人公の子であり、天空人の血は母方(ビアンカ、フローラ、もしくはデボラ)で主人公の母とか言われてもやや微妙であるし、むしろゲマに殺された父パパスの方がキャラが立っている。
というかゲマが目立ちすぎている感もあるし、隠しボスのエスタークが4からの続投で存在感があるというのもまたアレ。
特にラスボスとして強いという感じでもないし、魔王としてどうにも適格が欠けるのではないか。まあ5は主人公の半生をつづった物語というのが大きいのだろうが。



まあFFのラスボスとかになると最後にホントに出てくるだけとか、まあそういうのはあるが、ドラクエの魔王でこれはまた違う話だろう。
影の薄い魔王。まあ魔王は知名度で売っている訳ではないが、実力的にも疑問視されるのはどうなのか。
まあ、ドラクエ5というゲームのラスボスはこういう魔王でなければならなかったのかもしれない。魔王は常に最も重要でならなくてはならない訳ではないのだ。

魔王とは。
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テーマ:ゲーム - ジャンル:サブカル

  1. 2014/08/15(金) 03:03:27|
  2. ゲーム
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