ネット世代の雑評論

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「二次創作フリー」作品を色々考えてみる

二次創作 (にじそうさく)とは【ピクシブ百科事典】
著作権フリー - Wikipedia
二次創作物 - Wikipedia

二次創作フリーな作品とかについて調べてみようと思ったが、Wikipediaがいつにもましてクソみたいな記述しかなかったのでもうちょい探してみればピクシブ百科事典にマシなのがあった。
まあピクシブは創作サイト、特に二次創作中心みたいなところがあるので当然と言えば当然であるか?


二次創作。著作権法から言えば、やや問題のあるものである。
しかし、剽窃とかそういうレベルの何かでなければ容認されてもいいという感はある。
実際には黙認という形で、何か問題があった時に著作権を行使するという場合が多いようだ。

最近では、条件付きだとかで二次創作フリー、二次創作を許可する作品も多い。
今回はそういうのについて見ていくつもりである。

ピクシブ百科事典より引用

引用
ガイドラインを設けて二次創作を許可している作品(五十音順)

Ib
インターネットのVOCALOIDの五人(メグッポイドとがくっぽいどとLilyとCULとkokone(心響))
霧雨が降る森
クリプトン・フューチャー・メディアのVOCALOID六人。
07th Expansionの作品
ダンゲロス
東方Project
ニンジャスレイヤー
ブラックジャックによろしく
ブラック★ロックシューター(2008年にhuke氏blogにて表明。それ以降に展開されたメディアミックス作品の場合は不明)
フリーシェアワールド(オープンシェアワールド)各作品
艦隊これくしょん

※作品・作者によって違いがあるため、詳細は各自確認されたい。

うむ。これが全てではなかろうが抑えるところを抑えている。

とりあえずわかりやすいところから見ていこう。

東方Project
同人出身の弾幕STGシリーズ。まあいちいち説明するのもばからしいほど有名だが、幻想郷という日本と地続きの異世界で巫女とか魔法使いとかが妖怪とかと戦ったり戦わなかったりする世界観である。
現在、同人界随一の人気を誇る作品群。その人気の秘訣には二次創作への寛容さ、二次創作のしやすさというものが大きいのかもしれない。
簡単に言えば商用以外(つまり同人での)の二次創作を認めている。アニメに関しては商業規模で作って同人誌即売会で売るみたいなそういうのは禁止である。
二次創作のしやすさという面では、多種多様なキャラクターに特徴的なデザイン。設定は緩いし、現代とつながっているので様々な展開もできる。絵は、少なくとも今流行の絵という感じではなく描き直しやすく、ストーリーや会話も緩く、色々解釈できる。東方が二次創作しやすいと言われる理由を列挙すればこんなところか。
特に「上手すぎない」というのは二次創作のしやすさに強い影響を与えていると思う。ストーリー、状況も刻々と変化するタイプではなく、異変は作品毎に終わり、日常にキャラばかり増えていく形なのも二次創作向きである。
弾幕STGという悪く言えば時代遅れなゲームジャンルでこんな人気なのも凄いが、それも二次創作にいい影響をしているのかもしれない。二次創作とかぶらないし。
色々考えあぐねるとよくできている。もちろん、原作自体の面白さというものも大きいのだが、二次創作で人気があるのにはそれ相応の理由があるのだ。


07th Expansionの作品
ひぐらしのなく頃に、うみねこのなく頃に、ローズ何とかとかか。
それぞれ世界観は異なるが、基本的に、「選択肢のないサウンドノベル」というジャンルである。推理要素があるのでそこがゲームであるといえるが、まあミステリー小説の一種と捉えても問題ない。
一時は三大同人サークルにも数えられたが、今の勢いは正直イマイチか。まあ、その理由はあえてここでは考察しない。
二次創作の基準はおおむね東方と同じだったか。一時期はかなり二次創作も多かったはずである。
で、二次創作のしやすさとしては、やはり絵が流行の感じではなく、デザインは結構わかりやすいタイプ?キャラ数は東方なんかと比べると少ないが普通に結構いる。ストーリーはローズ何とかは知らないがひぐらし、うみねこはループものを採用しており、結構どんな展開にもできるのが強みか。ちょっと古めの日本がモデル(ひぐらしは白川郷、うみねこは何とかいう金持ちの持ってた島)だが、結構時代考証適当なのでその辺もやりやすいのか?
キャラクターの豹変も有名だが、これもキャラの幅としてどうとでも書けるのが良い。
原作人気の大幅な下降が無ければ今も人気だったのでは無かろうか?アニメ化もしてたし、知名度も高い。


ダンゲロス
ここでやや変化球。元々は一種のウォーシュミレーションゲームだったが、それを小説化とかその漫画化とかして最近やや話題になっている創作物群である。一応公式サイトみたいなのがあったので参考。
世界観としては、要するに番長だのなんだのがいたり生徒会が無駄に権力を持っている学園もので、魔人と呼ばれる異能力者が幅を利かせてたりする世界観である。
元々のゲームでは、魔人の能力をプレイヤーが自由に作り、それをゲームキーパーがどうこうしてゲームにする感じである。
小説なども読んだが、エログロ多く、何でもないことで名有りキャラが死んだりするなどなかなか世紀末な様相を示している。
二次創作のガイドラインとしては、商用もフリーという剛毅なことをやっている。そのせいでゲームや小説の作者が漫画版売れてもお金がもらえないという事態になってるとか。
で、二次創作のしやすさとしては、非常にメンドクサイほうではないか?と思う。番長モノもそういう時代ではないし、学園というのも微妙に世界観が狭い感もなくはない。いやまあ日常を描けばいいんだが、どうにもキャラクターたちのドギツイ描写が日常描写を想像させにくい。あまりにも特殊すぎる描写は、一個の小説内ではうまく機能しているが、二次創作となると汎用性に欠けるのやもしれぬ。エログロも嗜みレベルではなくかなりきつくて引くレベルだしなあ。絵は小説版にはない。漫画版の絵は上手すぎるという感。世界観とか変えてもいいって言われてもそのぐらいするなら一次創作するという話もある。
しかし、ヤングマガジンで連載してる漫画版とか結構人気らしいし、他にも漫画版やるらしいし、知名度が上がってくればまた違うか?なんかアニメ化はできないんだっけ?


クリプトン・フューチャー・メディアのVOCALOID六人。
インターネットのVOCALOIDの五人(メグッポイドとがくっぽいどとLilyとCULとkokone(心響))
要するにボーカロイド、人の声の音声で歌とか作るソフトのパッケージだのに書かれたイメージキャラクターというやつである。
設定はほとんどない、ただキャラクターデザインから、ファンが思いつき界隈で定着した二次設定があるぐらいである。
二次創作のガイドラインとしてはたぶん商用以外はおkなアレだったか?大体そういうのが無難だよね。ああ、でもボカロ小説とか色々あるがアレはどうなんだっけ?
二次創作のしやすさとしては、設定が二次設定のみというのが良くも悪くも、という感じ。ボーカロイドなので様々な曲のストーリーなどを使ったりもできる。ボカロ小説もその類のものだ。全体をまとめるストーリーがないのでややまとまりに欠ける印象もある。界隈としてゆるいというか?
ボーカロイドを使った曲に関連して二次創作できるというのは実際強い。キャラクターデザインもクリプトンのものなどは秀麗だが流行そのものではなく、改変の余地がある。
キャラの量は探せば色々いるわけだが……
これもかなり人気なわけだ。二次創作としてはかなり二次創作者側に寄った発展というか?


ニンジャスレイヤー
サイバーパンクニンジャ活劇、アメリカ人が書いたという設定の勘違い日本サイバーパンクでニンジャが戦う話である。
ツイッター連載というかなり特殊な方式をとっている。メディアミックスは色々やっていて2015年にアニメもやる予定だ。
結構イカレた馬鹿話だと思われるかもしれないが、シリアスでかっこいい話も多く、侮れない。
二次創作ガイドラインは商業利用以外はおkなアレだったか。
で、二次創作のしやすさとしては、私の意見ではややしにくいほうではないか、と思う。書籍版イラスト、漫画版作画はどちらも上手すぎる印象だし、ストーリーも刻々と状況を変化させていく。ハイテクにニンジャマジックアイテムは色々あるが、逆にクロスオーバーで他の何かを入れるようなことはしにくいほど特殊に発達した世界観。もちろんギャグをやるなら何でもいいのだが、シリアスはとても真似できない、といったところか?
大量のキャラクターは良いのだが、ニンジャはおおむねアレなのもどうなのか。エログロもやや多いし。
なんだかんだでネットでは人気なので、二次創作は少なくないが、地の分まで含めたニンジャスレイヤーの二次創作はやや難易度が高いほうなのかもしれぬ。アメコミ文化とかそういう下地もあるし。


艦隊これくしょん
所謂、ソーシャルゲームという奴。第二次大戦時の日本とかの艦隊の擬人化で色々ゲームする。
近年のソーシャルゲームでは二次創作界隈では突出した人気か。
二次創作ガイドラインでは、商業利用以外はおk、ゲームを除くだっけか。自分がゲームだからゲームの二次創作はやめてくれという話らしい。ふむ。
二次創作のしやすさとしては、なんともいいがたい。まず設定がほぼないというのがボカロに似ている。どういう風に戦っているのかすら、イマイチわからない。キャラクターは様々なデザインで色々なキャラ個性があり、語りすぎていない辺り使いやすいか?絵師は様々だが。
なんだかんだで二次創作人気はまだ高いようだが、一時期言われていた東方を超えるというレベルではまだないらしい。


フリーシェアワールド(オープンシェアワールド)各作品
ああ、クトゥルフ神話とかSCP財団とか…… いやそういうのは特殊なあれか?どのみちクトゥルフ著作権切れてる気もするし。
まあ、色々あるが、クトゥルフなんかは大量の神やらモンスターやらが魅力で、SCP財団も大量のSCPが魅力なわけね。多くの人々によって作り出されたそういう存在が魅力となっていくというか。



色々あるが、二次創作フリーといっても二次創作しやすいのとそうでないのがあるか。
著作権者はその辺を考えてそういうのを設定するべきか。


実際、何も無しに創作するのは難しい。
何か下敷きがあって創作というものはある。
二次創作はその端的な例である。
著作権があるからと言ってそれを無碍に否定するのはあまり感心できることではない。
法律による権利はあるが、著作物は読者の中にも大きな何かを残すのだ。そして読者は作者になる。

もちろん迷惑をかけたら罰を受けるのが法治国家というものではあるが。
何かのバランス、基準が必要なのだろう。
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テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2014/07/07(月) 00:17:54|
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