ネット世代の雑評論

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「タルモダイス」なんてあるのな

タルモダイス in the small rainより
Tarmogoyf Custom Power and Toughness Die Magic The Gathering MTG Dice Modern | eBay

タルモゴイフ/Tarmogoyf - MTG Wiki

サイコロ - Wikipedia


マジック・ザ・ギャザリング。略してマジックともMTGとも。トレーディングカードゲームの祖にして、世界的に見れば最大勢力を誇る。
ファンタジー世界を舞台にプレイヤーはクリーチャーを出しあったり魔法をぶつけたりして戦う。
TCG最初の物にしては中々ゲームバランスが考えられているという印象がある。
とはいえ、初期の物は強すぎるカードやおかしなカードがあったり、時として調整をミスったのではとも思われる凶悪なカードが出てきたりもする。
しかし、そこは最大のTCGなだけはあり、カードのほぼすべてが使えるヴィンテージ、ある程度禁止カードが出てくるレガシー、そこそこ最近のカードしか使えないモダン、最近の二ブロックほどの期間のカードが使えるスタンダード、一ブロックのみでデッキを組むブロック構築、という風にフォーマットを分けることで壊れたカードが出てもゲームバランスを崩壊させず、禁止カードもあまり出さずに楽しめるようにしている。

タルモゴイフというカードがある。2マナと軽い割に、簡単に成長して巨大になるクリーチャーである。
発売された当初は注目されなかったが、使われてみると余りにも強く、今では一枚約2万円の高額カードとなっている。

タルモゴイフは、死んだクリーチャーや使われたカードを置く墓地に何もなければパワーが0、タフネスが1(0/1)である。この状態では生きているクリーチャーの中ではほとんど最弱と言っていいだろう。
しかし、タルモゴイフは両プレイヤーの墓地にあるカードの種類に応じて大きくなる。クリーチャーだけが落ちていればパワーが1、タフネスが2(1/2)。クリーチャーカードとソーサリーカードが落ちていればパワー2タフネス3(2/3)……といった具合で増えていき、最大で8/9にまでなる。こうなれば5マナ6マナ使うクリーチャーでも中々太刀打ち出来ない。
ただ大きくなるだけだが、普通にプレイしているだけでどんどん大きくなる辺りが強いのだ。

強いので使えるフォーマットでは多くの人が使うのだが、実際ややこしいカードでもある。
今のタルモゴイフの大きさはどの程度か、タルモゴイフが戦闘中にインスタントカードが墓地に落ちたが、戦闘の結果は、墓地のカードが無くなったら。
ルール的に難しくはないが数えるのが面倒だという訳だ。しかもタフネスが1大きいので余計間違えやすいのかもしれぬ。

MTGプレイヤーは、というかTCGプレイヤーは、数を表す数値を示すのにサイコロを使う場合がある。
MTGのゲームでサイコロを使わなければならないシーンは少ないが、卓上ゲームであるし使いやすいという訳だ。

で、冒頭のタルモダイスである。
ダイス、つまりサイコロ。タルモゴイフのためのサイコロ。
サイコロというのはアナログな乱数発生器で、説明するまでもなくみんな知っている。
標準的なモノは立方体、つまり正六面体だが、6分の1以外の物を表すために正八面体、正四面体、で作ったもの、あるいは10面ダイスや1からではなく0から始まる乱数ダイス、あるいは数字ではなく黄道十二宮なんかを描いたものなど色々なものがある。

タルモダイスは1/2~8/9までの数字を刻んだ8面ダイスである。0/1の時はダイスを取り払って表現するのだろう。
振ることは想定されていない、ただタルモゴイフというMTGの一種類のカードのパワータフネスを示すためにカードの上に置くためにつくられた「ダイス」である。

非常に使い道が限定される品物。需要も少ないのか中々いい値段。US $8.79+送料。



MTGプレイヤーの風習は奇妙なモノを生み出した。
タルモゴイフの2万円という値段は大きな意味を持つ。それだけの文化の価値がみなぎった結果タルモダイスも出来たのか。
いや、むしろ酔狂とわかっていてそこに価値があるのか?タルモゴイフ自体もまた酔狂。
面白さというのは狂ってこそなのかもしれない。
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テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2014/05/06(火) 23:28:38|
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