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Wikipedia探訪「コンモドゥス」

コンモドゥス - Wikipedia

ルキウス・アウレリウス・コンモドゥス・アントニヌス。
改名を繰り返したためマルクス・アウレリウス・コンモドゥス・アントニヌス・アウグストゥスとも、
ルキウス・アエリウス・アウレリウス・コンモドゥス・アウグストゥス・ヘラクレス・ロマヌス・エクスペラトリス・アマゾニウス・インウィクトクス・フェリクス・ピウス等と言う名前もある第17代ローマ皇帝である。

引用
161年8月31日 - 192年12月31日、在位期間180年 - 192年

この辺りを見れば時代的なイメージも掴めるだろうか。

ローマ皇帝にしては珍しく親もローマ皇帝だったみたいなアレもあるが、今回は特に関係ない。

まあ一応、暗君・暴君であるとされる。
若い頃は蛮族との講和とかで上手い事やったが暗殺未遂されてからタガが外れたらしい。
色々あった結果、要人を片っ端から始末して上に書いたクッソ長い名前、ルキウス・アエリウス・アウレリウス・コンモドゥス・アウグストゥス・ヘラクレス・ロムルス・エクスペラトリス・アマゾニウス・インウィクトクス・フェリクス・ピウスに改名して趣味に耽ったとかなんとか。

で、問題はその趣味である。

引用
手には伝承でヘラクレスが用いたとされる棍棒を模したメイスを持ち、神話の戦いを模すと称しては闘技場で戦士や獣を打ち殺したという[36][37]。

闘技場では剣闘士のような蛮勇を見せるというよりは、獣を弓矢で射抜くなど技巧を披露するような方法を好んだ。腕前そのものは本人が誇るように優れたものであり、弓術ではパルティア人に勝り、槍ではムーア人に勝ったという。投槍で数十頭の豹を一度も外さずに射殺す、全速力で走っている駝鳥の頭を弓矢で正確に打ち抜くなど、常人離れした芸当は確かに民衆の少なくない数を畏怖させた。しかし同時にこれ以上にない格別の血筋に生まれた高貴なローマ人が、このような野蛮な勇気に没頭する様子に悲しむ者も多かった[38]。

ローマ皇帝なのに何してんだよ。しかも無茶苦茶強い。何者だよ。皇帝がそんなところで強くても仕方ねーだろ。外交政策は講和してたのに。そもそも幼いころは病弱だったはず。

引用
それ知ってか知らずか、コンモドゥスはロードス島の巨像を顔の部分だけを自らの顔に作り直させた上で、コロッセウムに運ばせたと伝えられる。巨大なコンモドゥスの銅像には「百の兵を12度打ち倒せし左利きの戦士」と書かれていた[39]。こうした剣闘披露についてはカッシウス・ディオも記録しており、元老院議員に向かって切り殺した獣の首を脅すように掲げたと伝えている。

皇帝だよね?戦士やってる場合じゃない。

引用
191年、落雷による大火災によってローマ中心部の半数以上が焼け落ちる惨事が起きる[41]。これを契機にしてコンモドゥスはローマの大改造計画を発表、その際に自らを「ヘラクレスの化身」に続いて「新たなるロムルス」であると宣言した。彼は再建予定地の全てに自らの名を冠した地名を名づけ、各月の呼び名を自らの全名に由来した物に変更し、帝国軍は「コモディアエ」という名に変更され、海軍のエジプト方面艦隊も「アレクサンドリア・コモディアーナ・トガタ」と名を改められた。

コンモドゥスの専制君主としての振る舞いは遂には元老院すら「コモディアス・フォロム・セナートゥス」へ改めるように強制するに至った。更に全ローマ人は家名として「コモディアヌス」を用いることを命じられた。この一連の布告を出した日は「コモディアヌスの祝祭」と名付けられた[42]。

ロムルスというのは伝説的な人物で王政ローマの創始者とされる。
もう誇大妄想が酷くなりすぎて何が何やらわからなくなっているのではないか。

クソ長い名前の中に入ってるヘラクレスというのはあのヘラクレスで、ヘラクレスの化身だとかその辺の意味があるとか。ローマ神話とギリシャ神話は互換性があるので、ヘラクレスはゼウスの子供なのでローマ神話の主神ユピテルの子供だと主張できるからだとかなんとか。あげく皇帝のトーガではなく狼の毛皮を身に纏うようになったとか。ずいぶんとまあ野性的である。

結果的に暗殺される訳だが、ただ近衛兵にやらしたところで返り討ちに会うのがオチなので毒殺が企てられた。
ワインに毒を盛られ、でも解毒剤飲んでて吐いて、でもまあ毒が少し回ってたところを護衛の剣闘士に殺されたという。


人間は猿山の猿ではなく、別に最高権力者が最高の喧嘩の腕を持つ必要はない。
しかし、たまにそういうことがある。そこにはロマンがある。
皇帝に剣術の腕は必ずしも必要ではない。むしろナンセンスともいえる。だが、印象的であり、歴史を勉強する者にはよく覚えられることになる。それは価値あることではないだろうか。
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テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2014/04/23(水) 22:33:01|
  2. 雑学
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  4. | コメント:2
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コメント

No title

ローマの皇帝はたまにどえらいのがいますよね。
セウェルス朝のヘリオガバルスなんかも色々ぶっとんでたことしてたらしいです。まあ面白いと言えば面白いのですが。
日本の支配者(将軍とか法王とか?)にもきつい個性を持つ人物はいますが、正直ローマと比べるとかなりかすんでしまいますね(汗)

  1. 2014/04/29(火) 00:01:41 |
  2. URL |
  3. #-
  4. [ 編集 ]

Re: No title

> ローマの皇帝はたまにどえらいのがいますよね。
> セウェルス朝のヘリオガバルスなんかも色々ぶっとんでたことしてたらしいです。まあ面白いと言えば面白いのですが。
> 日本の支配者(将軍とか法王とか?)にもきつい個性を持つ人物はいますが、正直ローマと比べるとかなりかすんでしまいますね(汗)

まあ日本にも剣豪将軍とかいましたが、天皇でそれ系のぶっ飛んだ逸話を持ったのはあんまりいませんね。古代になるとほんとかどうかよくわからない逸話なんかもありますが。
歴史は歴史なんで、日本だとずっと天皇家がトップにいるのでその辺隠された何かがあったりしてもおかしくありませんが。政権が変わると歴史家も歴史を書きやすいという。

歴史上の人物も探せば色んな逸話が見つかるものです。コンモドゥスレベルのはまあ探しても無いから困るんですが。
  1. 2014/04/29(火) 00:12:26 |
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  3. たていと1 #-
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