ネット世代の雑評論

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「デストロ246」3巻まで読んだので感想

デストロ246 - Wikipedia
高橋慶太郎 - Wikipedia


なんとなく表紙のキャラとか設定とかビンビン来たので買って読んだら中々良かったので感想を書く。

まず、調べるまで気付かなかったのだが、作者はヨルムンガンドの人か。あれのアニメは好きだった。
言われてみると確かに作風やキャラの描き方が似ている。銃撃戦の描写なども。


概要は簡潔に書くと、女子高生の殺し屋やヤクザが暴れまわる話である。男は雑魚しか出ないとのこと。

女子高生、というほど女子高生してるキャラも少ないが、その年代の美少女キャラがスゲー凶悪なツラをして殺し合う様は中々に業の深いフェティッシュである。
男のキャラで重要人物は主人公回りしかおらず、それも登場頻度は少ない。あくまで女子高生+殺戮+リョナ…… といった立ち位置を描こうという考えのもと作られているのがわかる。
そういった意味で、キャラクターは非常に魅力的に描かれる。それらは全て女子高生であるが、制服は着ていても女子高生らしくない狂気に彩られている。


翠と藍はこの漫画の主人公と言う事になる。第一話にて金で買われた殺し屋で、飼い主の妻子を殺した仇を殺すのが目的だが毒殺されたこと以外に手掛かりが無いためにヤクザを片っ端から殺していっている。
結構逝かれてる描写は多く、実際凶悪で、平常時でも奇人臭がするアレなキャラなのだが、結構負け描写も多く若干へちょい印象もある。
性行為は飼い主の命令でも断るとか心の平衡を保つために本を読むマインドセットが為されてるとか飼い主が望みを聞いたら学校に通いたいといって実際通ってたりと健康的なイメージすらある。
知能面もやや残念で敵に嗅ぎまわるしか能が無い犬だとか言われたりもする辺りもあり、なんか大したことない気もしてくる。
しかし、論理が通用せず手段を選ばず急に銃を乱射する辺りの狂気が主人公を主人公足らしめている。
長身女と笑い方が変な女と言う辺り竹本泉の読みきり集を思い出す。小物感が拭えない。 今更打消し線しても意味ないか。でもまあ好きな主人公である。

伊万里は作者過去作の主人公で、髪型が黒で、顔の描き訳がイマイチで制服も一緒なので翠と被るが、身長が小柄なので区別はできる。
実際こっちのが主人公してる気もする。女子高生らしいこともまあできるし、つえーし、戦闘モードに入ったら更にキチガイみたいに強い。

万両苺はオカッパで眼鏡な女子高生だが、ヤクザの組長でじゃらじゃら指輪やら腕輪やらつけていて、切れ長の目が特徴的で、資金源は麻薬でレズビアンでキレやすく記憶力抜群で毒使いで…… と盛りすぎ感もあるキャラクター。
割と主人公感もあるキャラ。部下共も合わさって中々インモラルなエロさがある。
邪悪だが、人間味の強いキャラクター。かなり面白味のあるキャラで、この漫画では一番好みかも知れない。やや鼻に付くところはあるが。

他にもキャラは多いがキリが無いのでこの辺で。どれも一筋縄ではいかない魅力がある。


悲惨で残酷な状況にある彼女たちだが悲壮さは少ない。
これは現実の女子高生を超越した、架空の理想を描いているのか。
銃撃戦を顔色変えずに行う美少女と言うのは一つの、ある種狂気の美学である。無いからこそ美しいもの。
強く、冷酷で、妖しく、怖く、美しい。それは女子高生とは言えないかもしれないが、まさに一つの究極である。
デストロ246は極限のフェティシズムを描く漫画だと私は考える。

まだ3巻で目標へはようやく第一歩と言ったところ。これからどうなっていくのか。
新しいキャラは出るのか、どのような戦いがあるのか、どのような狂気が、フェティッシュがあるのか。
デストロ246の今後に注目したい。
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テーマ:読書 - ジャンル:サブカル

  1. 2014/01/06(月) 22:05:56|
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