ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

小話「理知的な青色人差別主義者の会」

何かちょっと思いついたので書いてみた。
特に思うところがあった訳ではなく、ただ深く考えさせるようなことをしたかった。あるいは深く考えてみた?どちらにせよ、刺激的な内容かもしれないが他意はない。ただ中立に物事を考えるとはどういうことか、というか自分がどのように理屈を考えつくか、そういう実験かも知れない。タブーに踏み込む勇気と言うか?一々このような事を書く時点で臆病かもだが。
一応注意。


A「それでは「理知的な青色人差別主義者の会」へ質問させていただきます」

B「どうぞ」

A「まず「理知的な青色人差別主義者の会」の簡単な説明からお願いします」

B「はい。我々は宗教や迷信、偏見などではなく、科学的根拠を持って論理的に青色人を差別する団体です」
B「我々は緑色人ですが、我々の理解では青色人が劣っていると考えています」
B「我々の認識はここ一人一人により多少異なりますが、青色人を差別するべきという考えは同じくしています」


A「あなた方は緑色人であり、青色人は劣っていると主張されますが、どういう根拠がありますか」

B「はい、それには理由があります。私は青色人は能力面で劣っていると考えます」

A「どのような点で彼らは我々より劣っているというのですか?」

B「はい。彼らは緑色人と比べ知能で劣っています。文明社会においてそれは重大な欠点です」

A「知能が劣るという話ですがそれはどのように証明されますか?」

C「先進国の中心的な人種は緑色人と赤色人が占めており、緑色人の国は発展途上国ばかりです」
C「また、豊かな緑色人の国は資源によるもの富によるもので、技術は低いです」
C「学問に対する貢献も少なく、青色人による発見・発明はローカルなものに留まるのが多いです」

A「それは、歴史的に技術革命がおこる時代に緑色人の国が裕福だったからではないでしょうか」
A「その理由として、緑色人の土地の立地が考えられます。交易が容易で航海や行商により多くの品物が手に入り豊かになったのでは」
A「それによって緑色人と青色人の間に貧富の差が生まれ、教育水準も含め後世まで影響しただけではないでしょうか」
A「緑色人の国にも発展途上国は多いです。文化の差異はこの場合関係ありませんし」

C「そうだとしても、今の時代にまで大勢が変わっていないのはやはり青色人の劣位を示す一つの根拠となりえます」
C「仮に青色人が緑色人よりすぐれているとするならば、この公平な世の中で巻き返している可能性があります」

A「根拠としては弱いように感じます」
A「たしかに一世代前よりは公平であり身分制なども撤廃されましたし」
A「公的には人種による差別も撤廃されています。実際青色人の富豪なども増えています」
A「その中でも緑色人が優位だということですが、それはこれまでに続けられた差別の影響や元々の財産などが大きいのでは」
A「それを証明することは困難ですが」


D「実際、科学的に計測された生来の知能、IQなども青色人は緑色人や赤色人と比べ劣っていることが示されています」
D「ちなみに体力的な面では青色人は優れていると示されています」
D「統計学的に有意な結果です」

A「その計測は人種ごとの経済状況などを考慮に入れていますか?」
A「貧困層などでは栄養失調によって頭脳の発達が遅れる可能性があります」

D「同様の生活レベルの家庭の同一年齢の男女の比較の結果です」
D「また、影響があると思われる病気を持つ結果は除外されています」

A「それらの家庭の教育水準は同一でしょうか」
A「生活レベルが同じでも、教育を重視する家庭もあれば肉体鍛錬を重視する家庭もあるはずです」
A「近年まで狩猟生活が長い家庭は青色人種に多いはずですが、これは教育を重視しないのではないでしょうか」

D「家庭における教育水準の優劣を計るのは困難です」
D「例え計れたとしても教育水準と生活レベルが同一である家庭となるとサンプル数が少なくなり統計的な意味は持たなくなります」
D「しかし、同一の生活レベルならば同一の学校教育を受けられるはずであり、影響は少ないと考えています」
D「また、家庭教育においても優れているからこそ同一の学校教育を受けられる可能性が高いのではないでしょうか」
D「もちろん仮定に過ぎませんが」


E「青色人は原始的狩猟生活が緑色人よりも長く、その上で狩猟生活に向いた、肉体を重視した遺伝子群なのかもしれません」

A「現生人類は25万年前に化石として発見されています。たかだか千年一万年の違いで進化に大きな影響があるとは思えません」
※正確には化石ではなく骨

E「とはいえ、旧石器文明から現代社会に至るまでの急激な変動で進化が加速された可能性があります」
E「進化のスピードを方程式で表すことは困難です」

A「狩猟生活を行っていた古代人類の方が頭脳の容量は現代人よりも多い筈ですが」

E「それは狩をするために空間把握など高い情報処理能力が必要なだけで、我々が言う文明の知性、文化を創りだす力とは別の物です」
E「もっとも遺伝的差異については仮説段階でしかなく、証明できることではないです」

A「文明社会における知性と言うのも定義が困難ですからね」
A「ところで人種間における遺伝子、DNAの違いは他の生物種に比べて非常に小さいと聞き及んだのですが」

E「それはその通りです」
E「しかし、その小さな差異というのはDNAコードの差のことであり、それによる形質の差がどれほどかは不明瞭です」
※遺伝子により現れる実際の生物の性質や特徴



A「「理知的な青色人差別主義者の会」では青色人は緑色人より知能で劣り運動能力で優るという考えでよろしいのでしょうか」

B「一人一人に主張があるので一概には言えませんが、おおむねそのような認識で結構です」
B「先ほどまでにあげられた以外の論拠を持つものもいます」
B「もちろんそれぞれに反論はあるかもしれませんが」

A「では、仮にその主張が正しいとします」
A「しかし運動能力が優る彼らが劣るというは何故ですか」

B「少なくとも現代社会においては、高い運動能力よりも高い知能が効果的に役立つからです」


A「その根拠はなんでしょうか」

E「人類が知性の生物だからです」
E「他の動物にはない、突出した能力としてその知性があげられます」
E「それによって我々は発展してきました。文明とは知性によって作り上げられるものであるからです」
E「知性により球地を支配する万物の霊長となりました」
※彼らの住む惑星
E「虫などの個体数は人類よりも多いですが、球地環境に最も大きい影響を与えられるのは人類の知性によるものです」

A「確かに他の動物種を圧倒し、繁栄したのは高度に道具を使い作る知能です」
A「しかし、人種間での知性の差異が文明や社会の出来如何にかかわるほどかはわかりません」
A「決められた道具を使うくらい勉強すれば難しい事ではないですし、決められた企画を工場で作るのも同様です」
A「むしろ発見や発明も体力勝負になる場合があるのではないでしょうか」
A「そういった勉強も体力でカバーできるのでは」
A「道具を使うにしろ運動能力があった方が使いやすいのでは」

E「とはいえ、知能があればあるに越したことは無いです」
E「それに、体力に付いても人種間の差異は文化全てを変化させるものではなく、個人差も大きいです」

A「知性と体力のバランスが社会や文化、文明を構成する全ての上で、」
A「どのぐらい必要でどのぐらいあればいいかを考え論じるのは難しいようです」


F「現代社会においては、ほとんどの機械は軽い力で動き、運動能力による差は減っています」
F「しかし、知能の差を補う道具は少ないです。」

A「コンピューターにより代理的に知能として働く分野があります」
A「数学の証明問題を解くのに応用される場合もあり、知能を補うことは可能と言えるかもしれません」

F「しかし、そういった問題を解くようなものは、そのように使うこと自体に知能がいるのでは」
F「それを知能を補うと言ってしまっていいのですか?」

A「なんにせよ、知能を継ぎ足している事には変わりは無く、将来的には大きなターニングポイントがあるかもしれません」
A「もっとも、元の知性が知性を継ぎ足す機械に対してどのような影響を及ぼすのかは定量出来ませんが。」


C「経済社会において金銭とは価値であり、多く金銭を稼げる職業は知能が必要です」

A「運動選手などは明らかに違います」
A「頭脳を必要とするスポーツ(マインドスポーツは論外)も多いですが、まず運動能力がありきでしょう」
A「彼らは尊敬を勝ち得ています」

C「些細な例外です。突出したなにかを持てばそれで金銭を稼ぐことは可能です」
C「能力が無い事をウリにすることもできます」
C「生きるだけで奇跡ならばそれは尊敬に値します」

A「例外と言うには量が多いとも思えますが、どの量を持って例外と言えるかはわかりません」
A「知性を必要とする、多くの金銭を得られる職業、例えば科学者や裁判官などにも運動能力、体力は必要ではないでしょうか」

C「そういった職業はまず知性ありきで、体力は二の次ではないでしょうか」
C「例え病弱でもそのような職業に就いた人間は少なくないです」

A「努力を続けられる精神力も体力に入るのではないでしょうか」
A「健全なる肉体には健全なる精神が宿る、というのは必ずしも嘘とは言い切れないでしょう」

C「関係性について証明することは困難です」



A「知能に関連すること以外で、青色人を差別する妥当性について何かあるでしょうか」

B「はい。まず事実として、青色人は経済的に我々緑色人より劣っています」
B「差別により青色人を劣位に追いやることで、緑色人は優位に立てます」
B「差別をすることはする側にとっての攻撃手段となります」
B「そして、それによる復讐は経済的に優位にある緑色人にとって大きな脅威ではありません」

A「協力することによって両者にプラスとなるようにはできないのでしょうか」

B「球地の資源は限られ、今後とも全人類を満足させられるとは思えません」
B「協力によるメリットとライバルの強化によるデメリットとではデメリットが大きいと考えます」
B「証明はできませんが、そのような主観があります」

A「そもそも、そういった区別化で差別するのは何故ですか?」
A「同じ人類と考えれば仲間ではないでしょうか」

B「全人類は様々な区別がなされます」
B「自分が入る分類が利益を受けられるように行動をするのです」
B「青色人種の差別はその一環に過ぎません」
B「α性とβ性とγ性の差別問題の話ならば青色人でも私と同じα性を優位にするよう行動し、最善手が差別だと思えば差別します」
※球地は三重螺旋のDNA※を持つ生物の支配する惑星であり、動物の交尾時ではα性、γ性、β性の三体が同時に重なる。
細胞分裂も一度で三つに分かれる。
※DNAというのはデオキシリボ核酸の事だがここでは球地における遺伝物質の事について言っている。


A「そうしていくと強い方ばかり勝っていって、いつしかあなたも弱い方に入り負けてしまうのではないでしょうか」

B「強者が勝利を目指すことと我々が人種の上で強者であることは関係が無く、弱者に入ればその場合に応じて努力します」
B「弱肉強食の世界であり、これは文明社会でも通じると考えます」
B「卑怯で卑劣かもしれませんが戦略には変わりありません」

A「弱肉強食の原理が文明社会で通じるかどうかは今後の社会を通じて考えていくしかなさそうです」



A「他に、青色人を差別する妥当性について何かあるでしょうか」

G「はい。我々は「理知的な青色人差別主義者の会」ですが、結局のところ宗教や迷信、偏見によって青色人に嫌悪感を持つ者もいます」
G「宗教や迷信、偏見自体を差別の根拠にはできませんが、それによって生まれた根強い嫌悪感が差別をする動機となります」
G「差別することにより嫌悪感から自分の優位を錯覚にしろ覚え、快の感情を得ます」

A「宗教や迷信、偏見について良く知ることで嫌悪感を払拭できませんか?」

G「精神の奥底で固定された感覚をどうこうするのは催眠術でもなければ難しいですし、払拭することを望んでいません」
G「いかに卑小な行為だとしても、それにより得られる感情を否定することはできません」
G「そしてその感情の価値を定量することも不可能です」
G「社会にとってマイナスであるとして、その人にとって、逮捕されることも含めての総合的なプラスマイナスは主観でしかないです」
G「もちろん社会にとって、国家にとって差別がマイナスならば法で罪と罰を与えるのはまた妥当です」

A「差別する行為が人生における他の行動を抑えてプラスになるほどの主観が存在するとは証明できません」
A「また、自分の今後の一生、人生におけるプラスとマイナスを真に計算できる人間も存在しないでしょう」
A「結局のところ、それの妥当性自体も証明は不可能です」



A「今回はこの辺りで失礼します」
A「貴重なお話ありがとうございました」

B「いえいえこちらこそ」


書いといてなんだけどほんとなんなんだろうコレ。
何らかの提議にはなってると思うが。
統計云々とかはあくまでその世界での話だからね。実際この世界どうなってるのかとか私知らないし。
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テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2013/08/11(日) 09:37:41|
  2. 雑学
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