ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

週刊少年ジャンプ、最近の打ち切り漫画を振り返ってみる。

ジャンプ打ち切りサバイバルレーススレテンプレ保管庫 - Seesaa Wiki(ウィキ)
ノルマン現象 - アンサイクロペディア ジャンプ打ち切りサバイバルレースの動向など
ネット世代の雑評論 最近の週刊少年ジャンプで打ち切りだの円満終了だので終わった作品を振り返ってみる 2008年から2010年終わりまで


とりあえず週刊少年ジャンプも紙面改革に乗り出した感があるのでここいらで最近の動向をまとめておこう。

サバイバルレーススレテンプレ保管庫より

引用
【参考データ】
調査対象:1990年以後に終了したジャンプ作品278作品(現行連載陣と短期集中を除く)
○1部2部に分かれている作品はほぼ連続して掲載されていれば同じ作品とみなす(ジョジョ・デスノなど)
○ある程度期間が離れていれば別作品とみなす(碁・ライパクなど)
○連載回数48回で1年連載したとみなす
ソース:(p)ttp://www.ktr.to/Comic/jump.html

1クール突き抜け(15週以下) 78作品 突き抜け率 28.1%(78/278) 例:無刀 一休 疾駆
2クール目死亡(16~27週) 86作品 2クール目の死亡率 43.0%(86/200) 例:エジソン キルコ ハングリー
1年以下で死亡(28~48週) 26作品 3クール~1周年の間の死亡率 22.8%(26/114) 例:クロス 恋染 スターズ
1~2年で死亡(49~96週) 28作品 1~2年の死亡率 31.8%(28/88) 例:クロガネ マジコ エニグマ
2~3年で死亡(97~144週) 14作品 2~3年の死亡率 23.3%(14/60) 例:エムゼロ デスノ ライパク(2部)
3~4年で死亡(145~192週) 19作品 3~4年の死亡率 41.3%(19/46) 例:めだか いぬまる バクマン
4~5年で死亡(193~240週) 8作品 4~5年の死亡率 29.6%(8/27) 例:ぬらり ネウロ ミスフル
連載5年以上(241週以上) 19作品 新連載が5年以上の長期連載になる確率 6.8%(19/278)  例:スケット リボーン ジャガー


興味深いデータ。

164/278、59%の新連載が2クールまでに打ち切られる。
正直突き抜け作品でいい作品と言うのはほとんどない。突き抜け作品と言うのはジャンプで連載するにあたってダメな部分がある作品と言うイメージが大きい。
2クール目で打ち切られる作品、非常に多いのだが、この辺りにはまだ読める漫画も少なくない。粗削りな新人や、特にダメな点は無いが広い読者層を掴めずに終わった、といった作品が多いか。

2年目、大体単行本で言うと10巻というのも大きな壁となる。ちなみに普通の連載ページ枠だと1クールで単行本が一冊でる計算。終了後の読切りとか作者の過去の読切りとか、書下ろしとか入れると変わってくるが。
そこまでに打ち切られる作品は全体で78%ほど。2クールを生き残った作品で2年目までに打ち切られる作品は47%である。
なんだかんだ言ってその作品を見ていくと、ジャンプでは2年連載できていない作品は2流なのではないか、という感じも受ける。まあ作者都合とかそういうのは別にして。

まあ、そこからは、作品がいつ終わるかと言う段階に入るか。無駄に引き延ばしされるのも困る。デスノートなど1部終了に2年かかってないが、1部で終わるべきだったと言われることもあるぐらいだ。
もちろんこの辺でも人気が出なければ打ち切られるわけだが、疑似円満もあるし、ここまで連載すればそろそろいつ終わってもいいだろうという感もしなくはない。
実際3年続いた作品は思い出深い作品ばかりだ。

そして5年以上の長期作品となると、新連載の6.8%。この数字を多いと見るか少ないと見るか。

引用
<今後の打ち切りスケジュール>
次期編成会議および打ち切り宣告(ひめドル3話目のアンケ結果が出る)→8/30頃?(39号頃)
クロクシャッフル対象入り(6話目)→9/9(41号)
ひめドルシャッフル対象入り(6話目)→9/14(42号)
打ち切り宣告後に描いた作品が掲載される(展開に影響?)→9/14頃(42号頃)
クロク完全補正切れ(9話目)→9/30(44号)
ひめドル完全補正切れ(9話目)→10/7(45号)
次期新連載投入および打ち切り執行開始(クロク9~12話目頃)→9/30~10/21頃?(44~47号頃)
【ジャコ終了予定?(11話目)→9/30(44号)】

らしい。
ここ最近は入れ替えが激しく、連載枠が空いて読切りを載せている。
次の改編期はOUTはジャコの短期集中連載終了だけかもしれない。



では2011年の連載陣の変化を見ていこう。

引用
◆11年 計 10IN 8OUT 生存:ニセコイ
IN)ドイソル グリム マジコ 戦国ARM
OUT)Lウイング
IN)一休
OUT)逢魔
IN)スターズ 針栖川 (ハンタ復帰)
OUT)ドイソル 保健室 グリム 戦国ARM
IN)クロガネ
OUT)一休
IN)ニセコイ パッキー
OUT)エニグマ

2011年はNPGの一角ニセコイの連載が始まった年か。まあNPGなら黒子とか2009年の始めだけどアレはアニメで売れ始めた勢だからな……

ドイソル。サッカー漫画としては割とリアル路線で監督と言う視点も興味深かったが、まあ興味深いとかそういう大人しい感じじゃジャンプで人気出るわけないわな。サッカーは人気のスポーツだけど、だからこそ難しい部分がある。みんなルール知ってるし、サッカー漫画は多いし、比較される。
2クール組。

グリム。たしか最近打ち切られたエジソンの人か。ギャグ漫画としての面白さはあったが、不快感が強いんだよね。キャラの。エジソンでは女性キャラ主人公にして低減していたが、エジソン顔って設定どうだったんだ。
2クール組。

戦国ARM。戦国物と言うのは当たればでかいが、明智光秀主人公ねえ。玄人向けすぎじゃないか。ジャンプの低めの年齢層じゃ厳しい気が。
なんかアクが強すぎて食べるところが無かったというイメージ。
2クール組。

ライトウイング。早々この辺りサッカー漫画地獄だったんだよな。この漫画はトンデモスポーツ枠。テニスとか黒子とかあの辺のイメージね。結構クソ漫画愛好家には好かれてる作品であるが、まあ一般読者は全然ついていけなかった。キャラがぶっ飛んでるというか。私も単行本買っておけばよかったと後悔している。まあ今買ってもいいけど。
2クール組。

逢魔が時動物園。私は結構好きで単行本買ってたのだが、まあ主役級の兎が読者の心証を逆撫し続けたたことが一番の敗因ではないか。水族館編は割と好き。デザインセンスはまあある感じなんだよね。
一年組。

保健室の死神。オカルト物で、テコ入れでエロ路線に走ってから割と好調だった印象。
結構キツい話も多かったがジャンプ的にどうだったんだろう。
大体二年無いぐらい。

一休。多少凝った設定だったが、坊主を坊主のまま主人公にするのはそもそもどうなんだろうか。やはり華が無いというか?話自体もつまらなかったし。
2クール組。

エニグマ。ジャガーとかマサルさんの作者の奥さんだっけ?割と最近人気だったライアーゲームとかあの辺の閉鎖環境ゲーム系の漫画。まあ2chではコネコネ言われて批判されてたけど、全く嫌いなわけではなかった。特に好きでもないが。
大体一年組。

引用
◆12年 計 12IN 12OUT 生存:ハイキュー、斉木、暗殺、ソーマ
IN)ハイキュー パジャマ
OUT)針栖川 (ハンタ休載)
IN)恋染 斉木 バルジ
OUT)スターズ バクマン パッキー いぬまる
IN)暗殺 タカマガ
OUT)ぬらり マジコ
IN)伊達 クロス
OUT)パジャマ バルジ
IN)ハングリー キルコ ソーマ
OUT)タカマガ リボーン 恋染

NPG勢の残りにソーマ。この年良く考えると豊作だなあ。

針栖川。ラブコメ枠。鏡の中に恋人が閉じ込められるとかいう設定は面白いは面白いが構造的な欠陥があったのでは。現実世界に二人同時に存在できないし。
3クール。

スターズ。宇宙飛行士漫画。SF分野でも現実に即した宇宙飛行士という分野は、最近人気が無いしだからこそ当たればでかい(宇宙兄弟とか)が、正直難しいからなあ。あと、展開が遅すぎた印象。最初から飛ばしていかないとジャンプではすぐ打ち切られる。
4クール。

バクマン。デスノートペアの漫画家漫画。映画家映画とか小説家小説とか、経験があるから作りやすいという話。大場つぐみはガモウひろし、ラッキーマン描いてた人らしいね。個人的には必ずしも好きではなかったが、強烈なキャラや漫画界の裏話などが面白く、人気を博した。漫画界でもジャンプは特殊?
三年と半年ぐらい?円満終了でいいのかな?

パッキー。個人的にはだいぶ好きだったのだが、やはり絵面が児童誌っぽかったのが敗因か。古代の恐竜が現代に(ある程度擬人化して)現れたという話だが、異文化交流モノ的な面白さがあった。あと、ダメ人間描写というか、日常を切り出すのが上手かった印象もある。打ち切り決まってから面白くなるタイプ?
2クール組。

いぬまる。脱衣幼稚園児のギャグ漫画と言うとクレヨンしんちゃんを思い出す。ギャグ漫画としては王道的な面白さがあった印象。ジャンプのギャグ漫画として真っ当な生き様を送ったのではないか。なんか今週のジャンプでも特別読切りあったし。前作のメゾンドペンギンはあんまりだったが、光るものがあった。それをうまく生かした印象。
三年と半年ぐらい……ってこれバクマンと同期だったのか。

ぬらりひょんの孫。日本の創作作品では古式ゆかしき妖怪もの。水木しげる先生は偉大である。バトルものだが中々絵が良かった印象。特に女性キャラとか。結構人気でNEXTだったかでかなり補完したんだっけ。ジャンプの妖怪ものの歴史は長いか?
四年越え?

マジコ。ファンタジーバトル漫画にしてラブコメ。バトル漫画としては概ね退屈(光るものもあったが)だったが、ラブコメとしてみると結構良かった。まあ正直もう少し続けても良かったが、連載陣が厳しすぎたか?マンネリ化の傾向もあったし、やや展開の方向性が的外れな場合もあったか。
一年半ぐらいか。

パジャマな彼女、だっけか。ラブコメはいいんだが、なんか設定捻りすぎではないか?ラブコメに求められるものはそういうものだろうか。ニセコイのような王道に踏みにじられるわけだ。アレは本当に王道ラブコメ過ぎて安心感が凄い。
3クール。

バルジ。逢魔の作者の。逢魔は好きだったが、これは好きじゃない。ストーリーを凝ったものにしようとして訳が分からないことになっている。やはりこの人にそういうの期待しちゃだめだなあ。
2クール組。

タカマガハラ。学園能力バトルもので、絵柄などに強烈な個性が見られて嫌いではないが、さっさと打ち切られたのは明らかに初動がクッソノロノロした展開だったからだろう。前のめりに行くべきなのに。最後の方の打ち切りが決まった後であろう展開は良いタイプ。
2クール組

リボーン。長期連載組。路線変更してバトルものになったのががっちりかみ合って長期連載路線へ。「腐」人気もあった?あんま詳しくないけど。はっきりとわかる独特の絵柄。
えっと、8年半くらい?流石。

恋染紅葉。エロ路線もあるラブコメだっけ?ラブコメ蠱毒だなあ。結局はニセコイが勝ったという事?
3クール組。

引用
◆13年 計 7IN 9OUT 生存:トリガー、ソウル、スモーキー、クロク、ひめドル
IN)エジソン トリガー
OUT)クロガネ 伊達
IN)ソウル 無刀 スモーキー
OUT)めだか ハングリー キルコ
IN)クロク ひめドル (ジャコ(短期集中))
OUT)スケット クロス エジソン 無刀

そして今年。半分が過ぎたがあと2回ほど改編期があるはず?

クロガネ。剣道漫画。剣道漫画と言うとバンブーブレードが思い出されるけど、剣道漫画の構造的欠陥としてめんで顔が隠れるというのがあるんだよね。
なんか変な練習とか変な戦略とか、割とリアル路線の能力値であるからか経験者のツッコミが多かった印象。
一年半と地味に長い。

伊達先輩。結構好きな作品であったが、ギャグ漫画だし濃すぎたのか人気は出なかった。粗削りなところも多く寒いギャグもあったが、要所要所で笑えたし、キャラも好ましいキャラが多かった。
2クール組。

めだかボックス。黒子と比べられることが多かった西尾維新原作。結局アニメで差がついた形か。非常に鼻持ちならないキャラが多い作品(西尾維新らしいといえばそう)だったが、球磨川は良かった。
4年くらい?

ハングリージョーカー。偉人達の遺物で能力をどうこうというバトルもの。まあ設定は面白かったしバトルも興味深い点もあったが、展開が遅かった。
3クール。

キルコ。不思議な作品である。ネット人気はピカイチだった。なんかジャンプLIVEで読み切りかなんかあったし。一応コメディに入るが、主人公がゲスすぎたのか、切られた。中高生人気がアレだったのか?
3クール。ハングリーと同期で同改編期に終わる。

スケットダンス。コメディで長期連載と言っていいだろう。まあとびぬけた人気があった時は無かったが安定した人気があったか。コメディはそういう安定性が上手い。シリアスはつまらない場合もあったが作品を引き締める効果がある。ギャグは一流。しかしクズが多い高校だったなあ。
6年。

クロスマネジ。えっとラクロスだっけ。初動の展開がクッソ遅かった印象、最後の方は頑張ってた気もするが時すでに遅しか。まあ次回作に期待。
地味に4クールやってたのな。

エジソン。発明と言うのは色々できていいよね。ギャグ漫画向けだ。しかし設定とか展開とか不快なところが多くて困る。それもギャグと言えばそうなのだが、それを望む人は少ない。エロもそれなりに進歩だが、ギャグでエロと言うのも簡単ではないんだなあ。嫌いではなかった。
これも2クールだがグリムの時より確実に良くなっている。ジャンプは三振制、三回の打ち切りでチャンスが無くなるという話だが、まだ一回チャンスがあるはず。

無刀ブラック。柔術というマイナージャンルで、しかもダラダラ何をやっていたのだろう。中高生向けでは断じてないし、いろいろダメ要素が重なった気がする。
1クール打ち切り。つまり突き抜けである。最近では珍しいというか、3年ぶりくらいか。



やはり残っている作品にはそれだけの理由が思いつくなあ。
初動タラタラするのは致命的か。
新人はやはり厳しいが経験を積ませるのも重要か。

近年は長期連載作品の終了が多く見られ、また円満終了が近い長期作品も少なくない。
NPGやソーマをはじめ新連載の波は強い。
これからのジャンプはまさに変革期であろう。
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テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2013/08/07(水) 05:23:32|
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