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「Championタップ!」特集の施川ユウキと阿部共実の対談記事を見る

コミックナタリー - [Power Push] 秋田書店のWEBマンガサイト「Championタップ!」特集、施川ユウキと阿部共実が対談 (1/3)
Champion タップ!


秋田書店がやっとこさWEB漫画サイトに手を出した。「Championタップ!」である。
4大少年漫画誌の一つとされる週刊少年チャンピオンの血筋であることを表す名前である。
秋田書店は他の出版社と比べ商売気が薄いとも言われるが、「Championタップ!」の連載陣を見ればさもありなんと思えるだろう。
妖しい魅力に満ち溢れた作品群、そうでなくてもどこか普通とは言えない作品ばかりである。


その中で主要メンバーと思われる二人が対談式インタビューを行った。

施川ユウキは4コマ漫画の名手で、現実に対し新しい視点を与えてくれる。
ヤングチャンピオン烈で「鬱ごはん」を連載中。
「Championタップ!」では週刊少年チャンピオンで描いていたサナギさんの続編を描いている。

阿部共実は新進気鋭の漫画家で、思春期の男女の真に迫った精神描写を得意にする。
週刊少年チャンピオンでは「空が灰色だから」を描いていた。
「Championタップ!」ではやはり同じような作風の「死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々」を描いている。

二人とも結構好きな作家である。施川先生は鬱的で阿部先生は躁的なところがあるような。まあ躁鬱は表裏一体のような気もするが。


インタビューの内容を追っていこう。
二人とも、チャンピオンのギャグ漫画は普通ではないという認識を持っているらしい。
他の少年漫画誌が出来ないニッチな層を狙っているとも考えられるが、実際チャンピオンには色々普通でない漫画が集まる傾向にある。
二人はその典型といえるかもしれない。

阿部先生は施川先生に結構影響受けてるとか。
前にもどっかで聞いたことがある気もするけど、言われてみるとなんとなくわかる気もする。
内的世界を大事にするところとか?

施川先生は「伝染るんです。」とか「マサルさん」とかからの不条理ギャグからの影響。まあ世代的にそうなるのか。
ギャグ漫画の世代論もあるが、世代を超えて人を楽しめせるような偉大な作品はなかなか難しいよね。
言語表現の話は、小説だけど星新一先生を思い出す。なんか物価が高騰してたりしてたらわかりにくいから、「100万円」みたいには書かず「大金」だとか「給料の何か月分」みたいに書くことで時代が変わっても通用するようにするとかなんとか。

キャラとか雰囲気とか、ギャグのオチよりも重視する。
単純に笑えるのが一番いい訳ではない。今のギャグ漫画の傾向か。

「鬱ごはん」は施川先生にとってコメディでしかない。でもまあ実際キツイって思う人はいる。
なんにせよ実体験に基づいたリアルさがあるから面白いのかな?

WEB漫画はただ紙の雑誌をWEBに写しただけではない。
それはどういう風に作用するのか。
漫画家も進化の時期が来ているのかもしれない。



インタビューを見ると、この二人はやはり先進的、漫画文化の最前線に立つ漫画家なのだなあと思えてきた。
古くていいものもあれば新しくていいものもある。
とはいえ、進歩が無ければ…… と言う話。
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テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2013/07/15(月) 21:58:02|
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