ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

「ひらめきはつめちゃん」1~3巻感想

大沖 - Wikipedia 作者のWikipediaページ
ひらめきはつめちゃん - Wikipedia

ネット世代の雑評論 「はるみねーしょん」1巻感想


アマゾンみたいなネット本屋が普通の本屋を駆逐するというけれど、やはりアマゾンでは検索はできてもジャケ買いはしにくい。結局のところ買うのは紙の本であるから実物を見たいし、モニター画面に制約されるネット本屋の陳列は視覚的に強くないというのもある。郵送じゃすぐ読めないしね。

という訳で普通のでかめの本屋で「ひらめきはつめちゃん」を出てる巻全部買ってきた。3巻まで。
まあ作者は知ってたし(はるみねーしょんも3巻まで買ってるし東方の二次創作同人誌も買ってるし)、よくよく考えたら雑誌で読んだこともある気もしたが、それはそれ。


まあ簡単に概要を説明すると、発明家の娘である「平目木はつめ」と彼女が作った様々な謎の機能を有する「はこ」を中心に広げられる日常4コマギャグ漫画、といったところか。
はるみねーしょんのような前衛的なほどに尖ったナンセンス駄洒落日常4コマという訳でなく、むしろかなりちゃんとギャグ漫画やっている。

科学者(発明家)とその被造物というテーマはSFでも定番だが、そこは最近風というか作者の味というかデフォルメされた少女と段ボールのような箱という組み合わせとなっている。

「はこ」の穴にネジを入れると、様々な機能が発揮されそれが面白くなっている。
単に話し方を変えたりするだけだったり、雑巾を絞るだけや挙手するだけといった馬鹿馬鹿しい機能もあれば、ナノマシンでウイルスを除去したり手足が出て高度なロボットのようになったりと変化が豊富である。
しかも知能を有するような描写もある。点の目と線の微笑の単純な顔だがこれも立派なキャラであろう。

「はつめ」もいいキャラしている。トボけたところもあるが小学一年生にしては、発明の腕を度外視してもかなり賢いほうのようである。「はるみねーしょん」の主人公はるみが常にボケたおしている印象なのと良い違いとなっている。

周りのキャラも、中々個性豊かで面白く、役割分担がなされている。
親のはつのりは娘に発明家としての腕で越されてしまっていて、箱の機能に対する驚き役となる。
ケイははこの微妙な機能に対して「かっこいい!」といって二段オチにする。
たくは子供たちの中の話でツッコミ役となる。


日常系4コマ漫画。あずまんが大王で大成しその後様々な作品が出た。
しかし、日常系も過渡期にあると考えるべきか。キルミーベイベーなど幾つかの4コマ漫画が従来の笑いを取るギャグ中心の作風に回帰している。
「はるみねーしょん」は日常系4コマの中では究極を行った前衛的漫画と考えることもできる。「ひらめきはつめちゃん」は逆に4コマギャグ漫画の王道を行く。
もちろん「ひらめきはつめちゃん」にも「はるみねーしょん」的な奇妙な間を作るナンセンスギャグは健在だが、周りにギャグがあることで緩急を作り笑いを構成している。

現実の購買層の生活とかと関連付けて考えるのも面白いが、むしろ漫画界の中の新しい風として考えたい。
同じような作品ばかり流行するよりも多種多様な作品があるほうが楽しいし、経済的にも堅牢になる。
私は「はるみねーしょん」も「ひらめきはつめちゃん」も応援したい。
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テーマ:読書 - ジャンル:サブカル

  1. 2013/01/20(日) 04:12:38|
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