ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

日本神話の突っ込み所を突っ込んだり脳内補完する

日本神話 - Wikipedia
一応、古事記準拠ね。Wikipediaの記事見ながら書いてる。


天地開闢


なんか別天津神とか神世七代とかが現れては身を隠したりする話。で、最後にイザナギとイザナミが現れる。
日本神話でも最もシュールな箇所。こいつら何者なんだ。全く持って説明不足。

最初に生まれた神であるアメノミナカヌシはこれ以降全然でない。まあ他の神話にもたまにある構図ではあるけど、別に何をしたわけでも無い辺りが謎。
で、この後、タカミムスビにカミムスビが出現して隠れるんだけど、こいつらは身を隠したとか書いてるくせに後の方でバンバン出るのな。性別が無い独神の癖に子供ガンガンいるし。タカミムスビに至ってはアマテラスより偉そうな雰囲気すらあるし。なんなんだよこいつら。まあ古代においては実際色々あったっぽいけど。皇祖神でもあるし。
あんま適当な事書きたくないけど、「卑弥呼=倭迹迹日百襲媛命」説と関連して、卑弥呼=日巫女とかなんとかでアマテラスに習合されたりとかなんとかで最高神が切り替わったとかアレなんかね。妄想だけど。
でも神話とか思われてた王朝が事実だったとかは中国ではよくあるしなあ。日本はその辺色々あってあんま調査進んでないのよね。

別天津神の最後のアメノトコタチ(天之常立神)と神世七代の最初のクニノトコタチ(国之常立神)はやはり対になっているのかな。
なんか日本神話は結構数字(特に三はやたら多い)に拘るから、まずタカミムスビとカミムスビがいて、二人だとなんか嫌だし、神は誰が作ったとか無限後退の議論を避けるためになにやらボンヤリとした示唆をあたえるようなアメノミナカヌシを最初に持ってきて、三人にしたけど、古くから信仰されてきたクニノトコタチの対にアメノトコタチを別天津神に入れたら別天津神が4人でなんか偶数で嫌になったからウマシアシカビヒコヂ(宇摩志阿斯訶備比古遅神)とかいうクッソややこしい名前の神を適当に考えてぶち込んだんじゃないかなと思ってる。

クニノトコタチとイザナギイザナミ以外の神世七代も適当だよなあ。
なんか書いとけば適当に想像するとでも思ってるんじゃないだろうか。しかし名前しか書いてないという適当さ。名前に意味があるとか。
そういう適当さは嫌いじゃない。



国産み


イザナギとイザナミが始めての共同作業で日本作る話。
比較神話学によると洪水神話に関係があるとかなんとか。

まあ矛でかき混ぜてたら島が出来たというのは、スケールが良くわからないという点を除けばいいとしよう。

女から誘ったから奇形児が生まれたとか言うのがアホである。まあ話によるとこういう神話は男性優位の社会の論理を作るためのものというのがあるかららしいけど、結局日本神話では女性の太陽神アマテラスが最高神みたいなあつかいなので本末転倒である。
ついでになんで奇形児が生まれるのか別天津神達に聞きに行ったら占いで女から誘うのがよくなかったとかわかるのも、お前ら神なのになんで占いするの?って感じである。まあその辺は古代人の論理があるのかもだけど。

島を産むというのもまあいいか。スケールがわからんが。実際絵にしたらどう何の?難産もいいところじゃね?それともイザナミがでかいのか。


神産み

神産みまくってたらイザナミ死んで、黄泉行ったけど見るなのタブー犯して帰ってきたという話。
世界中の神々も同じような行動パターンである。見るなといわれたら見る。しかしスピード離婚。いやまあ死に別れといえばそうなんだけど。

とにかく一挙一動で神が生まれる。八百万の神というのもわかる。単純にWikipediaの日本の神の一覧に載ってる神だけでも500以上いるし。まあ神代以降のも含むけど。

で、黄泉とか黄泉神とかその辺ってどっから出てきたんだ?え?こいつら神々だろ?いつ作ったんだよ。書かれてない所で別天津神辺りが勝手に作ってたの?その辺重要そうだから省くなよって感じである。

しかし、オオワタツミだのソコツワタツミだのナカツワタツミだのウハツワタツミだの海の神被りまくってるね。後から後から出てくるし。基本~の神とかいいながらそういうの何体もいるのは日本神話に限った事ではないけど。アステカ神話とかトウモロコシの神やたらいたっけ。

で三貴子。日本神話には多いけど、三兄弟で一人だけたいして何もやってないっていう構図。今回はツクヨミ。ちなみに別天津神の最初の三柱の神、造化三神もアマノミナカヌシがその類型なのかも。



アマテラスとスサノオの誓約

スサノオが母親であるイザナミに会いたいとか駄々こねて、イザナギに追放されて黄泉の国にイザナミに会いに行くから姉のアマテラスに会って、でなんか侵略しにきたと勘違いされたから誓約によって潔白を証明したという話。

恐らく一番の突っ込みどころではないか。
まず、三貴子はイザナギだけで産んだような感じじゃないのか。しかも目と鼻から。イザナミが必要だったのならその辺の説明欲しいところである。

で、誓約の内容。産んだ子供によって勝敗が決まるらしいのだが、勝利条件決めないままに相手の剣とか玉とか食って産んでいる。
で、スサノオの剣から心の清い女神を3柱産まれたからスサノオが勝ちと宣言した訳だが、剣を喰って霧にして産んだのはアマテラスだし、スサノオも同様にして玉から5柱の男神を産んでいる。
まずどっちがどっちの子か不明瞭だし、数で言えば女神のほうが少ない上に男神にはその後天皇家に繋がるアメノオシホミミ(漢字で略さず書くと正勝吾勝勝速日天之忍穂耳命)が産まれてるのに、女で心が清いみたいなよくわからんフェミニズムを荒らぶる嵐の神であるスサノオが発揮して勝利を宣言する辺り完全に意味不明である。

まあこの辺はあえて不明瞭にしたかったんだろうなとも思う。そうすることでスサノオの血というかなんかが天皇家に混ざってて云々とかそういう権威を持たせたかったのでは……結局神武天皇の后はスサノオの子孫みたいなアレなんだけども。



岩戸隠れ


何故か高天原に居座ったスサノオが乱暴狼藉して天の服織女が結果的に死んだからアマテラスが引きこもったので、太陽神だしなんか世界中暗くなってやばいからどうにかだまくらかしてアマテラスを引きずり出して、スサノオは追放したという話。

高天原に田んぼとかあるのはいいのか?まあアマテラスの子孫神は農業神とか稲の神とか多いしいいってことにしよう。時代的におかしいとか考えちゃいかん。神だし。

スサノオが無駄に暴れたのもまあクズ行為だけど、色々あったんだろう。

タカミムスビの息子だとかいうオモイカネの案で馬鹿騒ぎしてアマテラスを引きずり出す。
よくわからんけど、天岩戸ってアマテラスは簡単に開けたり閉めたり出来るの?やっぱ最高神だけあってマッチョなのかな。それとも生体認証的なロック?岩の癖にハイテクだな。
で、そんなこんなでだまくらされて引きずり出されたアマテラスだけど、そんなんでいいのか?まあスサノオ追放したしいいのか。



ヤマタノオロチ退治

モンスター八岐大蛇をぶっ殺してスサノオが妻を得る話。
一見かなり単純な話だけど、まあ八岐大蛇とか龍とかって河川の象徴で、治水の話がグチャグチャ変容したとかなんとか。草薙の剣は鉄文化がどうとか。まあ鉄作るのに河は必要だもんね。

この後も良くあるけど、日本神話の神々はあんまり正々堂々と戦わない。割と卑怯な手段で勝ちに行く。今回は酒に酔わせて眠ったところを滅多切り。まあそりゃ勝つわな。なんか納得させることを目的としてるとか。

で、スサノオ、クシナダヒメを櫛に変えてるけど、その唐突な魔法描写はなんなんだ。まあ神とか適当に産むより普通かもだけど。

あといきなりスサノオ、和歌とか詠んでるけど、時代……いや神だしいいんだけど。


因幡の白兎

オオクニヌシが毛皮を剥がれた兎を治療する話。動物医。
どうでもいいけど、日本で言う白い兎のイメージは日本固有のアルビノ種なのだ。

まあ特にいう事は無いけど、医療関係の話がいきなり動物医である。



大国主の神話

ヤガミヒメがオオクニヌシと結婚するとかいったので兄達に迫害されて、死んだり生き返ったりしながら仕方ないので根の国=黄泉の国のスサノオのとこいったら娘のスセリビメとお互い一目惚れしたのでスサノオが命に関わる嫌がらせしまくったけど駆け落ちして、スサノオに発破かけられて国造りする話。ヤガミヒメはビビッて実家に帰った。
出雲神話。大体においてややこしくて無茶苦茶である。

死んで生き返ってって、結局死んだ時点で黄泉の国行ってね?まあその辺は古代人の死生観があるのだろうが。しかしオオクニヌシ殺されすぎである。騙されやすすぎる。
あと、神話なのにスサノオよくわからん人間味出しすぎじゃね?
あとヤガミヒメ不憫すぎじゃね?



大国主の国づくり

オオクニヌシが唐突に出てきたカミムスビの子、スクナビコナと一緒に国造りする話。
カミムスビは一個前にも出てくる。

なんか昆虫サイズっぽい神とか話すカエルとか何でも知ってるカカシとか唐突にファンタジーな要素が集まってるんだけど何事?

で、オオクニヌシの和魂であるオオモノヌシが海からやってきてオオクニヌシはオオモノヌシを三輪山に祀るんだけど、これを考えたやつは何のつもりだったんだろう。
え?和魂ってその神の平和的な側面的なアレでしょ?なんで海からやって来るんだよ。オオクニヌシそこにいるじゃねーか。
自分を祭ってるってことかね。基本的に意味不明。
三輪山というと、ヤマトというのは本来その周辺を指す言葉なんだっけ。重要なところが意味不明なのが笑える。



葦原中国平定


なんか高天原の神々が葦原中国(=地上?)はアマテラスの子孫が統治するべきとか言い出して、騒がしい状態だから色々神を送り込んで平定させようとしたけど2回失敗したからタケミカヅチ送り込んだら成功したって話。

アマテラスの長男であるアメノホシオミミ。行く前にやばそうだからとパス。ヘタレ。

アメノホヒとかアメノワカヒコとか送り込んだんだけど、オオクニヌシに懐柔されてダメだったんだよね。
えっと、オモイカネさんって知恵の神でしたよね?選んだのあんただよね?実はたいしたことなくね?

しかしアメノワカヒコ。アメノホヒは戻ってこなくても何もいわれなかったのに、アメノワカヒコは雉の鳴女送り込まれて、仕方ないから矢で殺したらなんか矢が高天原の高木神ことタカミムスビのとこまで届いて、意味のわからん技で投げ返されて遠距離狙撃されて死ぬという意味のわからない最後。というかタカミムスビ、そんな曲芸出来るなら自分で平定しろよ。

で、埒が開かんからカグヅチぶっ殺した剣、天之尾羽張の子孫、タケミカヅチを派遣する。剣の子孫と言うのも意味不明だけどまあ神だし良いか。
タケミカヅチ、オオクニヌシ相手に剣を逆さまに立ててその上に胡坐を掻いて交渉するという意味のわからないパフォーマンス。なんなんだよほんと。

コトシロヌシはなんだったんだろう。いきなりビビって隠れたという話?
タケミナカタ。諏訪大社ではすげー偉そうだけど、タケミナカタ相手にフルボッコにされる。インフレもいいところである。

息子たちが敗れてオオクニヌシも観念。国譲るから出雲大社建ててって要求。地味にずうずうしい。まあ実際に古代出雲大社はすごい建物だったみたいね。技術の限界超えてて200年で7回倒壊したとかいうけど。信仰が建物を支える。



天孫降臨


アマテラスの子孫、ニニギが葦原中国の統治のため降り立って色々したよって話。

本来行く予定だったアメノホシオミミは葦原中国平定の間にニニギが生まれたからニニギに行かせる。アメノホシオミミ子供産んだだけかよ。

サルタヒコ。よくわからんけどホイホイ高天原にいけるもんなの?

まああとは、アメノウズメのナマコの口を裂けさせる話だけど、遺伝子レベルで切り裂いたのかな。



山幸彦と海幸彦

天皇家は山の神とか海の神とかとも繋がってるよって話。

今回の三兄弟は第二子ホスセリが何もしていない。




まああとはいいか。あとはヤマトタケルが結構卑怯だなってぐらい。
こうして見ると意味不明な話ばかりで面白い。
あまりにわかりやすい話は想像の幅を狭める。

そういう整理のされなさこそ神話の力強さなのかもしれない。
ともかく色々どうしようもなくて笑えたりするので、古事記はやはり文学作品としての力も持つのだろう。
神話もまた創作作品なのだ。
スポンサーサイト



テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2012/09/22(土) 17:50:05|
  2. 雑学
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<ヒトは必要なだけ頭が良い。第八十八回動画紹介回 | ホーム | 2ちゃんねる「忍法帖」解散の件>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://tateito1.blog48.fc2.com/tb.php/1069-a476899b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)