ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

ニコニコ、「ぐるたみん・ポケモンエメラルド」騒動に関する私見

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まあ事件のあらましを書くと、ニコニコで有名な歌い手「ぐるたみん」が生放送でポケットモンスターエメラルドの配信をしたんだけど、どうも割れっぽいと言う話。
で、各所で叩かれたり、ファンに擁護されたり、ニコニコ運営が叩き側のコメ消したりとかおかしな事になっているらしい。

ここら辺からごく表層だけ見て何か言うとすれば、有名税、有名人はあからさまな不正をすると他の多くの不正者がいたからといっても叩かれる、それもそもそもの立ち位置が所謂サブカルチャー側なので……とかそういうありきたりな感想が浮かぶが、物事はもっと複雑であると思う。


歌ってみた、踊ってみた、演奏してみた。歌い手、踊り手、演奏者。
この辺りはニコニコ運営からほとんど露骨に優遇されている。
何故か、私が思うに原理的には違法性のない、やましいところのない動画カテゴリであるからだと思う。
著作権管理会社3社に包括契約を結んでいるために条件を満たせば訴えられる可能性はなくなる。

しかし、それと歌い手達自身はまた別の話であるというのが今回の用件。
そして、ゲーム配信自体もかなりの需要がある動画・生放送カテゴリなのだ。
つまり本質的に著作権に触れるユーザー参加型サイトというものはグレーゾーンであることが露呈している。
ニコニコがメジャーになりきれないのもそこにあるのだと思っている。
所謂サブカルチャー文化のネット上の中枢であることが、それ以上にならない枷となっているのだ。


ニコニコの住民層は2chやその辺りの住民層と被っている。
そして2chはアングラサイトの血をどうしようもなく引き継いでいる。いくらIPを取っていても本質が匿名掲示板なのだ。巨大匿名掲示板、便所の落書きとしての存在理由が多くを占めている。その存在が社会にとって有意義か無意味か危険かはわからない。
なんにせよ、であるからこそ思想的に所謂ハイカルチャーを軽んじ、著作権を鬱陶しく思う、グレーゾーンからブラックな人材が集まり、雑多な光景を作っている。それがニコニコそのものなのだ。

そこから脱却し、確固たる地位を作ろうというために歌ってみた系の動画を支援しているのではないだろうか。
イメージの改善というわけである。Youtubeに幾ら違法動画があっても、イメージ的には世界の動画サイトYoutubeなのだ。

しかしやはり歌い手も結局はそっち側の人間。臭いものに蓋をしてもどうしようもない。
二兎追うものは一兎も得ずというわけだ。


なんにせよ、事業の拡大が必要なのかもしれない。
しかし、ここまで薄く広く広がった利用者達をこれ以上増やそうというのはやはり難しい。
かといって、これ以上金額をとろうというのも、利用者を増やすより可能性はあるが、限界があるだろう。情報媒体に金額を払う気がない人間は一定数いるし、やはりお金を払うなら他にもいろいろ出来るのだ。

ニコニコ運営陣はどうすれば良いか。どうしようもないのではないか。
もしこれ以上の利用者の拡大を望むなら、その文化自体の拡大を待つしかないのではないか、とも思う。
不自然な足掻きは不自然な結果を引き起こす。己が役割を遂行するしかないのだ。
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テーマ:ニコニコ動画 - ジャンル:サブカル

  1. 2012/07/31(火) 01:53:12|
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