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Wikipedia探訪「メルゼブルクの呪文」

メルゼブルクの呪文 - Wikipedia

キリスト教以前のドイツ異教信仰による呪文について。
世界宗教たるキリスト教の伝搬力は高く、他宗教を根こそぎにしてしまい、ヨーロッパ(特に西ヨーロッパ)の各神話はキリスト教伝承の中に歪んでその痕跡を残すのみとなっている。まあなんでもキリスト教ってことにするから仏陀が聖ジョザファとかいうことになってしまったんだろうが。

しかし、その中でも残っているものは、生きた文化としてはなくても物として、なくはない。その異教信仰で用いられる呪文がメルゼブルクの司教座聖堂参事会の図書館に写本という形で残っている。ちなみに司教座聖堂参事会ということでバリバリのキリスト教物件の中にあった訳だがあのグリム兄弟によって発見されるまで誰も気づかなかったらしい。


呪文というとRPG的で、どんな呪文か見てみると、RPG的にギリギリありそうでなさそうな感じが素晴らしい。
身内生還の呪文は所謂ワルキューレが捕虜になった戦士を束縛から解放するために使う呪文。使いどころが限定されるし使用できるクラスが限られる…… いやそういう話ではないのだが。「足枷から逃れよ、敵より逃げよ」。割かしそのまま?
馬の呪文は怪我(脱臼など)した馬を治す呪文である。馬じゃないとダメなのかって辺りが何ともいえぬ微妙さを醸し出して良い。まあ馬の脱臼つったら大変なことだしね。「血は血に、骨は骨に、膠で着けたように着け」。かっこいい気もする。

こういう呪文はキリスト教文書でも出てきており、その辺りの歴史、キリスト教化を感じさせる。
色々、創作ファンタジーとかで呪文の詠唱なんかが出てくるが、こういう古代に存在した呪文を顧みるのも面白いかもしれない。
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テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2015/09/30(水) 01:14:30|
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