ネット世代の雑評論

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マリオシリーズの世界観について

マリオシリーズ - Wikipedia


スーパーマリオブラザーズ、あるいはそれ以降のスーパーマリオシリーズの世界観を思い浮かべてみよう。

中世ヨーロッパ風の、童話に出てきそうな姫が棲むピーチ城。
謎のカメ軍団と溶岩の流れる城に棲むカメ怪獣的なクッパ。
オーバーオールのヒゲ親父がキノコを食って巨大化したり、土管に入ったり、空を飛んだり、ファイアボールを繰りだしたりして冒険する……

何か色々変じゃないか?少なくとも普通ではない。
どこからこんな世界観が生まれたのだろうか。


マリオが最初に出てきた作品はアーケードのドンキーコング。
大工のマリオが主人公で、建設現場にマリオの彼女を連れ去り立て籠もったドンキーコングから彼女を救うためにマリオががんばるという話。

まあ、ゴリラであるドンキーコングについてはやや荒唐無稽な感があるが、キングコングと同じ流れなのだろう。裁判に勝ってはいるが、その辺りからの影響があったことは否めないだろう。
その他に関しては普通に現代もののアクション映画風である。ラブコメ的要素もあるし、一昔前のハリウッド的というか。

というかもともとポパイのキャラ使う予定で、それがご破算になった後もそのストーリーの骨格は受け継がれたというべきか。

攻撃も樽とか現代的?火の粉とかの挙動は微妙だが。
まあアメリカンカートゥーンの世界なのだろう。


そして、マリオブラザーズ。スーパーで無い方。
配管工として下水道から出てくるカメとかカニとかハエを駆除するゲーム、らしい。
あんなにでかいカメとかハエはむしろSF的である。
しかし大工とか配管工とか徹底的にブルーカラーなんだよねマリオ。ドクターマリオとかではなんか内科医やってるけど。
これ以降やけに土管が登場するのはこのゲームが原因。ファンタジーな世界だろうがなんだろうが土管があるもんね。


で、スーパーマリオブラザーズ、と。
にわかに人気になってきたファンタジー作品の風味を取り入れたか、怪獣物の人気も鑑みたか、ゲーム自体の方向性からか、相当カオスな世界観に。
GBのスーパーマリオランドとかで何か宇宙人とやってたり、微妙にマリオでSFすることもあるけど、元々SFの要素もあったんだよね。



スーパーマリオブラザーズの要素を軸として、よくよく考えれば奇妙なマリオシリーズの世界観は構築された。
マリオは世界観で売るというよりもゲーム性で売るゲーム。
しかし、ゲーム性を侵害しない世界観である。
それがスーパーマリオブラザーズという作品の出来の良さを示すものなのかもしれない。
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テーマ:ゲーム - ジャンル:サブカル

  1. 2013/09/30(月) 09:01:16|
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