ネット世代の雑評論

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KOTY、クソゲーオブザイヤー2010 動向のまとめ 主に携帯ゲーム板の

KOTY、前にも紹介したが年で一番のクソゲーを議論によって決定する2ちゃんねるのスレだ。
最もダメなのを選ぶのは映画で言うとゴールデンラズベリー賞が思いつくが、2chのスレ内で決めると言うのが特徴的。議論も何もかも公表で、透明性がある。もちろん2chで投票など悲惨な結末しか生まないから「選評」と「総評」によって決める。
まあ詳しい事は公式Wikiでも見ればわかるのでそちらも参照。

というわけで、据え置き、携帯両方の候補作を紹介し、考察してみる。
公式ウィキにあるのから更に絞る。これ以外のがKOTYになったらごめんね。無いと思うけど。
あ、俺全部やった事ないから実際のゲームがどうなのか保障は出来ないよ。議論とか見て聞いて考えるだけ。

まず据え置き版から
Wikiでは荒らしのためにいったん削除されてるが、まあバックアップ見ればいいだけの話である。

ラストリベリオン
1/28発売
PS3のゲームで、RPGである。
バグはないが、シナリオ、演出、UI、グラフィック、・・・その他ほとんどがダメ。
戦闘バランスにいたっては「レベルを上げて物理で殴る」で終わるという。
全般的に(クソゲー的な意味で)物凄いクオリティを持つゲーム。1月から12月に渉って他の候補作を蹴落としてきた鉄壁のクソゲー。

ラブルートゼロ Kisskiss☆ラビリンス
4/28発売
PS2のゲーム。女性向け恋愛AVGというジャンルに入るらしい。
AVGで重要なシナリオ・絵、どちらもダメ。システムもクソ。しかも延期してそれと言う話だから酷い。
最近の流行なのか、AVGという一見簡単そうなシステムなのに失敗している辺りがどうしようもない。
一応声優陣は良いらしいが・・・
ラストリベリオンに唯一対抗できそうなのがこの作品。


据え置き版KOTYは、昨年ほどの活気が無いと書いて間違いではあるまい。
というか、2007、8、9年が異常すぎたか?
2007年は四八の圧倒的インパクト、2008年は「七英雄」と呼ばれる多種多様なクソゲー群、2009年は何も無いゲームであるWiiwareの人生ゲームとエロゲ界からのバグまみれの使者、戦極姫が熱かった。
今回は、どちらも酷いクソだが2009年の基準なら大賞は怪しい。
これは業界全体のゲームの質が上がっている・・・訳ではなくむしろクソゲーを作るようなギリギリのメーカーがコストの掛からない携帯機へ移行していったという印象。

そして携帯ゲーム機版KOTYはまさに地獄の釜の様相を示す。
携帯ゲームのKOTY候補の紹介に移ろう。

現代大戦略DS~一触即発・軍事バランス崩壊~
2/25発売。
タイトルの通りDS。開発は悪名高きシステムソフト・アルファー(SSα)。
大戦略と言えば有名なシリーズだが・・・
まあバグに訳わからんシステムに恐ろしいほどプレイに時間がかかるといつものSSα。
そして大戦略はこれだけではない。
大戦略PERFECT ~戦場の覇者~
6/24発売。
PSP。Perfectだから頭文字が同じってことなのかな。どったっていいけど。
これも何一ついいところが無い上にPSP破壊級のバグもあるとか無いとか。少なくとも電源が落ちるのはあって、読み込みが多いせいで壊れるんだっけ。
クソゲー界の覇者、SSαの実力(?)を見せた2作品。

ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュ123!!
7/15発売
PSPのゲームで、サンリオの所謂「萌え」な世界観にブロック崩しを加えたゲームだが、難易度が理不尽に高い。しかも運ゲー。
前に紹介したが、バグは無く、仕様書どおりなのに理不尽に難しい、昔のマインドシーカー辺りを思い起こさせるクソゲーっぷり。
絵も全て公式ホームページで配信されているのでファン受けもアレだが、クソゲーハンターには愛されるタイプ。
ゲームにおける難易度という問題を想起させる。運ゲーはアレだよね。
その難易度から鬼帝、覇王鬼帝とも呼ばれる。


プーペガールDS2
12/16発売
タイトル通りDSのゲームで、アバターを着せ替えするタイプのゲームである。アレだよ。わかるでしょ?女性向け。小さい子供から大きなお友達まで。
年末の魔物その1。年末に出すために焦って作るからどうしようもなくなるという。
何がクソかと言うと、バグに尽きる。しかも致命的なバグ。必ず起きるし。
リボンと言うゲーム内通貨で着せ替えアイテムを買うのだが・・・
まずそもそもの収支のバランスがおかしい。稼ぐ分に対して買う分が高すぎる。
そして、プレイ22時間のご褒美に-15536リボン。+50000とすべきが単純なプログラムミスでこんな羽目に。しかも所持リボンがマイナスになると部屋から出られない(フリーズする)。
一応公式で対策染みた何かが載せられたが、要するに後々のために取って置いたリボンがもらえるパスワードをその補填に当てると言うお粗末なもの。しかも何故か上手くいかないことがあると言うから恐ろしい。
定期的にファッションショーが行われて、優勝で1000リボンもらえるはずが、何故か一回しか行われず、賞金も出ず・・・とひどいことになっている。
その他致命的バグ満載の芳しい仕様。


どんだけスポーツ101
12/16発売
DSのゲームで101種類のスポーツが楽しめる・・・という趣向なのだが・・・
年末の魔物その2。ファミ通の低評価で期待された。
プーペの陰に隠れがちだが難攻不落の無駄ボリューム。
といっても、ボリュームといってもゲームの量が多いだけで薄い薄い。
ほとんど流用のゲームや、ルールそのものがおかしいゲームやら・・・
水も量が多ければ凶器である。
去年の据え置き版のKOTYの話題作であったWiiware版人生ゲームを膨らませたような物か。
ほぼ全てのゲームがクソゲーのメイドインワリオ?例えきれてないか?アレはそれぞれのゲームがランダムに出ることのゲーム性もあったから。
異質のクソゲー感覚で攻めて来るタイプである。


候補作はこんな所か。他にも酷いクソゲーは多いが、恐らくこの中からKOTYが決定するだろう。
まあ正直紹介ならWikiみりゃいい話である。ここから私の感想考察。
未曾有の混沌に包まれたKOTY携帯機版。それぞれ特色ある酷さであるのも面白い。

大戦略系はバグの嵐とシステムのクソさという最近のクソゲーの象徴的内容。
鬼帝は理不尽・意味不明難易度、仕様書からしておかしいのだろうか。
プーペはバグの極み。女児向けと言うのも恐ろしい。
101は何も無い事がたくさん。塵も積もれば山だが虚無が積もるとろくな事が無い。

どうしようもない面々だがこうして揃うとある種の頼もしさというか、何かしらの価値が生まれる。
KOTYスレとしてはおいしい。

ここからクソゲーとなった原因を探ってみよう。
一つ了解してほしいのは、原因が多種多様であるためクソゲーとしての特徴も様々になるという事だ。

まず最近のゲームの代名詞、バグはデバック期間の短さに原因があると言っても間違いではなかろう。
本当の意味でバグの無いゲームを作るのは困難だ。であればこそデバッカーがゲーム進行に関わりのあるバグを出来うる限り見つけ出す。
もっとも、開発後半ともなると些細なバグは見逃されるかもしれない。デバッガーが見つけられなかったバグやデバッグした事により偶発的に出たバグもあるかもしれない。
大戦略とプーペは、どちらもデバッグがお粗末なのだろうが、ゲームジャンルの違いからかバグの感じも若干違う。
大戦略はその名の通り戦略ゲーム。クリアするのに長い時間がかかる。恐らくSSαは極端に低コストで開発しているためにクオリティの低いクソゲーが生まれているのだろう。
通しプレイしているかどうか微妙だが、とりあえずプログラムは動いている。システム化されたクソゲーという事か。クソゲーで儲けるシステムか。そういえばSSαは一応名が知れたシリーズが多い。シリーズ作品の知名度を食い潰しているというか。システムもまともに作っていない。ブラック臭が漂う。
プーペは一応前作がある。だが年末、クリスマス商戦に向けて発売しなければならなかったのだろう。
つまり時間が無かったゆえの、追い込まれた上でのクソゲー。
であるが故にデバッグなどしている暇はない。22時間報酬の確認などもってのほかという事になって、致命的バグが乱発したのだろう。
一応終点があるゲームなら通しプレイも出来ただろうに、22時間も通しでデバッグする暇も無かったというのが泣ける。
個人的にはプーペのほうがバグとしては酷い物が多いが、大戦略の方が、SSαの方が悪質といえよう。

鬼帝の超絶難易度は恐らく仕様書通り。そこに原因がある。
ユーザー層誰も望んでいない、斬新なブロック崩し。そもそも運ゲーは誰ものぞまない。
開発者の暴走が根本の原因か。難しい事は必ずしも面白い事ではない。
やはりゲームの難易度論は難しい物がある。任天堂とかそういうの上手いよね。

101は、恐らく最初のコンセプトと現実との噛みあわせが悪かったのだろう。
101個のスポーツが遊べる。まあちゃんと作れれば悪くは無い。問題はそこまで作れる体力があるか、年末商戦に出さねばならなかったのかという事。
年を越えれば3DSの発売も近い。それが出た後でDSのゲームはあまりおいしくない。そういう考えもあってかなり早い時期から手を抜いて開発したのだろう。つまり多すぎる課題を手を抜きながらこなしたと言うわけだ。
それぞれのゲームは非常に単純なものとなった。バグは、あるにはあるものの目立たない。何故か。こんな簡単なプログラムでバグもクソも無いからだと思う。


それぞれがそれぞれの理由でクソゲーとなった。
開発者もなるべく良いゲームを送り出したいだろうがやむにやまれぬ事情があるわけである。
結果KOTYの話題作となってしまった。
良いゲームが良い評価をされ良い売り上げになる。そういう風になって欲しいものだ。

KOTYは吊し上げでも戒めでもあるべきでないと思う。2ch的な、ただの面白い企画、それでよいと私は思う。
大量の太湖石から最も珍奇な形の石を探す中国人のような、そんな心構えで良いのではないか。
気楽にやろう。クソゲーを・・・
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テーマ:ゲーム - ジャンル:サブカル

  1. 2010/12/31(金) 23:11:48|
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