ネット世代の雑評論

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Wiiのバーチャルコンソールでの変更点についての考察

バーチャルコンソール -  Wikipedia


バーチャルコンソール。任天堂が提供するサービスで、Wiiをインターネットにつなげる事で過去のハードで発売されたゲームをダウンロードし遊ぶ事が出来る。もちろん有料で。
任天堂から出たゲームだけでなく様々な会社から作られたソフトがダウンロードできる。
そして任天堂ハードで出たゲームだけでなく、かつてライバル関係にあったハードにも対応している。
対応しているハードはファミリーコンピューター・スーパーファミコン・任天堂64・メガドライブ・マスターシステム・PCエンジン・NEOGEO・MSX・そしてアーケードゲームも含まれる。
余談だがWiiはゲームキューブのソフトも再生できる。Wiiはあのリモコン型コントローラーによる体感ゲームの印象が強いが、このような過去全てのゲームを内包するという思想こそがWiiを他のゲーム機から一線を画す要因ではないかと思う。まあXBOX360とかPS3も似たようなことしてるっぽいけど。


バーチャルコンソールでは基本的に、非常に忠実に原作ソフトを再現している。これは原作の雰囲気をそのまま楽しんでもらおうという考え方からであり、原作のプログラムソースをそのまま利用しているからである。
というわけでバグや不具合も余裕で残っており(原作で後期ロットで修正されたのとかは大体後期ロットだけど)、星のカービィSDXでは余裕でデータが消えたりするし、聖剣伝説ではフリーズバグもあるとか。致命的なものでは修正されてるのもあるらしいけどね・・・
バグ技も色々出来て面白い。これを再現してこその昔の雰囲気か。ロマサガ1のレイディバグも余裕で出来る。
あ、ゲームがフリーズしてもまあWiiは動いてるから心配しないでね。

だが積極的に変更されている場合もある。それはおおよそ3つの場合にわけられる。

点滅表現・明度
ポケモンショック以前のゲームにはかなり目に悪い、キツイ点滅があった。
そういうものは色を変えたり明度を下げたり点滅のスピードを遅くしたりされている。
例えばスーパーマリオ3の砦等のクリア時のフラッシュなど。

差別表現
台詞等の差別表現は現代の基準に合わせて抑えられている。
例えばたけしの挑戦状の「どじんのいえ」は「げんちのいえ」と変更されている

権利・版権上問題
当時あった広告や見逃されてきた肖像権の問題、権利者の変化や著作権の表記などの変更。
例えばウエーブレース64ではゲーム内に川崎重工業とファンタの広告があったがこれはWiiとDSの広告に変えられている。
権利者が変わったゲームのクレジットは当然変えられている・・・なぜかぷよぷよでは変わってないが。

他にもハード固有の機能の代替や新機能の追加があるのもあるが、前者は仕方ない事で、後者は例外的な販促物と見る。


3つの変更点は共通する物がある。
全て社会的な問題であるという事だ。社会的な問題には再現よりも重視するという事である。
当たり前といえばそうだが、この辺に任天堂の行動理念の一部が見えてくると思う。
つまり社会的な問題には面と向かって戦うのではなくむしろかわして実利を取ろうという考え方だ。
社会的な問題は任天堂という大会社がぶつかっても勝てるとは限らない相手だ。そういうものは相手にせず、交わすのが賢いということである。
大会社やそういった商業的に成功している物は実利を絶対的に重視するところに共通点がある。
そうでもないと生き残れないという事であろう。
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テーマ:ゲーム - ジャンル:サブカル

  1. 2010/08/31(火) 20:52:45|
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