ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

Wikipedia探訪「コンピュータゲームのジャンル」

コンピュータゲームのジャンル - Wikipedia


コンピューターゲームはまさに多種多様である訳だが、大まかな分類というのはある。
例えばシューティング、アクション、ロールプレイング、パズル、レースといった具合である。

更にその中にサブジャンルという小分類もある。
シューティングなら、まあ言い方も様々だが、

所謂ゼビウスやグラディウスなどに代表されるスクロールシューター(欧米では単にシューターとも呼ぶんだっけ)。
半自動的に動かされる画面の中、標的を銃で撃つガンシューティング(レールシューティングという名も聞く)。有名なのを一つ上げろと言うと、やや問題のある作品だがデスクリムゾンが思い浮かぶ。
3D空間を自由に動き回りながら一人称で撃ちまわるFPS、三人称ならTPS。わざわざ有名なのを探すまでもないがFPSならCALL OF DUTY、TPSなら今ならスプラトゥーンやPUBGなんかがわかりいいだろうか。

このサブジャンル内でも更なる小分類がある訳で、例えばスクロールシューターの中での小分類では縦シュー横シューという分類はその典型(そういえばクォータービューの斜めシューもあるにはある)。
そしてその中での小分類さえある。縦シューの中で近年流行っていたのは弾幕系(怒首領蜂や東方projectのようなそれ)と呼ばれるそれである。
弾幕系の中でも純粋なそれ、弾消しなどの要素があるそれなど分けていけばキリがない。生物学の分類学者がどうにかこうにか食っていける理由がわかるというものである。

で、コンピューターゲームのジャンル分けを更に甚だしくややこしくしているのは、個々ジャンル、個々サブジャンル、個々更なる小分類、個々ゲームによって分類を跨いだりすることが珍しくない、という点であろう。
例えば、弾幕系では本場は縦シューだが横シューでも少なくない数がある。
FPSでいえばPortalは明らかにFPSの画面構成でありながら本質はパズルゲームである。
スーパーマリオのような所謂ジャンプアクションはプラットフォームゲームと言う分類が為されるらしいが、魂斗羅などはシューティングの要素も強い。

結局のところ、ゲームは単独で存在しており、それを似たようなもので区分けしようというのに無理があるのだろう。系統樹の描ける生物分類のようにはいかんのだ。
そもそも、今の分類の仕方自体が適切ではないというのもある。
まず一つ思い浮かぶのは分類の階層分け問題。FPSとTPSの差はスクロールシューティングとの差と同じとは到底言えまい。
Wikipediaのページではクライムアクション(犯罪を犯せるゲーム)というサブジャンルがプラットフォームゲームやベルトアクション、対戦アクションなどと同列視されているが、それはジャンルとは別の性質ではなかろうか?

究極的なことを言えば、そもそもこういった分類分け自体、自然発生的でそこらかしらの企業やゲーマーが好き勝手に定義した物であり、本格的にゲームを分類分けして研究するためのものではありえないのだ。
そりゃ並べて語ろうとすると不具合が生じる。
誰も、全ゲームに渡っての分類分けを試みた人間はいない。いたのかもしれないが成功はしていない。


どのみち複合ジャンルなど曖昧なものが多く出ることは避けられないが、あるいは歴史的経緯や実質的な運用などを鑑みてゲームジャンルの区分の整理などを行うのも面白いかもしれない。
暇がある時にやってみようかな。
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  1. 2017/08/15(火) 05:12:30|
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変愚蛮怒の町人ってロクでもない奴ばっかりだよな

Hengband Spoiler モンスター/町人



変愚蛮怒。なんか最近になってまたバージョンが更新されてたりするがどうにもいかついゲームである。
はじめてやると「うわぁ」って思う要素しかないかもしれない。

まず名前からして病的なタイトル。変で愚かで蛮人で怒ってる?酷いよね。
初代ローグからの伝統のテキストベースのグラフィックはPS4とかでハイデフな3Dゲームを親しんできた若いゲーマーを昏倒させる。
基本キーボード操作だけ(変愚はお助け機能もあるが)でキーボード運指ゲームみたいなところもある。
そして絶望的な難易度。性格をいかさまにしてもそう簡単にクリアは出来ない。ガチャピンに瞬殺される。

まああげていけば色々あるが、初めて街に入った時にたむろしてる町人共の名前も変愚蛮怒の世紀末感の養成に一役買っているのではないかと思う。

引用
•汚いイタズラ小僧
•泣きじゃくる白痴
•醜い浮浪者
•わめくキチガイ
•哀れな身なりの乞食
•不潔な病人
•ブラックマーケットのエージェント
•歌を口ずさむ幸せな酔っぱらい
•あてどなくふらつく商人
•貧しげな傭兵
•戦傷兵士
•『ボルガ博士』

まあボルガ博士は置いておくとしても、放送禁止用語が惜しみも無く使われており、まともな連中がいない。いやまともな奴は店とかで店主やってたりするヤツらなんだろうけど。
まあいってしまえばホームレス?

しかして、プレイヤー、@はこうした町人を進行の邪魔だとばかりにぶち殺して回る。
徳という概念はあるにはあるが、ゲームプレイになんか関係あったっけというレベル。種族をバルログにしてると貴重な食糧として丁寧に潰される。

まあ同じ古典ローグライクでいえばNetHackなんかだと人間にしてて普通に共食いとかしだしたりもできるしややマシになっているとは言えようか。


こういうアナーキーな部分もまた魅力であろう。
商業じゃないからこそできる。ハッカー文化?

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  1. 2017/07/23(日) 13:11:43|
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90年代オカルト感が楽しい「ポケモンミステリーファイル」。ウルトラビースト関連の新情報ある?

ポケモンミステリーファイル いきなり音声流れるので注意。


なんかポケモンだいすきクラブの企画記事で面白いのやってたので。

まあ、一昔二昔前によくあった、Xファイルだの奇跡体験アンビリバボーだのああいうTV番組みたいな感じの都市伝説を、ポケモンが関わってるのではないかという風に紹介していくというアホ企画。
何が面白いかというとわざわざオカルト否定派の教授なんかまでコメンテーターとして持ち込んでくる辺り徹底したバカである。

時間超越、宇宙、異世界。実際ポケモンはそういうゲームでそういう生き物なので関わっているのだがやたら意固地に教授が否定しだす。
当時のゲーム画面をわざわざ使っている辺りファンも楽しめる。

で、ウルトラビースト。最新作サンムーンで初登場した存在であり、次回作ウルトラサンウルトラムーンでより設定を穿たれると予想される存在だが、まあこういう風にしてポケモン世界の一般認識というものも見れたりするのは非常に面白い。
そんでもってウルトラビースト共の紹介なんかもある訳だが、それも昔のトンデモオカルト本感があって楽し気。



で、次回更新が7月26日な訳だが、もっと穿った話があるのだろうか。
ウルトラビースト、ウルトラスペースは伝説のポケモン含むポケモンの系譜とかに関わってきそうな感があるよね。
アルセウスが創造神的にすべてを作ったみたいな話だが、ミュウが全てのポケモンの共通祖先みたいな話もあるんだよね。
ウルトラスペース以外にも異世界は色々あったりして、その辺のポケモンの謎を一気呵成に解き明かしてもらいたいものだが。


今年11月17日にポケモンウルトラサン、ウルトラムーンが発売される。そこで何が明らかにされるのだろうか。期待して注目である。

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  1. 2017/07/20(木) 00:12:21|
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MTG、「予想外の結果」デッキ動画は何故面白いのか

ニコニコ大百科 単語記事: 予想外の霊夢











運ゲーというものがある。
ゲームにおける運、確率要素というのは難しいもので、全てが運で決まるならじゃんけんでもしておけばいい話で、しかして運の要素が全くないと必勝法というものが産まれうるしそれがなくても単調になる。

という訳で、ゲームプレイヤーはゲームに提示される運の要素を潜り抜けて勝利を目指し、そこに喜びを見出すわけだが、同時に人は運のもう一つの側面、ギャンブル性にも惹かれるものである。


上に紹介した動画はTCGの元祖、マジック:ザ・ギャザリング(以下MTG)のオンライン版の対戦動画の一つであるが、かなり変わったデッキを使っている。
キーカードとなるのは「予想外の結果」というカード。どういうカードかというと、自らのライブラリー、つまりデッキをシャッフルした後に一番上のカードをマナコスト無しに唱える、という具合だ。捲れたカードが土地ならば予想外の結果は手札に戻ってくる。

所謂踏み倒しカードの一種であり、ただ(というか踏み倒しカードのコスト分だけで)で非常に高コストなカードを唱えてしまおうというものである。
マナコストという概念をこの記事の想定読者である非MTGプレイヤーに簡潔に説明するのは難しいが、概ね土地一枚で1マナが出せ、一ターンに土地は一枚しか出せない。というの基本であり、高コストのカードを出すには工夫が必要で、非常に強力な戦法の一つではある。

とはいえ、数ある踏み倒しカードの中でも予想外の結果は必ずしも強力とは言い難い。4マナで何でも唱えられる、というのは魅力ではあるが、事前にシャッフルしたライブラリーの中からというのは余りにもランダム要素が強すぎるのである。

これを解決するには、例えばデッキ圧縮、捲れたら弱いカードを事前に他のカードで墓地なりに送ってしまうなどのやり方が考えられるが、冒頭の動画では単純に高コストなカードを大量にデッキにぶち込むという方法を取っている。

そのおかげで、初手で手札に唱えられないカード塗れになって、延々とマグロのように殴られ続けたりすることもある。
どうにか予想外の結果を唱えられたところで、土地やら極楽鳥(一マナのカードでタップすると一マナ出せるクリーチャー)やらが出て終わりということもある。
しかし、上手いこと、例えば「引き裂かれし永劫、エムラクール」などが捲れればそれだけで勝ちである。

エムラクールは15マナのカードで、非常に、異常に重く、強力なカードである。
15/15というサイズは一撃で初期ライフ20点の3/4を削り、殴るだけで相手の場のカードを6枚吹き飛ばし、しかも唱えれば追加のターンを得て相手に動く間を与えない。プロテクション(有色の呪文)という除去性能も持ち対応できるカードは限られる。他にも色々能力があり、簡潔に言えば「出れば勝ち」と書いてあるようなものである。

他にもウラモグやらウギンやら馬鹿馬鹿しいほど重く強く、簡単には唱えられないカードばかり満載しており、予想外の結果なんかで捲れれば勝つ、そういうデッキを使用している。

もちろん弱い。勝率は総合的に3割とかだろうか?一応基本的には勝った試合を動画化している訳だが。
しかし、このデッキ。予想外の結果を唱える際の不思議なワクワク感は何なのだろうか?エムラクールが捲れた時の何とも言えない冒涜感も愛おしい。何もできずにボコボコにされる無常感もまた深い。



これがギャンブルの魔力、ロマンというところか。
そしてMTGというゲームの中でMTGをしない、そういう無茶、ロック、前衛芸術の狂気も大いに感じられる。
対戦ゲームは対話であるが、それを放棄することもまた一つの対話であるのだ。まあ対戦相手には悪いだろうし謝罪もやむを得ないだろうが。


どんなゲームも楽しみ方は自由である。自分で極限の楽しみ方を見つけられたとき人は最高の幸福に至れるか。

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  1. 2017/07/19(水) 04:46:24|
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スーパーマリオオデッセイでポリーンが再登場したので感涙した






水曜の一時からやってたE3のニンテンドースポットライトの最後でマリオオデッセイのPV第二段が発表された。
で、今回の主要システムなどが発表されてすげー面白そうてなことになったのだが、BGMがマリオシリーズ初ではないかと思われるボーカル曲。中々かっこいい女性ボーカルのジャズなのだが、どうやら歌っているのはPVに出てきた赤いドレスを着た女性キャラ。いやそりゃ実際に歌ってる人は別だが。

直後に流された任天堂ツリーハウスによる解説ではこれはポリーン。アーケード版ドンキーコング、GB版ドンキーコングなどスーパーではないドンキーコングシリーズのヒロインである。つまりマリオが初めに助けた女性、ということになる。アーケード版ドンキーコング当時の名称ではレディだったか?アメリカでは当時からポリーンだったとも聞くが。
なるほど当時の公式絵でも赤いドレスを着ていた。FC版からだったか?

そしてポリーンはPVで印象的なステージ、New Donk Cityの市長をやっているらしい。ジャズシンガーで市長とは大分攻めている。
なるほど、ニュードンクシティ、ニューヨーク市のパロディ的な名前で、ドンクはドンキーコングを指示しているのか初代ドンキーコングシリーズの鉄骨を登るそれを思わせるような仕掛けもいくつか見られる。
しかし、エンパイアステートビルめいた高層ビルもある訳だが、これはドンキーコングのパクリ元(裁判には勝った)であるキングコングの婉曲なオマージュなのでは…… 裁判には勝ったけど巨大なゴリラに美女が攫われてビルを登るって要素要素がどうにも。ドンキーコングのは建築中のビルだが。

そう考えて逆算すると、作中的にはドンキーコングから名前を取ってNew Donk Cityなのではなく、New Donk Cityで暴れたゴリラだからドンキーコングということになるのやもしれない。
ドンキーもクランキーも出てこなさそうだが、マリオシリーズとしてドンキーコングシリーズとの明白な繋がりができたのは特筆に値する。マリオのオリジンはやはりドンキーコングなのだ。マリオが今も土管に入りハンマーをふるうのはドンキーコングで大工というブルーカラーな仕事をやってた名残である。初期のマリオはなんというかそういうところあるよね。ビル解体業とかスポーツの審判とか配管工とかさ。

そしてマリオシリーズのヒロインなだけあってポリーンはやはり超々セレブ。市長、それもニューヨーク市レベルの超大都会の市長となれば並の国家の国王や女王、姫よりも格上と言えるだろう。ピーチ姫はキノコ王国の姫、デイジー姫はサラサランドの姫、ロゼッタはほうき星の天文台の主だっけ?まあロゼッタは魔女だし。いやピーチも魔法使うけど……
マリオ自身もマリオランド2で出てきた島の王様だっけ?ワリオに奪われた城の。なんでそんなことになったのか。
マリオと関係ないがミッキーも王様だっけ。余りに人気なキャラクターは王様になりがち?


ともかく、初代ドンキーコングから最新作マリオオデッセイへ、明確な繋がりをもってポリーンが登場したことに感涙した。ガチで泣いた。
ピーチやデイジー、ロゼッタとも違った女性観だよね。強く自立した女性。マリオシリーズの、土管などが表現する現代感側の女性。
後々のマリオのパーティゲーム、マリオカートやマリオパーティ、スポーツゲームでも頻出キャラとなりそうである。

ポリーンの今後に期待して注目したい。たぶんマリオオデッセイでは台詞もあると思うんだよね。マリオの元カノという立ち位置も興味深い。

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  1. 2017/06/15(木) 07:36:46|
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