ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

Wikipedia探訪「沖縄戦」

沖縄戦 - Wikipedia

沖縄戦。沖縄での戦いという話だが、ただこう書く場合、第二次世界大戦の終末期であるところの日本とアメリカの戦いで、遂に沖縄へアメリカ軍が侵攻した時の戦いである。

概ね日本人は沖縄戦というと、沖縄住民の悲劇ばかり聞いていて、それはそれでまあ実際悲劇なのだが、日本軍が何もできずにボロクソに負けただけの戦いだと思ってしまうところがある。
かし最近公開した映画ハクソー・リッジは沖縄戦をアメリカ軍の衛生兵の立場で描いた映画で、そこでは日本軍の縦深防御戦術に大いに苦戦した様子が描かれている。まあ日本の配給では謎の配慮により宣伝に沖縄の「お」の字も使われていないが。


そういう話を2ちゃんねるで聞いたのでとりあえずWikipediaで調べてみたら中々凄まじい戦闘だったことがわかる。
ついでにその辺の戦場について書かれたもので有名な「ペリリュー・沖縄戦記」も読んだ。第二次大戦は日本ではタブー視されることも多いがやはり知らなくてはならない歴史の一部である。詳しく調べると興味深いことも多かった。
ああ、結局ハクソー・リッジはまだ見てない。


第二次世界大戦中の日本とアメリカとの戦い、太平洋戦争。よくどちらが悪いかとかいう話をしだす人もいるが、その因果は余りにも深く人間は余りにも愚かであり、遡っていけばいくほど様々な愚行や勘違いが見受けられる。私の結論としては当時の人間社会の限界でありそれを制御できる人物はいなかった、とでも言っておこう。西欧国家が首尾よく大航海時代を迎えられたからこそ現在のパワーバランスはあり、有色人種差別がある。銃、病原菌、鉄。

まあなんにせよ日本はアメリカに戦争を仕掛け、初めの方は順調に見えたが結局大方の予想通り敗戦を重ね占領した太平洋の島々は切り取られていく。

とは言えその中でアメリカ兵も大勢死んでいる。戦力比だけ見ると圧勝に見えるが最前線で戦う個人にとっては地獄の戦場には変わらない。

そういったギリギリの中で開発された戦術が、一つはカミカゼ、特別攻撃であり、もう一つは万歳突撃を捨てて地形を利用し何重にも守る縦深防御である。まあ縦深防御自体は昔からある戦法だが、それを洗練させたというか。

ペリリュー島ではじまった日本軍の縦深防御戦法は硫黄島に引き継がれ、最後に沖縄戦でアメリカ軍に牙をむく。
どの戦場でもアメリカ軍が想定した以上の被害をこうむり作戦に重大な遅延をもたらした。

アメリカ軍の戦史を見ると硫黄島や沖縄戦はむしろ敗北したように書かれているとか。
カミカゼによる艦隊への被害、縦深防御による兵士への被害により、日本本土、沖縄を超えての占領作戦の見通しは暗くなった。
であればこそアメリカ軍は原爆を使った、というのが話の流れになる訳だ。まあ最初から使うつもりで作ったと言えばその通りなのだろうが。一応ドイツ向けに作ってたわけだし

アメリカ人の肩を持つわけでもないが、それ故にソ連が日本の領土を北方領土付近までしかとることが出来ずに戦争が終わったというのも確かであり、本土決戦となればまさに壊滅的な被害が双方に与えられた訳ではある。しかし原爆、もうちょい使い方ってものがあったんじゃあとも思うんだけどね。当時の常識で考えなければわからんところか。

そんで日本が降伏した後、アジア各地の日本人残留兵が、あるいは非白人が白人を一時的にでも押しのけたという事実が現地の民族に独立を促した、というのもまた一つの流れ。

様々な戦術もそこから継承されていく。ベトナム戦争でのゲリラ戦術も、不愉快だが自爆テロの類もまたその子孫と言えよう。



私が何が言いたいのかというと、過去の、今から見れば些細な出来事であっても、違っていれば今の世界はまた大きく違っていた。であればこそ歴史から今を、未来を学ばねばならない。
故きを温ねて新しきを知る。知るべきことは余りにも多い。
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  1. 2017/06/26(月) 02:19:09|
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Wikipedia探訪「フェニキア文字」「音素文字の歴史」「ワディ・エル・ホル文字と原シナイ文字」「原カナン文字」

フェニキア文字 - Wikipedia
音素文字の歴史 - Wikipedia
ワディ・エル・ホル文字と原シナイ文字 - Wikipedia
原カナン文字 - Wikipedia


文字、文字体系というのはちょっと数えきれないほどあるが、文字体系の起源というとそこまで多くない。
数え方にもよるが、一説によると4種類だという。メソポタミアの楔形文字、エジプトのヒエログリフ、中国の亀甲獣骨文字、そしてメソアメリカの文字体系。これらは大凡独自に作られたと考えられている。ヒエログリフは楔形文字の影響を受けているとも言われているが、文字という着想だけの話と思われる。
他は例えばハングルなどは文字ありきの人工文字という具合だったり、チェロキー文字はアルファベットを見て作られた文字だったりと、奇妙なものもあるがだいたいは系譜的に考えることが出来る。

で、基本的に初期の文字は象形文字、もっぱら具体的な事物を表す記号からなる文字の体系であった。一つ一つの文字に意味があった訳である。


アルファベット、たとえば英語のそれは一つ一つは意味の無い音をあらわす文字として成り立っている。
英語で使われるアルファベットはラテン文字ということになるが、アルファベットは古代ギリシアから使われている。
その祖はフェニキア文字であり、更に遡ると原カナン文字にいきつく。もっといけば原シナイ文字、エジプトヒエログリフまで行ってしまう。

で、まあエジプトヒエログリフには当然それぞれ意味がある訳だがフェニキア文字でいくつか意味が変わっているものもある。
ということはフェニキア文字の意味が現行のアルファベットでも同じ意味のモノである、と言えるのではなかろうか。

例えばAはʼāleph、アレフで雄牛、Bはbēth、ベトで家、Cはgīmel、ギメルでラクダ、といった具合である。



それがどういう意味を持つのかというと特に意味はないが、何らかの創作トリックに使えなくもなさそうである。
こういう妙な話は覚えておくと色々人生が楽しくなるものだ。

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  1. 2017/06/06(火) 04:40:13|
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各地の神話で同一起源、同一人物設定の神とか

神の一覧 - Wikipedia
比較神話学の本ってクッソ高いのばっかだしイマイチピンと来る奴がない。



まあ適当にパッと思いついてわかる範囲で。
一応明確に繋がりがあるものだけ。

ヴァルナ(古代インド神話最高神、時代を下ると天空神、契約の神、水の神へ)
=アフラ・マズダー(ゾロアスター神話創造神)
=スプンタ・マンユ(↑と後期ゾロアスター教、ズルワーン教で同一視、ゾロアスター神話の善の創造神)
=ヴィローチャナ(ヒンドゥー教、太陽神、アスラ族の王)
=大日如来(仏教・密教における最高仏)
=天照大神(神道、太陽神・皇祖神。神仏習合の解釈により大日如来から)
=水天(仏教、十二天、水の神。ヴァルナから)
=水分神(神道、神仏習合により水天から。水の分配やら港やら水全般の神、及び水源地としての山の神、田の神、発音から子供の守護神など)
=天御中主神(神道、創造神、始源神。神仏分離の際、水天は元々ヴァルナでヴァルナは元々最高神だったので。)
=天皇大帝(中国神話、道教より北辰(天の北極)の神格化。四御の一柱。万物、生霊と戦争を司る天帝)
=北極紫微大帝(道教の北極星の神格化。四御の一柱。風水、四季と日月星辰を司る天帝。天皇大帝と習合。)
=北斗星君(道教、北斗七星の神格化。死の神。天皇大帝と習合。)

やたらにミームのコピーと改変、同一視を繰り返すからこんなことになってしまう。
北斗星君だってほとんどやってること閻魔みたいなもんだから一緒にしても良かったんだけどそうなるとまたもっとグチャグチャ増える。


ミトラ(古代インド神話、契約の神。友情・友愛の守護神。太陽神の一柱。ヴァルナと表裏一体)
=ミスラ(イラン神話、ゾロアスター神話。古代においてアフラ・マズダーと表裏一体の天則の神。ゾロアスター教においてヤザタ(中級の善神)の筆頭神。司法神、光明神、戦士・軍神、牧畜の守護神。死後の裁判を司る。)
=ミトラス(古代ローマ、ミトラス教の主神。太陽神。牡牛を屠るミトラス)
=ソル・インウィクトゥス=ソール(ローマ神話、太陽神)
=ヘーリオス(ギリシア神話、太陽神)
=アポローン(ギリシア神話、オリュンポス十二神。芸能・芸術の神、羊飼いの守護神、光明の神、「遠矢の神」、疫病と医術の神、予言の神)
=弥勒菩薩(仏教、未来仏)
=メタトロン(ユダヤ教、契約の天使、天の書記、神の代理人、小YHWH)

ソル・インウィクトゥスの誕生日が12月25日で冬至の終わりを示すとかでローマ人が祭りをやってたのをキリスト教がキリストの誕生日にすり替えた訳だけど、これでキリストも同じってことにすると三位一体だからYHWH自身も同一になるとかいう狂気が垣間見える。


インドラ(インド神話、雷霆神、天候神、軍神、英雄神)
=インドラ(ゾロアスター神話。虚偽の悪魔)
=帝釈天(仏教・護法善神)
=釋提桓因(檀君神話)

これはだいぶマシな方で全部完全に同一人物的な扱い。とはいえ雷神としての性格からゼウス、トール、スラヴ神話のペルーン、リトアニア神話のペルクナス、フィンランド神話のウッコなんぞと同一視しだすともう大変なことになってくる。
シヴァとの繋がりも考えられるがやや薄いので今回は無し。
ちなみに古代インドではインドラが神々の王だった時もある。


ルドラ(インド神話、暴風神)
=シヴァ(ヒンドゥー教の三柱の主神の一つ。最高神、破壊神、ヨーガ、瞑想、芸術の守護神)
=アグニ(インド神話、火の神)
=アータル(イラン神話、火の神。ヤザタの一柱)
=火天(仏教、十二天)
=ディオニューソス(ギリシア神話、豊穣とブドウ酒と酩酊の神)
=バッカス(ローマ神話、ワインの神)
=リーベル(ローマ神話、ワインと豊穣の神)
=サルワ(ゾロアスター神話、無秩序の悪神。ルドラやシヴァから)
=大黒天(密教、仏教、神道の神。シヴァの別名マハーカーラから)
=大国主(神道、国津神の主宰神。出雲神社の祭神。大黒天と習合)
=大物主(神道、大神神社の祭神、蛇神、水神、雷神、稲作豊穣、疫病除け、醸造の神、国家守護神であり祟り神)
=不動明王(密教、五大明王の中心。大日如来の化身)
=大自在天(仏教におけるシヴァ)
=天満大自在天神(神道、菅原道真の御霊の神格化。大自在天と習合)
=大威徳明王(密教、五大明王の中で西方の守護者)

ヴィシュヌとの同一視は採用していない。化身とかそういうの合わせると重要な神すべて繋がりがあることになるのよね。
ディオニューソスとの同一視はやや厳しいところもあったがまあ面白いので。
基本的には無茶苦茶やる神という性質は変わっていない?
事もあろうに、大自在天を不動明王が調伏する説話が密教にあったりする。同一人物では?
五大明王の内二つを占めていたり、大威徳明王は菅原道真と習合しているのと同時にシヴァとも関係があるともう無茶苦茶なことになっている。
他にもゾロアスターの風の神ヴァーユ・ヴァータとの繋がりなんかも考えられたりとやりたい放題。


ヴィシュヌ(ヒンドゥー教の三柱の主神の一つ。最高神、維持、守護の神)
=クリショナ(ヒンドゥー教、神聖さ、愛、知、美の神。ヴィシュヌの化身)
=ジャガンナート(インド洋東岸オリッサ地方の土着神。クリショナと習合)
=ブッダ(仏教の開祖。ヒンドゥー教的にはヴィシュヌの化身)
=那羅延天(仏教におけるヴィシュヌ。スリランカでは仏教の守護神とも。毘紐天ともいう。)

まさかの仏陀。化身ってのをどう見るかというのもあるが。まあニャルラトホテプの化身がどうたらこうたらってのと同じ。


ラー(エジプト神話、太陽神、最高神。ハヤブサの頭を持つ)
=アトゥム(エジプト神話、天地創造の神太陽神(朝の太陽))
=ケプリ(エジプト神話、太陽神(日の出)。フンコロガシの頭を持つ)
=ホルス(エジプト神話、天空と太陽の神。ハヤブサの神。)
=アメン(エジプト神話、太陽神。元々はナイル川東岸のテーベ地方の大気の守護神、豊饒神)
=アモン(ヨーロッパにおける悪魔学の悪魔。ゴエティアによると序列7位の侯爵)
=ゼウス(ギリシア神話の最高神。天空神、神々の王。アメンと同一視)
=ユーピテル(ローマ神話の最高神。天空神)
=ディヤウス(インド神話、天空神、雷、雨、豊穣を司る神。主神であった時期も。インドラなどの父)
=テュール(北欧神話、軍神。トールとは別)
=マールス(ローマ神話、戦と農耕の神。テュールと同一視)
=アーレス(ギリシア神話、戦の神。戦闘時の狂乱の神格化)
=トール(北欧神話、戦神、雷神、農耕神。雷神なのでゼウスやユーピテルと同一視)

上の方で言及したペルクナス辺りとの繋がりもあるが絶対的ではないので採用しない。まあ同じ神話が流用されてるんだろうが。
さて。テュールがトールとは違うはずなのに結局同じになってたりヒドい混乱が見られる。
エジプト神話はエジプト神話内でものすごくグチャグチャになってるし。


ヘルメス(ギリシア神話、オリュンポス十二神の一人。神々の伝令使、旅人、商人などの守護神、その他色々。トリックスター、文化英雄)
=トート(エジプト神話、知恵の神、書記の守護者、時の管理人、楽器の開発者、創造神。魔術の神。トキとヒヒを聖獣とする)
=ヘジュウル(エジプト神話、知恵の神。トートと習合。ヒヒを聖獣とする)
=メルクリウス(ローマ神話、デイ・コンセンテス (ローマ版オリュンポス十二神) の一人、商人や旅人の守護神。ヘルメスと同一視)
=ヴォーダン(ゲルマン神話)
=オーディン(北欧神話、主神にして戦争と死の神。詩文の神、魔術の神。知恵の神)

オーディン周り。トートも最高神だったりするよね。
ヴォーダンはWednesdayの語源になったことで有名。
ちなみにヘルメスはヘレニズム化されたアヌビスと融合してたりすることもある。なんだって同じとこの別の神と融合するのだろう。


キリが無いので今回はここまで。インド神話に偏りすぎた感もある。エジプト関係ではオシリスとかイシス、ホルスあたりを穿っていっても面白いけどまたふわふわした繋がりが多くなる。オシリスがハーデースと同一視されてセラピスになって、ハーデースはローマ神話でいうところのプルートーで、それは同じローマ神話の死の神オルクスや慰霊の神フェブルウスと同一視される、とか。

個々の事象に捕らわれてそこに本質的なものがあると誤解するのは愚かだが、こういう繋がりを見ていくのも面白いもの。
流石にアメリカ大陸の神話にまではくっつかないが。基本古代行き来が盛んなのはユーラシアだもんね。そらインカとアステカで同じような神もいるだろうが。

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  1. 2017/05/28(日) 04:47:50|
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ゴルフ用語の一つ、「オーストリッチ」

ゴルフ - Wikipedia
アルバトロス - Wikipedia
コンドル (ゴルフ) - Wikipedia

トリビア的ゴルフ雑学 バーディー、イーグル、さてそれより良いのは? ゴルフ雑学百科

ゴルフ。まあ知らん奴もおらんだろうが、ボールをクラブで叩いてどれだけ少ない数でホール(カップ)に入れるかを競う球技である。
ゴルフでは基本的に1コースに18ホールありそれを回って総合的なスコアを競う訳だが、それぞれのホールに規定打数というものがある。
例えば4打でカップに入れることを想定しているホールをパー4という。ティーショットしてフェアウェイへ、フェアウェイからショットしてグリーンへ、グリーンからカップの近くまでパターで、そこからカップに入れて4打といった具合である。パー3のホールはティーショットでグリーンに入ることを想定されている訳である。

ホールごとに規定されている打数で入れることをパーという。
変なところに落して一打多くなるとボギーという事になる。黎明期はボギーが規定打数であったとか。器具も技術も稚拙だった時代もホールは変わらないことを考えるとあり得そうな事である。ボギーの語源は諸説ある。お化けとかなんとか。
やらかして2打多くなるとダブルボギー、愚行により3打多くなったりするとトリプルボギー…… ということになる。

逆に、規定打数よりも一打少ないとバーディーという事になる。
バーディとは小鳥全般を指す言葉で、鳥が飛んだようなショットを褒め称えた美称という具合である。
例えばパー3のホールならば、一打でグリーンに入り、もう一打でそのままカップに入ったようなそれがバーディとなる。まあプロならば珍しくもなくむしろ狙うべき目標ともいえる。ホールやコース、状況にもよるが。

規定打数よりも2打少ないとイーグル、ということになる。
イーグルとは鷲、ワシのこと。より大きな鳥らしい猛禽でバーディよりも優れていると示している。
例えばパー5のコースでティーショットで大きく飛ばし、フェアウェイからまた大きく飛ばして、グリーンに届かないまでも近くからアプローチショットでそのままチップインすればイーグルである。パー3のコースで一打で入れてしまえば、それはホールインワンという事になるがそれもまたイーグルである。
いつも簡単に狙えるものではないが、プロならば場合によっては意識することも少なくないだろう。

規定打数よりも3打少ない場合、これはアルバトロスである。ダブルイーグルとも。
アルバトロスとは和名で言うところのアホウドリ。渡り鳥であるアホウドリを超ロングショットに例えたか。単純に巨大な鳥だからか?ちなみに名付けたのは球聖ボビー・ジョーンズらしい。
規定打数よりも3打少なくする。これは生半な事ではない。パー4でのホールインワンは相当膂力のあるゴルファーでなくては難しく、パー5で2打というのもやはり至難である。どちらにせよ超長距離、何百ヤードも離れた場所からカップに入れなければならず、技術や腕力だけで入れれるものではない。幸運も必要不可欠だろう。

規定打数より4打少ないそれはコンドルと呼ばれる。ダブルアルバトロス、トリプルイーグルとも。
鳥のコンドルは巨大な猛禽であり、なるほどイーグル、アルバトロスの次としては相応しいか。特に翼の面積が広くこれで上昇気流を掴んで空高く飛ぶ。
規定打数よりも4打少ないということはパー5のホールでのホールインワンか、珍しいパー6、パー7のホールでの2打、3打ということになるが普通出るものではない。
実際、プロゴルフのトーナメント中に出たことはない。ホール自体が曲がりくねっていてショートカットし、更に最新の用具を用いて、その上様々な好条件に恵まれなければ出ない。Wikipediaには4例載っているが本当にそれだけなのかもしれない。

そして、規定打数よりも5打少ないということになると、普通のゴルフ用語辞典には載ってすらいないようだが、オーストリッチと言う事になるようだ。ヤフー知恵袋などを覗くとフェニックスだのという説もあるがあそこは信用に値しない。英語版Wikipediaにすら載って無かったが英語圏のサイトを探すといくつか記述もあったし恐らくこっちが正式なものなのであろう。正式もクソもあるのか知らんが。
法則から言えばダブルコンドル、トリプルアルバトロス、クアドラプルイーグルといったところになるのだろうか?
オーストリッチとはダチョウの事を指す。確かにでかい鳥類だが飛ばない鳥じゃないか、という向きもあろうがそれほどあり得ないものだ、という意味を込めているのだろうかとも推察できる。
そして実際出たことはないようだ。
規定打数より5打少ないという事は基本のパー5のホールまででは出すことは定義的に不可能。数少ないパー6以上の超ロングコースで、という事になるがそれすら現実的ではない。
それに2000年代からゴルフクラブの反発力に対する規制などが始まり、今後も出される可能性も減っていくだろう。

とは言え、そうした用語があるのはやはり面白い。
実際のゴルフのプレイ上存在する意味が無くても、創作作品でのインフレの末やら、やや非リアル寄りのビデオゲームのゴルフなどであるいは活躍の機会があるかもしれない。
もしくは、この記事のようにパーやバーディ、イーグルなどのゴルフ用語の解説のオチとして持ってきたり、という意味合いもある。最後がダチョウというのがやや間抜け感があってよい。
幽霊文字のように、意味の無いという事で意味を持つということもあるのだ。



ただ数字上規定打数より何個多い何個少ないというのをそれぞれ別個の用語にしてるのが興味深いところである。
学ぶのには余計に時間がかかるが、余計な知識こそがヒトの面白いと思うところではある。

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  1. 2017/05/19(金) 03:09:25|
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Wikipedia探訪「ナイル川」

ナイル川 - Wikipedia

エジプトはナイルの賜物、とヘロトドス、古代ギリシャの歴史家は言った。
緩やかな氾濫を定期的に繰り返して肥沃な土壌をエジプトにもたらすからだ。
とはいえ現状は灌漑用の水路や水車の活用のためアスワンハイダムによってナイル川の反乱は制御されいる訳であるが。


ナイル川は世界最長の川とされる。古代からその源流を探ろうという試みはあったがそこには難所も多く1875年にイギリス人たちによってヴィクトリア湖が源流と確定された。とはいえヴィクトリア湖に流れ込む川は多く、真の源流探しは未だに行われているとかなんとか。
世界最長(6,650km)というのは源流から河口までの長さで、流域面積は2位のアマゾン川に負ける。
ちなみに3位は長江、4位はミシシッピ川で有名だが5位はシベリアのオビ川。あまり有名ではない。ロシアには長い川は結構あるのだがどうにも寒帯の川は知名度が低いものばかりである。仕方ない話ではあるが。


ナイル川の急流や滝を境目に文化は大きく変わる。自然が国や地域を分けている好例である。
アフリカの国境線というと緯度と経度でスゲー適当に引かれてる印象だが、アレは人為的なモノ。
ナイル川はアフリカの多くの国を横断している。なるほどエジプトは、アフリカの世界文明はナイル川の賜物、ナイル川が文明をはぐくみ、ナイル川を中心に世界が回っていたという訳だ。

歴史を見るに川や山など自然物から調べるのも面白いかもしれない。

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  1. 2017/05/15(月) 07:57:48|
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