ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

ゴルフ用語の一つ、「オーストリッチ」

ゴルフ - Wikipedia
アルバトロス - Wikipedia
コンドル (ゴルフ) - Wikipedia

トリビア的ゴルフ雑学 バーディー、イーグル、さてそれより良いのは? ゴルフ雑学百科

ゴルフ。まあ知らん奴もおらんだろうが、ボールをクラブで叩いてどれだけ少ない数でホール(カップ)に入れるかを競う球技である。
ゴルフでは基本的に1コースに18ホールありそれを回って総合的なスコアを競う訳だが、それぞれのホールに規定打数というものがある。
例えば4打でカップに入れることを想定しているホールをパー4という。ティーショットしてフェアウェイへ、フェアウェイからショットしてグリーンへ、グリーンからカップの近くまでパターで、そこからカップに入れて4打といった具合である。パー3のホールはティーショットでグリーンに入ることを想定されている訳である。

ホールごとに規定されている打数で入れることをパーという。
変なところに落して一打多くなるとボギーという事になる。黎明期はボギーが規定打数であったとか。器具も技術も稚拙だった時代もホールは変わらないことを考えるとあり得そうな事である。ボギーの語源は諸説ある。お化けとかなんとか。
やらかして2打多くなるとダブルボギー、愚行により3打多くなったりするとトリプルボギー…… ということになる。

逆に、規定打数よりも一打少ないとバーディーという事になる。
バーディとは小鳥全般を指す言葉で、鳥が飛んだようなショットを褒め称えた美称という具合である。
例えばパー3のホールならば、一打でグリーンに入り、もう一打でそのままカップに入ったようなそれがバーディとなる。まあプロならば珍しくもなくむしろ狙うべき目標ともいえる。ホールやコース、状況にもよるが。

規定打数よりも2打少ないとイーグル、ということになる。
イーグルとは鷲、ワシのこと。より大きな鳥らしい猛禽でバーディよりも優れていると示している。
例えばパー5のコースでティーショットで大きく飛ばし、フェアウェイからまた大きく飛ばして、グリーンに届かないまでも近くからアプローチショットでそのままチップインすればイーグルである。パー3のコースで一打で入れてしまえば、それはホールインワンという事になるがそれもまたイーグルである。
いつも簡単に狙えるものではないが、プロならば場合によっては意識することも少なくないだろう。

規定打数よりも3打少ない場合、これはアルバトロスである。ダブルイーグルとも。
アルバトロスとは和名で言うところのアホウドリ。渡り鳥であるアホウドリを超ロングショットに例えたか。単純に巨大な鳥だからか?ちなみに名付けたのは球聖ボビー・ジョーンズらしい。
規定打数よりも3打少なくする。これは生半な事ではない。パー4でのホールインワンは相当膂力のあるゴルファーでなくては難しく、パー5で2打というのもやはり至難である。どちらにせよ超長距離、何百ヤードも離れた場所からカップに入れなければならず、技術や腕力だけで入れれるものではない。幸運も必要不可欠だろう。

規定打数より4打少ないそれはコンドルと呼ばれる。ダブルアルバトロス、トリプルイーグルとも。
鳥のコンドルは巨大な猛禽であり、なるほどイーグル、アルバトロスの次としては相応しいか。特に翼の面積が広くこれで上昇気流を掴んで空高く飛ぶ。
規定打数よりも4打少ないということはパー5のホールでのホールインワンか、珍しいパー6、パー7のホールでの2打、3打ということになるが普通出るものではない。
実際、プロゴルフのトーナメント中に出たことはない。ホール自体が曲がりくねっていてショートカットし、更に最新の用具を用いて、その上様々な好条件に恵まれなければ出ない。Wikipediaには4例載っているが本当にそれだけなのかもしれない。

そして、規定打数よりも5打少ないということになると、普通のゴルフ用語辞典には載ってすらいないようだが、オーストリッチと言う事になるようだ。ヤフー知恵袋などを覗くとフェニックスだのという説もあるがあそこは信用に値しない。英語版Wikipediaにすら載って無かったが英語圏のサイトを探すといくつか記述もあったし恐らくこっちが正式なものなのであろう。正式もクソもあるのか知らんが。
法則から言えばダブルコンドル、トリプルアルバトロス、クアドラプルイーグルといったところになるのだろうか?
オーストリッチとはダチョウの事を指す。確かにでかい鳥類だが飛ばない鳥じゃないか、という向きもあろうがそれほどあり得ないものだ、という意味を込めているのだろうかとも推察できる。
そして実際出たことはないようだ。
規定打数より5打少ないという事は基本のパー5のホールまででは出すことは定義的に不可能。数少ないパー6以上の超ロングコースで、という事になるがそれすら現実的ではない。
それに2000年代からゴルフクラブの反発力に対する規制などが始まり、今後も出される可能性も減っていくだろう。

とは言え、そうした用語があるのはやはり面白い。
実際のゴルフのプレイ上存在する意味が無くても、創作作品でのインフレの末やら、やや非リアル寄りのビデオゲームのゴルフなどであるいは活躍の機会があるかもしれない。
もしくは、この記事のようにパーやバーディ、イーグルなどのゴルフ用語の解説のオチとして持ってきたり、という意味合いもある。最後がダチョウというのがやや間抜け感があってよい。
幽霊文字のように、意味の無いという事で意味を持つということもあるのだ。



ただ数字上規定打数より何個多い何個少ないというのをそれぞれ別個の用語にしてるのが興味深いところである。
学ぶのには余計に時間がかかるが、余計な知識こそがヒトの面白いと思うところではある。
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  1. 2017/05/19(金) 03:09:25|
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Wikipedia探訪「ナイル川」

ナイル川 - Wikipedia

エジプトはナイルの賜物、とヘロトドス、古代ギリシャの歴史家は言った。
緩やかな氾濫を定期的に繰り返して肥沃な土壌をエジプトにもたらすからだ。
とはいえ現状は灌漑用の水路や水車の活用のためアスワンハイダムによってナイル川の反乱は制御されいる訳であるが。


ナイル川は世界最長の川とされる。古代からその源流を探ろうという試みはあったがそこには難所も多く1875年にイギリス人たちによってヴィクトリア湖が源流と確定された。とはいえヴィクトリア湖に流れ込む川は多く、真の源流探しは未だに行われているとかなんとか。
世界最長(6,650km)というのは源流から河口までの長さで、流域面積は2位のアマゾン川に負ける。
ちなみに3位は長江、4位はミシシッピ川で有名だが5位はシベリアのオビ川。あまり有名ではない。ロシアには長い川は結構あるのだがどうにも寒帯の川は知名度が低いものばかりである。仕方ない話ではあるが。


ナイル川の急流や滝を境目に文化は大きく変わる。自然が国や地域を分けている好例である。
アフリカの国境線というと緯度と経度でスゲー適当に引かれてる印象だが、アレは人為的なモノ。
ナイル川はアフリカの多くの国を横断している。なるほどエジプトは、アフリカの世界文明はナイル川の賜物、ナイル川が文明をはぐくみ、ナイル川を中心に世界が回っていたという訳だ。

歴史を見るに川や山など自然物から調べるのも面白いかもしれない。

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  1. 2017/05/15(月) 07:57:48|
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インターネット探訪「世界の国々に付けられた、40の素敵なニックネーム」

世界の国々に付けられた、40の素敵なニックネーム chromosphere
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色々あるよね。直接言わずにわかる特徴のある国はそれだけ特色あふれる国だということ。

アイスランドのLand of Fire and Iceというのは確かに高緯度の火山島であるアイスランドらしいそれである。
イタリアのThe Bootは地図上の見た目まんまでアレ。
中国がThe Red Dragonというのは漢字文化圏の中枢であることを思わせる。
日本のLand of a Rising Sunというのはあまりにも有名。地球は丸いにしろ日本の東側にはあまり島は無い。歴史的な意味で東の極点であった時は多い。日本って名前自体そのままだしね。
アフガニスタンのGraveyard of Empires、帝国の墓場というのは言い得て妙。巨大な帝国でさえ中央アジアのまさに中央を継続して収めるのは困難か。

そしてエジプト。The Gift of the Nile。ナイルの賜物。古くから言われているあだ名であり、世界最長の川であるナイル川によって発展した国である。川が神格化されるのもむべなるかな。




名は体を表す。名前その物にも意味があるが、あだ名は更に本質を穿つものであるか。

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  1. 2017/05/06(土) 09:54:29|
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Wikipedia探訪「国璽」「伝国璽」

国璽 - Wikipedia
伝国璽 - Wikipedia


璽。皇帝が使う印章、つまり判子の事を指す。転じて国を象徴させる印章全般に使う。
印章文化は欧米ではかなり廃れてしまったが未だに漢字文化圏では強い影響力を持つ。

わざわざ皇帝だけが使う判子に専用の漢字を使う羽目になってるのは秦の始皇帝がそう定義させたからである。
臣下が持つものは印で、漢の時代には丞相(最高位の官位)や大将軍が持つものを章というようになった。併せて印章という訳である。


玉璽というと玉、つまり翡翠で作られた璽のことを指す。印章にも色々ランクがあり、玉で作ったものがどうやら一番偉い奴が持つものだと思われていて、その次が金、金印で各地を収める王が持つものとされ、その次が銀、銅となる。
現代でも中華民国、台湾では翡翠製の国璽が中華民国総統により使われているという。日本、韓国でもわざわざ金印なんぞ使っている。

判子の材質なんぞほとんど何でもよいはずだが今でも金持ちは象牙やらマンモスの牙やら高価なものを使いがちである。
シャチハタのゴム印などは便利だが逆に価値の低いものとされる。まあゴム印は歪みうるからというのが理由なのだが。


で、伝国璽。元々は始皇帝の璽であり、玉璽でつまみの部分が龍の形をしていて「受命於天既壽永昌」という銘が篆刻で彫られていたという。ちなみに彫ったのは李斯、篆書、小篆という書体を整えたのは李斯の仕事である。
それは秦が滅ぼされ漢の代になっても皇帝によって使われ、秦、前漢、新、後漢、魏、晋、後趙、冉魏、東晋……と時には異民族の王朝を経由しながら中国歴代王朝を巡って伝えられたという。
結局どっかで失われたけど。たぶん後漢の時代になくなってるというか普通に秦から受け継がれていない可能性も高い。まあそういう伝説。

秦の前の権力の象徴は鼎、九鼎でこれは祭具である。
伝説では夏王朝の始祖である禹王が中国全土から集めた青銅を使って作らせたもので、夏が滅んでからも殷、周王朝へと受け継がれたという。しかし周が滅ぼされた後、川の底に落ちて紛失したという。

Wikipediaの伝国璽の項によると、

祭器である鼎から、公文書の決済印(官印)である印璽への権威材の交代は、国権の基盤が祭礼から法・行政機構へと移行したことを示すものであり、春秋時代末期に起こった中国の社会構造の大転換を象徴するものと言える。

らしい。たしかに漢王朝も秦の横暴を否定して滅ぼした割には秦が作った法制度を流用・重用してるし、その後の王朝も似たようなものである。
とはいえ、伝国璽。考えて見るとかなり話がおかしなものである。
法治国家の象徴であるはずなのにその国家を打ち壊し、簒奪し、乗っ取った、いわばその国の法を否定した新国家が旧国家の象徴を重んずる。
そらまあ中国王朝には禅譲とかいう方法上の建前もあるけれども、あんなもん本当に建前でしかない運用状況だもんなあ。魏や晋辺りまではまだしも皇位を譲らせた後に殺しだした時点で何かおかしい。
言ってしまえばこの辺りが中国という国家の法との微妙な関係を象徴するところなのかもしれない。


日本の璽は天皇が使う御璽と国璽がある訳だが、まあ最近のはそれなりに最近作られたものである。
しかしそれとは別に神璽という言葉もある。これは日本の神話時代から伝承されているとされる三種の神器の一つ、八尺瓊勾玉の事を指す(あるいは三種の神器全て、場合によっては勾玉を除く剣と鏡を言う場合もあるが今回はおいておく)。

勾玉というのは日本固有の装身具であり祭具であったとされるがその由来ははっきりしない。当然璽、印、判子とは何ら関係のないものの、何故かそういう風に呼ぶようになったので江戸時代には八尺瓊勾玉は実際に璽であると認識されていたらしい。
とはいえ八尺瓊勾玉が玉、翡翠製ならば確かに玉璽とも材質の上では同じで似たようなものと言い張れなくはないのかもしれない。名前から赤い瑪瑙製ではないかという説もあるが。実物は天皇ですら確認出来ない代物である。とはいえ勾玉と言われているのだから勾玉なのは間違いなかろう。


大韓民国では大統領令で国璽が定められている。
ちなみになんだかんだあって今は五代目、1949年に初代が作られたが紛失やらひび割れやら廃棄やらでちょくちょく変わっている。初代は漢字の篆書だがそれ以降はハングルである。

問題は四代目の国璽で、三代目の国璽がひび割れたので新しいものを作った訳だが、どうやら製作者がろくでもない奴だったらしく、伝統工法で作ったとか言いながら電気釜で作っていて、余った材料の金を横領しており、挙句の果てには自分の名前を漢字で刻んだりしていたという。
当時大問題になったらしくさっさと廃棄して三代目を補修して使って五代目を制作しだしたらしい。まあ論外である。というかなぜ自分の名前を彫ってしまったのか。



璽。法治国家でありながら権威の象徴。法は皇帝に及ぶものか。
大きなロマンを抱えつつも、東アジアの権力機構の歪みが想われる存在である。

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  1. 2017/04/30(日) 10:39:07|
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Wikipedia探訪「大和」「倭」

大和 - Wikipedia
倭 - Wikipedia

ただ大和と書くと日本の古称、雅称、あるいは別名かなといった感じである。
大和国と書くと今でいう奈良県ということになる。戦国時代には松永久秀やらが争い合っていた辺りということになる。
しかし大和とは本来の意味は奈良盆地の東南地域の事を指す。
もっと言えば三輪山麓一帯の事らしい。ヤマト、諸説あるが山のふもとだとかそういう意味らしい。

何故ここまで拡大してしまったのかというと、そここそがヤマト王権の本拠地であり、その勢力が拡大していくに従って奈良盆地一帯、河内方面、近畿、畿内、日本全体がやまとと呼ばれるようになったわけだ。

元々紀元前~一世紀ぐらいから、中国の東側の海の民を倭人と称したらしく、そこから日本列島に住む人々を倭人と呼び、日本は倭国という事になった。千夜一夜物語などに出てくるワークワークという地名は倭国から来ているという。

倭という文字の由来も不明だが、ワという音であることは間違いない。上代日本語は母音が八つある訳だがア行に関しては変化はない。中国での発音はまた別だが。
で、問題はヤマト王権の勢力が拡大するに至って倭をやまとと訓じるというめんどくさいことをし始めた。まあ訓読みというのは元々の漢字の意味に日本語の読みを与えるものである訳ではあるが、まあめんどくさい話ではある。音読みは漢字、中国の読みという事になる訳だがそこからしてある時代のある地域の発音でしかなくそもそもそれもズレている疑いがあるので始末に負えない。

それで、飛鳥時代(これも無茶な訓読みである)にはヤマトは大倭とか書くようになる。そして遣隋使だの国際関係上の理由で国号を日本と変えたわけだが、もしかしたら日本と書いてヤマトと呼んでいた可能性すらある。ヤマトタケルとか日本武尊だもんね。

そんでもって更に後世、奈良時代になって大倭が大和に変えられた。好字だとかそういう話もあるが詳細は不明である。
そうなると和の字を以て日本という意味(和風とかね)が出てくる訳である。


万葉仮名による当て字で書くと、基本的には夜麻登となるらしい。万葉集などで使われるから万葉仮名と言われるが、万葉仮名で書かれた書物は八母音の上代日本語を保存しているため言語学的に重要なものがあるという。
他の書き方では山跡、野麻登、椰麽等、夜麻苔、山常、也麻等、夜末等、夜万登、八間跡などがあるという。



そして邪馬台国。中国側の当て字という事になる話だが、これをヤマトコクと読めば邪馬台国畿内説は有利になる。
九州の筑紫国山門郡という説もあるが発音がやや違う上にあの辺りは特別弥生時代の遺跡がある訳でもない。
邪馬台国の位置の論争はかなり泥沼なことになっていてどちらも決定打に欠ける状況であり、私も当然素人なのでどちらであると言い切ることはできないが、邪馬台国というヤマトに似た音を持つ国がそのままヤマト王権に繋がっていくという流れはわかりやすい気もする。
東遷説もあるけど神武天皇なら二倍歴説で考えてももうちょい前だよね。まああの辺の古事記、日本書紀の記述を鵜呑みにする訳にはいかないが。



言葉によって歴史を透かし見る。
人間の文化とは言葉と共にあるのだ。

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  1. 2017/04/23(日) 18:55:29|
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