ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

Wikipedia探訪「反出生主義」「自主的な人類絶滅運動」

反出生主義 - Wikipedia
自主的な人類絶滅運動 - Wikipedia


人間も色々いるし色々な意見がある訳だが、こんなとてつもない意見もあるということ。
反出生主義は自分が子供を持たないというなら全然わかる話だがそもそも子供を持つこと自体が道徳的問題があるとか言い出すともう行きつく先は絶滅しかなくなるわけだが、しっかりそれを望んでいる人間もいるという。

まあ仏陀も人生は苦だとか言っていたしだから悟りを開いて輪廻から抜け出すとかそういう話ではある訳で、あるいは新しい思想という訳でもないのかもしれない。
しかしてラスボスみたいな思想だなあという感は強い。



たしかに人類は地球環境に強い悪影響を及ぼしてるのはそうだが、だからといってなぜ人類の方で絶滅を選ばなければならないのか。人類にとって地球は人類のものであって人類が地球のために絶滅するというのは本末転倒ではないか?まあそう思わないからこそ絶滅すべきだと思っているのだろう。

究極的には価値観の問題である。
ヴィーガンとかも動物が可愛そうだとかいうのは価値観の問題になる訳だ。
そこまでいくと、価値観というのは説得してどうにかなるものではないということがわかってくるか。



まあ地球環境なんかもっと長い目で見ればバカでかい火山とか隕石とかでぶっ飛んでいく可能性のが高い気もするが。人類を過大視し過ぎている感もある。
前にも書いたが、6回目にして唯一の単一の種による大量絶滅だとか言ってもシアノバクテリアがその前にしたことと比べたら全然大したことないし……
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  1. 2019/05/16(木) 02:34:40|
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世界中の神話(パンテオン)の最高神など書いていく⑦総括

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世界中の神話(パンテオン)の最高神など書いていく①エジプト、ギリシャ、ローマ、ミトラス教、ウガリット
世界中の神話(パンテオン)の最高神など書いていく②メソポタミア、ヒッタイト、ヒンドゥー教、仏教
世界中の神話(パンテオン)の最高神など書いていく③ゾロアスター教、アルメニア、聖書
世界中の神話(パンテオン)の最高神など書いていく④道教、朝鮮、日本、ポリネシア、アボリジニー
世界中の神話(パンテオン)の最高神など書いていく⑤ケルト、北欧、スラヴ、バルト、フィンランド
世界中の神話(パンテオン)の最高神など書いていく⑥アフリカ、インディアン、アステカ、マヤ、インカ
世界中の神話(パンテオン)の最高神など書いていく⑦総括



という訳で第七回、最終回は総括。いい加減長々書きすぎたもんね。まあちょっとまとめるというか。

全ての神話・パンテオンを挙げることは出来なかったがマイナーメジャー級までは挙がっていると思う。クソ多い。これだから神話沼は。学べば学ぶほど自分が何も知らないという事を思い知らされるという奴だ。
結構間違ってるところも多いと思うので要注意。

割と世界中の神話を挙げろと言っても中々マイナーな神話は意識されないところがある。
そこら辺を歩いている人をひっ捕まえて聞いても挙がるのはギリシャ、北欧、インド、エジプト、日本、そしてせいぜいアステカ、メソポタミア、ケルト、ローマぐらいか。いうてケルト神話はケルト神話という名前だけ出てくるだけだろうが。そして聖書は神話とはみなされない。

とりあえず全体的なメジャー度で神話を分類すると

AAAランク 
ギリシャ神話
北欧神話
インド神話
アブラハムの宗教

AAランク 
エジプト神話
日本神話
ゾロアスター教
仏教

Aランク
アステカ神話
メソポタミア神話
ケルト神話
ローマ神話

Bランク
マヤ神話
インカ神話
道教神話

Cランク
ポリネシア神話
スラヴ神話
ウガリット神話
檀君神話

Dランク
ヒッタイト神話
ミトラス教
アルメニア神話
バルト神話
フィンランド神話
アフリカ
インディアン
アボリジニー

といったことか?この表では細かくて書いてないのもある(アイヌ神話とか)し、いうてもうええやろって思って書いてない神話もあるしな。マニ教とか。究極のごった煮宗教。
新興宗教系も記述は抑えているし、完全なリストは中々作れない。空飛ぶスパゲティモンスターとか書いてふざけても良かったんだが。
まあ、神話っていうのは、パンテオンって区分けは、我々の想像よりもかなり多いという事。いや読者がどれだけ想像してたかは知らないが。
今回はそれぞれの最高神周りだけ紹介したが、この大量の神話の中にまた無数の神々・悪魔・その他色々があるんだから神話沼はもう嵌ったら抜け出せないという事も理解されただろうか。いや全部の神話を範疇にするから問題なんだけどね。


最高神の属性として多いのはやはり天空神、太陽神、天候神。まあ天候にも色々あるが嵐の神が雨の神で豊穣神となったり雷の神みたいになるパターンも多い。雷神の最高神も多いよね。
軍神も多いのはやはり勝ったモノこそが正義であるからか。
創造神は意外に少ない?いやまあ後から獲得する場合も多いが。
大地母神や月神が最高神というパターンは少ない、が無くはない。火神が少ないのは太陽神が上位互換みたいになるからか。
竜神系が最高神というのもたまに見る。ドラゴンは大体退治されるもんなんだけどね。
後代の神話になると時間だとか知恵だとか観念的な性質の最高神も増えてくるのが印象的なところか。


ほんじゃま、どれが最強みたいなアホ話でもする?

神話のスケールのデカさではインド神話となるが、アレ最高神3柱だからなあ。あえていうならシヴァ?三神一体を最高神として考える?いっそバリ・ヒンドゥーの唯一神サン・ヒャン・ウィディを持ってくるか。

唯一神と言えばやはりYHWHが最強説もある。最初の方だったかの女神転生かなんかあのシリーズではYHWHがラスボスだったっけ。あのゲームもよく怒られないよな。怒られてるのか。
YHWHにも色々あるがキリスト教の三位一体がおまけにキリストとかついてきてより強いかな?そういう問題でもないか。唯一神は基本何でもアリだしなあ。アテンだって同能力では?アッラーのほうが色々使ってる聖典の量が多い分強いとか言う雑な説。

YHWHより上ということでグノーシス主義のアイオーン持って来たりとか。オグドアスが色々合体してる分最強なんかな。

至高神の上というならゾロアスター教分派ズルワーン教のズルワーンも中々か。時間能力者が強いのは常識。
そういうのならインディアンの大いなる神秘とか、マヤのフナブ・クーとかも強いかもしれん。アメノミナカヌシも?
この世の全てを統括する神より上というなら道教の三清、元始天尊辺りも?

神より仏の方が断然上という考え方ならやはり如来系も強いのか。やっぱ大日如来?本初仏でいうなら持金剛仏が大日如来+4体の如来を包括してる分、強さがある?

まあはっきり言って比較できるような類では無い。そう考えるとパンテオン内部ならばなんとか比較できる、同一世界観を保持しているという具合なのか。



とりあえずこんなところにしておこう。
また神話ネタで記事を書くかもしれないが、これだけ踏み込めばなにかまた役に立つかもしれない。
知れば知るほど自分が無知だと悟るが、それでも知識は溜まっていくものだ。

神話、宗教。その記述を事実だと思うことは大概愚かしいが、それでも作られた文化は敬意に値する。
人はミームをも喰らいながら生きているのだ。

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  1. 2019/05/03(金) 12:00:00|
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世界中の神話(パンテオン)の最高神など書いていく⑥アフリカ、インディアン、アステカ、マヤ、インカ

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世界中の神話(パンテオン)の最高神など書いていく⑥アフリカ、インディアン、アステカ、マヤ、インカ
世界中の神話(パンテオン)の最高神など書いていく⑦総括


はい第六回。別にあぶれものを集めたという訳では無いが厄介な神話ばかり揃っている。

実際、神話研究の歴史(言葉として微妙にややこしい)としては浅く、まだわかってないことが多いものも多い。
よくよく考えると、人類伝播から考えてもアメリカ大陸の神話は実際に新しいものがある。それゆえの構造というものもあるのでそこも見ていきたい。

第六回はアフリカの神話、アメリカ・インディアン(ネイティブアメリカン)の神話、アステカ神話、マヤ神話、インカ神話についてである。
ではスタート。


アフリカ(エジプト以外)

人類誕生の地アフリカに存在する神話。少し大雑把すぎる分け方だが。サハラ以南のアフリカの神話というと比較神話学でいうところのゴンドワナ神話・出アフリカ神話・あるいはパン・ガイア神話で、一般的なローラシア神話と比べると創造神話が無かったり色々ナンセンスだったりまた違うんだよな。

今のガーナとコートジボワールあたりのアカン人の宗教ではニャメ、あるいはオニャンコポンとか日本語にするとどうなんだという名前の神が創造神にして天空神、全知全能の神である。別に普通に多神教だけどね。

ケニアのカンバ族では祖先信仰で主神としてヌガイを祀る。
同じくケニアのキクユ族はケニア山の頂上に坐する唯一神ンガイを祀る一神教。まあ微妙な言葉の差異はあるが同一神だろう。
一応全能神らしい。

カンバ族では天空神にして創造神アサなんかも。
南部・中部・東部アフリカでムルング、アンマとか呼ばれて広く信仰されていたとか。
マリのドゴン族の創造神はアンマである。

ナイジェリアのイボ族の神話では地母神Alaが一番重要な神だが天空神Amadiohaが創造神だったりして意味合い的には最高神?英語史料しかねえ。

というかアフリカ、天空神かつ創造神が最高神というパターン多いなあ。ズールー族のウンクルンクルとか。ウンクルンクルは雷おとしたり人間が死ぬ理由を作るとか、色々やってる。

南アフリカのコイコイ人、俗に言うホッテントットだとウティホがそのタイプ。天候神的要素も強く降雨はウティホの慈悲の顕れらしい。

南アフリカのサン族、ブッシュマンではカアングが神々の頂点の天空神。
いや慈悲の神クーが最高神という話もあるけどキリスト教由来という話もある。

マラウイ北部、ザンビア東部、タンザニア南部のトゥンブカ族の最高神はチウタ。空の虹に象徴される。

南スーダンのディンカ族の主神はアブクだが、その母親のディンカは雨の女神として有名。

コンゴのあの有名なピグミー族、低身長の民族の最高神・創造神はKhonvoum。猟師の神であり弓づくりの神。

ナイジェリアのヨルバ族の最高神はオロルン。全能の創造神である。
ヨルバ族は奴隷貿易で散々ラテンアメリカに連れて行かれたのでそこでも信仰されてたり。西アフリカ最大の民族集団だもんね。これがハイチなんかでキリスト教やドルイド教の影響を受けブードゥー教が産まれる。
一番人気の神は火、鉄、政治、戦争の神格オグンか。結構いろいろ膨れ上がって、鍛冶職人の守護神であり、オートバイやら鉄道やらトラックやら物流やらの守護者なんかも。開拓者の神なんて性格も。

他にも山ほどある。まあ全部挙げてもキリが無いのでこの辺で。


インディアン(ネイティブ・アメリカン)の神話

まあアメリカのインディアンもそれぞれの部族で神話が違う訳だが、大いなる神秘という概念を共有している。
インディアンの創造主であり宇宙の真理、根本原理だという。インディアン達はこれを神とは見做していなかったりするが、まあ人格神でないだけで普通に一種の最高神だといえよう。アメリカ北部中西部のスー族の言葉ではワカン・タンカという。そのまま大いなる神秘という意味。あまりこだわりの無いアメリカ人はグレート・スピリッツとか言ってしまう。
ワカン・タンカに捧げる儀式として夏至に行われるサンダンスの儀式は有名か。
ワカン・タンカは雷神的な性格もある。

北米極北地域に住むエスキモー系先住民族(イヌイットなど)の最高神は月の神イガルク。グリーンランドではアニンガンと呼ばれる。全ての自然と物質の支配。
妹の太陽神マリナを3日連続で夜這いして近親相姦レイプした挙句バレたクソ野郎ということで有名。月の神が最高神というのも珍しいな。
エスキモーはネイティブアメリカンではあっても所謂インディアンでは無いということでいいのかな。ハワイ人もネイティブアメリカン。

他にも色々いるけどキリが無いので。


アステカ神話

北米はメキシコ中央部で栄えたアステカ王国の神話。
人身御供の儀式と暦法の複雑さが有名だろうか。
様々な民族の神話を取り入れた結果、5つの創世神話が組み込まれ5つの時代となり、計4回ほど世界が滅亡する。

それぞれの時代に創造神がいる。いやまあそれらの親の原初神、老いた創造神のトナカテクトリとトナカシワトルがいるんだが。誕生・創造・火・トウモロコシと関係する。いきなりトウモロコシ???とか思うだろうがまあアメリカ大陸の穀物というとトウモロコシなので食物神の性格を示す。

神々の中で最も強い力を持つとされるのがテスカトリポカ。黒いテスカトリポカとも呼ばれる。ナワトル語で「煙を吐く鏡」、この場合の鏡とは儀式に使われた黒曜石の鏡を指す。割と全能神染みているが、夜空、大地、魔術、支配、戦争、美など様々な性格を持つ。最初の時代を支配した太陽神でもある。変身するとジャガーになる。しばしば右足が黒曜石の鏡や蛇に置き換わっているが創造神話の一つでワニの女神シパクトリに囮として足を食わせたことから。
テスココの守護神でもある。

で、先述したように時代が移り変わっていくわけで、その時代ごとに支配する太陽神は変わる訳だが、それらの神々もテスカトリポカの名前を持つ。2つ目の時代の太陽神はケツァルコアトル。白のテスカトリポカである。ナワトル語で羽毛ある蛇とかいう意味になる。文化神であり農耕神、蛇神であることから水神、人類に火をもたらした神、風神でもあったとか。トルテカ族の祖神でもある。人身御供を止めさせようとした平和の神(この部分はヨーロッパ人の侵略後に描かれた説も)でもあり、金星の神でもある。

で、3番目の世界の太陽神は雨と雷の神トラロック、4番目の世界は水の女神チャルチウィトリクエが太陽神として支配した、で、5番目の世界の今が最も小さい神ナナワトズィンが太陽となっている、みたいな話だが、異説も多い。

テスカトリポカ、ケツァルコアトル、太陽神・軍神・狩猟神ウィツィロポチトリ、穀物神シペ・トテックがそれぞれ黒・白・青・赤のテスカトリポカとして世界を創生した、という神話もある。ウィツィロポチトリはアステカの部族神であり最も篤く信仰されたという。

テスカトリポカらを創造したのが二面性の神、二面性を備えた完全なる神オメテオトルとし、神の中の神「万物の主」とする場合も。まあ暇な神の部類なんだが。


マヤ神話

マヤ神話はユカタン半島などのマヤ地域、メキシコの南東あたりから中央アメリカの中部ぐらいで伝承された神話。
マヤ文字のある文章は大体スペイン人にボロクソにされたので結構断片的にしか残ってない。
汎神論的世界観がある。

割かしアステカ神話と互換性があり、テペウとクグマッツ(ククルカン)がテスカトリポカとケツァルコアトルに相当する。
どちらかというとククルカンが上?

あとまあ、老人と老女の神イシュムカネーとイシュピヤコック、風、嵐、火などを司る神フラカンなんかも創造神扱い。
フラカンはハリケーンの語源である。

とはいえそれらを超える至高の創造神もいる。フナブ・クーである。「唯一なる神」という意味で自然の力、運命や偶然を表し無形である。図像で表されるときは猟師として描かれたり。一応マヤの最高神を厳密に言うとフナブ・クーか?信仰の量でいうとわからんが。

マヤ神話で有名なのは自殺を司る女神イシュタムか。死者を楽園に導く神な訳だが首つり自殺が名誉な死に方ということになっている。後はお産で死んだ女性とか生贄とか戦死者とかあと聖職者。


インカ神話

南アメリカはペルーのインカ帝国、及びアンデス山脈の諸民族の神話の総称といったところか。
人類伝播順でいえば最後発?ポリネシアやオーストラリアも同じぐらいか?

とりあえず、インカ帝国以前のペルーの創造神はパチャカマック。まあ一種の主神であろう。太陽神であったり天の神だったり。
妻は大地母神的なパチャママ。今現在インカの神で信仰が強いのはパチャママだろう。キリスト教流入以後も聖母マリアと重ね合わせて信仰された。

インカ帝国を興したケチュア族は太陽神インティを天の序列の1位に置き、ビラコチャ、正式名称アプ・コン・ティキ・ウイラ・コチャ神とし、世界創造の基礎となる三要素、氷・土・水を統べる絶対権力とした。妻は月神ママ・キジャ。
インティはビラコチャの息子だとする場合もある。で、そのインティの息子が、クスコ王国の初代国王マンコ・カパック。いつ見てもひでー名前である。日本語との相性が致命的に悪い。話はおかしくなるがマンコ・カパックはパチャカマックの兄弟だとも。
インティは図像としては濃い顔をもった太陽円盤で表される。
今でもインカ帝国の首都であったクスコで冬至祭=新年祭であるインティ・ライミが行われる。

ワロチリ地方の伝承では4つの時代式の伝承があり、最初の創造神はヤナムカ・トゥタニャムカ、次の創造神が火や火山の神ワリャリョ・カルウィンチョ、その次の創造神が水の神パリアカカ、最後がトリックスターであるコニラヤとなる。コニラヤがビラコチャ、ということになるとかならないとか。



第六回終了。第七回は総括に入るのでとりあえず紹介する神話は終わった。
アステカは十分メジャーだと思うが全体的にマイナー?

アボリジニーの神話もそうだが。アフリカやインディアンも諸部族で神話が違うので死ぬほど大変だ。言うまでも無く伝統的な神話テキストの類なんてないしな。西欧人の入植時に作られたそれがあるぐらいだ。民俗学者は大変である。

アステカやマヤ、インカには文字があった。しかしエジプトのヒエログリフにも言えることだが発見当時全く読めなかった、だけではなく文字かどうかすら危ぶまれていた。
言語学者も大変だよなあ。中国の甲骨文字は今の漢字と一対一対応してるようなもんだからまだマシだよな。古拙文字の類の研究者は知らんが。

4つの時代とか5つの時代。これらはそれぞれの文明が諸部族を併合して神話を一つにまとめたところから来ていると推察される。
日本神話もそういうところあるよね。幾つもの神話が層状に折り重なっている。まあギリシャなんかでも見られる構造ではあるか。

⑦総括に続く。

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  1. 2019/05/03(金) 06:00:00|
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世界中の神話(パンテオン)の最高神など書いていく⑤ケルト、北欧、スラヴ、バルト、フィンランド

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世界中の神話(パンテオン)の最高神など書いていく⑦総括


第五回。今回は比較的おとなしいかも?いうてまあバルト神話の話とか聞かないけど。
でもまあ知名度が高い分訳が分からんということもある。本当に知名度も資料も無い奴はもうどうにもならんのだが。

この辺の神話はキリスト教に飲まれるのが遅かった神話、みたいなイメージか。
イスラム教徒とかキリスト教とか、他の宗教や神話を根こそぎにしていくもんねえ。まあミームの自然淘汰といえばそんなもんではある。
とはいってもやはり北欧神話などは、実際の信仰はともかく今でもよくよく創作などで取り入れられる。
他だって聞かないではない。なんとはいってもそれぞれ別個に価値ある文化なのだ。

第五回はケルト神話、北欧神話、スラヴ神話、バルト神話、フィンランド神話を俯瞰していこうと思う。
ではスタート。


ケルト神話

ケルト神話もなあ、クッソややっこしいんだよなあ。そもそも島のケルトと大陸のケルトが全くの別物だって話もしだすとね、この項意味あるのかって感じもする。
そもそも史料がほぼほぼねーんだよな。
まあ、要はローマ以外の西、中央ヨーロッパのキリスト教以前の神話、みたいな話だが、結局大陸周りと島周り(イギリスとか)じゃ全然違うらしい。話によると中央アジアから来てるとかなんとかだが。

とりあえず古代ケルト、大陸のケルト、ガリアで重要視されたのは戦神テウタテスとか?最高神と言っていいほどか知らんが。あと天空神タラニスとか。
カエサルのような敵方側の情報しかない。

島のケルトでいえばアイルランド神話の最高神はダグダ。結構万能神だが豊穣と再生という性格が強く、特徴的なところとしては姿は醜悪だとされるところ。
万能の太陽神ルーの後を継いだのがダグダだとも。トゥアハ・デ・ダナーン(ダーナ神族)の王座の変遷がどうとか。

ウェールズ神話だとそれらの母である生命母神ダヌが主神となっているとか。


北欧神話・ゲルマン神話

北欧神話と言うと有名だが、ゲルマン人によるゲルマン神話の一種ということになる。ドイツではさっさとキリスト教化したために文字による記録が少なく、キリスト教化が遅れた北ヨーロッパでエッダなどの神話テキストも残って有名になったと言った具合である。
ちなみにフィンランド神話は北欧神話に含まれず別系統という事になる。言語学的にはフィンランドはアジア系に近しいんだっけ。
ゲルマン神話で現在文化的に強く残ってるのは曜日の英語か。火曜日Tuesdayは軍神テュールの日、水曜日Wednesdayはウォウドゥン、つまりオーディンの日、木曜日Thursdayは雷、トールの日と言った具合。

最高神は戦争と死の神オーディン。詩文の神でもあり吟遊詩人のパトロン。であればこそエッダで最高神扱いされているという噂も。元々は風神、嵐の神の類だったという話もある。ゲルマン神話、ドイツ語ではヴォーダン。
オーディンの神話も色々あるが一番面白いのはルーン文字の秘密を知るため首を吊って槍に突き刺されて、自分自身を最高神オーディンに捧げた、つまり自分を自分に生贄に捧げたという完全に意味不明な話だろう。

元々は雷神、農耕神、戦神であるトールが最も重要視された神であったとも言われる。スウェーデンにあった異教信仰の中心、ウプサラの神殿ではトールの像が最も大きかったという。農民階級に信仰された神だが、後に戦士階級に信仰された神オーディンにその座を奪われた形だとか。トールハンマーことミョルニルは有名か。
神話上、トールはオーディンの息子である。

またトールと微妙に名前が似ている天空神、軍神テュールも最高神だったという話がある。


スラヴ神話

スラヴ民族の神話。基本的には言語学的な分類だがまあ東ヨーロッパからロシアぐらいに思っとけばそんなに間違いはないか。
スラヴも文字持つ前にキリスト教が入ってきたからようわからんのよねえ。

とりあえずスラヴ神話、特に東スラヴの主神は雷神ペルーン。雷は雨をもたらし、豊穣をもたらす。
だいたいトールとかゼウスとかウッコとかと同じ、印欧系神話の雷神。インドラとかとも似たようなアレなんかね。

西スラヴでは軍神、神々の神とも称されるスヴェントヴィトが最高神だった、のかもしれない。豊穣神の性格ももってるとか。

南スラヴだと善神ベロボーグが主神なのかな?昼と善と生を司る。「白い神」という意味。
「黒い神」チェルノボグ、死神、夜や闇、破壊と死、冥府の神・悪神と対立している。この辺りはゾロアスター教の影響が見られるとか。

でもまあスラヴだと、主神とかそんなんじゃないけど妖婆バーバ・ヤーガが一番有名なんかね。


バルト神話

バルト神話も訳わかんねえんだけど、自然崇拝や祖霊崇拝で日本の浸透に似てるラトビア神話(ラトビア神道)、リトアニアのリトアニア神話、あと古代プロイセン、バルト海南東岸のプロイセン神話に分けられる。

まあ名称とかにブレがあるが、天空神ディエヴァスと雷神ペルクナスがTOPで最高神、ニュアンスを読み取ると形式上の最高神はディエヴァスで、一番人気がペルクナスみたいな?ペルクナスは名前からしてペルーンとかとクリソツだよなあ。
ペルナクスはよくいる雷神と比べると鍛冶神の性格を持つところが特徴。

ラトビア神話では太陽神サウレが一番人気かも。ちな日本神話のアマテラスと同様太陽神だが女神。
まあ最高神とかなんとか言ってるけど、この辺の神話はあんまり格の上下とか無いという説もある。


フィンランド神話

フィンランド神話も資料すくねえんだよなあ。
まあ自然崇拝である訳だが、一応最高神は天空・天気・農作物(収穫物)とその他の自然の事象を司る神、雷神ウッコ。自然周り全ての絶対神だとも。

ウッコの武器はウコンバサラと呼ばれる稲光を発するハンマー。まあ雷神だけあって北欧神話のトールとかと互換性がある訳だが、ウコンバサラは戦闘用の石斧が鉄器時代に入りその意味を忘れられて想像された物だとか。



第五回はこんなところで。
ケルトっていうと皆ああアレねみたいな顔をするが結構わからんものである。
というか訳が分かったら神話ではないか?

トール、ペルーン、ペルナクス、ウッコ……
雷神系の最高神多いよね。というかもうちょい前からこの型は多い。
嵐の神が雷雨を呼ぶならバアルとかあの辺もそうだし。

⑥アフリカ、インディアン、アステカ、マヤ、インカに続く。

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  1. 2019/05/02(木) 23:59:59|
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世界中の神話(パンテオン)の最高神など書いていく④道教、朝鮮、日本、ポリネシア、アボリジニー

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第四回。今回は東アジアから南洋諸島を中心に。
色々と紹介してるが、「全て」の神話にまで手が回る訳では無い。はっきり言って多すぎるんだよね
とはいっても、その辺の本屋でも見ると誰でも知ってるように思える日本神話についての簡単な概略についての本がまともに売ってたりもする。つまりはその程度も知らない人がいて、需要がある訳だ。
私の悪い癖なのだが、自分の知っている「程度」の事は大体他人も知っているだろう、というある種の傲慢さというか見越しというかだろう運転というかがある。実際問題、人の短い人生で「全て」を知ることなんてできない。当然どんな人でも、たとえネットで検索すればすぐに出るような情報であっても、知らないということはある。私だってほとんど誰だって知ってるようなアイドル情報には疎いし。
そういう訳でこうして広く浅くまとめた記事も重宝する人は出てくるだろうと思っている。

情報だけじゃなく個人的な感想みたいなのもちょろちょろ入ってるけどね。むしろそっちがメインなのかもしれない。

第三回は道教神話、朝鮮の神話、日本神話、ポリネシアの神話、アボリジニーの神話を見ていきたい。
ではスタート。


中国神話・道教神話

中国神話、特に漢民族による中国古来からの中国神話と言い出すと最高神らしい最高神って感じなのは言い表しにくいんだよね。強いて言えば天地開闢の創世神、盤古(元始天王)か「天」という概念(日本でいえば「お天道様」に相当?)か、三皇五帝の最初、女媧や伏羲とかだろうか?

「天」は天帝ともいう、というか天という概念を人格神としたのが天帝というべきか。殷代の天子は天帝を祀ることを義務とし、一般人がこれを祀るものではない。天帝は北極星と同一視されたりする。道教ではそれは天皇大帝といい、北極紫微大帝(北極大帝・紫微大帝)とも成り、北斗七星の神格化である北斗真君(北斗星君)と習合し同一視される場合もある。
北極星は宇宙の中心たる北辰に位置する(だから自らは動かない)。その関係上運命神とされたり、北斗七星は斗、ひしゃくであること、天空の星々は止まらない永久時計で農耕に重要であることから大地を潤す農耕の神ともされた。

モンゴルなどのアジア北方の遊牧民族では「天」はテングリと呼ばれる。中国ではそのまま天と訳されたりするが、こちらは北極星ではなく澄みきった青空の神格化だという。
モンゴルの宇宙創世神話において人格神として「テングリ・ハイラハン」が現れる。ブリヤート族の神話では「西の善きテングリ」「東の悪しきテングリ」という表現がありゾロアスター教の影響が想われる。テングリは男性神であり女性神である大地と対応するとか。テングリ崇拝は世界各地に散らばっており未だによくわかってないことが多い。ポリネシアのタンガロアもテングリに由来するとかいう話すら。

で、中国のそういった土着的信仰やらが老子やらの思想と合わさって道教となって、わかりやすくなったんだか余計グチャグチャになったんだか、ともかく歴史は進む。
道教の説明はちょっとめんどくさすぎてやりたくないんだが、真理=道と一体となり仙人となるとかいうのが思想である。道は学ぶことはできるが教えることが出来ないとか。

まあなんにせよ道教における神格はすげー多い。ちゃんと最高神もいる。時代によって変わるが……

まずは三清。
「太元」即ち全ての物事よりも先に誕生した常住不滅の存在を神格化した元始天尊。万物の始めであり「道」の本質であるとかなんとか。あえて元始天尊一柱を最高神といってもいい。
「道」の神格化である太上道君。イマイチ影が薄い。
道教の始祖とみなされる「老子」が神格化された太上老君。元始天尊の応身(≒化身)ともされる。結構人気。

で、三清は概念的過ぎる神で、実質的に宇宙の万物を運用・統治してるのが四御と呼ばれる四柱の天帝がいる。
宋代からはその中でも玉皇大帝が最高神として庶民からも広く信仰されている。天界・宇宙・地上・地底あらゆる場所の支配者。「西遊記」において孫悟空に聖天大聖の位を与えるのも玉皇大帝である。
四御には他に上記で言及した北極紫微大帝、四季と日月星辰、天地を司る。
なんか上の説明だと同一化してた天皇大帝、天地人の三才万物、星辰、兵革を司る。
四御唯一の女神、后土は全ての土地を統括する地母神であり墓所の守り神である。元々男神だったが陰陽五行説や地母神のイメージから女神になったとか。

後は、航海と漁業の女神・媽祖が天后として最も地位の高い神とされる場合も。トンチキ神話2D格闘ゲームFight of Godsに地味に出てたよね。

しかし、結局のところそこら辺にいる中国人に神を一人挙げろと尋ねると関帝、三国志にでてくる関羽の神格化、が挙げられるんだよなあ。関帝廟は未だに中国のそこらじゅうにあるし。
古来には武神だが今では商売神として主に信仰される。世界各地で信仰される…… 世界各地の中華街で。もちろん中国本土出は言うまでも無く。


朝鮮神話(檀君神話)

朝鮮神話というと伝説上の古代朝鮮王、檀君ばかり有名で信仰も広いが、別に最高神ではない。
王朝の祖が神であるというたまにある奴である。

一応世界観としては北方ユーラシアのアルタイ系諸民族の神話と共通点が多いとのこと。
最高神が誰かというと天地万物の主催者として至高神ハヌニムがいる。ハヌル、天、空という言葉に敬称ニムがついた言葉で概念的にモンゴル神話のテングリに近い。


日本神話

日本神話もなあ、書くこと多いんだよもう。
まあ自然崇拝の傾向が強く、全てに神は宿るという精霊信仰系だが現在まで信仰が途絶えていないというのが最たる特徴か。
メソポタミアのような都市の守護神というよりも氏族の神、氏神という向きが強いか。
神の系譜はギリシャ神話なんかも激しいが、天皇家に繋がる日本神話の神々の系譜も著しいものがある。
生きている多神教であり、自然崇拝であり、神格の数は冗談みたいに多い。

まあ最高神というかそれぞれの神社とか信仰とかで祀られてる神は違う訳だが、ともかく日本神話というパンテオンにおける最高神は皇祖神、太陽神アマテラスであろう。太陽神で主神で女神というのはやや珍しいが、皇祖神、王朝の祖で女神という方が珍しいかも?元々は男だった説もあったっけか。巫女的性格も持つ。高天原の天津神の主宰神。日本国民の総氏神。伊勢神宮内宮の祭神。別名オオヒルメムチ。神仏習合の観点からは大日如来と同一視=垂迹神とされる。

アマテラスは要は皇族、ヤマト朝廷に繋がる氏族が祀っていた神、という話だが、実はどこかで鞍替えした形跡も無くはない。
元々の天皇家の皇祖神は高木神ことタカミムスビだったかもしれない。タカミムスビは高木の神格化であり、ムスビ、生産・生成を意味することから創造神ということになる。古事記によると2番目に生まれた神。まあ日本神話の天地開闢は神が産まれては消えるだけで何をしているのか語られないんだが。
で、地味に日本神話上で、天に向かって矢を撃ったアメノワカヒコを返し矢でぶち殺したり神武天皇の部下の夢に出てきたりとなにかと天孫降臨を司令としてサポートしてたりする。朝廷内で祀られたりも。
創造神という性質がややよくわからなくウケが悪く、民衆に人気な太陽神に乗り換えた、まあありそうな話ではある。というか、未だに女系で皇祖神としての繋がりがある。アマテラスの孫ニニギ(天孫降臨で中つ国に降りてきたことで有名)の母方の祖父はタカミムスビである。

タカミムスビと対になって語られるのはカミムスビだが、そう考えると出雲系のクニの主神、概念的最高神はカミムスビだったのかもしれない。カミムスビも創造神。小人の神スクナビコナの親はカミムスビ。
もっとも、出雲と言えばやはり最高神はオオクニヌシだろう。国津神の主宰神。出雲大社や大神神社の祭神。スサノオの六世孫、というのが実は重要なところで、昔は皇位が継承できるのは五世孫までだったんだよね。であるからして、天津神との繋がりは切れ、国譲りを迫られることになったという話。別名は色々あるがオオナムヂ、というのに言及しておこう。

ムチ、で終わる別名を持つ神は結構少なく、他に有名なのはミチヌシノムチ、宗像三女神ぐらいだろうか。日本から大陸への海上交通の平安を守護する玄界灘の神で、転じて交通安全の神、その辺りからあらゆる「道」の最高神ということになった。で、「道」は道教でいう道にも繋がるからよほど偉いという話になる訳だ。なるほどムチとつく理由もわからなくはない。ムチは漢字で貴と書き、貴い神であることを表し、一種の最高神の称号ともいえなくはない。

あと、最初に生まれ出た神、アメノミナカヌシについても触れておくか。まあ元々の日本神話というよりも結構大陸の神話の影響が強い概念的な神だという声も高いが、復古神道とかだと最高神とされる。天帝、テングリ系ともされるがアヌなどの暇な天空神系の構図も見られる。

そういや天帝系でいうと対馬では天道信仰、要はお天道様があったか。まあ最高神~というより一つの神話の神という感じだが。これも母子神の話から八幡神、八幡大菩薩、応神天皇との習合があるんだよな。八幡神の話もしだすと長くなるが16代天皇応神天皇は実際皇祖神といえばそうだし、武神だったりするので武家などから結構人気だった。八幡宮の祭神ね。

皇祖神、神代の天皇家に続く系譜を見ると、太陽神アマテラス、創造神タカミムスビ、山神オオヤマツミ、海神オオワタツミ、そして神武天皇に嫁いだヒメタタライスズヒメはオオモノヌシ=オオクニヌシの系譜なのでスサノオの子孫でもあり、結構凄まじいことになってるのがわかる。中間のニニギとかも結構神社多いもんねえ。

他でいうとまあ結構好き勝手な神社が自分とこの神が一番偉いとか言ってた歴史もあるがやめておこう。色々合体しまくった神も多いしなあ。春日神とか。

系譜が違うがどうせ書くことも少ないのでこの辺に書いとくが琉球神道の最高神的存在はたぶん君手摩(キミテズリ)だろうか。海と太陽を司る琉球王国の守護神(女神)。キンマモンとは同じ役割でよく同一視される。
君主の即位儀式の際、聞得大君、琉球神道の最高神女(巫女の一種)に憑依する。天国みたいなアレであるニライカナイに住むとか。天から降ってきたキンマモンことキライカナイノキンマンモン、海から上がってきたキンマモンことオホツカケラクノキンマンモンがいるとか。
沖縄県の新宗教のいじゅんでキンマモンが主神扱いされてるのもあり、まあ他にそれっぽいのはいないのだろう。

アイヌ神話、ユーカラもここでいいか。アイヌ語による口承文学だがそれなりには保存されている。
アイヌでは高位の精霊をカムイと呼ぶ。日本語の神と同語源なのでカムイ=神としても大きく間違いは無かろうか。
で、最高神ねえ。もう著しいほど精霊信仰で最高神みたいな概念が通用しにくいんだよなあ。それぞれの口承ごとに内容違うし。まああえていうなら雷神、カンナカムイだろうか。あるいは太陽神トカプチュプカムイだろうか?まあ全然信仰の対象ではなかったのだが。

とはいえ一番人気、伝承中で人気なのはアイヌラックル、別名オキクルミだろう。アイヌ民族の祖であり地上で初めて誕生した神。英雄神、文化英雄でもある。様々な伝説で活躍する。アイヌラックルは「人間みたいな神」という意味。
カンナカムイが父親だったりするが、トカプチュプカムイが父親のバージョンもある。


ポリネシア神話

南太平洋諸島の民族の神話。ニュージーランドやハワイ、イースター島なんかが該当する。
あまりポリネシア神話とか意識しないだろう。しかしてちゃんと存在する。
とはいってもポリネシアは抜群に広い。太平洋に点在する島々に伝わる神話はバリエーション豊かだ。

ハワイ以外のポリネシア、例えばニュージーランドのマオリ神話での最高神はタンガロア(タガロア、タアロア、カナロア)である。
世界で一番大きな海に住む民族の神らしく海神である。場合によっては魚龍の姿を持つ魚と爬虫類の神とされることも。人型で表されられる場合も多いが。トンガやサモアなど西部ポリネシアでは創造神扱いされることも。

ハワイ神話ではタンガロアはカナロアと呼ばれるが、四大神の一柱に過ぎない。基本的には戦いの神であり男性のシンボルであるクーが最高神ということになる。新年の時期四か月は農耕と平和の神ロノ(マオリ語ではロンゴ)がハワイを支配するようだが。

ハワイでもっとも有名で信仰を集めた神はキラウエア火山の神、炎、稲妻、ダンス、暴力などを司るペレなんだが格としては落ちる。


アボリジニーの神話

オーストラリア先住民アボリジニが持つ神話。ニューギニアなんかも含んだり。まあオセアニア神話?境界線は曖昧。
ポリネシアなんかと同じく部族ごとに違うアレなんだが、おおむね共通する創造神の特徴がある。

総称として虹蛇、レインボー・サーペントと呼ばれる。それぞれの部族により名前、細かい性質は違うが、地上の水場と天空をつなげる虹を蛇として神格化したモノである。
一般的には創造神、創世神であるとされる(違う場合もある)。雨をもたらす精霊であり、怒ると洪水や疫病をもたらす。
偉大な母でありその配偶神である両性具有の神だとか。
虹蛇伝説はアフリカや、そこからアメリカにも伝わっている。中国でも虹が龍だとみなされることがある。

部族毎の名前を適当に上げていくと、ウングッド、ユルルングル、チェル、ンガルヨッド、エインガナ、ダーカーンなどがある。フィジーなんかだとデンゲイ。
いうて色々神話や逸話は違うのだが。

例えばユルルングルは偉大な銅のニシキヘビだとされる。
エインガナは世界の初め砂漠に一人で横たわっていて、それに飽きて生命を作り出した、全ての生命に繋がる紐を持っておりそれを離すと繋がっていた生物は死んでしまうとか。
デンゲイは住処の洞窟で体の向きを変えると地震を引き起こす。日本の大ナマズ伝説は南洋諸島に伝わった竜神話が蛇のいない島々を経て大ナマズとなって日本に伝わったとも聞くがなるほどこういう所に起源があるのかもしれない。



第四回終わり。この辺になると最高神という概念自体が当てはまらない場合もあるが、まあとりあえず大まかなパンテオンで一番偉いの、という形にはなってるか。

道教、タオリズム。日本でいうところの陰陽道か。話は知っていても実際何をやってるかってのは分からんものだよな。中国では今でも生きた宗教である。日本ではどうかな?

檀君神話、というとたまに聞く話だが、まあ最高神の話でいうとちょいちゃうよな。まあクトゥルフ神話の最高神はアザトースなのと似たような物か。

日本神話。中央アジアから北方遊牧民族の流れと中国南部の流れ、南洋諸島の流れが複雑に混ざり合っている。その癖ある程度信頼できるテキスト資料は政権側の意向が垣間見える古事記、日本書紀ぐらい。まあ民俗学者も大変な訳だ。いやまあ資料があるだけまし説もあるが下手にあるから大変説も。

ポリネシア神話はほぼハワイ神話の著名度が来ているか。ハワイは観光地として人気なのは発展した南国だからというのが大きいがこうした文化的要素も一押ししている。

アボリジニーの神話とかほぼほぼ鑑みるタイミングが無いのではないか?それでもちょっと気の利いた人なら虹蛇伝説ぐらいはそういえばそんな話あったなぐらいにはわかるのだろうか。

ここまで来るとヨーロッパ辺りの神話とは雰囲気も違ってくるか。いうて同じようなモチーフも多いんだが。
本当に違ってくるのはもうちょいあとで紹介する奴か。

⑤ケルト、北欧、スラヴ、バルト、フィンランドに続く。

テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2019/05/02(木) 18:00:00|
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