ネット世代の雑評論

主にネット上に散らばる各々の事象についての紹介、及び評論

「ゴールデンカムイ」アニメ化決定!大丈夫なのか色々。ありきたりなアニメ業界の話など。




マジでか、ってほどの驚きはない。いずれされるかもしれないとは思っていた。特にアニメ化元の枯渇が危ぶまれて久しい現状を考えると遅いぐらいだともいえよう。少なくとも人気の観点からいえば。

何を問題とするかというと言うまでも無く、グロ描写にエロ描写に変態描写、TVアニメとしての規制に内容が大幅に引っかかるのではないかというところだ。
良くある話だが、だからこそゴールデンカムイという名作のアニメ化において心配する。



漫画、小説、アニメ。こう並べることのジャンルの中でもアニメは特に公序良俗に厳しい。公共の電波に乗せているというのが大きいのだろう(OVAアニメでは割かし自由)。
そういう中でメディアミックスとしてアニメ化された作品は、原作の魅力を時に大きくスポイルしてしまう結果となる。アニメというのは大人数が関わるものであり、アニメファンの経済効果はやはり大きい。漫画作品やラノベなどもアニメ化を一つの目標とする場合も多い。
そうした中でTVアニメ化し、規制の結果ロクでもないものが産まれ、原作自体に負のフィードバックがかかり、連載終了という憂き目を見た、という結果もよくいわれる。因果が必ずしも正しいとは限らないが、そういうこともありうるだろう。

もちろんうまく回避するなり規制をガン無視(そういう規制は実際にはただの自主規制だったりする)するなりして良い作品が生まれることも多い。
今回はそれに期待したいところだが、やはり多少ですまなさそうな再構成は不安要素も多い。


アニメ業界というのは現状かなり問題が多い。ブラック労働ではすまされない奴隷染みた苦難の果てに今流れているTVアニメがある。
そこに確実な打開策などあるはずもないが、やはり数撃ちゃ当たるの大量アニメ化は限界が来ているのではないかとも思う。より確実なアニメ化、オリジナルアニメに絞って高品質化を狙った方がまだいいのではないか。そうも思う。
アニメ化される作品の原作者も、実際問題中々言える立場ではないのだろうし、そのような時間も無いのだろうが、アニメ制作陣との密接な協力の下アニメのクオリティコントロールを図るべきでは。


まあ、現状上手く行ってないという事はそうはいかないということなのだろうが、ともかくどうにか変化させなければドツボでジリ貧なのも現実。
今後のアニメ界はどうなるのか。
ゴールデンカムイという特大の爆弾がその未来を拓くだろうか。期待して注目したい。
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  1. 2017/08/03(木) 01:07:56|
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2017年夏アニメのPV集動画を見て行く

恒例のアニメ前感想記事。今期は注目作多し?

2011春
2011夏
2011秋
2012冬
2012春
2012夏
2012秋
2013冬
2013春
2013夏
2013秋
2014冬
2014春
2014夏
2014秋
2015冬
2015春
2015夏
2015秋
2016冬
2016春
2016夏
2016秋
2017冬
2017春



極端に私のアンテナに引っかからない作品は飛ばしてしまう予定。ご容赦を。
ではスタート。
ひなろじ
美少女戦士モノか。まあ今やるとどうなるかという具合?
って、TCGアニメ化ものかよググったら。そうなるともうよくわからんが、まあ遊戯王面白い時は面白いしね。

縁結びの妖狐ちゃん
妖怪でバトルもの?まあ妖怪はみんな好きだよね。

賭ケグルイ
おお、学園でギャンブルモノのアレ。狂気具合が凄まじい。ギャンブルの魅力とはそこか?
原作買おうとしたけど、いや一巻買ったんだけど本屋に忘れてきたっぽいんだよな。期待。

Fate/Apocrypha
漫画版買ってるんだよね。Fateはあんま詳しくないけどまあどうやっても面白い設定で面白いことやってるんだから面白いよな。マイナーな英霊こそ知る楽しみがある。

活撃 刀剣乱舞
お?二期、という訳でもなく別個にアニメ化?割とシリアスな感じだが。

戦姫絶唱シンフォギアAXZ
一応魔法少女モノでいいのか。魔法少女という定義も広がり切ってるよね。

ナイツ&マジック
おお、原作買ってる。なろう系転生で魔法スーパーロボット。
なろう系らしい無双具合が心地よい。そこまで嫌味でもない。空想に寄ってるのがいいのかね。

潔癖男子!青山くん
ああ、ヤングジャンプの。あんまきっちり読んではないがそう悪い漫画ではなかった。

バトルガール ハイスクール
まあタイトルそのままでなんというか、PVで個性が見受けられない。

スカートの中はケダモノでした
女装男子。まあ異姓装にも色々あるが、男性としての意識を持ち女性が好きな女装男子となるとかなり厄介だよね。ケダモノというのは間違いではないか?

恋と嘘
なんというか、政府に恋愛を押し付けられたいというジャンルあるよね。
まあ別に好きな人がいるというのはジレンマとして創作たり得る。

異世界食堂
ああ、なろうだけどこれも結構好き。まあ要は、異文化交流モノというかアレなんだよね。現代のそれを違った視点から見つめ直す?言う人が言えばホルホルものだが。

アホガール
ああ、マガジンだったかでやってるアレ。まあ面白いんだけど、なんかな。作品の現実性とギャグのナンセンスさのギャップ度がちょっと気にくわない。言語化しにくいところだが。

徒然チルドレン
ラブコメ?直球なところは逆に新しい時代。衒いの無いところは嫌いではない。

捏造トラップ−NTR−
ややっこしい話はラブコメの証明。

ナナマルサンバツ
クイズな。あんま知らんけどああいうの出るクイズ大体決まってるから異常な早押しとかできるんだっけ?そういうのなんか嫌だよな。誰も知らんような謎だからこそ答えてみたい。

DIVE!!
飛び込み。ジャンルとしてはマイナーでだからこそ蘊蓄とかが知りたい分野?どういうことができるんかね。

メイドインアビス
今期の最大注目株。先行試写会では好評だったようだが最初の方をどう描写してくるか。あとグロ。
原作は幻想的で、アニメ的ではない絵柄な訳だし、非常に気になるところ。アビスの自然や驚異をどう描くか。大注目。

18if
夢の話と。夢を描くアニメな。パプリカは傑作だったが。

将国のアルタイル
ああ、たまに聞く奴。内容は知らんがいかにも面白そうである。

バチカン奇跡調査官
あんま知らんが面白そう。ダヴィンチコード的な?そっちもあんま知らんが。

セントールの悩み
現代でファンタジーやるというたまにあるアレか。

プリンセス・プリンシパル
おお~。黒星紅白先生キャラデザ?大時代的なスパイアクションを女子高生で。架空の変なロンドンを舞台。良いところを突きまくってる。期待したい。

天使の3P!
ああ、ロウきゅーぶの人の。あんまこういう可愛い系のロリはストライクゾーンじゃないというか。

NEW GAME!!
これ、大昔に嫌儲とかでステマしてた印象しかないんだが人気なのか?きららキャラットだよな?

異世界はスマートフォンとともに
スマートフォンはちょっとしたSFアイテムだよね。こんなもん自由に使えたらそりゃもう。発想の勝利と言えよう。

魔法陣グルグル
リバイバル。黄金期のJRPGパロディで独特なギャグが何とも言えない作品。あの気が抜けたギャグよ。

クリオネの灯
クリオネっていうと可愛い見た目(?)してるのにいきなり変形してグロモードになって捕食する謎のトラップ生物という印象しかないが、このタイトルが象徴するクリオネの意味はなんだろう。学園的郷愁を狙っているようだが。

はじめてのギャル
ギャル。またそれも一つの属性。

ザ・リフレクション
ん、アメコミ?なんか嫌いじゃない。

時間の支配者
なんか大仰なタイトルじゃの。なんかサイバーパンクなSFでそんな名前のあった気がするが。アレは名作だったが関係なさそう。

地獄少女 宵伽
よく聞くが単行本一巻しか持ってないんだよな。

てーきゅう 9期
9期って尋常ではないな。まあそういうビジネス形態が築けたということ。


こんなところか?何個か飛ばしたけど。

とりあえず厳選するならば、

賭ケグルイ
Fate/Apocrypha
ナイツ&マジック
異世界食堂
アホガール
ナナマルサンバツ
メイドインアビス
将国のアルタイル
バチカン奇跡調査官
プリンセス・プリンシパル
異世界はスマートフォンとともに
魔法陣グルグル

こんなもん?ちょっと多すぎるがそれだけ豊作なシーズンだという事。
特にメイドインアビス、賭ケグルイ、Fate/Apocrypha、ナイツ&マジック、異世界食堂、プリンセス・プリンシパル、あとグルグルなんかは絶対に確認したい。ってまだ多いな。まあまずはメイドインアビス。



キノの旅は秋とかだっけ?
アニメの数が多すぎるからクオリティも下がり作品も売れずアニメーターが奴隷みたいなことになっているとも聞くが、こう多くないとアニメ化されず埋もれる原作モノも多い。まあ善し悪し?アニメーターの待遇はどうにか改善せねばならない問題だが。

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  1. 2017/06/28(水) 00:34:25|
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「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」一期二期、全50話終わっての感想 鉄華団の生き様

鉄血のオルフェンズ »鉄血のオルフェンズ感想 50話 バエルと彼らの、敗因。 Blinking Shadow
鉄血のオルフェンズを全話見た感想!前半後半がまるで別モノのガンダムだった  ライフストリーム 徒然漠然絵日記
機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ 感想  徒然日記
鉄血のオルフェンズ50話最終回ネタバレ感想!鉄華団の結末に視聴者の評価は? そらの書き物


機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ。2期の最終話が終わって界隈を見てみるとまさに賛否両論の感想戦が繰り広げられている。
過去最高だという人もいればガンダムシリーズ最低だという人もいる。まあこういうのもアリ、ぐらいの人もいれば、不満点はあるが総じて良かったとか、基本的にダメだがイオク様が殺されたシーンで溜飲が下がったとかいうのもあり、喧々諤々という奴である。

まあ、ガンダムシリーズは作品ごとにテーマががらりと変わるのにガンダムだからといって合わないのに見続ける奴が結構いるからかどのガンダムも放送直後は批判が多いものではある。後々になると再評価されるとかいうオチも往々にしてあるのだが。
しかし鉄血はいつにも増して感想戦が活発である。ネット社会がより一層一般社会に浸透したからか?海外向けにも放送したからか?いや、作品の性質によるものであろう。


私個人の感想としては、相対評価としてガンダムシリーズ最高の出来だったと言い出すことは出来ないが、しかしガンダムシリーズで最も好きな作品となったとは言える。
基本的に減点法ではなく加点法で評価して、悪い部分は時として見なかったことにする観方であることには留意していただきたい。もちろん総合的に考えての結論ではあるが。

という訳で今回は章立てして感想を構築していく。

1. 鉄血のオルフェンズは孤児達の組織である鉄華団の生き様の物語である。

鉄血の主人公と言えばまあもちろん三日月オーガスという個人(あるいはオルガ・イツカとの二人主人公)な訳ではあるが、物語として何について描かれているかとしての主体は鉄華団という組織である。
一民間企業であり、世界を動かすには心許ない組織であり、ギャラルホルンやテイワズなどという大組織に絶えず振り回される弱い、孤児達の家族的組織である。
事実、一期で鉄華団が大活躍した結果は世界的に見ると治安の悪化など悪影響を及ぼし、二期で鉄華団が壊滅した結果なんやかんやで世界はいい方向に進んでいったように見える。時代の敗者であり負け組、言ってしまえば悪役、ちょっとしたテロ組織みたいなものでさえある。そもそもからしてその前身であるCGSからして民兵組織というギリギリな立場であった。

底辺の孤児たちがCGSの乗っ取り鉄華団を立ち上げ、テイワズの後ろ盾をどうにか得てクーデリアを地球に送り届ける仕事を四苦八苦し多くの犠牲を払いながら完遂し出世する第一部。
一目置かれる新興組織となった鉄華団が様々な外圧を受けながらも更に成り上がろうとするが、後ろ盾を失い、火星の王となる目算も破れ、ギャラルホルンにより壊滅させられるがその中でも必死にもがき続ける第二部。
つまるところ、鉄華団が常にどこかに進み続けようと努力する様、それを描いている作品なのだ。

鉄華団は世界の趨勢などにはあまり興味はない。そりゃ良くなったら嬉しいには違いがないがまずは自分たちのことで精一杯である。だから一期のクーデリアの地球行も、二期のマクギリスの革命も一種他人事、あくまで仕事として割り切っている。

そのように余裕がない状況下であればこそ視聴者は共感も出来る(いや人によるだろうが)。余裕のない状況でがむしゃらに努力し続ける様に感動を覚えるのだ。それが成功していく様に嬉しさを覚え、それが滅びていく様に悲しさ、怒り、憂いを感じる。

勧善懲悪の話ではなく、あくまで一組織、一家族的集団の興亡の話であり、結果よりも過程を見るべきである。
善か悪かの話をしだすならば、ギャラルホルンは腐敗した組織である点で悪であるが治安維持という意味では善であり、鉄華団は逆になる。結果が得られなくてもその努力した過程にこそ人は感動し、価値を見出すのだ。


2. 圧倒的、あるいは独特なリアリティ
この章タイトルを見て何を言ってるんだと思った方も少なくは無かろう。
設定を穿てば穴だらけ登場人物の行動思考はピントがずれていて話の矛盾も多い、というのはあるいはそのとおりである。
しかし、そういう話とは別にリアリティというものは存在する。というか、そういった混迷にさえある種のリアリティを感じるというのは言い過ぎだろうか。
何のリアリティかというと戦場の、あるいは生と死のリアリティである。

鉄華団の孤児達は最初全くもって評価されていない。クーデリアがCGS3番隊を選んだのは2期後半でも言及されるように一種の傲慢な気まぐれめいたモノである。
そこを実力で覆していくことで多くの人に評価され畏敬の念を払われる存在となる。
とはいえすべてを戦場の中で実力で示して生きてきた鉄華団の終焉はより強い実力であるギャラルホルン、アリアンロッドによる制裁で幕を閉じる。
剣によって立つものは剣によって滅ぶ。因果応報という話ではなく弱肉強食のリアリティという訳だ。
そしてダインスレイヴはその極北たる戦争の無味乾燥なリアリティの象徴として存在する。

ダインスレイヴという存在がロボット戦闘を無意味なものにさせて作品をつまらなくしているという言も一理ある。
まあ、物語がこれ以上続くならばダインスレイヴに対する回答も用意しえただろうが、ダインスレイヴの登場をもって作品の戦争描写が終わってしまったが故に致し方ないのだろう。
それに混戦中に使える武器ではないし、それなりにバランスはとれてなくはない。
評価したい点としてダインスレイヴを乱用したラスタルも、シノのフラウロスのダインスレイヴによって頓死する寸前であったというところ。誰にでも死の危険はあり、人は皆偶然生き残ったに過ぎないのだ。

暗殺の多用も批判のつのるところであろう。まあ私も批判点を一々論破していこうなどというほど傲慢ではないが、戦場で華々しく散るのではなくあっけなく一つの銃弾によって死ぬというのはよりリアリティがあるところである。直接的な刺激であるエンタメ性よりもリアリティを志向している訳だ。

これほどにリアリティを求めるのは、鉄華団にリアリティ、現実性と戦ってほしかったからであろう。
言うまでもないはないというか、メタにも過ぎる話であるが、現実ほど恐ろしいものはない。その究極最大の敵に立ち向かう姿にこそ最大のロマンがある、そういうことなのだろう。

鉄血のオルフェンズの戦闘はビームが効力を為さない物理と重量のロボット戦闘である。
輝く巨大なビームで大逆転という話はない。三日月がバルバトスを赤目にしてチート染みた力を得る(対MAモードか)シーンはあるが、アレはまさしく悪魔的代価を必要とする。
一つの独特なリアリティ、飛躍が許されず、その上絶えず死の危険がある世界の中でどうあがくかがこの作品の肝要であり、この作品のリアリティとはそれに特化されたものである。


3. 作品を彩る魅力的なキャラクター、メカニック
そしてキャラにメカニック。
キャラに比重が強いガンダム作品だよね。ロボット戦闘はアニメーターに負担をかける(近年のアニメ業界事情は悲惨なものばかり伝わる)からかやや登場メカニックは少なめという感もある。MSの線が多いのが原因という話もあるしビームで誤魔化せないからという話もある、が粒ぞろいではある。

個々別に見ていこう。特別に書きたいことがあるのだけ。
キャラから。

三日月オーガス
この主人公の特別なところは、すでに完成されたパーソナリティを持つ主人公であるという事。物語を通じて成長らしい成長をしていない。文字くらいは読めるようになったが本質的なところではない。悩むことが無く、強い。軸がぶれない。
敵にとっては恐怖の対象であり味方にとってはどこまでも頼りになる。
最終話で三日月が独り言で言ったところが鉄華団の一つの本質でもあろう。鉄華団という組織自体、そここそがたどり着くべき場所であった。歩き続けるその過程こそゴールであるというところか。オルガと出会った日を俺が産まれた日と言い出すのは興味深い。やはり主人公でありテーマと強くつながっている訳だ。
その明け透けで思ったことをそのまま口に出す態度はある意味痛快。
子を残して、鉄華団が無くなっても一つの繋がりが続いていくというのはその後を考えさせる良い終わり方。

オルガ・イツカ
ある種三日月の逆。迷いに迷い、虚勢ばかりで、弱さが目立つ指揮官。
進み続けることが本質の鉄華団において、目標を立てゴールを目指す立場だというのがその理由か。
大人にもなれず子供でもいられない。不安定な立場でなおも迷い続ける様がまた鉄華団の象徴であろう。

マクギリス・ファリド
強い英雄願望を持っていると思っていたが、そういうよりも暴力の世界の象徴と言えようか。
ギャラルホルンの支配する統制された世界には馴染まない。なるほど、ガリレオとカルタと協力すれば内部からギャラルホルンを改革できたかもしれない。しかしその道は自分を否定することであった。友情を否定し群れをつくらず暴力によって成り上がらなければ自分の目的は果たせなかった。
なるほど最後にバエルで暴れた時は非常に快活であった。この世界の歪みの象徴とでも言えようか。虐げられた子供であり、弱肉強食の原理の信奉者であった。

ラスタル・エリオン
最終的な勝者であり、この作品における大人の象徴である。
大人であるから汚い手も使うし、逆に利他的にすら見えるような行為もする。ロマンの関与するところはなく、己の役割を全うする。マクギリスが十分に交渉可能であれば協力さえしただろう。その時その状況における最も効率的な行動を繰り返した結果、腐敗したセブンスターズ制を排し、世界はだいぶマシになってしまった。
大人という意味ではガンダムUCのフルフロンタルなんかとも比較させたい。フルフロンタルは自分を人民の願いの器とか定義し、効率的な手段で箱を使ってコロニー国家の力を強めようとした。ラスタルはアリアンロッドの指令として、力を示して効率的に人民を制御し、情報統制でマクギリスを悪者として、火星の独立を認め世界を安定させた。
ラスタルは自身も空っぽの器なのではなく、極めて穏当な目標が見えているように見える。なるほどその意味でより大人なのかもしれない。
しかしそんな強力な大人でさえ、ダインスレイヴによって頓死する危険があったことを考えるとまた妙味がある。

ガエリオ、カルタ、ジュリエッタ、クーデリア、名瀬、蒔苗、明弘とかシノとかユージン、ビスケットなんかは省略させていただこう。
それぞれ魅力的なキャラであり、象徴するテーマがある。
イオクやトド、ジャスレイなんかでさえ何かしら意味あるキャラである。もちろん否定的なそれではあるが。

メカニックについても見ていこう。

まずはモビルワーカーから。
2期後半からまあまあ見なくはなったが、ああいう非力な乗り物が活躍するのは良いよね。
MSに比べるとあまりにも貧弱だがそれでも兵器として重要な役割を果たしている。設定的にもうちょいフォローがあってもいいが。MSと鉢合わせる理由とか。無理だろ勝てねえよ。

モビルスーツ。ビームのない世界で戦うモビルスーツは独特のかっこよさがあった。
個々別に見ていこう。
ガンダムバルバトス。
ほんと主人公機とは思えない禍々しさだよね。武器からしてメイスからだし。
完成された三日月と相まって本当に凶悪。
特にルプスレクスがもう非人間的で最高に好きだった。尻尾を使った戦闘のやりすぎ感が異常。普通のルプスはなんかメイスもおとなしくてちょっとどうなんかなという感もあった。小型メイス二刀流は好きだったが。

グシオン
まあ最初のガンダムとは思えないのは一発ネタとして良かったが、リベイクからも色々ギミックがあって面白い。
フルシティのペンチは非効率な感があったが、最後のイオクペシャンコなどを見ると総合的には面白かったか。

グレイズ
とにかくギャラルホルンのMSはグレイズのバリエーションばかりなのが最高。
量産機してる。しかも高性能な量産機なんだよね。優等生。
個人的にはグレイズリッターが好きかな。ガンプラも買ったし。ダインスレイヴ装備もまあいいけど。

ランドマンロディ
鉄血MSで一番好き。重MSの魅力よ。
主人公側の量産型重MSというとリックディアスあたりか?信頼感のある強さが良いよね。
ハシュマルを振り向かせるためにチャドが頑張ったシーンが最高。他も渋いシーンの数々。最終話のダンテの片手無くなったけどもう片手でパンチなんかも。

ガンダムバエル
結局のところ、政治的な意味がある骨董品だが、マクギリスの駆る姿は中々にかっこいい。
性能で勝ると思われるキマリスヴィダールを相打ちに追い込んでいるのも。

キマリスヴィダール
作中最強?盛り盛りで無敵な感じいいよね。

で、モビルアーマー、ハシュマル。キャラデザ自体は特に好みでもないが、設定的な意味では最重要。
ハシュマルがいる事で過去が思いやられ、未来もまた想像される。
戦闘時の動きも結構好み。

総じてカッコいい、色々想像できるメカニックが多かった。



まとめに入る。簡潔に行きたいので三行で。

鉄血のオルフェンズはあくまで鉄華団の話で、その生き様を深く感じ入る作品である。
その酷く厳しい現実めいた世界の中でどう抗うか、そこに尖った魅力がある。
リアリティはキャラを定義し、メカニックもそれ独特の意味合いを持ち、作品を広げ続ける。


賛否両論なのも理解できる話だが、やはり良い点を感じ取って創作は鑑賞したいものだ。
鉄血のオルフェンズはこの後どのような展開があるか?メディアミックスなどもまだあるか?ガンダムシリーズの今後は?期待して注目したい。

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  1. 2017/04/05(水) 07:27:25|
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「けものフレンズ」最終回見たので感想や考察。その大テーマ、作中における「ヒト」、受け入れられた理由など

けものフレンズというアニメ バズりはじめる一瞬前ぐらいに書いた記事

良いアニメであった。
第一話放送時点では3Dアニメで10人で制作している都合上マンパワーが足りず作画、声優の面で不安点を挙げる人も多く、そもそもアニメ制作時点でゲームの配信が終了しているという時点で死産扱いされていた感もあったが、アニメの真の面白さとはそういうところにないとはっきり示せた。
日常から非日常、そして日常に戻る。それほど突飛ではないやり方ではあるが、シリアスな非日常があるからこそ何気ない日常がよりいとおしく思える。最高の終わり方であった。まあまだ「つづく」らしいが。

ソシャゲのような大量にキャラを出す原作だからこそ旅モノというのは大いに合っていたか。
キャラもキャラデザ、性格含め個性あふれている。流石ケロロ軍曹の人?いうほどケモでもないんだよね。耳4つ族。

欠点は散見されても作品にとっては些細な事ばかりで、長所が相乗して最高の作品となったというか。騒がれている割には奇抜なことはあまりしていないというか?特殊な事と言えばヒト周りだがその辺は作品の重要な仕掛けになっている訳で。
つくもづくも思うのはよく考えられて作られているということ。


という訳で考察に入る。まあわかり切ったことの再確認になるかもしれんが。

作品の大テーマ、これはタイトルでもわかる通り「友情」である。この作品は友情の、友達の、フレンズの物語である。
かばんとサーバルの友情は完璧であり、二人とも自分をおいてでももう一人を守る友人関係であり、二人とも全く違った特性も持っていながら影響され合っている。
旅の中で出会ったフレンズたちとも関わりあう中で何かを成し遂げ友誼を結んでいき、最終話ではみんながOPテーマに乗って助けに来る。
ヒトのためのガイドロボットであるラッキービースト、ボスでさえ最終的にその義務以上にかばん達と旅するのが楽しかったと述懐した。
全ての生けるものがフレンズである、フレンズになりうるというのがこの作品の大テーマであることは間違いない。セルリアンについてはその友情を確かめるための壁であり敵役な訳だが、原作ゲームではこの辺りにも言及があったとも聞く。その辺は二期やらに期待か。

ヒトとけものとの友情、ヒトとロボットとの友情、そしてロボットとけものとの友情までも描いた今作だが、けもの、動物を扱う上で特異点となり得る存在、つまりヒトとは何ぞやというところも深く踏み込んでいる。
結論から言えば、この作品はヒトを、動物(けもの)であり、その中で特別なモノ、としている。ややぼんやりとした結論だがそれ故に誠実な回答ともいえる。
他の動物がそうであると同様に動物であり、他の動物にはできないことをし、場合によっては他の動物を庇護する存在ですらあり得る。
人類史は生物史を一変させた重大な出来事であり、ヒトは余りにも影響力が大きすぎて動物とはかけ離れているようにすら思える。
しかしやはり動物の一種であり、友情を結びあえる存在であると定義している訳だ。その上でロボットすらも友情を抱いているのだから面白い。
あるいは友情というのはフレンズだからこそか。なるほどフレンズ化はヒト化であり、ヒト化とは言葉によって友誼を結びあうことを可能にするもの、といったところか。
かばんはヒトのフレンズである。ヒトがヒト化したものであり、つまりヒトを象徴する存在であり理想化したモノであると。
であればこそヒトのヒトとしての能力を誇張したものであり、霊長であり主人公たり、最も友情に満ち溢れた存在である。
視聴者もヒトであるからこそ、ヒトのなんたるかというのは重要な項目であり、それを描き切っているように感じた。

で、最後に受け入れられた要因。
けものフレンズは、創作のジャンルでいうと日常ものに入るか。日常ものの一つの極北ともいえよう。
友情をテーマとし、多くのキャラが笑いあって過ごす。その中でちらほら見える暗い設定が明るい日常を際立たせる。
単純に見れば明るく何も考えずにストレスフリーに見れる。穿って見ればその世界観設定の妙に驚かされる。
つまり間口が広く奥が深い。これが万人に受け入れられる作品の基本である。
そういったしっかりした構造を持ちつつ、目的を常に提示したりなど基本を押さえて王道を行った、王道を歩めたからこその大成功だと言えよう。
奇抜な描写で衆目を集めるのも手ではあるが、奇抜な要素は嫌う人も多く出る要素であるということだ。邪道は成功への早道ではあるかもしれないが、やはり王道たる道を歩んだ先の成功こそが最高の成功であるという事か。



けものフレンズ。社会現象と言い出すのはまだ早い気もするが、アニメ業界において大きな偉業を成し遂げたとはすでに言えるだろう。
どこまで大きな偉業であったのか。それはこれから判断されることか。
10年代最高の作品、だとか言い出す人もいるがあながち間違いにもならないかもしれない。けものフレンズ。まさに王道アニメであり、正解であり、つまるところ良いアニメであった。

テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2017/03/30(木) 03:41:05|
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2017年春アニメのPV集動画を見て行く

恒例のアニメ前感想記事。いうて最後まで視聴するのは限られるからなあ。

2011春
2011夏
2011秋
2012冬
2012春
2012夏
2012秋
2013冬
2013春
2013夏
2013秋
2014冬
2014春
2014夏
2014秋
2015冬
2015春
2015夏
2015秋
2016冬
2016春
2016夏
2016秋
2017冬


じゃあまあ見ていく。全部見ていくのはやめにしよう。

サクラクエスト
地域密着型というか、まあ田舎の話。プチ独立国ねえ。それで耳目を集めると。設定的にもメタ的にも。

エロマンガ先生
ああ電撃文庫だっけ。ラノベ屋ラノベでありニートものというジャンルもあるか。
で、兄妹ものでもある。まあ期待。

ひなこのーと
演劇部か。で、日常もの。ふむ。案外こういうのが当たったりするんだよな。

ゼロから始める魔法の書
ラノベ原作だよね。ファンタジーって設定が最重要だと思うんだけど、大体は設定が重要か。

ロクでなし魔術講師と禁忌教典
これもラノベだよね。ファンタジー学園もの。ファンタジー学園って存在しないものを書いてるから難しいよね。中世、古代ヨーロッパの学び舎を模すのも色々大変そうだし。

クロックワーク・プラネット
クロックパンク、という訳でもないようだが。ラノベだよね。まあPVで戦闘しそうという事以外内容わからん系。

サクラダリセット
ファンタジーの分類にエブリデイマジックというものがあるがその異能版といったところか?
で、時間ものと。時間な。そらそんなもん弄ったら大変なことは言うまでもないはずなのに。

つぐもも
妖怪ものコメディな。まあPVだけじゃあな。

月がきれい
ラブコメだというのはなんとなくわかる。あまり派手な要素で寄せてきてないの好感だが。

アリスと蔵六
ほう。少女とじじい。設定なんかも結構好みの線。

ベルセルク
またやるのか。個人的には原作のが気になるが。ちょっとは進まんのかね。

アトム・ザ・ビギニング
ほう。アトムの前日譚と。あの二人の博士の関係柄はなんか面白いよね。

笑うセールスマンNEW
おそまつさん当たったからリバイバルブームなのかな。

正解するカド
ほう。ファーストコンタクトものSF?結構期待。

BORUTO
映画でやってたのとはまた違う?その先も見越して?

僕のヒーローアカデミア2期
おー、思いの外前期好評だった?体育祭編のようだ。あの辺はかなり良かったし期待していい?

進撃の巨人2期
大本命。どこまでやるんかね。革命するぐらいまでいくかなあ。いくつか区切れそうなところはあるけれども。
本編も絶好調だし時代を代表する作品。

終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?
ラノベ。一巻だけ持ってるが中々読める作品。アニメ化によるビジュアルの追加で化けるかも?



信長の忍びなんかも継続するがまあこんなものか。
とりあえず最注目が進撃、
正解するカドや終末、エロマンガ先生にアリスと蔵六も気になる。ヒロアカ2期やボルトなんかも。クロックワーク・プラネットは内容はわからんがチェックした方が良いかな?

他も話題が上がってきたら見てみるだろうがこんなところか?
まあ豊作とは言い難い気もするが、実際どうなるかはわからない。注目である。

テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2017/03/22(水) 00:48:49|
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