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「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」一期二期、全50話終わっての感想 鉄華団の生き様

鉄血のオルフェンズ »鉄血のオルフェンズ感想 50話 バエルと彼らの、敗因。 Blinking Shadow
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機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ。2期の最終話が終わって界隈を見てみるとまさに賛否両論の感想戦が繰り広げられている。
過去最高だという人もいればガンダムシリーズ最低だという人もいる。まあこういうのもアリ、ぐらいの人もいれば、不満点はあるが総じて良かったとか、基本的にダメだがイオク様が殺されたシーンで溜飲が下がったとかいうのもあり、喧々諤々という奴である。

まあ、ガンダムシリーズは作品ごとにテーマががらりと変わるのにガンダムだからといって合わないのに見続ける奴が結構いるからかどのガンダムも放送直後は批判が多いものではある。後々になると再評価されるとかいうオチも往々にしてあるのだが。
しかし鉄血はいつにも増して感想戦が活発である。ネット社会がより一層一般社会に浸透したからか?海外向けにも放送したからか?いや、作品の性質によるものであろう。


私個人の感想としては、相対評価としてガンダムシリーズ最高の出来だったと言い出すことは出来ないが、しかしガンダムシリーズで最も好きな作品となったとは言える。
基本的に減点法ではなく加点法で評価して、悪い部分は時として見なかったことにする観方であることには留意していただきたい。もちろん総合的に考えての結論ではあるが。

という訳で今回は章立てして感想を構築していく。

1. 鉄血のオルフェンズは孤児達の組織である鉄華団の生き様の物語である。

鉄血の主人公と言えばまあもちろん三日月オーガスという個人(あるいはオルガ・イツカとの二人主人公)な訳ではあるが、物語として何について描かれているかとしての主体は鉄華団という組織である。
一民間企業であり、世界を動かすには心許ない組織であり、ギャラルホルンやテイワズなどという大組織に絶えず振り回される弱い、孤児達の家族的組織である。
事実、一期で鉄華団が大活躍した結果は世界的に見ると治安の悪化など悪影響を及ぼし、二期で鉄華団が壊滅した結果なんやかんやで世界はいい方向に進んでいったように見える。時代の敗者であり負け組、言ってしまえば悪役、ちょっとしたテロ組織みたいなものでさえある。そもそもからしてその前身であるCGSからして民兵組織というギリギリな立場であった。

底辺の孤児たちがCGSの乗っ取り鉄華団を立ち上げ、テイワズの後ろ盾をどうにか得てクーデリアを地球に送り届ける仕事を四苦八苦し多くの犠牲を払いながら完遂し出世する第一部。
一目置かれる新興組織となった鉄華団が様々な外圧を受けながらも更に成り上がろうとするが、後ろ盾を失い、火星の王となる目算も破れ、ギャラルホルンにより壊滅させられるがその中でも必死にもがき続ける第二部。
つまるところ、鉄華団が常にどこかに進み続けようと努力する様、それを描いている作品なのだ。

鉄華団は世界の趨勢などにはあまり興味はない。そりゃ良くなったら嬉しいには違いがないがまずは自分たちのことで精一杯である。だから一期のクーデリアの地球行も、二期のマクギリスの革命も一種他人事、あくまで仕事として割り切っている。

そのように余裕がない状況下であればこそ視聴者は共感も出来る(いや人によるだろうが)。余裕のない状況でがむしゃらに努力し続ける様に感動を覚えるのだ。それが成功していく様に嬉しさを覚え、それが滅びていく様に悲しさ、怒り、憂いを感じる。

勧善懲悪の話ではなく、あくまで一組織、一家族的集団の興亡の話であり、結果よりも過程を見るべきである。
善か悪かの話をしだすならば、ギャラルホルンは腐敗した組織である点で悪であるが治安維持という意味では善であり、鉄華団は逆になる。結果が得られなくてもその努力した過程にこそ人は感動し、価値を見出すのだ。


2. 圧倒的、あるいは独特なリアリティ
この章タイトルを見て何を言ってるんだと思った方も少なくは無かろう。
設定を穿てば穴だらけ登場人物の行動思考はピントがずれていて話の矛盾も多い、というのはあるいはそのとおりである。
しかし、そういう話とは別にリアリティというものは存在する。というか、そういった混迷にさえある種のリアリティを感じるというのは言い過ぎだろうか。
何のリアリティかというと戦場の、あるいは生と死のリアリティである。

鉄華団の孤児達は最初全くもって評価されていない。クーデリアがCGS3番隊を選んだのは2期後半でも言及されるように一種の傲慢な気まぐれめいたモノである。
そこを実力で覆していくことで多くの人に評価され畏敬の念を払われる存在となる。
とはいえすべてを戦場の中で実力で示して生きてきた鉄華団の終焉はより強い実力であるギャラルホルン、アリアンロッドによる制裁で幕を閉じる。
剣によって立つものは剣によって滅ぶ。因果応報という話ではなく弱肉強食のリアリティという訳だ。
そしてダインスレイヴはその極北たる戦争の無味乾燥なリアリティの象徴として存在する。

ダインスレイヴという存在がロボット戦闘を無意味なものにさせて作品をつまらなくしているという言も一理ある。
まあ、物語がこれ以上続くならばダインスレイヴに対する回答も用意しえただろうが、ダインスレイヴの登場をもって作品の戦争描写が終わってしまったが故に致し方ないのだろう。
それに混戦中に使える武器ではないし、それなりにバランスはとれてなくはない。
評価したい点としてダインスレイヴを乱用したラスタルも、シノのフラウロスのダインスレイヴによって頓死する寸前であったというところ。誰にでも死の危険はあり、人は皆偶然生き残ったに過ぎないのだ。

暗殺の多用も批判のつのるところであろう。まあ私も批判点を一々論破していこうなどというほど傲慢ではないが、戦場で華々しく散るのではなくあっけなく一つの銃弾によって死ぬというのはよりリアリティがあるところである。直接的な刺激であるエンタメ性よりもリアリティを志向している訳だ。

これほどにリアリティを求めるのは、鉄華団にリアリティ、現実性と戦ってほしかったからであろう。
言うまでもないはないというか、メタにも過ぎる話であるが、現実ほど恐ろしいものはない。その究極最大の敵に立ち向かう姿にこそ最大のロマンがある、そういうことなのだろう。

鉄血のオルフェンズの戦闘はビームが効力を為さない物理と重量のロボット戦闘である。
輝く巨大なビームで大逆転という話はない。三日月がバルバトスを赤目にしてチート染みた力を得る(対MAモードか)シーンはあるが、アレはまさしく悪魔的代価を必要とする。
一つの独特なリアリティ、飛躍が許されず、その上絶えず死の危険がある世界の中でどうあがくかがこの作品の肝要であり、この作品のリアリティとはそれに特化されたものである。


3. 作品を彩る魅力的なキャラクター、メカニック
そしてキャラにメカニック。
キャラに比重が強いガンダム作品だよね。ロボット戦闘はアニメーターに負担をかける(近年のアニメ業界事情は悲惨なものばかり伝わる)からかやや登場メカニックは少なめという感もある。MSの線が多いのが原因という話もあるしビームで誤魔化せないからという話もある、が粒ぞろいではある。

個々別に見ていこう。特別に書きたいことがあるのだけ。
キャラから。

三日月オーガス
この主人公の特別なところは、すでに完成されたパーソナリティを持つ主人公であるという事。物語を通じて成長らしい成長をしていない。文字くらいは読めるようになったが本質的なところではない。悩むことが無く、強い。軸がぶれない。
敵にとっては恐怖の対象であり味方にとってはどこまでも頼りになる。
最終話で三日月が独り言で言ったところが鉄華団の一つの本質でもあろう。鉄華団という組織自体、そここそがたどり着くべき場所であった。歩き続けるその過程こそゴールであるというところか。オルガと出会った日を俺が産まれた日と言い出すのは興味深い。やはり主人公でありテーマと強くつながっている訳だ。
その明け透けで思ったことをそのまま口に出す態度はある意味痛快。
子を残して、鉄華団が無くなっても一つの繋がりが続いていくというのはその後を考えさせる良い終わり方。

オルガ・イツカ
ある種三日月の逆。迷いに迷い、虚勢ばかりで、弱さが目立つ指揮官。
進み続けることが本質の鉄華団において、目標を立てゴールを目指す立場だというのがその理由か。
大人にもなれず子供でもいられない。不安定な立場でなおも迷い続ける様がまた鉄華団の象徴であろう。

マクギリス・ファリド
強い英雄願望を持っていると思っていたが、そういうよりも暴力の世界の象徴と言えようか。
ギャラルホルンの支配する統制された世界には馴染まない。なるほど、ガリレオとカルタと協力すれば内部からギャラルホルンを改革できたかもしれない。しかしその道は自分を否定することであった。友情を否定し群れをつくらず暴力によって成り上がらなければ自分の目的は果たせなかった。
なるほど最後にバエルで暴れた時は非常に快活であった。この世界の歪みの象徴とでも言えようか。虐げられた子供であり、弱肉強食の原理の信奉者であった。

ラスタル・エリオン
最終的な勝者であり、この作品における大人の象徴である。
大人であるから汚い手も使うし、逆に利他的にすら見えるような行為もする。ロマンの関与するところはなく、己の役割を全うする。マクギリスが十分に交渉可能であれば協力さえしただろう。その時その状況における最も効率的な行動を繰り返した結果、腐敗したセブンスターズ制を排し、世界はだいぶマシになってしまった。
大人という意味ではガンダムUCのフルフロンタルなんかとも比較させたい。フルフロンタルは自分を人民の願いの器とか定義し、効率的な手段で箱を使ってコロニー国家の力を強めようとした。ラスタルはアリアンロッドの指令として、力を示して効率的に人民を制御し、情報統制でマクギリスを悪者として、火星の独立を認め世界を安定させた。
ラスタルは自身も空っぽの器なのではなく、極めて穏当な目標が見えているように見える。なるほどその意味でより大人なのかもしれない。
しかしそんな強力な大人でさえ、ダインスレイヴによって頓死する危険があったことを考えるとまた妙味がある。

ガエリオ、カルタ、ジュリエッタ、クーデリア、名瀬、蒔苗、明弘とかシノとかユージン、ビスケットなんかは省略させていただこう。
それぞれ魅力的なキャラであり、象徴するテーマがある。
イオクやトド、ジャスレイなんかでさえ何かしら意味あるキャラである。もちろん否定的なそれではあるが。

メカニックについても見ていこう。

まずはモビルワーカーから。
2期後半からまあまあ見なくはなったが、ああいう非力な乗り物が活躍するのは良いよね。
MSに比べるとあまりにも貧弱だがそれでも兵器として重要な役割を果たしている。設定的にもうちょいフォローがあってもいいが。MSと鉢合わせる理由とか。無理だろ勝てねえよ。

モビルスーツ。ビームのない世界で戦うモビルスーツは独特のかっこよさがあった。
個々別に見ていこう。
ガンダムバルバトス。
ほんと主人公機とは思えない禍々しさだよね。武器からしてメイスからだし。
完成された三日月と相まって本当に凶悪。
特にルプスレクスがもう非人間的で最高に好きだった。尻尾を使った戦闘のやりすぎ感が異常。普通のルプスはなんかメイスもおとなしくてちょっとどうなんかなという感もあった。小型メイス二刀流は好きだったが。

グシオン
まあ最初のガンダムとは思えないのは一発ネタとして良かったが、リベイクからも色々ギミックがあって面白い。
フルシティのペンチは非効率な感があったが、最後のイオクペシャンコなどを見ると総合的には面白かったか。

グレイズ
とにかくギャラルホルンのMSはグレイズのバリエーションばかりなのが最高。
量産機してる。しかも高性能な量産機なんだよね。優等生。
個人的にはグレイズリッターが好きかな。ガンプラも買ったし。ダインスレイヴ装備もまあいいけど。

ランドマンロディ
鉄血MSで一番好き。重MSの魅力よ。
主人公側の量産型重MSというとリックディアスあたりか?信頼感のある強さが良いよね。
ハシュマルを振り向かせるためにチャドが頑張ったシーンが最高。他も渋いシーンの数々。最終話のダンテの片手無くなったけどもう片手でパンチなんかも。

ガンダムバエル
結局のところ、政治的な意味がある骨董品だが、マクギリスの駆る姿は中々にかっこいい。
性能で勝ると思われるキマリスヴィダールを相打ちに追い込んでいるのも。

キマリスヴィダール
作中最強?盛り盛りで無敵な感じいいよね。

で、モビルアーマー、ハシュマル。キャラデザ自体は特に好みでもないが、設定的な意味では最重要。
ハシュマルがいる事で過去が思いやられ、未来もまた想像される。
戦闘時の動きも結構好み。

総じてカッコいい、色々想像できるメカニックが多かった。



まとめに入る。簡潔に行きたいので三行で。

鉄血のオルフェンズはあくまで鉄華団の話で、その生き様を深く感じ入る作品である。
その酷く厳しい現実めいた世界の中でどう抗うか、そこに尖った魅力がある。
リアリティはキャラを定義し、メカニックもそれ独特の意味合いを持ち、作品を広げ続ける。


賛否両論なのも理解できる話だが、やはり良い点を感じ取って創作は鑑賞したいものだ。
鉄血のオルフェンズはこの後どのような展開があるか?メディアミックスなどもまだあるか?ガンダムシリーズの今後は?期待して注目したい。
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  1. 2017/04/05(水) 07:27:25|
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「けものフレンズ」最終回見たので感想や考察。その大テーマ、作中における「ヒト」、受け入れられた理由など

けものフレンズというアニメ バズりはじめる一瞬前ぐらいに書いた記事

良いアニメであった。
第一話放送時点では3Dアニメで10人で制作している都合上マンパワーが足りず作画、声優の面で不安点を挙げる人も多く、そもそもアニメ制作時点でゲームの配信が終了しているという時点で死産扱いされていた感もあったが、アニメの真の面白さとはそういうところにないとはっきり示せた。
日常から非日常、そして日常に戻る。それほど突飛ではないやり方ではあるが、シリアスな非日常があるからこそ何気ない日常がよりいとおしく思える。最高の終わり方であった。まあまだ「つづく」らしいが。

ソシャゲのような大量にキャラを出す原作だからこそ旅モノというのは大いに合っていたか。
キャラもキャラデザ、性格含め個性あふれている。流石ケロロ軍曹の人?いうほどケモでもないんだよね。耳4つ族。

欠点は散見されても作品にとっては些細な事ばかりで、長所が相乗して最高の作品となったというか。騒がれている割には奇抜なことはあまりしていないというか?特殊な事と言えばヒト周りだがその辺は作品の重要な仕掛けになっている訳で。
つくもづくも思うのはよく考えられて作られているということ。


という訳で考察に入る。まあわかり切ったことの再確認になるかもしれんが。

作品の大テーマ、これはタイトルでもわかる通り「友情」である。この作品は友情の、友達の、フレンズの物語である。
かばんとサーバルの友情は完璧であり、二人とも自分をおいてでももう一人を守る友人関係であり、二人とも全く違った特性も持っていながら影響され合っている。
旅の中で出会ったフレンズたちとも関わりあう中で何かを成し遂げ友誼を結んでいき、最終話ではみんながOPテーマに乗って助けに来る。
ヒトのためのガイドロボットであるラッキービースト、ボスでさえ最終的にその義務以上にかばん達と旅するのが楽しかったと述懐した。
全ての生けるものがフレンズである、フレンズになりうるというのがこの作品の大テーマであることは間違いない。セルリアンについてはその友情を確かめるための壁であり敵役な訳だが、原作ゲームではこの辺りにも言及があったとも聞く。その辺は二期やらに期待か。

ヒトとけものとの友情、ヒトとロボットとの友情、そしてロボットとけものとの友情までも描いた今作だが、けもの、動物を扱う上で特異点となり得る存在、つまりヒトとは何ぞやというところも深く踏み込んでいる。
結論から言えば、この作品はヒトを、動物(けもの)であり、その中で特別なモノ、としている。ややぼんやりとした結論だがそれ故に誠実な回答ともいえる。
他の動物がそうであると同様に動物であり、他の動物にはできないことをし、場合によっては他の動物を庇護する存在ですらあり得る。
人類史は生物史を一変させた重大な出来事であり、ヒトは余りにも影響力が大きすぎて動物とはかけ離れているようにすら思える。
しかしやはり動物の一種であり、友情を結びあえる存在であると定義している訳だ。その上でロボットすらも友情を抱いているのだから面白い。
あるいは友情というのはフレンズだからこそか。なるほどフレンズ化はヒト化であり、ヒト化とは言葉によって友誼を結びあうことを可能にするもの、といったところか。
かばんはヒトのフレンズである。ヒトがヒト化したものであり、つまりヒトを象徴する存在であり理想化したモノであると。
であればこそヒトのヒトとしての能力を誇張したものであり、霊長であり主人公たり、最も友情に満ち溢れた存在である。
視聴者もヒトであるからこそ、ヒトのなんたるかというのは重要な項目であり、それを描き切っているように感じた。

で、最後に受け入れられた要因。
けものフレンズは、創作のジャンルでいうと日常ものに入るか。日常ものの一つの極北ともいえよう。
友情をテーマとし、多くのキャラが笑いあって過ごす。その中でちらほら見える暗い設定が明るい日常を際立たせる。
単純に見れば明るく何も考えずにストレスフリーに見れる。穿って見ればその世界観設定の妙に驚かされる。
つまり間口が広く奥が深い。これが万人に受け入れられる作品の基本である。
そういったしっかりした構造を持ちつつ、目的を常に提示したりなど基本を押さえて王道を行った、王道を歩めたからこその大成功だと言えよう。
奇抜な描写で衆目を集めるのも手ではあるが、奇抜な要素は嫌う人も多く出る要素であるということだ。邪道は成功への早道ではあるかもしれないが、やはり王道たる道を歩んだ先の成功こそが最高の成功であるという事か。



けものフレンズ。社会現象と言い出すのはまだ早い気もするが、アニメ業界において大きな偉業を成し遂げたとはすでに言えるだろう。
どこまで大きな偉業であったのか。それはこれから判断されることか。
10年代最高の作品、だとか言い出す人もいるがあながち間違いにもならないかもしれない。けものフレンズ。まさに王道アニメであり、正解であり、つまるところ良いアニメであった。

テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2017/03/30(木) 03:41:05|
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2017年春アニメのPV集動画を見て行く

恒例のアニメ前感想記事。いうて最後まで視聴するのは限られるからなあ。

2011春
2011夏
2011秋
2012冬
2012春
2012夏
2012秋
2013冬
2013春
2013夏
2013秋
2014冬
2014春
2014夏
2014秋
2015冬
2015春
2015夏
2015秋
2016冬
2016春
2016夏
2016秋
2017冬


じゃあまあ見ていく。全部見ていくのはやめにしよう。

サクラクエスト
地域密着型というか、まあ田舎の話。プチ独立国ねえ。それで耳目を集めると。設定的にもメタ的にも。

エロマンガ先生
ああ電撃文庫だっけ。ラノベ屋ラノベでありニートものというジャンルもあるか。
で、兄妹ものでもある。まあ期待。

ひなこのーと
演劇部か。で、日常もの。ふむ。案外こういうのが当たったりするんだよな。

ゼロから始める魔法の書
ラノベ原作だよね。ファンタジーって設定が最重要だと思うんだけど、大体は設定が重要か。

ロクでなし魔術講師と禁忌教典
これもラノベだよね。ファンタジー学園もの。ファンタジー学園って存在しないものを書いてるから難しいよね。中世、古代ヨーロッパの学び舎を模すのも色々大変そうだし。

クロックワーク・プラネット
クロックパンク、という訳でもないようだが。ラノベだよね。まあPVで戦闘しそうという事以外内容わからん系。

サクラダリセット
ファンタジーの分類にエブリデイマジックというものがあるがその異能版といったところか?
で、時間ものと。時間な。そらそんなもん弄ったら大変なことは言うまでもないはずなのに。

つぐもも
妖怪ものコメディな。まあPVだけじゃあな。

月がきれい
ラブコメだというのはなんとなくわかる。あまり派手な要素で寄せてきてないの好感だが。

アリスと蔵六
ほう。少女とじじい。設定なんかも結構好みの線。

ベルセルク
またやるのか。個人的には原作のが気になるが。ちょっとは進まんのかね。

アトム・ザ・ビギニング
ほう。アトムの前日譚と。あの二人の博士の関係柄はなんか面白いよね。

笑うセールスマンNEW
おそまつさん当たったからリバイバルブームなのかな。

正解するカド
ほう。ファーストコンタクトものSF?結構期待。

BORUTO
映画でやってたのとはまた違う?その先も見越して?

僕のヒーローアカデミア2期
おー、思いの外前期好評だった?体育祭編のようだ。あの辺はかなり良かったし期待していい?

進撃の巨人2期
大本命。どこまでやるんかね。革命するぐらいまでいくかなあ。いくつか区切れそうなところはあるけれども。
本編も絶好調だし時代を代表する作品。

終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?
ラノベ。一巻だけ持ってるが中々読める作品。アニメ化によるビジュアルの追加で化けるかも?



信長の忍びなんかも継続するがまあこんなものか。
とりあえず最注目が進撃、
正解するカドや終末、エロマンガ先生にアリスと蔵六も気になる。ヒロアカ2期やボルトなんかも。クロックワーク・プラネットは内容はわからんがチェックした方が良いかな?

他も話題が上がってきたら見てみるだろうがこんなところか?
まあ豊作とは言い難い気もするが、実際どうなるかはわからない。注目である。

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  1. 2017/03/22(水) 00:48:49|
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機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズのガンダムの異形率がやけに高い件について

鉄血のオルフェンズ一期公式サイト、モビルスーツの項
鉄血のオルフェンズ二期公式サイト、モビルスーツの項

鉄血のオルフェンズ。ガンダムシリーズの何作目にあたるのか数えるのも大変だが、それも佳境になって来た。
ガンダムシリーズの巨大ロボットはモビルスーツと呼ばれる決まりで、その中でも主人公格や重要なモビルスーツ、というか角が二本あって目が二つあるモビルスーツはガンダムと名付けられる。
ガンダムシリーズはガンダムの物語であり、やはり作品の中心になる機体ということである。

で、まあガンダムにも色々あり、作品によって傾向も違う訳だが、鉄血のオルフェンズのガンダムはやたら人型から外れた機体が多くなってきてるように感じた。
まだ6話だかあるのでこれからまた増える可能性もあるが、それを確認していきたいと思う。


ではスタート。
ガンダムバルバトス
主人公機だけあって、ウエストの細さを除けば(鉄血ガンダムの顕著なデザイン的特徴である)普通に見えるが、登場時は型パーツが欠損してたりとかそういうのはある。
武器にビーム兵器がないのはそういう設定だからだが、だからと言ってでかいメイスが主武器というのも中々である。バンダイとしては日本刀を推したかったという噂だが作中で三日月に散々使いづらいとかディスられていた。

ガンダムバルバトスルプス
まあ普通。武器もメイス系だが大きさの点でややおとなしめに。手や足に爪が生え始めた。

ガンダムバルバトスルプスレクス
前腕部が肥大化、サブアーム(隠し腕)が内蔵される。爪も巨大化。そして何より尻尾が付いた。メイスもまたやたらでかくなった。

ガンダムグシオン
論外レベルにガンダムのシルエットから外してきた。相当なデブ。武器はでっかいハンマー。

ガンダムグシオンリベイク
クリーム色なのはかなり珍しいがまあ普通。標準モードで単眼になるくらいか。

ガンダムグシオンリベイクフルシティ
隠し腕とは呼べないほどのしっかりした追加の腕があり実質四本腕。面構えも中々。でっかいペンチで敵を両断するって中々非効率で好き。

ガンダムキマリス
やけに流線形だが普通の範疇。武器はでっかいランス。

ガンダムキマリストルーパー
変形によりまさかの人馬一体ケンタウロス体形に。

ガンダムヴィダール
まあまあ普通。

ガンダムキマリスヴィダール
(執筆現在まだアニメ公式にはないがプラモデルの情報は出ている)
足の形状が何というか異様。さらにサブアームにより盾らしきものを二枚保持している。
膝からドリルってのも中々。

ガンダムフラウロス
変形でまさかの獣染みた四足歩行形態に。まあこのまま歩くのではなく長距離砲の射出形態な訳だが。

ガンダムバエル
詳細は不明だが翼がある以外は非常に一般的なガンダム形状。


外伝作品のはまあまあ普通だった気もするがこうしてみると中々である。
傾向としては発展機ほど異形さが増しているようにも見える。
異形性にしてもなんというか、有機的なのが特徴?尻尾とか四本腕とかケンタウロスとか獣だもんねえ。

他のガンダム作品ではどんな感じだったかな。変形して戦闘機っぽくなるのはゼータからよくあるが。
Vまでは大体普通だったよね。
Gだって、そりゃデビルガンダムはアレだがマンダラガンダムとかあの辺を除けはまあ普通?Gを基準にするといろいろずれそうだが。
Wはナタクの伸びる腕とかがまあ異形か。EW版ウイングゼロの翼は今でも話のタネになるがアレは個人的には最高にアリ。余りにもシンボリック。
Xは敵側ガンダムが割かし異形か。
ターンエーは、人型ではあるがなんというか。異形とはまた違うが非常に個性的。ターンXなんかもね。
SEEDはいうほど詳しくはないがどうだっけ?結構真っ当なのが多かった気もするがアレMS大体ガンダム何だっけ。
OOは、セラヴィーが二体に分離するとかで中々キテいたか。リボーンズガンダムの変形も相当だが。
AGEは、レギルス含め真っ当か?ヴェイガンのモビルスーツ自体は結構異形が多いが。
Gレコはどうだっけ。まあG系はそこまではぶっ飛んでないか?バックパックは印象的だったりするが。他のMSはキテるのも多いが。

こうしてみるとやはり異形率でいえばトップ?外伝作品まではあまりわからんが。
なんかデビルガンダムと言いアシュタロンとかヴァザーゴと言い悪魔系の名前の奴らは異形なんだなあ。
ソロモンの悪魔縛りの鉄血ガンダムが悪魔的造形なのもそういうものなのかもしれない。

鉄血のオルフェンズもそろそろクライマックスに向かってきている。これからどんなことが起こるのか。新しいMSは出るのか。
注視してみていきたい。

テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2017/02/23(木) 06:01:59|
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けものフレンズというアニメ

けものフレンズ ニコニコ大百科

ネタバレは常に注意。基本的に見てない人向けに書く割に容赦なくネタバレはしていくつもりなので。
ネタバレ大丈夫な人向け?



けものフレンズ。元々はソーシャルゲームで擬人化(擬少女化)された動物を集めたりする系のゲームである。いやあった。
サービスは2016年12月14日を以て終了している。
問題は、アニメの放送が2017年の1月から始まることが既に決まっていたという事である。
まさかの、原作が終わってからアニメが始まるパターンである。そういえば武装錬金も似たようなアレだったか。

まあそんなこんなな状況で、そもそもからして私はソシャゲに強い偏見を抱いているので、これは死産かなと思っていたのだが、放送開始からしばらくするうちにあちこちでけものフレンズの話を聞くようになった。
という訳で、視聴してみた。最新の4話まで。


なるほどあちこちで騒がれる理由もわかった?そして興味深い点も多い。

まず目を引くのは、間の抜けたというか緊張感のない「フレンズ」達の話し方。

割かし新人の声優なんかも多く使っているようだが(声優はほとんどわからないのでよくわからない)、それ以上に動物的な純朴さを強調するためにそうしている、という感が強い。
見ていると知能指数が低下するとかなんとか言われているが、まさに美少女動物園ともいえる訳だ。まあ動物園じゃなくてサファリパークだが。そういえば地味に出てくる動物の動物としての解説は動物園っぽい感じだし実際動物園の飼育員に聞いているようだが。
なるほどこういう要素は変にこましゃくれたアニメよりも、現実につかれた視聴者にとって癒されると言えよう。


そして大きく興味を惹かれるのは世界観。

主人公、「かばん」は、周囲にいる擬人化された動物たちと違って明らかに、完全な意味で人間であるように描写されている。周囲のフレンズは気づかないが人間である。
記憶喪失でサバンナにいるが、人間特有の特徴としての超長距離での持久力、投擲、そして知性。それらが強力に描写されている。
他のフレンズは、人間の姿をして人語を喋って、コミュニケーションが出来ても、少なくとも知的ではない。例外的なのもいるにはいるが、やはり人間の方が賢いように描写が為される。
そして、案内ロボットと思われるラッキービーストは人間である「かばん」としか喋ろうとしない。

壊れた橋にバス、溶岩で覆われたアトラクションの出入り口、フレンズたちが漏らす種々の情報、更にEDなどを合わせて考えると、けものフレンズの世界は人間たちが(ほぼ)絶滅した世界の巨大サファリパークの廃墟である、ということがわかる。

やたらと明るいフレンズたちばかりいる中でこういう暗い要素を持ち込む。このギャップもまた魅力であろう。
元のソーシャルゲームのサービスが終了してからアニメが始まったため、サービス終了後の世界だとかいう言もある。流石にそれは邪推であるにせよ面白くはある。


最後に私が強調したい点として、動物たちの世界の人間という存在を扱う、という点。

人間もまた動物である。しかし獣というと明らかに違う。人間はその高度な知能で瞬く間に地球環境を席巻したほとんど例外的な生物であり、あまりにも特殊である。まあ言うまでもない話。

創作作品には動物の村的な、人語を話す動物の世界を扱ったような作品はたまにある。で、その中における人間とはどういう存在なのか。たまにそういうテーマが取り入れられる作品もある。
動物の中に人間がいない作品は結構多いが、いる作品でもそういう疑問を無視して物事が進む場合もある。動物の中の一種としての人間という提起である。そういう場合大抵主人公が人間というパターンが多いか。ハトよめなんかだと完全に特殊性の無い立ち位置でスーツを着た人間がサブキャラクターとして出てたが。

そして人間が特別扱いされる場合。それはその世界観設定を大きく穿ち見つめ、また製作者の人間観、人間とは何かというテーマが内包されている場合がある
施川ユウキ先生の漫画作品の森のテグーでは、まあ主人公格のチポは人間の少女なわけだが、人間大の猫テグーが二足歩行をして人間のような生活をしている中で急に四足歩行の、その辺にいそうな猫が唐突に出てくる。
テグーはこれを劣った猫と言い出す。チポは怯えながら劣った人間はいるのかと言葉を返す。テグーは人間は人間ですよと言い、チポは安堵する。その話はそこで終わりでそれ以上出てこないが、かなり心に残っている。

非現実的な要素の含まれたフィクションは、そういった要素を以て現実の事象をより色濃く描写する、というやり方がある。
アニメけものフレンズの主人公をただ一人の人間としたのはそういう目論見があってのことだろう。そしてそれは機能している。



我々は人間である。では人間とは何か。人間性とは何なのか。人間の人間たる所以は何か。…… 人間の行き着く先はどこなのか。
アニメけものフレンズは、一見お気楽なアニメで実際そうであるのだが、それでいて究極的なテーマにも挑んでいる。
複層的な魅力が人気の秘訣なのかもしれない。間口は広く奥は深く?今後の放送にも注目したい。

テーマ:雑記 - ジャンル:サブカル

  1. 2017/02/05(日) 07:10:13|
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